大清水〜赤安山〜小淵沢田代〜尾瀬沼


- GPS
- 10:37
- 距離
- 21.5km
- 登り
- 1,337m
- 下り
- 1,113m
コースタイム
- 山行
- 9:22
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 10:36
天候 | 曇り 後小雨 後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
一ノ瀬→大清水:シャトルバス利用。1000円。10分ほど。 |
その他周辺情報 | 白根温泉 大露天風呂薬師之湯:1000円。内風呂と露天風呂。 隣接する谷間茶屋は開いていなかった。 |
写真
感想
昨年に鬼怒沼山を登って以来,黒岩山に行ってみたいと思っているが,長丁場なので下調べをしようと思い,大清水から赤安山へのルートを辿ることにする。0時半に自宅を出発し,赤城高原SAでうどんを食する。戸倉を過ぎて林道を走っていると,アナグマのような動物が道に飛び出してきて危なく回避した。4時10分に駐車場に到着すると,未だ真っ暗だが,既に10台ほどが停車している。前日から入っている車が多いようで,フロントワイパーに駐車券のようなものが挟んであった。出発準備を進めていると,長距離バスがやって来て数人が降車した。
薄明るくなってきたところで出発する。空の高い処には薄い雲がかかっているようだ。気温は16℃と快適。奥鬼怒スーパー林道は砂利道で,荒れた処もなく歩き易い。30分ほど歩いた辺りで,これから入渓する釣り人と遭遇。尾瀬沼までの間で出会ったのはこの一人だけだった。
50分ほど歩いた所で左側に空き地があり,踏み跡が続いていたので,てっきり小淵沢沿いにつけられた林道と勘違いした。随分と歩きにくかったが,地形図上の路が廃道になっているのは良くあることなので,その類かと思って登り続ける。しかし,20分余り登ったところで,傾斜がきつくなってきて地形図と余りにも様子が違うので,間違っていることを確信する。ただ,トラバースして行けば林道に戻るだろうと思い,方向を変えるが,傾斜がある上に崩れやすいので歩きにくく時間がかかる。止むを得ず,林道を目指して東向きに降ることにする。15分ほどで何とか正規ルートに戻ることが出来たが,本来5分ほどの距離に1時間近くを要してしまった。
戻った林道は歩き易く,何の問題もなく小淵沢田代登山口に着き,アンパンとミカンで一休み。ここから稜線までの路は登山道らしくなるが,特に悪場もなかった。ただ,一部で笹が路に被さっており,結構,濡れていたので雨具を着用した。時々,霧雨もあったが,濡れるほどではなかった。
尾瀬沼への分岐点から少しで広い笹原に出ると,その中をジーと唸る送電線が走っていた。昭和34年の竣工記念の碑が建っていた。そこからはあまり変化がなく単調な路が続き,飽きてきた頃に赤安清水に着いた。標識の辺りから沢地形になっているが,水がありそうな気配は無かった。ここでもアンパンを食べ休憩するが,先ほどから大きなアブが1〜3匹,常に周囲を飛び交うので鬱陶しい。路は予想していたよりもきちんと整備されているので有り難い。雨が上がったようなので雨具を脱ぐ。
ここから30分ほど歩いた所で,地形図と周囲を見比べて赤安山と思われる高みに向けて,樹木の薄そうな斜面を登る。20m程登ったところで,びっしりと繁った笹薮となる。藪で視界が利かないが,一番高そうな処に向けて藪の中に突っ込む。ストックを突っ込んで藪を掻き分け,全体重をかけて藪を押し分けて行くが,20m程進むのに数分はかかった。辺りはアブだらけで,ワンワンと顔の周りを飛び回る。しかし,ここまで来て山頂を間違えていると悔しいので,携帯を取り出しGPSで間違いのないことだけは確認する。休む間もなく,早々に山頂を後に適当な処を降って登山路に戻る。未だ,数匹のアブが付いてきたので,再度,虫よけスプレーをすると殆どついてこなくなった。
赤安清水まで戻り,再びの休憩。今回の山場は終わった安心感もあり,のんびりとする。歩き始めようとすると小雨が降ってきた。それ程激しくないのでザックカバーだけ付けて出発する。しかし,分岐の辺りまで戻った頃には本降りの雨になった。ただ,樹林帯なので下までは余り落ちてこないので,そのまま進む。暫くして田代に着く頃には雨が上がり,日も射してきた。小淵沢田代は大きくはないが,白い雲の浮かぶ青空をバックに緑の広がりがとても映える。人も全然おらず,独り占めできるのが嬉しい。ただ,一部の木道は朽ちてしまっているので,ズブズブと潜ってしまう個所もあったのには閉口。それでも,何種類もの高山植物を眺めながら逍遥するのは最高の贅沢だ。
田代を出て小ピークを過ぎると,木の間から燧ヶ岳と尾瀬沼がチラリと姿を現す。尾瀬沼の辺りまで降りてくるとキャンプ場の中を通り抜けるが,2張りしか居なかった。未だ,時間が早いせいかな?尾瀬沼ヒュッテを過ぎ,尾瀬沼を周回する路を歩く。やはり燧ヶ岳を見るには最適のコースである。何人もの登山者とすれ違った。
尾瀬沼山荘前で最後の休憩をとった後,一ノ瀬へと向かう。予定では,一ノ瀬から大清水まで歩く積りでいたが,シャトルバスが居たので使わせてもらうことにする。鳩待峠のように混んでおらず,この時は自分も含めて3人の利用だった。おかげで予定よりも大分,早くに戻れたので,一度行ってみたいと思っていた温泉で露天風呂にも浸かれた。その後,いつものルートを使い,21時に帰宅できた。
今回はGPS使用が山頂確認だけで済んだのは良かったが,林道取付きを間違えたのは頂けなかった。早合点の癖を直す必要がある。今回の山行で赤安山より西側の様子は分かったので,黒岩山への挑戦にも少し自信ができた。
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