記録ID: 86895
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ハイキング
日光・那須・筑波
女峰山
2010年11月13日(土) [日帰り]



- GPS
- --:--
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 964m
- 下り
- 962m
天候 | 晴れ・黄砂 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
女峰山に登って来た 何年越しかなぁ・・・、女峰山を念頭に入れて計画を立てたりもしたが実現しないままに何回冬を越しただろう。ぺんぎん隊は冬山をやらないので雪が降ればもう来春までは眺めて暮らすだけとなってしまう。女峰山には妙に「キツイ・・・」という先入観があって時間的余裕や挙句は翌日の仕事の予定までも考慮に入れて結局は別の山へと行ってしまい何度も先延ばしされて来ていたわけである。 宇都宮から男体山や白根山を眺めれば嫌でも目に入る女峰山。そこに登る事を一つの憧れとして数年経ったわけだが、今回妙な調子で決行されることになった。 「次の土曜日休みなんだけど何処行く計画もなし・・・」こんな文面を主催のSNSの日記に書き込むと原くん(はら坊)からレスが付き「榛名行きますか?でも宇都宮からじゃ遠いんだよね〜」と言って来たので「女峰いくか!」と冗談半分で返事を打った。すると「行きますか!雪まだですよね?」との返事があり一気に計画が進む事となった。好天続きだったが三日前には県北には雪が降っている。この機会を逃せばまた来年同じ事を繰り返すことになるだろう。日も短い季節になり翌日(当日の夜中)は仕事ということもあり一番短いルートで志津林道からのアクセスに決める。前日夕方になり清水(しみたか)の参加が確定となり三人での登山が決定した。 当日朝6時にいろは坂下の「馬返し休憩所」の駐車場で待ち合わせ奥日光へと向かう。中禅寺湖から龍頭滝、戦場ヶ原と通り過ぎる風景は紅葉も終わり冬支度を始めている。戦場ヶ原で光徳方面へ右折し100mほど走って志津林道へと再度右折する。 男体山や大真名子への登山口となる志津峠の駐車場には既に5台くらいのクルマが停まっている。我々は1kmほど先に在る林道ゲートまでクルマを進めて駐車し歩き始める。 目の前に女峰山が大きく聳えている。「あそこまで行くのか・・・」それはとても信じられないくらいに遠く高く見える。林道を進んで行くと丹勢方面への分岐を過ぎる。そう言えば丹勢山へ登った時に途中に「志津小屋」という分岐があった。「ここから志津小屋に行けるんだ・・・」と思ったものだったが、ここに通じていたということか・・・。30分弱で馬立経由の登山道に到着、ここから本格的な登山道に入る。 堰堤が連続する景観を眺めながら涸れ沢沿いを登り標高を稼ぎ始める。10分も歩くと荒沢川上流のガレを横断する。荒沢川は裏見ノ滝がある川で裏見ノ滝からも女峰山への登山道がある。 登山道にはツガとシャクナゲが目立ち始め振り返ると男体山が見える。1時間ほどで二つ目の涸れ沢を横断する。少し上がった場所にある「水場」で冷たくてまろやかな水が味わえる。20分ほど登って唐沢小屋到着。 小屋から樹林帯を抜けて山頂に向かうガレを登る。何処でも歩けそうでありながら浮石が怖い場所でもある。落石防止にルートから外れない様に注意が必要だ。 ガレを横断し山頂に向かって最後の急登を登る。息が切れるが周囲の風景を眺めながらゆっくりと上がって行く。 先を行くしみたかから「到〜着!」と声が上がる。いよいよ女峰山山頂に登り付いたのだ。林道から遥かに見上げた山頂に今辿り着いた。「大したもんだ・・・」それは自分にでもあり女峰山にでもあり。 山頂には5〜6人が写真を撮ったり山座同定をしたりと山を楽しんでいる。我々もベテラン山屋に変身して「あれが八ヶ岳、あっちが北アルプス、会津駒があれで、向こうの白いのが飯豊かな・・・」なんてやってみる。 隣にいた女の子が我々を見て「写真撮りましょうか?」と声を掛けてくれたのでお言葉に甘えて山頂表示の前で三人の記念撮影。にこやかにカメラに向かう三人の内心は「オヤジ同士じゃなくて彼女とのツーショット」が良かったに違いない。(笑) 山頂から隣の帝釈山を眺める。今回のルートのハイライト的な部分はこの稜線歩きだろう。女峰山頂からいきなりの下降はかなりの斜度で要注意。両側が切り立った稜線も強風の時などは注意が必要だろう。 左に日光の山々を、右には会津や新潟の山々を眺めながら稜線を歩く。北斜面には数日前の雪が残っている。今シーズンはこの週末が無雪期ハイキングの最後となりそうだ。 専女山の小ピークを過ぎ帝釈山山頂へちょっとした急登を登る。小広い空間に辿り着くとそこが帝釈山山頂。振り返ると女峰山の槍のように尖った姿が美しい。 帝釈山から富士見峠へ下る。目の前には小真名子・大真名子の順で間近に見え次回の登山を誘い掛けている。「次はあの二つをやりますか!」と単純なオヤジは誘いにまんまと嵌り掛けている。(笑) 一気に下って30分で富士見峠に下り付く。向かいの小真名子の登山道から女性を含む4人連れの登山者がやって来るのと出会う。彼らは志津峠の登山道から大真名子・小真名子と巡って降りて来たそうで、今日は志津小屋に泊まり明日は男体山に登るとにこやかに話していた。お互いに記念撮影のシャッターを押し合い別れる。 あとは一気に「志津林道をクルマまで下れば登山は完結!」と勢い込んで歩き始めたのは良いが、この林道歩きが1時間もあるとはその時は知る由もなかった・・・。 |
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コメント
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女峰山、私も地図を眺めながらキツそうって思ってました。
福島の山は穏やかなところが多いのですが、栃木はけっこう辛そうな感じですネ
このコースできついのは山頂直下のガレと帰途の林道歩きかなぁ・・・
女峰では一番楽なコースですよ。
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