記録ID: 8715169
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無雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊
谷川岳 堅炭尾根
2025年09月22日(月) [日帰り]


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 10:19
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,408m
- 下り
- 859m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 9:40
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 10:14
距離 13.6km
登り 1,408m
下り 859m
14:38
ゴール地点
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
藪漕ぎ |
写真
感想
廃道になって8年、登り初めは踏み跡がうっすら残っていたが、あっという間に消えた。足元から腰までの熊笹が行く手をふさぐ。芝倉沢を詰めると歩きやすく一瞬ほっとするが、沢を詰めすぎると堅炭尾根への登り口を見失ってしまう罠。「どうせ道は無いも同然だ」と腹をくくり、適当な尾根を見定めて直登開始。GPSで位置を確認しながら慎重に進む。
ここからが本当の藪漕ぎ地獄。先頭は胸までの笹をかき分け、後ろはそれに続く。体力を削られないように3人で先頭を交代しながら進む。長袖・手袋でも腕がチクチク。藪漕ぎで腕の疲労、足で熊笹を押さえつけるパワー、水滴でパンツは重くなり、心拍は常に高め。静かな森の中で、ただ藪をかき分ける音だけが響く。やっと堅炭尾根に乗り上げた瞬間、景色が一変。視界がぐわっと開け、谷川の大きな山体と青空が飛び込んできた。藪の閉塞感から解放され、風が顔をなでる。「気持ちいい」と稜線を歩く。ここまでの苦労がすべて報われた瞬間だった。
堅炭岩稜線を辿ると岩稜沿いにトレースが見え、気持ちが上がるが油断は禁物。巻道に入ればすぐ藪。結局、腕はさらに疲弊した。それでも「この藪の先に登山道があるはず」と信じて進む。見えてきたあの木、まだ藪。さらに一歩一歩進むと、突然ぱっと開けた。――一ノ倉避難小屋の脇に飛び出した!ホッとしたと同時に大きな達成感が胸を満たす。3人でハイタッチしながら無事に堅炭尾根を登り終えたことを喜び合う。
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