氷ノ山
兵庫県
鳥取県
山キチどん
- GPS
- --:--
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 1,708m
- 下り
- 1,708m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 7:59
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 9:17
| 天候 | 曇り後晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2004年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
写真
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高丸山山頂より
感想
久し振りのマイカー山行で、2:10京都を出発し京都縦貫道も使い5:00にハチ高原の丹戸駐車場に到着した。腹拵えをして5:28に歩き始めた。氷ノ山国際スキー場の作業道のような道を歩き、ゲレンデを東へ回り込みキャンプ場を過ぎると「東尾根登山口」と立派な石碑が立っていた。漸く本格的な登山道になったが、標高900mで雲の中に突入してしまった。稜線に合流すると小奇麗な東尾根避難小屋が建っていたが、中は土間とベンチであくまでも休憩用の施設のようだ。ガスの中なだらかな尾根を進むと登山道に熊か猪の足跡があり人の少なさを感じさせられた。
神大ヒュッテ（一般使用不可）で南東尾根からの登山道に合流し、千本杉・古千本と呼ばれる杉の古木帯を抜けると前方に氷ノ山の山頂避難小屋が薄っすらと見え空も青みがかってきたので天候の回復を確信したがまだガスは濃い。7:47氷ノ山(1,510m)に登頂、山頂域には高層湿原があるが保護のため立入が規制されていた。360度の展望があるはずだが時々青空が天空の隙間に見えるだけで何も見えなかった。山頂避難小屋は、数人が泊まれる余裕はありそうだ。
階段の整備された北尾根を下るとコシキ岩の岩場となるが、巻き道がメインで殆どの人が巻いてしまうようだ。氷ノ山越に近づくと粘土質の土がツルツル滑り歩き難い。この日初めて登山者と出会い天候の回復を喜び合うが氷ノ山の雲はしつこい。氷ノ山越はハチ高原の福定からの登山道と鳥取県側からの登山道を分岐する。ここにも休憩用避難小屋があった。先程の登山者（高齢者8人パーティー）は福定から登って東尾根を下りるとのことだった。氷ノ山越の北には赤倉山(1,332m)があり登山道は東側を巻いている。登り口を捜すがない。2mを超えるような熊笹の密林でも山頂は景色がようさそう、最も標高のありそうなところから薮漕ぎ隊突入! 5分ほどで山頂到着(9:02)、晴れ渡った360度の眺めが素晴らしい。やはり氷ノ山の頂は雲の中、しかし徐々に薄くなっているようで時々輪郭を現している。
縦走路に戻り先を行くと次のピークに赤倉頭の表示があり1山儲けた。結構展望も良く北尾根が一望できた。この辺りからスキー場の一部となって草原の縦走路で爽快だ。布滝頭(1,264m)、太平頭と“頭”が3つ続き最後の大平頭（おおなるがしら）には避難小屋があり標識も立っているが、地形図で見るとピークはなだらかに北に拡がっている。やはりピークを踏みたく赤倉山同様、強烈な薮に突入したが見通しも利かず悪戦苦闘。最も高いと思われる所に立つが完全藪の中! 薮漕ぎと言うかまるで竹漕ぎのようで歩いて来た道には踏み跡も付かず帰り道をロストしてしまい10分余り彷徨してしまった。山頂だけは少し開けていたが、ここは無積雪期には絶対に行く山ではない。ヘロヘロになって避難小屋に戻り早めの昼食タイムで体力回復を図った。
食事が終わると1019鞍部と呼ばれる最低点へと下降した。ハチ高原の大久保への下山路を分け名無しのピークP1048を越えると小代越、一直線に敷かれた階段を上り高丸山(1,070m)に達した。360度展望があり眺めの良い山だ。この頃になると氷ノ山は再び厚く雲に覆われ山の雄姿は望めなくなってしまった。千石平に下って登り返すと頂上は間近、終わりかけのツリフネソウの群落があり、スキーで開発し尽くされた鉢伏山(1,221m)に登頂した。南北両方向からスキーリフトが上がっており展望は良好だった。
南への尾根を下ると高い所まで林道が上がっており少し行くとハングライダーの離陸場があった。数人の愛好者が嬉々として離陸準備に勤しんでいた。我々登山者は地面を這うしか能がなく只管歩き最後のピーク高坪山(1,104m)に達するが樹林帯で展望はなかった。東尾根を下ると軈てスキー場に出てゲレンデ道を下り別宮（べっく）に達した。ここは東鉢伏スキー場の旅館街でシーズン外れの今は人の姿はない。更に250m下の外野（との）に下るが地図にない道が出来ており全く分らなくなってしまった。地元の人に聞いても「さあ？」と言うし兎に角歩いてみたが行き止まり、戻って別の人に聞くと「新道を東へ行くと左にコンクリートの道があり田んぼの小屋を過ぎれば旧道に出る、ただし道悪いぞ」と教えてくれた。ハチ高原への道が通じてからは殆ど歩かれていないようだ。1.5m程の道幅に倒木があり草が覆い被さり間もなく自然に帰ってしまいそうな道だった。ただヤマジノホトトギスの花を見つけたのは収穫だった。お墓が見えてくるとようやく人里、バス停から2�劼亮崙司發�で駐車場に帰還した。
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