日光白根山 菅沼登山口周回【68座目/100名山】


- GPS
- 06:48
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 1,160m
- 下り
- 1,155m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレは下の物産店に有って早朝も開放されている。水は飲用不可とあった。上部駐車場に行くとトイレは無いので、上部を利用する場合は事前に済ませておきましよう。下部駐車場利用であれば、国道からすぐなので離合困難は皆無。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■菅沼登山口〜金精山 菅沼登山口前交差点から栃木県側に車道を少し歩くと、登山道の分岐が表示されているのでそちらに入る。基本的には金精峠を除いて、展望の無い樹林帯の道。最初は平坦気味だけど、勾配は金精峠まではキツくはない。笹が多少足元にはあるので朝イチだと濡れやすい。 印象としては序盤は非常に倒木が多く、マイペースで歩けないのが少々ストレス。あとピンテはそこそこ有るのだけど、非常に見落としやすいように思えた。水は無い沢かな。残雪期だけ水があるのかな?そんなところが多いので、そちらに何度か入ってしまい、登山道をロストすることが2回くらいあった。1回は全然違う方向に進んでいたので、GPSをしっかり見ながら向かいましょう。沢の感じが無くなったら、普通の登山道になって歩きやすい。 尾根の向こうが明るくなってきたら、金精峠は近い。峠からは、東側の展望が開けて、男体山・戦場ヶ原がよく見える。金精峠には社もあった。金精峠から金精山を見上げるが、中々のトンガリ山でどうやって登るのだろうか?と思ったw 金精峠から進んでいくと、中々の急登及び鎖・ロープ場もあったので、登山に慣れてから向かいましょう。1箇所、登り・下りのルートが分かれているところも有った。急登やトラバースを進んでいくと、金精山頂に到着。峠と同じように東側の展望が良い。少し狭いけど、石もあるので座って休憩するには良い。 ■金精山〜五色山〜前白根山 1回森の中をそこそこ下って樹林帯に入る。どこを通っていくのが最適解か分かりにくいので、ピンテを頼りに進みましょう。森を抜けると笹が生い茂るようになり国境平に着いたら、笹の急登を登る。登り切った先が五色山で、個人的にはここからの眺めが一番良いと思った。エメラルドグリーンの五色沼の向こうに日光白根山の荒々しい山容が見れるのはとても良い。山頂も広くて休止にも良いが、金精山からすぐ着いたので先に進んだ。 五色山から前白根山は少し樹林帯に戻り、少し下った後登りが続く。開けてくると、稜線歩きの雰囲気になって広い前白根山が見えてくる。分岐の先に前白根山の標識が有り、看板と日光白根山が一緒に撮れる。 ■前白根山〜日光白根山 前白根山から短いながらも稜線歩き。途中五色沼にも下りれるので、体力と時間に余裕が有る方は寄ってみましょう。私は、上から見下ろすことが出来たので今回はPassし稜線を進んだ。名前は分からないけど白い花の群生が一面に広がり素晴らしかった。 五色沼避難小屋への分岐からは下って行き、樹林帯に戻る。避難小屋まで下りて、しばらく平坦な道になる。そこから再度森に入ると、最後の日光白根山への登りが始まる。最初は樹林帯なので快適に登れるが、半分くらいから樹々が無くなり晴れていればモロ直射を浴びることになる。ここでペースをあまり変えなかったから、バテバテになってしまったw 森の中は石メインで、開けてからはザレの急登となる。視界はすこぶる良いのでゆっくり景色を楽しみながら進みましょう。 山頂の端まで登ると、後はほぼ平坦。かなり小さな御鉢があって、ヤマレコでは登山道になっていないけど、大量の足跡が付いてて御鉢を一周出来る。ピークがどこか分かりにくいが、一番高いところに標識があるけどかなり狭い。人気の山なので記念撮影の列も並んでいたから、久しぶりに記念撮影を省略した。山頂ピークにこだわらなければ、周囲はとても広く展望も良いので大休止には最適。ちょっとした岩場の上り下りがあるので、短い距離ながらも手をしっかり使って進みましょう。 山頂は360°の展望で、東は中禅寺湖と男体山や日光の山々。南は前日登った皇海山。西は浅間山・武尊山。北は尾瀬の燧ヶ岳・至仏山まで100名山をたくさん見ることが出来る。山座同定は苦手だけど、もっと見えていると思う。 ■日光白根山〜菅沼登山口 コチラ側の道はザレもあるけど連続というより岩メインの激下りだった。弥陀ヶ池や菅沼を見ながら下れる。人も多いのでゆっくり下りましょう。座禅山・ロープウェイの分岐まで下りると、弥陀ヶ池はすぐそこ。ベンチも3つくらいあって山の池でのんびり出来る。池沿いの木道を進むと菅沼登山口。池の端から弥陀ヶ池と日光白根山が見える。そこからすぐ樹林帯に入り、後は登山口まで展望無し。岩メインの段差が大きい道なので、爆速下山するのは難しかった。 樹々が明るく平坦になったら、上部駐車場が見えてくる。そこから未舗装の道を下ると菅沼駐車場に戻ってこれる。 |
その他周辺情報 | 早朝はやってないけど、登山口下に有る物産店で食事・コーヒー・ソフトクリームをいただくことが出来る。 前回この辺の尾瀬と同様、関越の渋滞が始まる前に抜けたかったので、地元行きつけのスパ銭「島田蓬莱の湯」で登山後の汗を流した。 |
写真
感想
日光白根山:100名山68座目、2025年21座目。
金精山:群馬/栃木100山
前日の皇海山から無事下山し、20km/2,000mのダメージもそこまで残ってなさそうなので、折角遠くの北関東まで来たのだから引き続き山に向かいたい。どこに行くか、だが日光で温泉に入り、風呂上がりにヤマレコ見ながら模索する。
残り北関東の100名山は、男体山・日光白根山・武尊山・草津白根山。本当は武尊山に行きたいと思った。草津は少し離れてるし、日光を残して次回来る時には、バイクで菖蒲ヶ浜でキャンプしながら、男体山や日光白根山に行くのが効率的かと思っていた。
武尊山は各方面から登山道が伸びており、水上側・片品側から登ることが出来る。皇海山登頂後に日光に居るが、断然片品側にアクセスした方が近い。でも武尊山を調べた結果、水上側武尊神社から登って周回した方が、沖武尊から剣ヶ峰の展望の良い稜線歩きが楽しめそうなので、水上側から登りたいと思った。
思ったより皇海山も早めに下山出来たけど、やはりロングトレイルを終わって水上まで移動するのは若干ハードだな、と思った。なので武尊山は諦めることにした。後は男体山と日光白根山のどちらにするかだけど、男体山は紅葉時期にしたいなって思ったので、日光白根山にした。こちらは火山なので紅葉時期じゃなくても良いでしょうという考えで決めた。
後は日光白根山のルートだが、定番で文明の利器を使うなら丸沼高原からロープウェイで高度を稼ぐ手法。ただ、営業開始が7:30〜と遅く、静岡から直で来るならちょうどいいけど、今既に日光に居るのだからもっと早発出来る。なので、ロープウェイは使わず自力で登ることにした。
他の登山口は、金精峠駐車場か菅沼高原駐車場。一般的なのは菅沼高原から弥陀ヶ池・五色沼を周回しながら登るのが良さそうだ。ただ1個気になったのが、金精山。群馬/栃木100山にもなっている。流石にご当地100山まで制覇するつもりは毛頭無いのだが、金精山を含めた周回をするのも面白いかと思った。
菅沼高原駐車場は有料で1,000円掛かる。その代わりトイレや直売所も有ったり、有料だけあって充実している。金精峠駐車場は無料だがトイレとかは無いみたい。トイレは事前に済ませれば良いのだけど、金精峠から周回すると、金精山をピストンして登り返しになるか、菅沼高原に下りて車道か登山道を登り返さなくてはならない。
菅沼高原からなら、最初に金精峠へ登山道で登ればキレイに周回出来る。終盤の登り返しも無い。終盤の登り返しは、可能であれば避けたいので、お金は掛かるが1,000円くらいいいかと思い、菅沼高原から周回するルートに決めた。CT7時間累積標高1,100m程度で、中々登り応えのあるルートが出来た。ようやく計画も決まり、道の駅で車中泊して日光白根山に向かった。
相変わらず前置きが長いが、今回の日光白根山の感想をw
金精山:菅沼高原駐車場から金精峠に向かう人は皆無で、朝イチだから当然かもしれないけど誰1人としてすれ違わなかった。序盤は倒木多数で鬱陶しかったけど、次第に普通の登山道になったので良かった。金精峠で開けて男体山・戦場ヶ原がよく見えた。金精峠から金精山はかなり険しくそびえているので、どうやって登るのかな?って思ったけど、中々の急登で少し危険箇所もあるから注意が必要。山頂からは東側は開けてて、金精峠より更に見下ろす感が出て良いと思った。
五色山:個人的には山頂を除くと、ここからの景色が一番気に入った。目の前にエメラルドグリーンの五色沼を見下ろし、その向こうに日光白根山がそびえるのは中々絵になると思った。金精山まで登れば、少々のアップダウンはあるけど、そこまで大変ではないところも良い。
前白根山:山頂がだだっ広くて大休止するにも最適。看板と一緒に日光白根山が撮影出来るのも良い。
日光白根山:今回の周回ルートで行くと、五色沼避難小屋まで下り、そこから300m強登り返し。序盤は樹林帯なので涼しいが、次第に樹々が無くなり直射をモロに浴びながら登るとバテバテになったw 山頂は色んなピークや小さいながら御鉢があってグルっと回れる。本当のピークや三角点がある場所は狭いし、折角の標識が逆光になって映えないのが残念だけど、山頂からは360°の展望が楽しめる。
西には武尊山、南には前日登った皇海山や遠くに富士山。北には尾瀬の至仏山・燧ヶ岳。東には男体山等の名峰が一望出来る。ピークでは難しいが大休止出来る場所がいくらでも有るので、とても素晴らしい山だと感じた。標高差も自力で登ってもそこまでではないし、自信が無いならロープウェイも使えるので初心者のステップアップにも良いと思う。山頂近辺は勾配が急な岩場、ザレ場も多いのである程度の経験を積んでいくのが良いと思う。
帰りは関越の渋滞が始まる前に、と前回の尾瀬と同様に片品の温泉をすっぽかして帰ることにしたが、不幸にも関越で事故渋滞に引っかかってしまった。10km50分だったので、これなら下道行った方が早いだろうと判断し、嵐山小川ICから東松山ICは下道で行った。東松山ICで乗り直しが大渋滞だったが、一応早かったと思われる。
今週末、本当は南ア光岳〜聖岳の周回を計画してたが、台風15号のお陰で流されてしまった。それでも翌日からは台風一過の晴天に恵まれたし、代わりに100名山も2座ハント出来たし、難易度高の皇海山に訪れることが出来たのは、とても収穫だと思います。今週も良い山行が出来ました。
※とりあえず山行記録アップロード優先で、ルート概況と写真のコメントは後で少しずつ入れようと思います。
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