記録ID: 8664387
全員に公開
キャンプ等、その他
大雪山
石狩川（河口から石狩岳まで）
2025年09月04日(木) 〜
2025年09月06日(土)
北海道
kita_nyanko69
体力度
10
2〜3泊以上が適当
体力度について
- GPS
- --:--
- 距離
- ---km
- 登り
- ---m
- 下り
- ---m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 12:10
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 12:50
6:02
37分
石狩川右岸河口
6:54
45分
石狩川治水発祥之地
7:39
7:42
234分
文学碑「石狩川」
11:36
247分
石狩川頭首工
15:43
16:20
42分
川の科学館
17:02
110分
河口から100km地点
18:52
深川市内
2日目
- 山行
- 12:51
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 13:13
5:47
108分
深川市内
7:35
134分
神居古潭
9:49
131分
常盤ロータリー
12:00
225分
石狩川百景休憩所
15:45
16:06
162分
セブン-イレブン 上川町店
19:00
3日目
- 山行
- 14:49
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 16:26
5:04
92分
高原温泉線ゲート
9:30
29分
1450F
14:34
92分
1450F
18:19
18:22
85分
高原温泉線ゲート
20:15
ゴール地点
ログには出ていないが、道中コンビニで何度か休憩しました。初日は道中で昼寝もしました。
石狩沢のコースタイムについては普通か少し早いくらい。ハングの滝のまきはかなり時間がかかりました。
石狩沢のコースタイムについては普通か少し早いくらい。ハングの滝のまきはかなり時間がかかりました。
| 天候 | 9月4日:晴れ 9月5日:晴れ、神居古潭周辺のみ曇り 9月6日:晴れ、昼から薄曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
自転車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
(長々書いてしまったので、石狩沢{西面直登沢～1540二股右股}の記録にのみ関心のある方は一番下まで飛んでください。) ただ、何となく、石狩川を全部遡って石狩岳に行ってみたら面白そうだな、と思い始めたのは去年だった。 2年前に行ったクワウンナイ川～ワセダ沢～トムラウシ川で大雪山の沢の良さを知り、『北海道の山と谷』で大雪のページをチラチラ見ていると石狩沢の文字が。なるほど、石狩川の源流を沢登りで行くことができるのか。しかもそんなに難しくはなさそうだ。これ河口から行ってみたら面白いんじゃない？。ただ去年は、自分が大学の部活動の現役4年目で、その立場上、自分の欲だけで行きたい山を押し通すことは出来ないし、そんな時間も取ることができなかったので、あきらめた。 年が変わりOBになり、時間も取れそうということで、このあたためていた計画を実行することにした。春から少しずつ下調べはしていたけれど、何やかんや忙しくて、準備はギリギリに。このギリギリ癖はどうにかしないと。 ◯石狩川について 全長268km、流域面積14330㎢。数多くの支流を抱え、まさに北海道一の河川。名前の由来は正確にはわかっていないそうだが、その一説に「曲がりくねった川」という意味のアイヌ語から取ってきたとするものもある。古くからアイヌの人々が漁や移動でこの川を利用してきたし、近代に入り、いわゆる和人の開拓が始まってからも、札幌や旭川といった大都市を流域に抱えることから、交通や農業での利用は多かった。だが一方で、名前の由来の通り曲がりくねった川であることから、またその流域面積の広さから、水害も多く、その治水が北海道開拓のうえでの課題であった。現在は、土木に携わる先人たちの努力のすえ、石狩川流域の安全が保たれている。と、単にそこに川があるだけでなく、人と川の関わりの歴史をみることができるのが、石狩川についての自分の関心をひくところで、石狩川を遡ってみるのは歴史が好きな自分にとってもぴったりだった。 ◯ルートや資料 ・河口の偵察 石狩川の河口は当然だが右岸と左岸がある。左岸の方は歴史のある町で、観光スポットも多い。一方で右岸は石狩川最後の支流である知津狩川(しらつかりがわ)があるものの、観光地とは言い難い。サイクリングと偵察がてら左岸河口は見に行っておくことに。写真はその時のもの。右岸は今回で行くことにした。 ・石狩川についての資料や資料館 本は『石狩川ものがたり ともに歩んだ大河と人々の歴史』が参考になった。 資料館は、石狩市にある「川の博物館」（今回ではなく別日だけど）、滝川市にある「川の科学館」、層雲峡にある「層雲峡ビジターセンター」を訪れ、それぞれで石狩川について学ぶことができた。 ・ルート 石狩川河口→旭川→層雲峡→大雪湖:自転車 大雪湖～林道～石狩沢林道入口(春嶺橋):自転車or徒歩 石狩沢林道入口～石狩沢↩︎石狩岳:沢登り 大まかにわけて、舗装された道路、林道、沢と、3つのパートに分けられる。全部歩くのはさすがにやめました。大雪湖の国道から石狩沢林道入口までの区間は、自転車で漕げる林道なのかそうじゃないのかがわからなかったので、現地判断に委ねることにした。 ルートは、ちゃんと石狩川を遡っている感を出したくて、なるべく川沿いに行くことにした。Google mapで舗装された道を見て、Ride with GPSで予定ルートに線を引いた。 ・石狩沢について 石狩川源流部で石狩川は石狩沢と名前を変える。問題なのが、1540二股以降で、1540二股右股の方が沢が広く本流のようにみえる、一方で石狩岳により近づくのが1540二股左股(直登沢とか呼ばれている)である。ルート状況を抜きにすると左股を選べば良いのだが、左股は初心者がいけないような難しい滝があるらしい。自分がいけるのかどうか迷ったが、無理そうだったら引き返すことにして左股の直登沢を遡行することにした。左股を遡行しその後全然違うところに下ると、本流のように見える右股を下らないことになり、それはそれで何か嫌だったので、石狩岳の少し南から右股を下り、途中で1540二股にまた戻ってくるルートにした。これできっと満足するだろう。エスケープは石狩岳のシュナイダーコースやペテトク沢を考えていた。 ◯記録 前日: 準備が本当にギリギリ。自転車を整備したり、下調べをしたりなどなど。一人で全部計画して準備して実行するのは大変、けど人生にも似たようなところがあるかもしれない。 9月4日:石狩川河口→川の科学館→深川 見慣れた街並みを抜け、石狩川右岸河口へ。ピンポイントで「ここが河口」って指すのはできないので、なるべく海に近いところへ。ついでに石狩川を上流から見たときの最後の支流である知津狩川も見学。ただこの川は付け替えられており、昔は石狩川に流入していなかったそう。石狩川関連でついでにその周辺の歴史を学ぶことができるのも楽しいところだ。知津狩川を越えた先から河口に行こうとすると、ちょうど工事をしていたのと、藪が濃かったので、知津狩川の左岸の踏み跡をたどった。脇に生えた藪が朝露で濡れており、通ると服が濡れる。まだ山じゃないのに、山を思い出させてきて微妙に嫌。河口に着き自転車と一緒に写真を撮る。せっかく石狩川を全部行くんだし、出発前に何か石狩川関連のグッズを買っておこうと考えたけど、あまり良いのが無かった。本当は、ファイターズの「石狩から来ました！」のタオル欲しかったんだけど、ちょうど在庫が無かったのよ。悲しい。何もないのも寂しいので、自分で河川の標識っぽく印刷した紙を持ってきてそれと撮った。結局3回しか使ってないけど、良かったとしておこう。 河口を出て、どんどんペダルを漕いでいく。昔は河口橋がなく、国道扱いの渡し船で人や車を通していたようだ。この先特に何もなく進んでいくが、周りは見渡す限りの田んぼ、とトンボ。変わっていくのは、堤防に書かれた河口からの距離の数字と周りの山々の位置くらい。田んぼばっかりでさして風景が変わらず面白くないなぁっていうのが、率直な感想だが、少し考えてみると、これって石狩平野の稲作の凄さをあらわしているんじゃないか、とも思ってみたり。今年も美味しいお米が食べられたらいいなあ。あと少し安ければ、山に行くお金にできるんだけど(笑)、流石に贅沢言い過ぎですね。トンボは多すぎて並走したり衝突したり。たぶん今年1年分のトンボを見た気がする。山の話はいいや、だけどこの数年間で行った山々がたくさん見えたのは感慨深かった。 滝川に到着し、川の科学館へ。ここは川の博物館に比べると少し子ども向けの内容が多いが、収蔵本はたくさんあるのが良いところ。建物の前にも石狩川関連の展示品がたくさん置かれており、自分にぴったりの施設でかなり満足した。 日の出前にデッパしたのに、深川に到着したのは日没後。遠すぎいいい。お尻と大事なところが痛くて、道中トイレをするたび、自分の大事なところが無くなっていないことに安心していた。 9月5日：深川→層雲峡 今日もチャリ。今日も田んぼ。実った稲に心惹かれて、思わずパノラマ写真を撮ってしまった。稲を金色に例える人がいるのも納得する。 これまで川を見ていると川幅はかなり広かったが、それが神居古潭で急に狭まる。そして神居古潭を過ぎると、また川幅が広がる。興味深い。神居古潭は何度か来ているが、今日も相変わらず激流。昔来たときに、今は無き商店のおばちゃんから、しそジュースをいただいたのも懐かしい。 旭川に入ると、やっと大雪山が見え始めた。わくわく。表大雪の左にある山を当初「あれが石狩岳かあ、遠いなあ」って思ったけど、よくよく考えたらニセイカだった。旭川は大都会。この都会の中心を石狩川は流れる。川に近いこともあって、旭川名物？の常盤ロータリーを見に行く。10分くらい見ていてもイマイチ交通ルールがわからなかったので、とりあえず運転下手な自分は行かない方が良さそう。旭川に入ってからの石狩川の標識はおしゃれなものが多く、ホッコリ。大雪も近いし、良い街だ。 旭川でのつかの間の休息を終えると、また田んぼゾーンに。石狩川百景休憩所を過ぎると、サイクリングロードの小さい橋に鳥の名前がつくようになる。さっきの石狩川の標識もそうだけど、日常のなかのこうやって工夫された小さい楽しみとか面白さは結構好き。上川では"いつものコンビニ"で休憩。たぶん年一で来てる。上川からは徐々に両岸に岩壁が見え始めて、石狩川も渓谷のような姿に。層雲峡も近い。と思っていたが結局今日も日没後に到着。朝少し寝坊したのが痛かったか。 9月6日：層雲峡→石狩岳（石狩沢｛西面直登沢→1540右股｝）→層雲峡 ・層雲峡～大雪湖（層雲峡本流林道入口）～石狩沢林道入口（春嶺橋） 今日は勝負日。暗闇のなかデッパ。満月に近い月が綺麗だ。途中の銀河トンネル長すぎいいいい。トンネルのなかをただ一人自転車で黙々と進んでいるとなんだか異世界に来た気分。大雪プラザ273で小休止して、高原大橋手前の町道高原温泉線へ。 ここからは林道。マウンテンバイクじゃないけれど、若干グラベルっぽい仕様なので意外と自分の自転車でも行けた。体感だけど、高原温泉分岐までほぼ10割、深雪橋まで8割、春嶺橋まで5割くらい、を漕げたイメージ。林道を補修してくださる業者の方々に感謝です。自転車で行ったおかげでコースタイムをかなり短縮できた。（逆にこの短縮が無ければ危うかった） ・石狩沢林道入口(春嶺橋)～林道終点(入渓点) ここからはいよいよ沢登り区間。自転車をデポし沢足袋を履く。こんな山奥に一人で来たのは初めてで、クマが怖い。休憩中も怖くてあたりを見渡していて、中々落ち着いて休憩できない。不安だ。石狩沢林道をたどる。橋は根元が崩壊していて、こちら側から登れないので、右手から沢に降りて渡渉し、林道へ。水流少し強いので、林道ではなく沢を歩いていくのは大変そうだ。林道は藪のなかに踏み跡あるので、それをたどる。藪はあるがそこまで荒れていない。崩壊している場所も踏み跡がしっかりあるので、それをゆっくり辿れば怖くない。後半に藪で踏み跡見失って沢に降りた。林道終点にはピンテあり。 ・林道終点（入渓点）～1540二股 沢を歩いていくが、ぬめり気が多く滑りやすいし、1270二股先までは倒木も多く、伊佐内川みたい(←一部の人しか使わない例え)。要するに厄介であまり楽しくない。歩いていて一人でコケて足痛めたらどうしようもないな、と不安になり慎重に歩く。クマも怖くて不安だが、一人で山に行くことも不安だ。現役だった去年まではずっとpartyで登っていたし、今年もあまり一人で登っていなかったので、いつも一緒に山に行く人たちが、どれほど心強くて安心できる存在かというありがたさをここで実感。しかもみんなで行くと楽しいし。一緒に山に登る人は本当に大事にしなきゃね。1200の二股は1569ポコが目の前に綺麗に見えているのでわかりやすい。1200二股左股に入ると、ゴーロがたくさんの河原が所々にある。その先で魚影を見た。ぬめり気があるってことは魚もいるのだろう。1270二股は右股へ。1450F近くになると段差が出てき始めるが、別に何も。1450Fは6,7mくらい。右岸小まき。途中に一部泥付き斜面あるが、斜度はそこまでないので怖くない。中間部の平らなところに上がってからは、木の枝掴んで斜上した。ぬめり気にさえ気をつければ、水流際直登もできると思う。下れることも確認して先へ。石狩岳が少しずつ見え始める。紅葉が始まっているようでほんのりと黄色が。 ・1540二股左股～西面直登沢～石狩岳 1540二股着。右股方向は稜線が綺麗に見える。記録で右股が本流っぽい雰囲気と言われているのにも納得。左股は2段の滝で流入する。時間ギリギリだが、左股の西面直登沢へ。右岸水流際直登できないか見てみる。下段は普通。上段はぱっと見た感じ面倒そうなので、引き返して、右岸まき。薄い踏み跡あるのでそれをたどるが。少し藪藪している。ハイマツ帯には入らずその脇の灌木帯を行った。簡単ではないけど難しくもない。その後沢幅が狭まり、いくつかの小滝や段差を越えると、登りにくそうなやつが出てくる。これが、チムニーの滝かな。これも5,6mくらい。直登。上部が難しい。左足を斜めっているスタンスに置いて、右足は突っ張る。緊張。今年になってボルダリングで鍛えていたことが幸いした。初心者ならザイル確保やお助けひもや空身が必要だろう。 続いてハングの滝。直登は不可。記録では右岸まきと左岸まき両方あるが、後者が多数。左岸まきはルンゼからまいていくようだが、どうやらハイマツの急斜面トラバースがあり、怖いらしい。右岸も登りにくそう。うーん。迷ったが、右岸まきする。取り付きに苦労。まずは岩を登る。岩の上に良い具合にスタンスがある場所があり、そこを左にトラバースして灌木を掴み、後はハイマツ帯を上がるが、ハイマツ帯の最初が本当に急で手を離したら即滑落って感じだったので、しっかり掴んで身体を無理やり引き上げる。上がるにつれ徐々に平らになっていく。怖くて緊張しすぎたので、一旦ザックを置いて休憩。背後のトムラを見て落ち着く。ふー。その後は薄い踏み跡にしたがって、右にトラバースしていくと、沢に復帰できた。割と時間がかかり、45～60分くらいかかったような...。ルート取り間違っていたかも。一気に疲労が来た。ちゃんと右岸と左岸の両方を偵察すれば良かった。一人で沢に来るの本当に怖すぎ。自分みたいなへなちょこにこの沢は早かったか。 1650二股の右股は狭い沢に滝がいくつもかかっているのが見える。左股は三角形に見える巨岩がある。北峰の方に行く左股へ。あまり憶えていないが、その後も段差がちょこちょこあったような。1730くらいからナメ滝が連続する。エサオマンのナメ滝の幅を狭くしたバージョンみたいな。斜度あって怖い。最初のナメ滝は左岸から軽くまいた。まき道の途中にある岩盤はポロッと崩れやすいので注意。二つ目は右岸から行こうとしたが厳しそうなので、左岸からまいた。その後も沢中行きにくいものは適時脇に生えているハイマツや灌木をつかみつつ登って行く。1820二股は左股を行った。記録通り1835あたりで水は枯れる。ここが石狩川268kmの終わりか。その後30分ほど藪と格闘。MAXでも腰上くらいだし、濃そうなところは避けて進んだが、だるい。斜度もあいまって疲れる。稜線手前になると地衣類とウラシマツツジが生えた斜面があるので、そこを歩く。山頂（石狩岳北峰・山頂）の50mくらい南の稜線に出て、とことこ歩き山頂へ。山頂着。石狩川の河口から石狩岳の山頂まで行く目標を無事達成。 けど、いえーい！、って叫びたくなるんじゃなくて、ただただホッと安心。よくここまで来ました。好天で登山者も多い。写真を撮ったり撮ってもらったり。石狩川の河口から全部遡って来たって言うと、「もしかしてワンゲル？」って聞かれる。野村さんの影響でワンゲルのことを知っていたようだ。ワンゲルかどうか聞かれることは中々無いので嬉しい（OBだけど）。と同時にワンゲルらしくない雑な登り方してしまったので少し反省。 ・石狩岳～1540二股右股 下山まで気を抜いちゃいけないので、ここからも頑張る。つかの間の稜線歩き。北峰と南峰（石狩岳最高地点）の中間ポコのギバギバかっこいい。初めて石狩山地に来たけど、岩や鋭い稜線があって良いところ。また来よう。南峰の手前は岩岩している道。気合いを入れ直して、南峰の南コルから沢型へ降りる。ここも藪濃くないので楽に降りられる。途中の小さい二股にピンテがあった（写真で確認すると1820でした）。2つほど1mくらいの段差があったが何も。1700二股から沢が広がる。1610二股左股が1540左股と似ていて、一瞬間違えかけた。1610二股（1700二股かも）を過ぎると段差が2つほどあったが、左岸の踏み跡から簡単に降りられた。 ・1540二股～石狩沢林道入口 1450Fは行きと同様右岸まきした。右岸に立ち木があるので懸垂下降も可能だろう。どんどん下る。1200二股を過ぎ、右岸の河原が歩きやすそうなので行ってみると立派な踏み跡（鹿道？）があったのでそれを辿った。沢中歩くより楽。林道終点からは行きと違ってずっと踏み跡たどることができた。偶然1200二股からかなり踏み跡たどれて時間を短縮できたから良かったが、もしここで短縮できていなかったらと思うとゾッとする。時間管理は課題です。石狩川最後の橋は「天石橋（てんせきはし）」と名付けられていた。ここも行きと同様に渡渉して林道に出て石狩沢林道入口（春嶺橋）に着いた。ふー。 ・石狩沢林道入口～大雪湖（高原温泉線ゲート）～層雲峡 日没が迫っているのでちゃっちゃと下る。途中の堰堤に人が居た。沢の縦走？。道中、鹿にキャンキャン威嚇される。この甲高い声は好きじゃない。まあヒグマじゃないので何でもいいですが。"一部の界隈"に人気（？）のここの林道歩き。この林道の直近の記録をここサーチで見てみると、なんだか見たことのある名前多いなあ笑。自分もその一員に追加ですね。今回は自転車が使える区間多くて自分は楽だったけど、冬にこの長距離を歩くのはラッセル大変だろうし尊敬する。真っ暗になる前になんとか国道着。 ここじゃゆっくり休憩できないので大雪プラザ273へ。ゆっくり休んでいると石狩岳山頂で出会った人と再会した。3日間であまり人と話していなかったから嬉しい。あとは下りの自転車の快適性に感動しながら層雲峡へ。下りに自転車があると、山と自転車の二つが楽しめて一石二鳥。層雲峡着。たくさん寝られるの幸せ。 翌日は雨でやることもないので観光。層雲峡・大雪山ミュージアムへ。市根井孝悦さんという写真家の写真が展示されている。大雪山には「平らの美」があるって書かれていて、なるほどと思った。その後は層雲峡ビジターセンターへ。ここでも石狩川の歴史や大雪山の成り立ちを学べた。 短い間だが、様々なことを経験し学んだ良い旅だった。お疲れさまでした。 ＜石狩沢＞ ・電波 層雲峡本流林道を入るとすぐに圏外に。結局稜線まで電波入らず。稜線は入った。（docomo） ・1540二股左股（西面直登沢） 核心はハングの滝のまきか。右岸と左岸どちらがよいのだろうか、両岸見ておらずわからないが、現地判断が重要そう。とりあえずこの沢は初心者が行くのは難しいと感じた。（自分が一人で行くのも良くなかった気がする） ・1540二股右股 簡単。初心者でも大丈夫。記録ではあまりいないが、下りでも使える。直登沢を登った後下山点に行く場合には、最低コルからペテトク沢を使うよりここを降りた方が早いと思う。 ・参考にできる記録や本 本は『とっておき北海道の山』『北海道の山と谷』など。 ヤマレコにもたくさん記録があがっているし、一般サイトにもぼちぼちあるので、参考にできる。 |
| その他周辺情報 | 川の科学館、層雲峡・大雪山ミュージアム、層雲峡ビジターセンター |
写真
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川の博物館。石狩川の治水について知ることができる（別日に撮影）
河口からしばらくは平野を流れ、上川あたりから急に山岳地帯に入っていくことがわかる
1650二股左股を詰めていく、写真中央の巨岩だけど三角形に見えません？
石狩川最後近くの水を汲む、コーヒーに入れて美味しくいただきました
層雲峡・大雪山ミュージアムに寄った。山が好きな人にはもちろん、そうじゃない人にもおすすめ！入館料600円に見合う価値はあると思う
9/7 14:36
層雲峡・大雪山ミュージアムに寄った。山が好きな人にはもちろん、そうじゃない人にもおすすめ！入館料600円に見合う価値はあると思う
装備
| 個人装備 |
沢足袋
ネオプレンソックス
ハーネス
カラビナ
環付きカラビナ
ソウスリング
確保器
ヘルメット
長袖インナー
厚手インナー上下
ズボン
軍手
雨具上下
ザック
スタッフバッグ
行動食
非常食
飲料
トイレットペーパー
携帯トイレ
ライター
地図（地形図）
ナイフ
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
針金
保険証
携帯
モバイルバッテリー
ラジオ
天気図
ボールペン
時計
ジップロック
固形燃料
30mロープ
ハンマー
ハーケン
熊スプレー
ファーストエイドキット
常備薬
ツェルト
|
|---|---|
| 共同装備 |
自転車
チューブ
タイヤレバー
空気入れ
輪行袋
六角レンチ
ボトルケージ
フロントバッグ
サドルバッグ
ヘッドライト
リアライト
サイクルグローブ
ビンディングシューズ
|
| 備考 | 自転車関係のものは共同装備に書きました |
感想
装備を貸してくれたり、ルート・電波状況を教えてくれたり、記録を残してくれたり、これまで山に一緒に行ってくれたりした方々に感謝です。
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