斑尾山 〜山に還れた、かな?〜


- GPS
- 03:26
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 529m
- 下り
- 732m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
タングラム斑尾発14:00(タングラムバス、600円)黒姫駅着14:25、発14:47(しなの鉄道、650円)長野駅着15:22 ※飯山駅舎入ってすぐのところにバスのチケット販売機がある。 |
写真
感想
昨年の8月13日、上高地に下山して以来ちょうど1年が経過した。登山を再開して以来、かくも長きにわたる「不在」は無かったけど、様々な出来事を経て山に還ってきた。
明日は3000m級の登山を予定している。低山で暑かったが、ウォーミングアップには最適だった。斑尾高原は、若い頃、スキーでしか訪れたことが無い場所、避暑地には低いためかどこか淋しげだった。
その斑尾高原には、前泊地、長野から新幹線で飯山駅、そして飯山市のコミュニティバスに乗ってやってきた。ここからは炎天下のもと、ゲレンデ端を登る。予想どおり厳しい時間、ブランクを意識しながらゆっくりと身体を慣らしていった。
リフト3本を見送るとようやく登山道に入る。日陰がこれほど恋しくなるとは。息は整い、勘を取り戻した。徐々に加速してゆく。万坂峠への道を分ければ、山頂まではわずかな道のりだ。
斑尾山山頂に眺望は無い。少し先の大明神岳まで足を延ばす。10分足らずで到達するその場所には、眼前に野尻湖が広がっていた。雲に阻まれ北信五岳の山々は望めなかったが、ここ数日の悪天を顧みれば上出来な眺望である。パンとゆで卵を一つずつ口にした。
山頂に戻り、万坂峠への道を進む。しばらくは緩やかな下りが続く。やがてタングラムスキーサーカスの最頂部に到達した。ここからジグザクに急降下してゆく。
本山行で最も危惧していたこと、それは下りを「普通に」こなせるかどうかだった。ゆっくりと一歩一歩踏みしめて足を前に出す。幸い、岩や石の無い穏やかな道だった。しばらくすると、こちらも勘を取り戻すことができた。バス発車時刻の1時間前到着を目指し、下降を続けてゆく。
野尻湖テラスは多くの観光客で賑わっていた。さすがは東急系のリゾート、至る所に訪れる人への配慮が感じられる。ヤマユリの群生が疲れた身体を癒やしてくれる。一瞬、リフトに乗って下りることが脳裏を過ったが、残り40分歩行を楽しむこととした。
予定どおり、1時間前の13時にタングラム斑尾に到着した。入浴するか迷ったが、売店で売られていた上質なシャツを購入し、リゾートでのひとときを過ごすこととした。
いつかの、西吾妻山から猫魔に降りたときのことを思い出す。あの時も、この企業のホスピタリティの高さに感服した覚えがある。椅子に腰掛け、ぼんやりと山に来れなかった日々を思い浮かべていた。
「シャトルバスのような路線バス」に揺られて黒姫駅に着き、しなの鉄道で長野市内に戻る。今日は昨日のホテルに連泊する。信州そばを求め、街なかに繰り出した。(つづく)
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する