白峰三山縦走



- GPS
- 20:00
- 距離
- 23.3km
- 登り
- 2,494m
- 下り
- 3,162m
コースタイム
- 山行
- 6:57
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 8:29
- 山行
- 10:25
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 11:26
天候 | 初日は曇り時々晴れ,二日目の稜線縦走はガスと強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
携帯トイレ
|
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感想
遠征登山の第4山行は、山口から駆けつけた山仲間と二人で広河原から奈良田への白峰三山の縦走です。8月なら奈良田発5:30のバスで広河原に入って北岳山荘に向かったのですが、9月の一番バスはその3時間後になるので行動が時間的に難しくなるため、前日に奈良田に車を駐車して広河原山荘に泊まり、翌朝の日の出頃に出発しました。
初日は、八本歯コース経由で北岳稜線に上がり、分岐点にザックをデポして空身で北岳を往復した後に北岳山荘にチェックインするという計画です。曇天で時々日がさすという天気で谷風もあり登りが楽でした。まずは少しでも背中を軽くするため白根御池小屋までだけの水で出発し、ここで残りの時間分の水を補給して登り始めました。広河原の反対側の鳳凰三山はガスに隠れることなく花崗岩の白い砂地が綺麗に見えます。八本歯コースの谷を詰めるにつれて、後ろを振り返りながら段々変わっていく姿を楽しみました。
八本歯コースは谷の左岸をずっと詰めます。下りでは路が見つけにくいのか谷の中を下っていく人が複数おられ、谷からは左岸の登山路が見えず谷から登山路に戻れそうな場所を探して苦労しながら復帰しておられました。八本歯のコル手前から稜線近くのトラバース路分岐辺りまで多くの木梯子を登って高度を稼ぎます。北岳や間ノ岳の頭は流れるガスで覆われ見えません。北岳バットレスも上部がガスに中なので高度感に物足りなさを感じますが、ガスの下部分のそそりたった岩壁を見るだけでも岩屋さんがチャレンジしたくなるだろうなあと想像しながら時々カメラを向けました。
北岳山頂に立った時は幸いにガスが流れて360度の景色を楽しむことができました。じっと待っていると富士山の頭も見えましたし、広河原山荘、白根御池、草すべりコースが一度に見えます。
翌日はメインの3000m稜線の縦走です。ヤマテンの午前予報は霧時々暴風(14m/s)になっていましたがその通りの天気で、時々耐風姿勢をとって動けなくなったり体が持っていかれそうになりました。日の出前のヘッドライトは濃いガスを白く反射し路は足元しか見えません。その中で目を凝らして路を見つけ、不安がある時はヤマレコ地図で確認しながら進みました。日の出で明るくなってからは路探しは楽になりましたが、条件の悪い時は地図アプリなしでは不安だらけだったでしょう。農鳥小屋の石垣で強風を避けた時の安心感、シャッターを切る体勢も強風で不安定になる西農鳥岳と農鳥岳、農鳥岳山頂直下にある広い風避けスペース、大門沢小屋までの嫌になる急坂下り、大門沢小屋から緩やかになって時々森歩きを楽しむ余裕がある景色、多くの渡渉などなど、多彩なコースでした。大門沢小屋では遭難者を交代で背負って救急車まで下る10名ほどの消防レスキューの方々がおられ、あの歩きにくい路をよく背負って歩けるものだといたく感心しました。
広河原山荘と北岳山荘で同室だった岐阜県と奈良県の単独行のお二人とは途中色々話を楽しみ、奈良の方とは我々パーティと2日目全コースを一緒に行動しました。こうして、運良くというか計画通り、第1発電所前発15:09のバスに間に合って楽をしながら奈良田の車に戻りました。
今回の長期遠征登山の第1目的は3000峰の完登です。今回農鳥岳(西農鳥岳)を登りましたので、残るは前穂高岳1座だけで週明けを予定しています。
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