谷川岳〜茂倉岳(馬蹄形縦走断念)



- GPS
- 27:34
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,586m
- 下り
- 1,690m
コースタイム
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 8:06
天候 | 晴れ、晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
良好。 |
写真
感想
以前から歩き切りたいと思っていた谷川岳馬蹄形縦走に挑戦しました。馬蹄形縦走は2回目のチャレンジ。前回は、早いものでもう6年も前のことです(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3240150.html)。その時は日帰りで挑み、白毛門から反時計回りに歩きましたが、天候も眺望もよくないので、清水峠からエスケープしたのでした。今回は清水峠避難小屋に泊まる1泊2日の計画で、西黒尾根から時計回りに歩き始めました。
山友と合流し、土合に着いたのは深夜でした。お手洗いが使えるので、星野リゾートの運営となった谷川岳ヨッホ(旧谷川岳ロープウェイ)の駐車場に、まず停めました。2時間余りの睡眠ののち準備し、下山してくる白毛門登山口の駐車場へ車を移し、出発しました。
お隣りの巌剛新道は何度か歩いているものの、西黒尾根は実は初めてでした。登山口からいきなりの急登。さすが三大急登と言われるだけあります。でも、みるみる標高を稼げる感じは嫌いではありません。また、ただ急坂が続くだけでなく、岩場や鎖場も出てくるのが、バリエーション豊かでよかったです。最初の鎖場を登り切ると、一気に眺望が開け、双耳峰の谷川が眼前に姿を現し、壮大でした。
ところが、同行者の調子があまりよくなさそう。寝不足に暑さ、急登、泊まりの荷物…いろんな要因が重なったのか、度々脚攣りに見舞われ、大きくペースダウンしてしまいました。元々が清水峠までの長い行程。そこまで行けるか怪しくなってきました。
谷川岳山頂は快晴で、見事な展望でした。しかし、予定より2時間遅れ。友だちの脚攣りも回復は見込めなそうです。ただ、せっかく泊まりの計画で来ているので、谷川岳から下山するのももったいなく、ちょっとばかり思案。避難小屋があり、土樽駅へ下山もできる茂倉岳まで、歩を進めることにしました。谷川岳から先へ足を踏み入れるのも初めて。天気に恵まれ、気持ちいい稜線歩きになります。
一見、笹ばかり茂る緑の稜線ですが、ところどころ岩場が出てきて、変化に富みます。一ノ倉岳、茂倉岳とピークを踏んでいきます。初めて訪れる茂倉岳。谷川連峰の奥深くまで来たな、という印象をもちます。群馬県側の土合よりも、新潟県側の湯沢のほうが近そうです。
茂倉岳の山頂直下、笹藪のなかにきれいな避難小屋がぽつんと建っています。どうも2年前に建て替えられたばかりのようです。まだ正午を回ったばかり。馬蹄形縦走は無理としても、そのまま茂倉新道を下りて土樽駅へ行くこともできました。しかし、ゆっくりのペースだと15:23の列車には間に合わなそうです。次の列車は終電の18:10。待ちぼうけ感が半端なさそうなので、このまま避難小屋に泊まることにしました。
小屋内はもちろんきれいだし、笹藪を100mくらい進むと水場もあって、快適でした。昼間から、ゆっくりのんびり贅沢な時間です。馬蹄形縦走は残念でしたが、自然のなかでだらだら過ごすのも、たまにはいいものです。
翌日は3時くらいに目を覚ましました。幸い晴れていて、皆既月食の赤銅色の月も見ることができました。せっかくなら朝陽まで楽しみたいところですが、列車の時刻が8:29。その次はなんと12:32と、これまた時間を持て余すので、しかたなく4時半に出発しました。
矢場ノ頭まで、ちょっと荒れ気味の急斜面を注意して下っていきます。登山道はわかりやすいものの、狭く、両側には朝露に濡れた笹が生い茂り、靴のなかまでびっしょりになってしまいました。
楽な登山道ではなかったものの、稜線上はずっとお花畑でした。特に、ウメバチソウは西黒尾根から茂倉新道までよく咲いています。シャクナゲやアセビはもう次の芽が出てきていました。来春・来夏に向けて、早くも準備しているのですね。
標高がだいぶ下がって、美しいブナ林まで来ると、傾斜もゆるくなります。緊張がようやくほぐれてきました。前日の午後はたっぷり休めたためか、下山は終始友だちの調子もよく、コースタイム以上のペースで土樽駅まで下りることができました。駅には幸い自販機がありました。冷たいコーラを飲み干したら、気分は最高。8:29発の上越線で国境の長いトンネルを抜け、土合へ戻りました。
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