幌尻岳 (チロロ林道C)


- GPS
- 16:05
- 距離
- 25.0km
- 登り
- 2,349m
- 下り
- 2,352m
コースタイム
- 山行
- 14:41
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 16:04
天候 | 晴れ☀️のち薄曇り⛅️ ・稜線上は20℃位。 東風が絶えず吹き涼しい(汗どんどん乾く) ・15時頃から雲が稜線にかかり始めた |
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過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
※ 前日石狩岳から下山後に移動し車中泊 🚗石狩岳登山口14:30頃→チロロ林道ゲート19:57 181km (途中で夕食と食料調達) ■帰り 🚗同18:52→十勝清水町21:12 65km ※ コンビニ駐車場で寝落ち(車中泊) 🚗翌7:02→帯広市街7:45 35km ・朝風呂(アサヒ湯) ・帯広駅で食の祭典・とかちマルシェを散策 🚗帯広市街12:00→車返却12:41 26km ✈️AIRDO 帯広13:58→羽田15:55 ◇幌尻岳 二岐沢出合 登山口 (チロロ林道ゲート) https://tozanguchi-p.com/poroshiri_chiroro/ ・国道274号から16.5km。50分かかった。 ・携帯全くダメ。国道274号上も清水町から少し西に入ると全くダメ (Y!mobile) ・仮設トイレ1つあり。紙無し。 ・20時頃着いた時、既に車5台位。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■駐車場→北電取水施設《林道》 ・普通の林道歩き。約40分。すたすた歩ける ・終点で橋(入口は封鎖)や看板を左に見ながら右奥へ進む。 ■→二ノ沢出合 《沢岸歩き》 ・沢の右側を歩く (1ヶ所、中洲に渡ってすぐ戻る所あったが) ・脇から合流してくる小さい流れを渡るのが1,2回あったが、大したことない。ただ水量多い時は違うかも ■二ノ沢出合↗尾根取付点《渡渉付の沢歩き》 ・右へ左へ渡渉4,5回 ・登山靴のまま岩伝いで渡れた。(沢靴使った人はいなかったと思う) 水面上の岩だけではムリだったが、水面下ぎりぎり or 水しぶきを被ってる岩も駆使して、靴に水入ることなく渡れた。トレッキングポール2本あると確実 (ムリに跳んで渡らず済む) ・要所にピンクリボンあるが、真っ暗闇だと対岸など遠くのリボンが見えにくい。(白く光ってピンクに見えないし) ■稜線へ一気に急登《ひたすら急登》 ・沢を離れて土道。上まで眺望無し。 ・トッタの泉 は湧き水だから飲んでも大丈夫、との評判だが不明。(とても冷たかったから湧き水ではある?) 飲んだけど、エキノコックスって発病まで10年かかるらしいから分からない ■ヌカビラ岳↗︎北戸蔦別岳《ハイマツ稜線》 ・ハイマツうるさい。が、まだ穏やか。 ■北戸蔦別岳 ↘︎↗︎ 戸蔦別岳《稜線。ハイマツと岩》 ・まず北戸蔦別岳からハイマツの枝漕ぎしながら下る。体で突っ切ろうとすると体に刺さるので手で漕ぐ。面倒。 ・一旦楽な土道歩き。 ・やがて北アルプスみたいな岩だらけの稜線になる。途中1つ岩峰を通過。稜線乗ったり、下って巻いたり、岩の段差が多くて辛い。 ■戸蔦別岳 ↘︎↗︎ 幌尻岳《下って登り返し》 ・↘️カールを見下ろしながら200m下る ・➡️岩だらけの稜線たどる ・⬆️幌尻の肩までまず急登200m ・↗️肩に乗ると斜度は緩むが先は長い。あと+120m 2回程ダミーピークにダマされた後に山頂。 ☆往来 ・チロロCで登った人は10~15人位で、多分みな日帰り。UL装備の人が過半 (ただし途中テントを2回見た) |
写真
感想
今回の北海道行の本命はカムイエクウチカウシだったが、9/1に大雨で増水した沢の水が3日経っても十分引かず断念。代わりに幌尻岳へ。
平取コースで過去2度行こうとしたが、いずれもシャトルバス運休でスタート地点にも立てなかった。山荘の予約合戦や費用負担にも疲れ、もう翻弄されたくないと今回はチロロ林道コースを選択した。バスも宿も不要、自己判断で動けるので。
元々日帰りできる自信はなかったのでテン泊で考えてたが、土曜は☀️だが日曜に☔️マークが点灯し始めたため、日帰りで挑むことにした。
最大の懸念だった夜明け前の暗闇の中の徒渉は、割とあっさり靴も脱がず渡れてホッとした。
沢から離れた後は持久戦。笊ヶ岳や笈ヶ岳の時みたいに、帰りの体力を温存しながら、ただ歩き続けるのみ。
このルートの厳しさは、コースの長さ、累積標高差もさることながら、単一の難所よりも多彩な要素が次々現れることだと思う。ナイトハイク、渡渉、ルートファインディング、笹やハイマツの藪/枝漕ぎ、岩だらけな稜線、しつこいアップダウン、山頂手前で心を折る偽ピーク。各々は過去未経験という程難しくはない。しかし、それらが複合的に襲ってきて、体力と気力をじわじわ削いでいく。
出発から4時間半たち稜線に到達した時点で既に疲労感が濃い。
そこから北戸蔦別岳、戸蔦別岳と続く稜線は、アップダウン/ヤブ/岩で軽快に歩けず焦る。
七ツ沼カール横の稜線も緩やかに見えて実は歩きにくく、幌尻岳の肩への急登は容赦ない。
”肩”と呼びながらその先はまだ長く、山頂を目前に偽ピークにも騙される。
ようやく11時頃、8時間半かけて辿り着いた幌尻岳山頂。日高最高峰の景観は格別で、360° 広がる山並みは素晴らしかった。(知っている山は少なかったが) 十勝幌尻岳がいい感じだった。いつか行く。
のんびりもしてられず下山開始。日差しは強いが、乾いた風が絶えず吹いて汗がどんどん乾くのでさほど不快ではない。ただ、疲労で食欲不振に陥っていてハンガーノックぎりぎり。加えて、つま先の靴擦れも出始め、痛くて足取り重たい。
駐車場に戻ったのは19時前。初の16時間行動。疲れ切ってそのまま寝たい気分だったが、雨で林道が泥に変わる前にと無理やりハンドルを握り、人里に離脱。けれど、清水町のコンビニで休んだが最後、寝落ちした。夕食も取らずそのまま車中泊3泊目で朝を迎えることとなった。
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