烏帽子・左稜線
長野県
ritandesu
その他1人 - GPS
- 10:30
- 距離
- 2.8km
- 登り
- 404m
- 下り
- 398m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 9:40
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 10:30
| 天候 | 晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
写真
拍手マラ岩との分岐有。
分岐を右にすすむ。
（前日の下見）
左稜線への向かうケルン有。
（前日の下見）
感想
2時15分、起床。
外にでて空を見る。
若干雲は出てるけど、これから晴れそうな予感。
昨日の雨で濡れた岩も乾いているたし、
昨日一日レストで体調もだいぶ戻った。
いい感じで行けそうだ。
4時、廻り目平キャンプ場を出発。
40分程度で烏帽子岩・左稜線取付に到着する。
まだ薄暗いので明るくなるまで待つ。
5時15分、明るくなってきたので登攀開始。
最初のピッチは相方のMR氏が担当。
今回の方式はリードが空荷で
セカンドが食料や水・登山靴等を入れたザックを担当。
このピッチは僕がセカンドなので
ザックを持って登攀したけど、重くていきなり疲れた。
こりゃ行けるんかいなと不安になる。
トポでは2ピッチのところを1ピッチで登攀（5.6ー5.7）。
2ピッチ目、僕が担当（5.8）。
空荷なので快適に登攀をする。
ただ、途中でザイルが屈曲してかなり重くなる。
一旦、残置ピトンで自己確保し、
ビレイ支点を移動してもらう。
壁は砂でざらついていたけど、程良い緊張でピナクルへ。
支点構築をしつつ、振り返ると
青い空に岩峰群が映えて爽快だった。
セカンドで登攀中のMR氏からは
「えっ」という声が聞こえた。
どうやら
僕のあまりのランナウトに引いていたようだった。
「この人、めっちゃランナウトするなー」
しばらく稜線が続く。
前穂高北尾根のような感じでこちらも気持ちがいい。
周りを眺めながら登攀を続けた。
山は壁ばかりでなく、こうゆう岩稜歩きも楽しい。
一瞬、恐ろしいトラバースがあって
どう行こうか迷ったけど
ガバをつかんで、ぶらーんとして向こうへ渡る。
ひぃー。
9時45分、美しいハンドクラックに出る（5.7）。
左側から回り込めば簡単に行けそうだったけど
せっかくなのハンドクラックへ。
リード担当は相方のMR氏。
若干右斜め上にクラックが走っていたので
左足のみをクラックにジャミングして
右足は壁にスネアで上がっていく。
そんなに立っていないし、距離もないのでなかなか快適。
ただ、手順を間違えるとバランスが悪くなる。
再度、美しい稜線を登攀したり、
懸垂下降したりして
最終ピッチ手前のワイドクラックにでる。
5.7なんだけど、
見た感じ悪そうだなと思っていたら、やっぱり悪かった。
12時00分、最後のチムニーにとりつく（5.8）。
僕がリード担当。
広すぎてカムなんて効かなそうだったので
ほぼプロテクションを持たずに登攀開始。
ただ、入ってみたら意外と支点ができそうだった。
途中でカムいりますかと言われたけど、戻れないよなー。
足と背中で踏ん張りながら、うんせうんせと抜ける。
最後のほうはカチがあって助かった。
12時40分、相方のMR氏が
重いザックをもってチムニー上がってきてくれた。
空荷のリードよりも、めちゃ大変だったよな。
上がってきた時の素敵な笑顔が印象的だった。
展望の良さそうなところへ移動してお昼休憩にした。
これにて左稜線は終了した。
これまで来たかった左稜線。
相変わらず青い空が広がり、
小川山の岩峰群や金峰山への稜線が美しく
とても爽快だった。
スケールが大きくなった御在所前尾根のようだった。
今回、天候や体調に恵まれず、半ばあきらめていたけど
最後の最後で最高の締めくくりができた。
相方のMR氏は元々ボルダー目標で来ていたにも関わらず、
僕の我儘で左稜線に嫌な顔一つ見せず付き合ってくれた。
そのおかげでとても楽しむことができた。
大変感謝しています。ありがとうです。
なんだかんだ色々あった休みだったけど、
今年もいい夏休みを過ごせたな。
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8月14日：廻り目平キャンプ場着
8月15日：午後から雨予報の為、
廻り目平にてボルダーをした（静かの海/2段）。
軽めのつもりが、つい熱が入り、体調を崩す。
やっぱり目的最優先が大事だな。
8月16日：相変わらず体調が悪いので
烏帽子岩・左稜線の取付確認後、一日レスト。
コットの上で本を読んだり寝たりして過ごす。
なかなかいい休養日だった。
8月17日：2時15分起床、4時出発。
烏帽子岩・左稜線を登攀。
本日帰るので早めに出ることにする。
左稜線の終了点まで晴れ。
眺めよしでとても気持ちよく登れた。
金峰山方面もよく見えた。
途中の懸垂下降では
ザイルがこんがらがりまくりタイムロス。
ルート詳細は市販されている「トポ」参照。
ほぼその通り。
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【登攀装備（共同）】
ザック×1（スクランブラー35L/マウンテンハードウェア）
ダブルロープ（8.5mm×50メートル×2）
キャメロット（＃0.5〜＃3×2セット＋＃4×1）
アルパインヌンチャク（60センチ×12）
「120センチシュリンゲ＋管付カラビナ」×4
「180（240）センチシュリンゲ+管付カラビナ」×2
【登攀装備（個人）】
ハーネス、ルベルソ＋ナス型管付カラビナ、PAS＋管付カラビナ
チェストハーネス（ギアラック代用）、ヘルメット（シロッコ/ペツル）
クライミングシューズ（TCプロ；サイズ39.5/スポルティバ）
アプローチシューズ（ヤルテクノGTX；サイズ40/モンチュラ）
キャプリーンクールデイリーシャツ（長袖/パタゴニア）
ハンピロックパンツ（サイズ28/パタゴニア）
雨具（ストーム10ジャケット；サイズS/パタゴニア）
ウインドブレーカー（コアプレシェルフーディー/マンハー）
ヘッドライト、予備電池、シューズ用ビニル袋
テッシュ、コンパス、テーピング、細引、ライター、ナイフ
眼鏡、コンタクトレンズ（予備）、トポ、食料、水分2L
※個人装備も共同装備のザックに纏めた。
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