蝶ヶ岳


- GPS
- 13:22
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 1,564m
- 下り
- 1,350m
コースタイム
- 山行
- 8:15
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 9:01
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
無事に登頂し、蝶槍に向かってお散歩している時の事。
森林限界を超えた稜線歩き。
少し雲はあるものの天候も穏やかで最高の時間。
そんな中
『おーい!おーーーい!』
遠く後ろの方から男性の声が聞こえる。
なんか騒がしいなぁ
『おーい、戻れー!おーい!!戻れ!』
ん?もしかして私に言ってる…?
『熊が出てるぞー!』
!!!!!
周りを見渡すも熊は見えない。が、後方の男性は確実に私に声をかけている。
どこにいるんだろう?
熊に背を向けて走り出すのは良くないというのは知っている。
周りを見渡しながらソロリソロリと後ずさる。
声をかけてくれた男性が私の少し先の山肌を指差す。
熊の姿は確認できないが、距離的に2、300メートルくらいはありそうだ。
男性の元までも200メートルくらい。
指差す方向を気にしながら、来た道を登り返した。
熊は見えない方向に移動したらしく、私からは結局見えなかったが、
よく見ると500メートルくらい先では、こちらに向かってくる人達が動けずに皆同じ方向を見ながら立ち止まっていた。
皆、熊の動きを注視しているのだろう。
声をかけてくれた男性にお礼を伝え、その場で様子を見ながら休憩をした。
しばらくすると、500メートル先の人達がこちらに向かって動き始めた。
充分に熊との距離がとれたと判断したのだろう。
それを見てこちら側からも数名が進み始める。
そんな様子をしばらくは休憩しながら眺めていたが、だいぶ時間も経ったしそろそろ私も行くか!と数名の登山者に続く形でかたまりとなって歩き始める。
ちょうど、先ほど『戻れ』と声をかけてもらったあたりの位置まで来たところ、3、400メートルくらい先に熊の親子が…!
ツキノワグマといえど、想像していたよりだいぶ大きく感じる。
3、400メートルの距離があっても、万が一向こうに襲う気があればあっという間に追い付かれる。
つい数日前の羅臼岳の件もあり、とても怖かった…。
今年は本当に熊の目撃情報が多い気がする。
先日、鹿島槍ヶ岳の山頂では、登山客のお弁当を熊が食べたという情報もある…。
温暖化による気候の変化も関係しているんだろうな…
改めて気を引き締めた山行でした。
皆さんもどうぞお気をつけください。
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