記録ID: 8660033
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沢登り
塩見・赤石・聖
大井川 伊谷沢遡行・紅葉沢下降
2025年09月07日(日) [日帰り]


体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 13:02
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 2,131m
- 下り
- 2,125m
コースタイム
天候 | 晴れ(前々日に150mm程度の雨) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
○伊谷沢:3級上 下部はゴーロが長いが、51mある大滝を皮切りにかなり多くの滝があり、いずれも直登もしくは小さく巻けるので快適に標高を稼げる。林道歩きも1時間程度なのでボリュームのある日帰り沢としてお薦めできる。 ○紅葉沢:3級上 下部は非常に長いゴーロであり、上部は水のない区間が長い。滝があるのはほぼ中間部のみの短い区間であり、お薦めできない。60m程度ある大滝は、コロッセオ状の空間となっており見応えがある。滝や涸棚は直登しても巻いても困難そうなものがいくつかある。 ○稜線上 ある程度踏み跡があり、藪漕ぎっぽいところはほぼ無かった。 |
その他周辺情報 | 【他の記録】 ・伊谷沢は登山大系9に掲載。記録は山と溪谷533号(1981年10月号)に載っている(?)(未読)。さがみ山友会の源流遡行3号には、中島節子らによる中退記録(1999年6月)が掲載されている。 https://drive.google.com/file/d/1oXq0BX9hbqT5wanO8px446oEqSirH91C/view ・紅葉沢は記録未見。 【地名】 ・伊谷沢は「いやざわ」と読む(現地案内板)。 ・伊谷沢は居谷沢と書かれることもある(例えば「渓谷 : 随想と紀行」(田部,1940))。 ・紅葉沢は「もみじさわ」と読む(現地案内板)。 |
写真
装備
備考 | ・ラバーソール適 ・ロープは50m2本使用 |
---|
感想
【経緯】
今年は東俣林道通行許可を頂いているので、林道沿いの興味深い沢はできるだけ多く調査しておきたい。伊谷沢、紅葉沢ともに地形的に興味深く、記録は殆ど乃至全然ないということで、状況を調査することにした。
伊谷沢は登山大系で8時間と書かれており、標高差も1400m程度ある。登り7時間、下り5時間程度を見込んで、朝早く出発。
【感想】
標高差が1400mある沢遡行・下降を日帰りでやることには時間的な面で不安もあったが、何とかなって良かった。終盤、たなは原因不明の足の痛みで大変そうだったが…。
伊谷沢は前日の胡桃沢〜西藤島沢同様、ヌメりが少なく快適な沢で、登れる滝が多く、圧巻の大滝や開放的なスラブ滝、見上げるような側壁があったりと、変化に富んでいて面白い沢だと感じた。沼平まで長距離運転し、さらに東俣林道をわざわざ歩いていくだけの価値はあると思う。
紅葉沢は水のない区間とゴーロ区間ばかりが長くて残念だったが、未知の沢なのでこういうこともあろう。湧水の多い大井川流域としては意外であった。伊谷沢からの下降ルートは、上河内沢横沢が下りやすいと思う。
この貴重な機会がなければ自分が行くことはなかったであろう、これら2本の沢を登り降りできて満足しているし、機会を与えていただいたことに感謝している。
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