甲斐駒ケ岳 暴風雨の為、縦走は中止し黒戸尾根ピストン


- GPS
- 19:53
- 距離
- 32.9km
- 登り
- 2,827m
- 下り
- 2,875m
コースタイム
- 山行
- 7:19
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 8:12
- 山行
- 8:37
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 9:55
天候 | 5日:☀️️☀️️☀️️ 6日:☀️️☀️️ 7日:🌧️🌧️🌧️ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
![]() ![]() ■帰り:尾白の湯14:05 ![]() ![]() ![]() ![]() |
コース状況/ 危険箇所等 |
⛰️長坂駅〜宿 舗装路歩きで約7キロです。 ⛰️尾白川渓谷〜1合目 距離2キロ標高差400m 宿から約4キロの舗装路歩きで尾白川渓谷へ天皇陛下のレリーフを見て登山口を入る。駒ケ岳神社に参拝し吊り橋を渡り尾白川渓谷遊歩道と別れ左へトラバース気味に登って行く。傾斜の緩い道は歩きやすくウォーミングアップにはイイ感じです。 かなり登ったな〜と思った所に「1合目」の道標があり、かなりガクッと来ます・・ ⛰️〜2合目 距離1.5キロ標高差340m 少し進むとやや傾斜がきつくなりますが短く、小ピークを越えると「笹の平」で横手駒ケ岳神社から来る道が合流する。尾根の北側を緩やかに進み1628mピークの西側で丸太ベンチのある広場の2合目に着く。 ⛰️〜3合目 距離1.0キロ標高差300m この先が「八丁坂」で笹原の急斜面の連続となり標高を上げて行きます。1881mピークの北側を巻きやや進むと丸太のベンチがある広場に出ます。小休止するのによい感じです。そこからひと登りで3合目で摩利支天様が鎮座されています。 ⛰️〜4合目 距離1.0キロ標高差110m 周囲は次第に高山の趣となり程なく「刃渡り」という岩尾根となります。落ちればただでは済みませんが足場はしっかりとしており鎖をたどれば問題ない区間と思います。2049mピークの北側を巻きやや下ってから鎖場ハシゴの急登区間となります。難所をこなせば刀利天の祀られる4合目に着きます。 ⛰️〜5合目 距離1.0キロ標高差↗↘80m 暫らく危険個所の無い登りとなり登山道は黒戸山の北側を巻いていきます。黒戸山には寄っておきたかったので途中にあった踏み跡をたどりましたが分岐に道標やテープはありませんでした。山頂へは5分ほどで薄いながらも踏み跡はあり手製の山名標がありました。ルートに戻り少し下ると5合目小屋跡の広場、さらに下って降り立った鞍部が5合目で屏風岩がドーンとそびえ、その下に祠があります。 ⛰️〜6合目 距離0.5キロ標高差120m ハシゴの強烈な登り返しとなり、梯子が終わると鎖場となります。かなりトリッキーな大岩などもありますのでそれなりの注意は必要です。コブを幾つか越え吊り橋を渡ると6合目の不動岩に着きます。 ⛰️〜7合目 距離0.4キロ標高差190m 7丈小屋への最後の難所です。垂直に近い岩をハシゴで越え、最後に一枚岩を鎖を頼りによじ登って上に出れば小屋はすぐです。 第二小屋の先から梯子を登り2か所のテン場を過ぎた所に7合目があります。 ⛰️〜8合目 距離1.0キロ標高差240m 樹林帯を登って行くと不動明王が建つ大岩があり脇をすり抜けて進む。周囲の木々は次第に低くなりこの日はガスっていて何にも見えませんでしたが、おそらく景色を眺めながらの爽快な登りだろうと思います。巨大な石碑が建つ広場が8合目御来迎場です。きっと眺めが良いんでしょうね・・ ⛰️〜9合目 距離0.3キロ標高差130m 少し進むと垂直の大岩にステップが刻まれた腕力を使う鎖場がありますが距離は短いです。その後も強烈な岩場の連続する最後の試練です。キツさにあえいで上を見ると剣が2本刺さった大岩が現れます。これが烏帽子岩で9合目到着です。 ⛰️〜甲斐駒山頂 距離0.5キロ標高差160m もう危険個所は無く岩だらけの道を進みます。駒ケ岳神社本社を見て北沢峠への下降点を過ぎれば程なく甲斐駒ヶ岳山頂です。この日は暴風が吹き荒れており周囲の状況は全くワカリマセン・・ ⛰️下山 この日は岩が濡れておりとても滑りやすく当然クサリもヌルヌルで神経を使いました。距離は大したことありませんが標高差2200mですので楽ではありません・・ |
その他周辺情報 | ■ゲストハウス甲斐駒(5日前泊) 素泊7,920円 ✏️冷蔵庫にあるもの(缶ビール1、イカクン1、おにぎり2、アイスクリーム1、ミネラルウォーター500ml)はサービスでした! https://www.hokuto-kanko.jp/spot/guesthouse_kaikoma/ ■七丈小屋 1泊2食 12,000円(6日) https://www.kaikoma.info/ ■尾白の湯 ![]() ✏️赤湯の泉質は抜群です! https://www.verga.info/onesen-furo |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
西に向かう中央本線に乗っていると韮崎を過ぎたあたりで左側に見えてくる山々が南アルプスである。その中で独立峰のように凛としてひときわそびえ立つ岩峰が「南アルプスの貴公子」と称される甲斐駒ヶ岳である。
行きたい山はどこですか?聞かれれば間違いなく「甲斐駒ヶ岳」と答えます。
そしてここに登るのは比較的楽な北沢峠からではなく日本三大急登の黒戸尾根と決めていました。
当初、この週は北アルプスのパノラマ銀座縦走の予定でしたが、気圧の谷が通過し悪天候が予想されるために延期となりました。甲斐駒の計画は9月初旬にやる予定でしたが、南の方はそれほど影響がない予報だったので急遽こちらを前倒ししたのでありました。
計画は白州に前泊し初日は7丈小屋泊、翌日甲斐駒登頂後仙水峠経由で早川尾根へ登り返し早川尾根小屋泊、最終日は鳳凰三山へ赤線を繋ぎ、戻って白鳳峠から広河原に下るというものでした。
しかし・・7日は御存じのように大荒れとなり稜線には南西からの強風が吹き荒れており、何とか登頂は出来たものの南西側斜面に入るととても立って歩けない状況・・清く縦走は中止し風裏になる黒戸尾根を戻ったのでありました。
山頂からの絶景を堪能することが出来ずとても残念ですがとりあえず念願の山をGETして満足です。早川尾根小屋が素泊まり寝具無しだったので寝袋、マット、火器、食材、ツェルトとほぼテン泊装備の重いザックで黒戸尾根はキツかった・・なので次回は北沢峠から登ろうと思います。
適切なアドバイスをくれた小屋番(花村ガイド)さんに感謝!
本日バッキバキの筋肉痛です〜
subaru5272
コメント
この記録に関連する登山ルート
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素晴らしい記録ですね。黒戸尾根は数字を見ただけで尻込みをしてしまうのですが、長坂駅からっていうのも素晴らしいし、行くか戻るかの判断も素晴らしい記録だと思いました。これぞ達人の流儀という感じがしました。
やりたかったものをやり切れた爽快さを、雨ながら感じました。
確実に「アルプス行きたい病」に罹患しているのがわかります。
秋にまたみんなで報告会をしましょう。
aideiei@北海道でした。
やはり念願叶うって事は最高ですね〜
こういう事を味わうためにヒトは生きてるんだなーって再確認しましたよ!
17日からは北ア裏銀座テン泊縦走が待ってますのでさらに味わいたいと思います
subaru5272
天気悪いけど北アどうされたかなと思っていました。
白川渓谷キャンプ場に泊まると聞いていたので、民泊には驚きました。
甲斐駒からの線繋ぎは、北沢峠から甲斐駒折返し仙水峠経由で広河原でしょうか。
HB
とりあえず登頂出来ました・・
7日に気圧の谷が北の方を通過するのは知っていましたが南アでこれほど荒れるとは思いませんでした・・なめてはいけませんねぇ・・
前泊はキャンプ場のつもりでしたが前日に予約しようと電話したところ全くつながらず、やむなく宿を探した次第です。
次回はそのルートで線をつなぐ予定ですが今期中にやるかはわかりませんね〜
subaru5272
積年の課題、黒戸尾根からの甲斐駒ヶ岳登頂おめでとうございます。
雨天決行でしたがかょっと激しすぎましたね。
おかげでもう一つの念願、早川尾根小屋泊縦走が残り、また楽しめますね!
まさか黒戸尾根往復となるとは思っていませんでした・・
まぁ黒戸尾根を登り下り楽しめたのはそれはソレでよかったかも知れません・・
ここにはまた来るので山頂からの眺めは次回にとっておくとします
subaru5272
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