美濃戸口→硫黄岳山荘泊→横岳→赤岳→美濃戸口

- GPS
- 10:52
- 距離
- 22.5km
- 登り
- 1,815m
- 下り
- 1,793m
コースタイム
- 山行
- 3:30
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 3:54
- 山行
- 6:21
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 6:54
| 天候 | 1日目 晴れ 2日目 朝イチ晴れ→曇り |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
9:07 茅野駅 9:40 茅野駅 アルピコ交通バス 1900円 10:18 美濃戸口 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
硫黄岳~赤岳の稜線は要登山経験 赤岳天望山荘から赤岳山頂付近は急登で体力と技術が必要 赤岳から文三郎尾根ルートも急で慎重に |
| その他周辺情報 | 美濃戸口にある八ヶ岳山荘で入浴可 700円のところモンベル会員なら500円! |
写真
感想
4月の金時山以来、約4か月ぶりの登山にして初の山小屋泊でいざ八ヶ岳連峰最高峰の赤岳をめざす!
往路は東京新宿発の特急あずさを利用し茅野駅、茅野駅からバスで美濃戸口へ向かう(復路はこの逆順)。
往路、7時ちょうどのあずさ1号で茅野駅へ。
車内にはちらほらと登山ウェア姿の人が見受けられ、山気分が高まる。
順調に列車は進んでいたが甲府手前で緊急停車💦
茅野駅からのバスに間に合うのか不安になるが10分弱の停車の後、動き出した。停車の理由は不明だが一安心(*'-'*)
そして予定より少し遅れ9:15ごろ、茅野駅下車。
涼しい。連日のうだるような暑さが嘘のよう。
ここはもう秋なのかと思うほど。
茅野駅西口に移動し、9:40発のバスにアルピコ交通バスに乗車。皆さん、ザックを置いて順番待ちしているのでそらにならい、ザックを置いてバス待ちの間にトイレを済ませる。
バスを待ってる時間が無駄だったので、誰かに声を掛けてタクシーで行けばよかったのかなと反省。
約40分のバス旅で終点美濃戸口に到着。
同じ時間に臨時便も出ていたので、余裕で座れた。
美濃戸口から登山口まで約1時間、整備されていないが車も何とか通れる道を登る。
この道、四駆ならいいけど、轍が深い箇所がチラホラあり、大きな石も結構落ちている。四駆なら問題ないだろうが、ファミリーミニバンの私の車では登りたくないなぁと思う。
そうこうしていると、自家用車最終地点の美濃戸山荘に到着。美濃戸山荘では湧水を無料でもらえる。
美濃戸山荘に限らず八ヶ岳は水が豊富で色々なところで湧水をいただける。そして、この水がうまい!
美濃戸山荘を通過し、いよいよここから本格的な登山(と言ってもさらにしばらくは、車両通行可能な林道ルートを登る)。
緩やかな樹林帯、鳥の囀り、沢の音、風の響きが心地よい。
よく整備されていて、沢をわたる手作りの橋がありがたい。
久々の登山で疲れを感じながらも踏ん張り赤岳鉱泉到着。
歩いている時は感じなかったが、汗が冷えて立ち止まると寒い🥶
腹ごしらえに赤岳鉱泉で牛丼を頼む。
寒いので日向で食べるが、それでも寒い。
急いで詰め込んで、ここでも湧水をいただき、登山再開。
赤岳鉱泉から硫黄岳を目指すのだが、ここから傾斜がキツくなり、心拍数も一気に跳ね上がる。
久々の登山で筋肉も疲弊。どうしようもなく辛くなったのでアミノ酸を補給し、なんとか足を進める。
歯を食いしばりながら登り、深林限界を超えるといよいよ稜線!
赤岳、阿弥陀岳、横岳、硫黄岳、天狗岳、根石岳など、八ヶ岳連邦の山々を一望。絶景!来てよかった!!
ここからはひたすら絶景ロード。
最初のピーク、硫黄岳山頂はだだっ広く開放的。
ただ、この辺りから気づいたのだが、稜線なので風がキツく半袖は寒い。周りはみんな長袖。
しかし、もうすぐ本日の宿泊地「硫黄岳山荘」なので、ザックをおろして服を出すのが面倒なので半袖で我慢しながら歩く。
そして硫黄岳山荘到着。山荘は想像以上にキレイ。
石鹸は使えないがシャワーあり(500円)、トイレは水洗かつウォシュレット。
寝床は個室ではないが、カーテンで仕切られていてまるでカプセルホテルのよう。
夜ご飯も朝ご飯も山小屋とは思えぬほど美味しい!
初めての山小屋、ここならいつでも泊まりたい。
さっとシャワーをして、青空の下で山々を見ながら生ビールで乾杯。
さらに、小屋で無料で振舞われているお湯とスキットルに入れてきたウイスキーでお湯割りをいただく。至福の時間すぎて、鳥肌もの。
山小屋デビュー。山でゆっくりと過ごすことのできる幸せを体験。日帰りでは味わうことのできない時間。
消灯は20時。
疲労と山小屋でのアルコールですぐに就寝。
ただ初山小屋で興奮していたのか、熟睡できず、何度も目が覚める。
途中トイレで目覚めたので星空を見に外に出てみるが満月ビームでほとんど星は見えず。
朝食は5:05。
4時半に起床し日の出を山小屋前で拝み、朝ご飯でパワー蓄え、今日の登山の安全を祈願。
5:30山小屋発。
ここから横岳を経て赤岳を目指すのだが、横岳界隈の岩稜帯が左右切り立っていて恐怖💦
怖すぎてあまり写真を撮影できなかった😢
ただこの稜線から見る赤岳は本当に美しかった。
朝日に照らされ赤く輝く赤岳!今日はあの山を登るのだ!!
切り立った岩場に冷や汗をかきながらも、一歩一歩確実に進み何とか赤岳天望山荘到着。
硫黄岳山荘から赤岳までの道のりは今までで1番怖かった。。。
天望荘前でザックをおろし、水分補給。
さぁ赤岳アタックだ!
赤岳山頂への道のりは、急登で、息を切らしながらであったが、3点支持や鎖を利用し登れば、横岳前後の恐怖感はない。
そして、ついに赤岳山頂到着!!
山頂は多くの人が並んでいたのでじっくり写真を撮ることができなかったのが残念。
ただ赤岳山頂からの景色よりも、横岳から赤岳への稜線で見た赤岳の方が美しかった。
赤岳山頂から次は阿弥陀岳を目指すべく、中岳へ向かう。
文三郎尾根を降りていくことになるがここもなかなかの斜度。安全を確保しながら岩を落とさないように慎重に登り降りし次なる目的地中岳到着。
中岳頂上にて、阿弥陀岳を拝んだところ、赤岳以上の急登。もはや直角。
本当は阿弥陀岳にアタックしたかったが、ここまでの疲労で阿弥陀岳にチャレンジする気が失せてしまい、中岳のコルから下山し行者小屋を目指すことにした。
しかし!ここで疲労のためかルートミス💦
どこで間違えたのかよくわからないが、バリエーションルートに突入してしまった。
足場が悪く、踏んでもすぐに崩れてしまい何度もバランスを崩す。
これが登山道なのかと思いながら歩いていたところ、山レコからの警告。ただ、引き返そうにも道が脆く危険な状況。
幸いにもこのルートを踏んでいる複数の軌跡を山レコで確認できたので、信じて下山。
何度も崩れる道に足を滑らせ恐怖を感じ、さらに沢に水が流れ始め、これはまさに遭難パターンじゃないかと不安にさいなまれたが、山レコのバリルートに沿って慎重に下山。
40~50分バリルートを歩き山レコを見たところ間も無く登山ルートと合流するはずだが、中々登山ルートに復帰できない。
どこだ!と探していたところ人の声がしたのでそちらに向かうと登山道発見!!
行者小屋手前で登山道に復帰できたのだが、この時がこの登山で1番嬉しかった😢
行者小屋では、この安心感に浸り、硫黄岳山荘で朝にいただいた弁当を貪り食って、その後ただただ下山。
南沢ルートで美濃戸口を目指すのだが、ここまでの疲労に加えて、ところどころ急だったり、岩がたくさんあったりでまだまだ気を抜くことはできない。
慎重に下山し、ようやく美濃戸山荘到着。
ソフトクリームで栄養補給。
そして最後、美濃戸口までの下山を再開。
ここまできたら車も通れるルートなので大丈夫だろう。
安心感からか、美濃戸口の八ヶ岳山荘でバスを待つ間、アルコールを摂取しまくりました。
赤岳、失敗もありましたが最後の山でした!
DARsmith
















初の小屋泊登山おめでとうございます!
絶景が写真からも伝わって来ます。
実際に見て感じた景色はさぞ素晴らしかったことでしょう✨
バリもしたようでスリル満点でしたな笑
怪我もなく良かったです、お疲れ様でした!
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