湯桧曽川本谷~朝日岳~白毛門


- GPS
- 16:18
- 距離
- 21.8km
- 登り
- 2,105m
- 下り
- 2,110m
コースタイム
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 8:30
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
帰省に合わせて友人にお願いしていた沢登り。
たくさん魅力的なルートを提案してもらった中からのリクエスト!
前日までの豪雨でどうなることかと思いましたが、そこそこ減水し始めたのと元々が渇水だったということで、無事に本谷に入渓できました。
白毛門登山口から湯檜曽川右岸登山道を進むこと2時間。
ここと稜線の中腹に走っているのは、なんと国道と‼︎清水峠に至る酷道として有名なんですね。
そのあたりのことはまた後日読も~っと
閑話休題
いきなりの魚止ゴルジュ。まだ多少増水しているのもあり、ゴーゴーと迫力がありすぎてびびる。
右岸から巻くのも、残置シュリンゲを存分に使う。
その先もしばらく高巻いて河原に降りてホッとする。
川の向きが右に屈曲するとじゃじゃーん!両岸の切り立った水路、この沢の名所の一つでもある「ウナギの寝床」登場
念のため、泳ぎ大好き先行する友人にロープを引いてもらうが、水流はさほどでもなく泳ぎとヘツリでクリア^_^
楽しい!
そしてどちらを向いても美しい沢だ
すぐのどんつきは嫌らしい大雪渓が中途半端に落ちている
色々と方法を試みるも、ぬぺっとした右岸から行くしかなさそう
あまりにも足元が滑っておぼつかないので、自分は倒木脇からゴボウで上がる
ここが十字峡かと思いきや、ほどなくして本物の十字峡に出会う。これ以上ない青空に100m上空から落ちてくる抱き返り沢の水しぶきが眩しい。こういう一瞬のために沢登りしてるのかもな~なんてね
お次はアナゴの寝床とやらだけれど、ゴルジュは足もついて難なく通過
色々な表情を見せてくれる沢ですね
ゴルジュからのナメ、ナメ、ナメ
薄いグレーの岩質はフリクションもばっちり
飽きるところがない
全てを形容しているととても一日では抜けられなくなってしまいそう
大きな雪渓トンネルは息を止めて(?)一人ずつ早足でくぐり抜ける
七ッ小屋沢手前の10mは右岸水流脇の岩陰から上がる
ここから先は滝のオンパレード
だいたいはホールドを探せば上がれるけれど、そこそこ高さのあるパートも多くて気が抜けない
ところどころ、苔でスタンスも滑る
大滝も直登できるもの、脇からなんとか上がれるもの、水流の中をトラバースして岩に取り付くもの、高巻くもの、高巻いて懸垂下降するもの、とバリエーションに富んでいて楽しい♪
2段40mの大滝が最後の核心と思っていたので、それをクリアしたら少し気が抜けた。。のだが、そのじつ、小滝、大滝がまだまだ控えていた。
さすがに少々食傷気味だが、こういう時こそ怪我をしがち、と気を取り直してビバーク適地を探す。
焚き火跡と思しきものも2箇所ほど見つけたが、増水しているのかとてもその周辺で寝られるような場所はなく、結局予定通りCo1380二股まで。
清水峠近くの高圧電線鉄塔が近くに見えるビバーク地で、沢泊を楽しんだ。
ツエルト快適〜 来夏は北海道でもやってみようかな。
2日目
徐々に沢幅が狭くなり、二股から1時間ほどで源頭の雰囲気となる。
藪漕ぎになってもできるだけ忠実に水線をたどり、一部ハイマツも漕いで草地へ出た。
あとは長いけれど登山道だけだ。
朝日岳からの眺めは四方八方山だらけ。
主峰谷川岳の堂々とした姿とそこから連なる連峰の峰々、北に目をやれば燧ヶ岳、日光白根、からの赤城山、目の前に天神平、少し距離をおいて苗場山。わたしには同定できない山々が更に連らなり日本海まで見渡せる。
この山域は以前、馬蹄形縦走を検討したっきりになっていたけれど、絶景は想像以上だった。いずれ紅葉の時期にも再訪したい。
笠ヶ岳、白毛門と歩みを進める。沢では時折寒さを感じるほどだったのに、やっぱり暑い。
それでも大迫力の谷川や一ノ倉の眺めに圧倒されながら縦走路を楽しんだ。
下山は急でこれまた気が抜けない斜面が続いていた。
沢パートも縦走パートもいろいろな要素の詰まった素晴らしいルートに大満足の2日間。ありがとうございました!
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