記録ID: 8621444
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
尾瀬・奥利根
燧ヶ岳・至仏山
2025年08月30日(土) 〜
2025年09月02日(火)
福島県
群馬県
新潟県
haras3142
- GPS
- 22:51
- 距離
- 41.9km
- 登り
- 2,249m
- 下り
- 2,074m
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標高グラフを拡大| 天候 | 【30日】晴れ【31日】曇り後晴れ【1日】晴れ【2日】晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
【一ノ瀬~尾瀬沼】一ノ瀬休憩所は雪で損傷していて使用禁止になっていますが、トイレは使用可。休憩用の簡易テントもあります。登山道は広く整備されていてとくに危険箇所はありませんが、階段、木道が所々老朽化して破損しているので気をつけてください。登山道に水が浸み出して少しぬかるんでいる所もあります。三平峠からの下りも木道、階段が老朽化して破損している箇所が目立ち、滑り易い箇所もあります。 【尾瀬沼~燧ヶ岳~見晴】 長英新道はぬかるみがあるものの危険箇所はありません。2合目まではゆるい上り、3合目あたりから傾斜を増し、4合目を過ぎると石がゴロゴロしている所があります。この辺りから登山道が尾根筋に出て、尾瀬沼が見えるポイントがあります。6合目~8合目は緩い上りで歩き易く、9合目から俎�瑤泙乃泙粉箴譴箸覆蠅泙后�柴安�瑤悗椀撕�山頂から急坂を下って上り返します。山頂は広く天気が良ければ尾瀬ヶ原、至仏山などの眺望が楽しめます。見晴新道は全体に傾斜が急です。山頂直下から旧温泉小屋道分岐あたりまで急なザレ場。9合目から谷筋の道になり、濡れた大きな石がゴロゴロしていたり、土がぬかるんだりしていて滑り易くなっています。土が付いた石や木の根は滑り易く、倒木にも注意が必要です。6合目あたりから石が少なくなって土と木の根の道となり、5合目あたりから幾分歩き易くなって、樹間のだらだらした下りが続きます。所々木製階段があるものの全体に未整備の道です。転倒に注意して慎重に下ってください。 【三条ノ滝~尾瀬ヶ原~山ノ鼻】 東電分岐から御池への分岐までは木道。三条ノ滝までは基本的には下り。平滑ノ滝が見える岩場前後は鎖の手すり、階段がある急な下りです。やや長いぬかるみが2ヵ所ありますが、敷板や石をたどれば問題なく通過できます。沢を3ヵ所渡りますが、靴の中が濡れるほどではありません。三条ノ滝展望台へは整備された急な階段を下ります。展望台は補修されて滝がよく見えるようになりました。尾瀬ヶ原の木道は一部老朽化しており、ピンクのテープが取り付けてある箇所は通行に注意してください。高い木道から転落すると大事故につながります。写真撮影に気を取られて踏み外したりしないようにしてください。 【山ノ鼻~至仏山~鳩待峠】 山ノ鼻周辺ではクマの目撃情報が多く、早朝は注意が必要です。東面登山道は上り専用。全体に傾斜は急で蛇紋岩は磨かれて滑り易くなっている箇所があります。鎖場が3ヵ所ありますが問題なく通過できます。森林限界を過ぎると尾瀬ヶ原から燧ヶ岳の雄大な眺望が広がります。長い階段を登って山腹を巻く道になると山頂はすぐです。山頂から小至仏山までは岩がゴロゴロした稜線の道です。転倒に注意。小至仏山を過ぎて短い木の階段で稜線を越えれば待峠まで長い下りです。ほとんど階段、木道が整備されていて軽快に歩けます。 (操作ミスで途中何ヵ所かログが途切れてしまいました。すみません) |
| その他周辺情報 | 尾瀬戸倉温泉、片品温泉、老神温泉、片品渓谷(吹割の滝)、道の駅「尾瀬かたしな」、丸沼高原、菅沼など。金精峠を越えれば戦場ケ原、中禅寺湖です。 |
写真
週末で尾瀬戸倉第一駐車場はこの時間ですでに満車。第二駐車場を利用しました。
バス停近くのベンチ下にいたミヤマクワガタ。だいぶ弱っていたので近くの立木に放しました。
大清水に着きました。ここから一ノ瀬休憩所まで低公害の乗り合いタクシーが運行されています(運行期間要確認)。
一ノ瀬休憩所は閉鎖されていますが、別棟のトイレは使用できます。
登山道脇の笹が刈り取られ歩き易くなっています。刈り取った笹の軸は滑るので注意してください。
登山道は階段や敷石、木道が整備されていますが、老朽化している箇所がありますので注意してください。
三平峠への目印とされてきた「大岩」。右に折れれば「十二曲」はもう終わりです。
「十二曲」を過ぎ、開けた道に出ました。ここから三平峠まではだらだらの登りです。
階段が補修されて歩き易くなっています。この先は老朽化している箇所も多いので慎重に。
尾瀬沼ヒュッテに着きました。チェックイン前に大江湿原を歩いてきます。
サラシナショウマ。木道から離れた場所で咲いていてうまく撮影できませんでした。
アキノキリンソウ。花が少ないこの時期、湿原に彩りを添えてくれます。
尾瀬沼ヒュッテの夕食。イワナのから揚げ、小鍋立て舞茸うどん、おろしハンバーグ、舞茸ご飯など。
4合目を過ぎると尾瀬沼が見えるポイントがあります。雲の中にうっすらと沼が見えています。
マルバダケブキの群落。有毒のためシカが食べないので繁殖している場所があります。
柴安��山頂に着きました。標高2356m。東北以北の最高峰です。
尾瀬ヶ原。左手前の稜線の先に見える小さな湿地は「ひょうたん田代」。
湿った大きな岩がゴロゴロしていて歩きにくい道です。土が付いた岩は滑るので要注意。
8合目。湿った岩と滑りやすい土の道がまだ続きます。足の置き場を探しながら慎重に下ります。
岩が少なくなり土と木の根の道になりました。まだ滑りやすいのでゆっくり下ります。
ミシン目のように見えるのは葉が丸まっていた時期に虫が嵌入した跡です。葉が広がるとこう見えます。
4合目。2時間ほどかかりました。木の根に乗ると滑るので要注意。
3合目に着きました。このあたりまでくるとだいぶ歩き易くなります。
マスタケのようです。色が魚のマスの肉に似ているのが名前の由来。キノコは素人判断で食べるのは危険です。
あと1.4キロ。笹を刈り取った後に地面に残った軸が滑ります。
見晴分岐はもうすぐ。ここまで休憩を含め3時間ちょっとかかっています。
1日未明、燧ヶ岳の上にかかる金星(中央右寄り)と木星(右上)。
うさぎ田代方面との分岐。三条ノ滝まではあと200m。このあたりから滝の音が聞こえ始めます。
三条ノ滝。展望台が整備され滝壺の一部も見えるようになりました。
山ノ鼻を目指して歩き始めました。東電分岐に戻り今度は東電小屋に向かいます。
小屋を過ぎるとヨシッポリ田代。クマ避けの鐘が設置されています。
橋の下を流れるヨッピ川。「ヨッピ」はアイヌ語で「集まる」という意味とか。多くの流れがこの川に集まることが由来とされます。
実を付けたキンコウカ。花は終わりましたがこれからは「草紅葉」の主役。葉の先から赤くなり始めています。
「竜宮現象」の湧出地点。地中から湧き出した水が奥へと流れて行きます。
ヒツジグサ。「未の刻」(14時ころ)に咲くのが名前の由来と言われますが、もっと早く咲きます。
このあたりから見ると燧ヶ岳の5つのピークが見えます。左から柴安�堯∃撕堯�御池岳、赤ナグレ岳、ミノブチ岳。
ミズバショウが群生する景勝地。シーズンには大勢のハイカーで賑わいますが、いまは訪れる人はまばらです。
原の川上橋付近では老朽化した木道の架け替え工事が行われていました。
尾瀬ヶ原の南半分ほどは群馬県。山荘に群馬県民なら誰でも知っている「上毛かるた」がありました。
尾瀬は「せ」。「仙境尾瀬沼花の原」。尾瀬沼も半分は群馬県です。
人の頭ほどの石が敷き詰められています。この先も石が敷かれた道です。
森林限界から少し登ると燧ヶ岳と尾瀬ヶ原が見えてきます。まだ霧の中です。
燧ヶ岳は少し見えてきましたが、尾瀬ヶ原は霧の中です。島のように浮かんでいるのは牛首。
一つ目の鎖。岩の割れ目を利用して登れます。鎖は全部で3ヵ所あります。
新しくオープンした星野リゾートの宿泊施設「LUCY」(ルーシー)。
星野リゾートの休憩施設「はとまちベース」。原則キャッシュレスです。(過去のヤマレコで建設中のはとまちベースをLUCYと紹介してしまいました。すみません。)
4
9/2 11:47
星野リゾートの休憩施設「はとまちベース」。原則キャッシュレスです。(過去のヤマレコで建設中のはとまちベースをLUCYと紹介してしまいました。すみません。)
撮影機器：
感想
8月30日から9月2日まで3泊4日の日程で尾瀬に行ってきました。燧ヶ岳、至仏山の日本百名山2座と尾瀬沼、尾瀬ヶ原、三条ノ滝を楽しむことができるコースです。1日目の30日は一ノ瀬から三平峠を越えて尾瀬沼までの「のんびりハイク」。大江湿原も歩きました。2日目は尾瀬沼から長英新道で燧ヶ岳に登り、見晴新道を下って見晴へ。見晴新道は経験がなく、一度は歩いてみたいと考えていました。3日目は見晴から三条ノ滝まで往復した後、尾瀬ヶ原を縦断して山ノ鼻まで歩く長いハイキング。最終日は東面登山道で至仏山に登り鳩待峠に下山しました。この間、都会では記録的な猛暑だったようですが、尾瀬は涼しい風が吹き抜ける別世界。ゆっくり、ゆったり贅沢な時間を過ごすことができました。花が終わったキンコウカは葉先が赤く色付き始めていて、草紅葉への準備が整いつつあるようでした。今回を参考にして9月末にも尾瀬を楽しもうという計画があり、今度は深まり行く尾瀬の秋を満喫することができそうです。(操作ミスで何ヵ所かログが途切れています。すみません)
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