皇海山(松木沢ルート)


- GPS
- 11:02
- 距離
- 26.2km
- 登り
- 1,529m
- 下り
- 1,527m
コースタイム
- 山行
- 10:19
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 11:05
天候 | 終始快晴!湿度低く風が気持ちいい、最高の天気でした。下山時、銅親水公園の気温は24℃。 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
ウチの庭にも自生していて珍しくないはずですが、山行中に見たのは初めてです
ただ、
1.営業時間が09:00~15:00 (皇海山や松木沢はロングコースが多くなるため、営業時間内に立ち寄れる人は少ないのでは…)
2.立地が中倉山登山口方面ではなく松木渓谷方面に奥まっている(周辺では中倉山が圧倒的に知名度が高いが、小屋方面に足を運ぶのは松木沢方面に行く人しかいない…)
上記2点のため、なかなか人を呼び込むのは難しそうです😅
中倉山方面への分岐や銅親水公園付近に看板設置等できればよいのでしょうが、難しいのでしょうか
装備
MYアイテム |
![]() 重量:3.46kg
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感想
白峰三山山行のあと3年ぶりに風邪をひいてしまい、熱はすぐ引いたものの鼻詰まりと咳がなかなか治らず。数少ない山友さんからの越後駒ヶ岳・巻機山のお誘いも、宴会やお泊まりで風邪をうつす懸念があり泣く泣く断りました。
今週末ようやく咳がおさまりましたが、山行再開できるコンディションまで三週間弱かかりました。しばらく風邪ひいてなかった分、耐性が弱くなってたのかな?
動けるようになったとはいえ三週間ぶりの登山なので、リハビリがてら男体山一往復で軽く済ませて、温泉とお買い物して終わらせようと思っていたところ、skysun氏より「皇海山行かない?」とのお誘いが。彼とは雪の女峰山以来約半年ぶり、しかも皇海山のお誘いとあれば断るわけにはいかない。当然クラシックルートだよね、と思ったらなんと松木沢ルート。これは迷う。大いに迷う。タフな山行になること必至、病み上がりのブランク明けで健脚の彼の負担にならないか?そして無事に下山できるのか?
迷いに迷いましたが、行けると思ったから誘ってくれてるんだと思いGOしました。松木沢ルートは泳ぐほどの箇所やロープ技術必須箇所もなさそうとのことですが、一応保険で120fmスリングとカラビナ、自宅練習用の10mロープだけお助け用に持ちました。
銅親水公園(あかがねしんすいこうえんと読むそうです、初見じゃ絶対読めません😂)でskysun氏と合流して林道歩き。彼とは半年以上ぶりですが、一週間ぶりかな?くらいブランクを感じず会話できるのほんとありがたい😂
ウメコバ沢出合あたりから渡渉箇所あり、大ナラキ沢出合あたりからしっかりめの沢歩きになります。沢歩きも一年ぶりなので濡れる前提の渡渉に少し戸惑いましたが、慣れると躊躇なく沢に入れるのでルート取りの自由度が高くなります。穏やかな沢ですが、ニゴリ沢出合から先は地形がやや手強くなるのと、岩のヌメリが強くなる感じがあり、またルートもやや不明瞭になります。ここから稜線まではナーバスにならざるを得ず、痺れる区間でした。
ようやく稜線に乗り上げてホッと一息と思いきや。ピークまでなかなかの急登、しかも健脚skysun氏が早いので一息できない!必死で山頂に辿り着き、やっとランチ休憩。
前回来たときも思いましたが、不動沢のコルから西に方向転換して山頂になる変則的なルートなので、国境平に向かうつもりで直進してしまい群馬側に下りてしまう間違いを犯しやすく感じます。国境平方面のルートを探ると、群馬県側へ下りる尾根よりも不明瞭な印象でした。いつか宿堂坊山~皇海山を歩きたいと思っているので、皇海山側から北上する場合は要注意と感じました。
皇海山からの下山は東側の尾根からニゴリ沢出合を目指します。適当に分岐して地形を探りながら歩いてみると、なにやら踏み跡らしきものが。そのまま歩くとなんと真新しいピンテが付いているではありませんか。
本格的にバリエーションをやる方々には寧ろピンテを嫌う方(自分でルートを決めて道なき道を歩きたいのに、ピンテに歩かされるのは不本意)もおられるようですが、バリエーション歩きとは言えない程度の初心者の私にとっては、大きく道を誤る前に答え合わせをしてくれているようで大変安心感がありました(ピンテも人工物でありゴミであり、一般登山道外に勝手に設置することの是非も含めて、全面的に肯定するものではありません)。
多少わかりづらいところや斜度のキツいところもありましたが、怖さを感じるような危険箇所はほぼありません。寧ろ、整備されていないそのままの木々やコケの美しさを強く感じました。しばらく歩くと、今度は急に視界が開けて、北側の県境尾根や中禅寺湖南側の山々、正面には半月山、南には鋸山も望める大パノラマが迎えてくれました!
往路での、久々に神経研ぎ澄ませながら登る感覚。復路での、予想を裏切る美しさと穏やかさで迎えてくれた尾根。
気を使わず楽しく会話しながら歩けるパートナー。
全部揃った最高の山歩きができたことに感無量です!
【装備重量】
8.0kg
【レイヤリング】
・上: ドライレイヤークール+ラミースピンエアーTシャツ
・下: 着圧タイツ+カミノパンツ
・予備: グリッドフリース、バーサライトジャケット
早朝のみグリッドフリース着用。
【食料内訳】
・菓子パン2(消費1)
・惣菜パン1(消費)
・おにぎり2(消費)
・おにぎり弁当1(消費)
・塩羊羹4(消費2)
・アミノバイタル2(消費1)
・チーカマ2(消費せず)
・水1L+アクエリ1L+お茶0.6Lx2+ポカリ0.5L(水0.2L、ポカリ0.3L余る)
【メモ】
・渡渉用シューズ検討したが適当な靴が無く、履き替え無しでトレランシューズのみで挑戦。滝を登るような厳しいところが無かったので、なにも問題なかった。警戒心無く歩くと岩がヌメっていたり滑るところは多々。行ったことがないのでなんとも言えないが、伊藤新道や針ノ木沢などはこんな感じなのかなと思った。
・スタート早々ルートミス。暗かったせいかルートを逸れて斜面を登ってしまっており、skysun氏が岩を下りてリルートした箇所で私は足が届かず。スリング使用してなんとか着地できた。ツーバイトで掛けたスリングを外そうとしたらガースヒッチになってしまい、結局登り返して外すハメに。良い勉強になった。そこ以外はお助けグッズ出番無し。
・ダニやヒルに警戒したが、刺されるようなことはなかった。服もチェックしたが見つからず。
・ルート上でたまにケモノ臭を感じた。ほとんどシカと思しきものだったが、たまに明らかに今まで嗅いだシカ臭とは違うと感じる臭いも。それがクマ臭なのかどうかは不明。木の実が混じった大きめの糞もいくつか見た。
・健脚且つ今回のようなルートを歩き慣れているskysun氏と同行ということで大変心強かった。基本ルーファイは先行する彼に任せるが、思考停止で後追いするのではなく自分自身でもそれなりにルーファイしながら歩きやすい箇所を探るので、とても刺激になった。同行しつつも、自分自身がある程度自立(自律)した登山ができていたのかな、と少しだけ自信がついた。
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