金剛山(寺谷・伏見峠経由で周回)


- GPS
- 04:08
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 555m
- 下り
- 563m
コースタイム
- 山行
- 2:50
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 4:07
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
よく踏まれた登山道と林道 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
カメラ
シュリンゲ
|
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感想
今週は金曜日の夜にkinuasaの仕事が入った。日曜日はすでに予定が入っているから山行は土曜日だが、疲れが残っていても十分こなせるところにしておこう。そうだ、金剛山なら秋の花が咲いているに違いない。そこで最近の山行記録を見ると、期待通りに秋の花に彩られている。ということで、数か月ぶりに金剛山に行った。といっても過去には2回しか金剛山には登っていない。いずれも千早側からトカラ谷、タカハタ谷を経て山頂に上がっていて、ロープウェイ駅側からいったことがない。今回は、後者のアプローチをとって、伏見林道から寺谷に入り、稜線を西にたどって伏見峠から出発点に戻るという、自分たちとしては「はじめての金剛山」である。
この2か月近くというもの、「花のない」山と谷を彷徨していた我々としては、駐車場から林道に入ってすぐにアキチョウジやジャコウソウの歓迎を受けて、早くも満足というものだ。左に湧水をみてすぐ左から斜爆を掛けて本流に合する谷がある。それが寺谷だった。
水線に沿って谷に踏み込み進路を探る。登るなら滝の右岸だが、登山靴では難しい。そこで、右岸についていた不安定な踏み跡で高巻くことにする。案外、このコース、ワイルドなんだなと思っていたら、すぐにがっちりと踏まれた道に出た。ちょっと手前についていた道だろう。てっきり尾根に上る道と思って見送ったものだった。以後、立派な道を進む。左右に一つまた一つと現れる花々を眺め、写真を撮っていると、次々と人々が上ってくる。沢の様子はと言えば、出合ではそこそこあった水量が上るにつれて急速に細っていき、やがて谷筋を離れて道は斜面をジグザグに登るようになった。傾斜が増して涼しいながらも汗をかく登路である。が、長くは続かない。むしろあっさりと主稜線に出た。文殊石にお参りして、とりあえずなじみのお寺といわゆる山頂広場に寄っていくことにする。実に涼しいが、お寺の前の休憩地にある温度計の電光掲示は16℃を示していた。時刻はまだ9時半ごろだったが、日差しのもとで「ぽかぽか暖かい」この場所で昼飯とする。太陽がうれしい季節が来たなんて、なんだか新鮮な気分だ。
食後は、金剛山最高点である葛木神社詣でだ。最高点は神域に入るため接近できないことは、前回体験済みだったが、社殿前に「金剛山頂」の日付付き看板が出ているのには前回は気づかなかった。ここからさらに西に向かって稜線を行くが、ほとんど林道並みの幅広い平坦路なのだった。この道沿いに「一等三角点」があることを案内看板で知ったので、できれば寄っていこうと注意をしていると、役行者ゆかりの経塚の立つ湧出岳というその山への道標を見つけることができた。道標に従って立派な林道のような道を登っていくと山頂には電波塔が二基立っていた。三角点を探すがすぐには見つからない。電波塔の横の山道をわずかに登ると、立派な一等三角点が埋設されていた。周囲を見渡すと、「金剛山 一等三角点」と書かれた古い山名板が「湧出岳」の表示のほかに木にくくられていた。金剛山にも一等三角点がある、というのは自分としては発見だった。
一等三角点を確認した後、次なるミッションは大阪府最高標高点に上ることでなった。金剛山の最高点(葛木神社)は奈良県側にあって、大阪府の最高点はそれより少々下がったところだということは知っていたが、それを実地検分できるかどうか、である。これは、金剛山側から下ってくるとやや見つけにくいが、なんとなくこぎれいになった地点に「千早園地・・・」と書かれた標柱があって、そこから戻るように尾根を少し登ったところに、大阪府最高点と記された道標が立っていた。ここにはブナやミズナラの木が生えており、奈良県側に視界が開けている。アマチュア無線の方がお楽しみのところをお邪魔して、大阪府最高点を確認したのだった。
この先、金剛山キャンプ場できれいなトイレをお借りし、すぐに伏見峠に達したのだった。ここからはセメント舗装の伏見林道を下る。急な下りである。たくさんの人たちが上ってくるが、みな急な登りにしんどい様子である。ぐんぐん下ると車の止まった工事の場所に出た。「ロープウェイ撤去作業」の工事だという。昭和の遺構が一掃される日が近いようだ。青空が杉の梢の上に広がっている。最後の花々を楽しみながら下ると、もう車の走る出発点が目前に迫ってきた。駐車場ではヤマノイモのむかごを収穫して、お土産付きの山行を終えたのだった。
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