八子ヶ峰 冬の下見を兼ねて


- GPS
- 03:29
- 距離
- 6.9km
- 登り
- 188m
- 下り
- 491m
コースタイム
- 山行
- 2:53
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 3:30
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
【帰り】15:05グランド前~15:50茅野(バス) どちらも料金は2,000円だった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【蓼科山登山口~八子ヶ峰西峰】よく整備されている。稜線に上がると気持ちの良い平原が広がる。 【八子ヶ峰西峰~ロイヤルヒルスキー駐車場】部分的に笹とススキに覆われて、ややわかりづらい。道標もほぼない。 稜線から駐車場に降りる道もかなりわかりづらい。直進する道のほうがはっきりしているため、通り過ぎてしまい、ヤマレコの警告で引き返した。 【駐車場~白樺湖】半分は舗装路。途中でヘアピンカーブあり。カーブに小さな鉄板があり「八子ヶ峰」裏に「白樺湖」と書いてあるが、小さすぎてそれが道標と思わずに通り過ぎてしまった。ヤマレコの警告で引き返した。カーブを曲がるとすぐに「八ヶ岳山麓スーパートレイル」の道標が現れ、再び登山道に入る。 |
その他周辺情報 | 白樺湖の「すずらんの湯」は閉店。 |
写真
朝イチのあずさで来るPierre氏を待つ。東京の人は日帰りができていいな。
9:40の北八ヶ岳ロープウェイ経由蓼科登山口行きバスはそこそこ混んだ。ほとんどが北八ヶ岳ロープウェイで降りた。
装備
個人装備 |
Tシャツ
アームカバー
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ティッシュ
保険証
スマートフォン
時計
サングラス
てぬぐい
ナイフ
熊鈴
ストック
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感想
リーダーが秋分の日に日帰りで八子ヶ峰に行かないか、と言ってきた。9月後半は筆者も結構仕事が立て込んでいるので、予定するけどドタキャンもありえるかもしれないといったら、極めて不機嫌になった。これはまずい。積極性を示すために早速特急あずさの切符を予約し、やる気を示したところ、徐々に機嫌は治ってきた。なので、八子ヶ峰ってどこだっけ?というとぼけたことを聞くことはできなかった。
八子ヶ峰は八ヶ岳西部の山である。リーダーはここに冬に来るための下見をしたかったらしい。いざ登山を始めてから恐る恐る聞いたら、「説明しただろ」と言われ、人の話を聞いていないことがバレてしまった。いや聞いていないのではなく、記憶力が劣化しているだけなのだが、情状酌量はされないだろう。言い訳はさらに状況を悪化させる。山登りは準備が大切だが、登る前の人間関係の整備はもっと大切である。
さて、話が前後するが、茅野駅を出発した我々のバスは、北横岳ロープウェイに立ち寄って、多くの人を降ろした後、蓼科山登山口までたどり着いた。登山地図にはトイレがなかったので、逼迫していた筆者は恐縮ながらあまり適切とは言えない場所で用を足したのだが、その後にリーダーが駐車場のところにトイレはあるよ、と言ってきた。「早く言ってよー」と松重豊氏が出演しているテレビCMのようなセリフを吐いたが、もう出してしまったものは仕方ない。気を取り直して登山口で準備運動をして登山を開始した。
相変わらずの尾籠な話で恐縮である。本題に入ろう。さて、初めは樹林帯のまずまずの傾斜の坂を登っていくが、30分ほど登るとヒュッテアルビレオというかつて営業していたと思しき山小屋(コテージ?)に着いた。そこで一休みしたのだが、その辺りは平原で、ススキが一面に風に揺られていた。登山客も少なく気持ちよく八子ヶ峰東峰のあたりをゆっくり歩いた。ちょうど蓼科山にかかっていた雲が外れ始めて、山頂が見るようになってきた。
一旦下ってもう一度登り、なだらかな稜線を歩いていく。この辺りは北東至近に蓼科山が見え、南西に南八ヶ岳を望めるところだが、南八ヶ岳は雲の中だった。しかし、登山客も少なく、平坦な稜線で非常に気持ちがいい。森のクマさんでも歌いながら行きたいところだったが、本当に出てこられると困るのでやめておいた。
しばらく行くと、スキー場のリフトが見えてきて、その先が八子ヶ峰西峰の山頂である。ここで我々は大休憩を取ることにし、眼下に茅野の街を望みながら昼食と洒落込んだ(いや、ご馳走を食べた訳ではないけれど、なかなか優雅な気分ではあったのだ)。この後は、スキー場の脇を(場合によってはスキー場の中を)降っていく、スキーならシュッと一息のところだが、歩きではそうはいかない。膝への負担を軽減するように小さな歩幅でゆっくり進む。道は途中からゲレンデを離れて笹原を行くのだが、ようやく道がわかる程度に草が刈られているだけなので、注意が必要である。先頭を行くリーダーは目がいいからなのか、迷わず進んでいくが、筆者一人であったらしょっちゅう立ち止まっていたであろう。
しかしである。リーダーが立ち止まった時、そこでヤマレコの警告機械音声が鳴り、「ルートを間違えたようです」と言ってきた。確かにヤマレコの地図を見ると脇に逸れているようだ。こういうときに来た道を戻るのはエネルギーが要る。それでも200mぐらい戻って、ススキで分かりづらくなっている分岐を見つけ、正規ルートに復帰した。しかしその先でもルート本来ではない迂回コースをとり(これは結果的には正解だったかもしれない)。スキー場の山麓ベースまでたどり着いた。
ここからは車道歩きである。この辺りは信州自然遊歩道の一部らしい。自然遊歩道と言いつつ、舗装道で、このような道を歩いていると、だんだんつま先が痛くなってくる。さらにここで標識を見落としてヤマレコアプリから警告を受け、100mほど登り返す羽目に。たかが100mで気持ちが折れそうになりながら登り返し、標識は悪くないのに標識に「分かりづらい!」とか悪態をついて、予定の道に復帰した。その後、一旦山道に入り、「銭石」という一説には信玄公の埋蔵金とも言われる宋銭が出てきたという名所?をちらっと覗いて、ゴールである白樺湖畔に到着した。白樺湖ではスワンボードが優雅に1隻だけ動いていた。今、あれに乗ったら湖の真ん中で脚が攣りそうだなと思いなから眺めているうちにバスが来る時間となり、茅野行きのバスに乗ったのだった。(完)
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