アポイ岳



- GPS
- 04:53
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 767m
- 下り
- 765m
コースタイム
- 山行
- 3:58
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 4:52
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ジオパークに認定された事もあり登山道・標識・案内板もとても整備されていて道迷いの心配は無い。丁度良い休憩ポイントに避難小屋もあり安心して登山出来る。最近話題になっているクマは下の方で出没することもあるが、五合目より上では見かけないとの地元の方の話があった。 |
その他周辺情報 | ちょっと離れているが、道の駅みついしの蔵三の日帰り温泉に入浴した。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
携帯トイレ
サーモス
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感想
今夏の北海道遠征の最後を締めくくる山行として、滞在していた帯広から、西側にある日高山脈の末端の花の名山「アポイ岳」を選択、時期からヒダカソウなどの固有種の花々は期待出来ないが、幌尻岳以来の日高山脈の雰囲気を感じられたら良いかなと思い決定。
8月20日、天候が回復傾向になり様似町に前泊して山行に備える。8月21日朝はまだアポイ岳の稜線はガスに覆われていたが、徐々に晴れ間が広がる事を期待してアポイ岳ジオパークビジターセンターに向け車を走らせる。ビジターセンター正面にも駐車場はあるが観光客用のようで、トイレ近くの川沿いに登山者用の駐車場が別にある。この駐車場に車を停め登山準備をしてトイレを済ませ7時47分に駐車場を出発、はじめは川沿いにキャンプ場を眺めながら進み、橋を渡ると本格的に登り始める。朝露で濡れた遊歩道を緩やかに登り、新道分岐には7時59分に通過、ここには一合目の標識もある。標識には「山頂まで3.8km」と書かれおり、低標高の割には遠い山頂。ここから四合目までの間には休憩所が4つほぼ均等に配置されていて、植生・生態系やカンラン岩の説明があり、遊歩道も整備されていて、観光目的の人にも優しいルート、登り勾配も緩やかでのんびりと登り続ける。四合目あたりから勾配もややキツくなりジグザグに登ると煉瓦色の建物がひょこっと現れる。五合目の避難小屋で周囲も整地された広場になっているので休憩には好都合の場所。ここまでは遊歩道歩きだったが、ここからはアポイ岳山頂に向け本格的な登山道になる。ザレた斜面の登りをを過ぎると笹と樹林の混じった登りになるが、周囲はガスで視界は効かない状況が続いている。六合目は9時6分に通過、木々も低くなり、晴れていれば山頂や日高山脈南端の山々も見え出すところ。ジオパークの案内板で「はんれい岩とかんらん岩の互層」の説明が書かれている。このあたりの岩は、その説明通りで色の異なる露岩帯が七合目まで続いている。露岩が現れるにつれ花もちらほら見つける。黄色のキンロバイ、白いウメバチソウ、エゾヤマハハコを見つけ写真に収める。この頃からガスも切れ始めすでに尾根登りから稜線に変わり、幌満のお花畑コース分岐を過ぎると、このルートのハイライト「馬の背」に取りかかる。馬の背の左側はハイマツと低木と笹原で見通しは良さそう、右は低くなってきたとはいえ針葉樹が所々見通しを悪くしている。馬の背に入ってしばらくすると突然ガスが消え山頂部と左側の稜線や谷筋が青空と共にくっきりと姿を見せ、ドラマティックな景色を見せてくれた。馬の背を過ぎると八合目の標識が現れる。この頃には山頂部がまたガスに包まれてしまった。でも足元ではチシマセンブリやダイモンジソウが目を楽しませてくれる。ハイマツや低木と草が広がる道に赤と白のペンキで九合目と書かれ大きな岩が現れる。あと一踏ん張り木々の間を登り切ると山頂広場が目の前に出てくる。9時56分山頂到着、木製の山頂標識・三角点と祠が並んでいる。無事の登頂をその祠に感謝して参拝し早めのランチ休憩をとる。いつものようにカップうどんと菓子パン+コーヒーを食べ、山頂での楽しい一時を過ごす。結局山頂にいる間もガスは切れず、景色を楽しむことは出来なかったが、10時36分に山頂を後にして幌満のお花畑コースを周って下山する。白い花をつけたエゾヨツバシオガマや真っ赤な傘をつけたタマゴダケを見つける。幌満のお花畑には10時57分に到着、ジオパークの案内板にも書かれているようにヒダカソウは無く、ハイマツが礫地に広がる荒涼とした雰囲気の場所になっていた。ここから馬の背の分岐まではトラバース道、あまり人は通らないのか、歩きづらい箇所が幾つかあった。分岐近くでイブキジャコウソウのピンク色を見つけ気持ちが和む。馬の背の分岐で往路と合流してからは一気に下る。五合目でちょっと休憩を取って、その後は登山口まで休み無し。12時36分に「熊出没」の注意書き看板前で下山の写真を撮り、キャンプ場の砂利道を歩いて12時40分に駐車場到着。五合目から上は相変わらずガスがかかっていて山頂部は見えなかったが下界は青空と強い陽の光で暑い。汗を拭き冷たい飲み物で喉を潤し、着替えをして駐車場を出発。日帰り入浴できる温泉が近くに見当たらなかったので、道の駅みついしの蔵三の日帰り温泉に入浴。海を見ながら山行の疲れを癒す。
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