谷川馬蹄形反時計回り途中撤退|笹藪と雨でずぶ濡れに…清水峠で撤退したがエスケープルートの国道291号線が酷道で過去一番で辛すぎる件


- GPS
- 08:43
- 距離
- 24.3km
- 登り
- 1,704m
- 下り
- 1,704m
コースタイム
- 山行
- 8:14
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 8:37
天候 | 下界は晴れてたが上は雨風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
エスケープルートの国道291号マジ酷道 |
写真
1週間前の天気予報では雨予報だったため、本当は別の場所を考えてましたが、2日前から天気も回復し、こういう登山も頻繁に計画出来ないので「谷川岳馬蹄形」にチャレンジ。
夜の闇とガスが行く先を見せない。振り返っても何も見えないし…とりあえず足元に道があるので、一歩一歩足を進めてきました。
どんな登山道を登ってて、こちらから見るオキ・トマはどんな顔なのか、日の出は綺麗なのか…何もわかりません。
とりあえず一旦キツい登りは終了かな?
登り始めて3時間ここらで少し食べ物を…と、風が強く、霧が雨粒の様に舞っていて、休憩にもならないので先を急ぎました。
登り始めは、暑いくらいの服装でしたが、今は快適です。aoさんが軽装すぎて心配ですが、精神力が強くてヘッチャラっぽいです。
名前が良いよね。
清水峠まで90分
蓬峠まで210分
0.5で進んでも蓬峠まで2時間か…この天候とルーズな足元に気を使いながらだと、もっとかかるなー。
ジャンクションピーク付近に熊の排泄物、ケモノ臭があり、笹藪がガサガサ動いて「熊かもしれない‼️」。気にしない事にしてサッサと立ち去りました💦ニアミスだったかな。
身体がびしょ濡れ💦
おまけに雨が強くなってきて、風が体感温度を下げてきます💦
清水峠手前は全身が藪に覆われて、2人とも靴の中まで浸水してます。
とりあえず清水峠の避難小屋に逃げ込み、食べられるうちにエネルギー補給です。
他の方のログを事前に拝見してたので、この先の更なる笹藪こぎと茂倉岳までの登りと、我々の現在置かれた状況を照らし合わせて、ここで撤退を決意。たぶんこのまま進めば、どちらかが低体温になり、やがて2人とも遭難すると判断して、国道291号線をエスケープルートとして下山します。
携帯が濡れて使えなくなるのを恐れて写真は撮ってませんが、国道291号線は酷道です。
トラバース道で、片側が常に切れ落ちていて、滑らせれば終わりの箇所もあります。
山折と谷折が入れかわりながら、おおよそ6kmという距離を移動しました。
谷折の場面では、上から滝が流れていて渡渉します。滑りやすく、落ちたらアウトです。
山折の場面では、笹藪がルートを阻み足元が見えないし、片側が切れ落ちてる。藪が支えてくれるかもしれませんが、落ちたくないです。まさに、酷道というに相応しい道でした💦
白樺避難小屋に抜けるまで、相当神経すり減らし、2人とも無事に渡りきる為に懸命に進んでる。つもりでいましたが…
aoさんは、キノコやこしあぶらの木を探しては、写真を撮ってはしゃいでます。
止まると寒いから動き続けたいとは言いながら、チョイチョイ足を止めます。
この状況で、この精神状態💦自分はaoさんに及ばない存在だと認識できました😇
進めど進めど山折谷折を繰り返すばかりで、GPSが狂ってるのか?と思うくらいでした。
低山と違って、高山は裾野も広いので、体力のあるうちに判断をするというのは鉄則なんですね。
もうすぐ抜けられるところまでこれたので、風景を楽しむ余裕が出てきました。
藪漕ぎが嫌で逃げた先が、藪漕ぎ。しかもトラバース道で、足滑らせたら滑落の危険がある道。
おまけに、抜けるのに2時間も歩く。
七つ小屋山を越えて、蓬峠まで頑張って、そこからここに下ってきた方がよかったかな?と、思いましたが、蓬峠からの下山の道もひどいらしかったので、無事にここまで来れたので「よし」とします。
「aoさん、走れます?」「全然大丈夫よ🙆♂️」と心強い返事をもらい走り出すんですが、なかなか着いてこない…やっぱり体力キツイのかな?と思ってたら、キノコ探しでキョロキョロしてて💢全然ペース上がらない‼️
ちょっと進んでは「ちょい待って」の繰り返しで。😂
まぁ、足元はぐちょぐちょなんで、構わず入水して渡ります。ここまで来ると、気温も高くて気持ちいいです🎵
後は、景色を楽しみながら駐車場へ。
清水峠付近の状況とは天と地の差を感じます。平和だぁ。雨風だけなら良かったけど、笹藪が辛かったなぁ💦あれで気力を奪われた。
次回は、その対策もしてから挑みたいと思います。
閲覧ありがとうございました🙇♂️
【まとめ】
撤退の判断がよかったどうか。あのまま進めば天気が回復してかもしれないし、低体温で遭難してたかもしれない。
昔の自分なら、意地でも山行完遂するために前進したであろう。今回、残りの体力気力メーターや装備、この先の登山道の情報など、いろいろな事を判断材料として、途中撤退を選択できた自分は、少しは成長してるのかな?と実感しました。
装備
個人装備 |
salomon|ADV.SKIN 15
Anker|モバイルバッテリー
ハイドラパック|ハイドレーション2L
mont-bell|ヘッドライト
タオル
手拭い
ティッシュ
エイドキット
ゴミ袋
熊鈴
KIU|レインポンチョ
patagonia|R1エア
patagonia|テルボンヌ.ジョガーパンツ
patagonia|ダートローマー.ジャケット
patagonia|ウィンドシールド.ビーニー
FOX|サイクリンググローブ
Smith|サングラス
登山靴/MAMMUT.Mercury IV Mid GTX
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感想
「谷川岳馬蹄形を1日で縦走する。」
いつからそんな苦しい事を考えはじめたのだろう…
ある程度の走力や、登坂耐性もついてきたと思ってます。しかし、白毛門までの急登はキツすぎる💦西黒尾根よりキツく感じました。もしかして…衰えてる?
本日、協力してくれたaoさんは、自分のペースに難なくついてくるし、なんならあおり気味…こちらも負けじと登りましたが、朝日岳につく頃には、少しバテ気味。
おまけに、雨が降りだし風も吹いてきて、エネルギー補給も容易に出来ない状況で、濡れた笹藪漕ぎ💦トレラン用の薄手の撥水ウエアでは歯が立たず、全身びしょびしょになり、清水峠避難小屋に到着…
今後、天気が好転する約束もなく、2人ともずぶ濡れで体温が奪われていく状態で、蓬峠から武能岳・茂倉岳まで登りきれるかが鍵だが…2人で相談して、まだ気持ちも体力もあるうちに、清水峠から国道291にエスケープして下山を決意‼️その判断が良かった?悪かったか?わかりませんが、国道291は酷道すぎて足を滑らせれば遭難するようなトラバース道で、しかも白樺避難小屋までがとにかく長いっ。
aoさんと2人で来て良かったと、心底思った登山でした🙇♂️
不安にかられながら白樺避難小屋に辿り着き一安心。
その後、冷えた身体を温めるために整えられた新道を走ってくだりましたが、aoさんがきのこを見つけるたびにストップかけるので、aoさんと2人で来るとペースが上がらないと心底思った登山でした…
無事に下山して思う事は、
谷川馬蹄形は達成できませんでしたが、登山をする者として貴重な体験が出来たと思います。
※サロモンのトレランザック「アドバンスドスキン15」の防水性能は本物です。濡れた笹藪・雨でも中身は濡れませんでした🙌
miger.putsさんに誘われて行ってきました馬蹄形。
仕事が忙しくてトレーニングができず、miger.putsさんについていけるか不安でしたが、迷惑をかけないように頑張りました。
結果は撤退で残念でしたが、またリベンジしたいと思います。
朝日岳からの下りの笹藪帯でケモノ臭がするなと感じた瞬間、横の笹が動いたのにはマジビビった💧
2人ともすぐに走ってその場を退散😅
コメント
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雨の中進み、展望も無く、肩まで伸びた笹漕ぎにモチベーションが保てず、私達は蓬峠でエスケープ。
エスケープルートがさらに酷い状態でした。
お疲れ様でした!!
コメントありがとうございました。
ペーさんほどの健脚の方も、あの笹藪にモチベーションを低下させられたと聞いて、改めて笹藪の脅威を感じました。笑
晴れてれば景色を楽しみながら、「笹藪凄いね〜」で越えられるんでしょうが…天気が悪いと、とても耐えられなかったです💦
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