入道ヶ岳〜鎌ヶ岳、御在所岳〜綿向・竜王山(椿大神社BS〜湯の山温泉〜北畑口BS)
三重県
滋賀県
Barklay
体力度について
- GPS
- 22:38
- 距離
- 43.4km
- 登り
- 3,734m
- 下り
- 3,691m
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- 山行
- 8:28
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 9:17
- 山行
- 12:26
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 13:21
| 天候 | [1日目] 小雨→高曇り→霧雨 [2日目] 霧雨→高曇り→曇り・ガス霧雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
バスタ新宿 24:00-06:00 名古屋南笹島ライブ オリオンバス5051便￥7800 近鉄名古屋駅 07:08-07:43 近鉄四日市 近鉄名古屋線急行(松阪)￥760 (前便 06:51-07:25) 近鉄四日市駅東口�� 07:51-08:47 椿大神社前 三重交通62￥990 [泊]湯の山ロッジ￥12400 [帰]北畑口 19:04-20:01 近江八幡駅南口 近江バス日八線￥780 （前便18:26-19:23、後便19:21-20:18） 近江八幡 21:13-21:48 京都 JR琵琶湖線新快速(網干)￥680 高速バス京都八条通 22:50-05:35 横浜駅YCAT TB32(TDL)￥2000 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
[鎌尾根] ひたすらアップダウンで技術より体力必要 水沢山（宮越山）越えたあたりのキノコ岩がやや危険 [長石尾根] 一歩の段差がかなり大きい 傾斜も大きめで下山路として回すのはあまりオススメできないかも なお長石谷ルートと合流後、車道出るまでにやや厳しい渡渉箇所がある [湯の山温泉駅〜日向小屋] 沢沿いの岩場で滑りやすく危険 湯の山温泉全域ヤマビルがいる（さすがに活動は下火） 橋等足場が不安定 [御嶽大権現〜沢谷峠] 平易・VRではない [沢谷峠] 崩落個所・渡渉・遡上・ルートファインディング等VR要素あり アップダウンも多く体力・時間削られやすい [清水頭〜綿向北尾根分岐] 難路・確実にVR ルートファインディング（道不明瞭・ピンテ少） 低木・岩場・アップダウン・急傾斜・崩落・トラバース [綿向北尾根分岐〜竜王山] いうほど難路でもない 分岐近くだけ急傾斜があるくらい |
| その他周辺情報 | 椿大神社で入道ヶ岳バッジなど、麩饅頭美味しそうだった… 御在所ロープウエイは17時閉店…… [近江八幡駅] フレンドマート(21時まで) イオン(22時まで) 北口徒歩30分ほどで銭湯あるみたい 他にはおはな、一休み、masuに目をつけていたが時間的に… [京都駅] 徒歩5分ほどのところに銭湯あり |
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感想
ついに来ました鈴鹿山地。恵那山と迷いましたが、雨そこそこ降りそうなので完璧に展望のあるこちらへ。まぁそう上手くはいかなかったのですが…。ちなみに鈴鹿サーキットには2012年と2013年の2回行きました。可夢偉表彰台の興奮はどのファンもスタンディングオベーションで凄かったなぁ。
[1日目]
気温 20.5〜16.8〜18.6℃
湿度 84〜90〜68〜90%
風 弱〜無
消費水量 1400ml
椿大神社にて入道ヶ岳のバッジを入手しつつ、抹茶やほうじ茶の麩饅頭(これと草餅が好き！)に後ろ髪を惹かれつつ出発。最初はパラパラ雨が降っていていかにもヤマビルが出そうな気配でしたが、特に何もありませんでした。店員さんが一度で聞き取れないということは、このあたりは少ないんだろうな。
何度か渡渉したり、いかにも水の山といった様相でしたがあっという間に到着。広い草原になっており、さすがに人は多かったです。その割に詳しい人がほとんどいなかったり…。この時点では鎌ヶ岳と御在所岳は恐ろしく近くに見えていたので油断ぶっこいてました。
鎌尾根に入ると一気に人が減り、道もかなりのアップダウン。細尾根なども多く気が抜けません。水沢山までも時間はかかりましたが、それ以上に水沢山からのキノコ岩がエグかったです。これは滑落事故起こってもおかしくないですね。マッターホルンたる鎌ヶ岳は確かにアップダウンと痩せ尾根、岩場はあるのですがそこまでマッターホルンらしさは薄い印象でした。蒲生岳とかと比べたら…まぁ岩場多くてもコースタイムが一層遅れるから勘弁してほしいんですけどね！
煌めく伊勢湾を常に望めるという贅沢、そして鎌ヶ岳が近づくにつれ明日の行く先である雨乞山も見えてきました。一瞬だけガスったものの到着後にはスッキリ展望。電波が通ったので調べ物や問い合わせをしたものの、なんとも安定しない…都会だけでなく地方でもこれならもうドコモはダメかなぁ。バッジはロープウエイ駅でしか入手できないようなので諦めました。
時間に余裕があったので弥一ヶ岳方面へ。一歩ごとの段差が大きかったりしてイマイチ歩きにくい道。弥一ヶ岳自体もまぁ…ついでというレベルだし、計画通り長石谷行けばよかった。17時半でライトつけるレベルの暗さになります。ちなみに一番最後合流後大規模な渡渉があり(もしかしたら迂回路あったかもですが暗くてみえませんでした)左足完全にドボンしました…。霧雨降る中、宿についたら鈴鹿初ヤマビルくんも靴をウニョウニョ。下の方にしかいないのかな？ 湯の山ロッジの人に「小さくて可愛いもんですね」といったら「ヤマビルってそんなもんじゃないんですか？」と聞き返されたので、どうやら鈴鹿のヒルも丹沢レベルの模様。やっぱり栃木群馬が異常なんや…。
[2日目]
気温 20.6〜12.5〜16.6℃
湿度 88〜96〜84%
風 弱〜中〜弱〜中〜強〜弱
消費水量 1300ml
いきなり霧雨から開始…おかしいな？ ついでにストックの置き忘れで10分ロス。この日は他にも出発5分遅れ、道間違い18分、トイレ(大)10分とだいぶタイムロスが大きかったです。これさえなければ…と道中何度思ったことか…。
御在所岳はロープウェイ駅（下）〜日向小屋が一番危険でした。若干の道迷い、濡れた岩・橋、川沿いの崖等々…日向小屋まで辿り着いたときにはここに駐車場あるんかいと脱力しました。ヤマビルにも一匹手甲に食いつかれました、が自作のアルコール&ハッカ希釈スプレーを2プッシュで弛緩したのでデコピンでポイ。初めて効果を実感できて感動です。思ったよりヤマビルにも耐性できてるようです。さすがにジャンボヤマビルは無理ですが…。藤内小屋はトイレ開放本当に助かりました。お金入れるところがパチンコになってて笑ってしまいました。他、御在所岳エリアでは国見峠で迷ったぐらいです。まっすぐ行って左のとこを十字路で左へしばらく行ってしまいました。これでも到着できるのですが、ロープウェイ駅（上）に出るので完璧に遠回り。これを戻ったことで18分のタイムロス…。うーむ。
リフトが動く時間になってしまったのは想定外でしたが、ガスが晴れ、人が誰もいない御在所岳を満喫した後御嶽権現へ向かいます。今日は伊吹山は見えないみたい。琵琶湖もこれから…と期待膨らませていたのですが…。権現からの下りはかなり容易な道で、正直実線である沢谷峠〜クラ谷分岐、清水頭〜イハイヶ岳のほうがずっと破線ぽかったです。クラ谷に出るまでも崩落、遡上等ありましたが登り勾配に出るまで気が抜けません。これまでのタイムロスもあり、雨乞岳で引き返そうかとも考えてました。…が、クラ谷分岐以降があまりにも快調すぎてタイムが予定通りになるどころか体力まで回復する始末。風は若干強かったですが天気も良好。綿向山はだいぶ遠くに見えましたが、トムラウシよりマシと言い聞かせ後半戦に挑むことにしました。琵琶湖も見たいですしね。なお南雨乞山までは若干の笹薮がありルートロスもしやすいので注意。山頂が見えてるので大きく迷うことはないと思いますが。
南雨乞山もいい感じでしたが、清水頭まではかなり下りがあり、途中キレットのように一気に降りるところもあります。不自然な草原地帯は鹿の食害地域であり、糞があちこちに落ちてます。崩落個所もあり害獣様様ですね。それでも清水頭過ぎてしばらくまでは快調でしたが…970mあたりの北へ舵を通るあたりから様相が一変、完全にバリエーションルートです。道は狭く分かりにくく、ピンテも少なめになり岩場や低木で常に屈みながら進むことを余儀なくされます。その後滑るような急下りを経て大峠。遠くから見てした嫌な予感まさにその通り、ここからの登りは先ほどまでの急下りが霞むレベルです。さらにピンテは希少となり道不明瞭のまま崩落のすぐ横や斜めトラバースが連続する緊張箇所。ここで風がかなり強くなりガスも出てきたため、体力も精神も大分追い詰められました。本当は今日展望バッチリで気温も20°近いハズなのになぁ…。緊張しっぱなしのまま大崩落からの屈指の超急登でした。正直地形図からは読み取れないです。所詮170m下って170m登るだけ、等高線もそんな詰まってないし…と。
イハイヶ岳から先もずっと強風ガスで、道もかなりわかりづらい…。低木地帯を抜けると尾根が広くなるため、今までの踏み後不明瞭な中でガスっていると余計に尾根筋を外していないか不安になります。あといかにも展望よしな場所で霧雨までポツポツ来てるといい加減辛い…。分岐点の看板が見えたときは本当に安心しました、が、イハイヶ岳は難路、竜王山も難路という看板を見て絶望しました。大峠までのような道が竜王方面にあるのかと…。正直予期せぬ天候不良につき綿向山から進入禁止突っ切って直で下山しようかと頭を過りました。しかし看板には登山道が消失…そんなぁ。綿向山で少し雨宿り？しつつ少しだけ体を休め、地形図を見て、意を決してタイム5分遅れで出発。分岐路を竜王山方面へ向かうと、確かに最初は急下りで一つの段差も大きいのですがガイドロープはあるし、ある程度下ればだいぶ平易な道です。もしかして「冬季は難路」ってことなのかな。その後多少登りはあるものの、残り1割の体力でなんとか900m台にかじりつきました。そこからはもうサクサクと下れまして、正直鎌ヶ岳からの下りよりずっと楽でした。日没は迎えたものの、木々の間からようやく夕焼けと湖畔とチラチラ街の明かりが見え始め、街に憧れる動物の気持ちになりました。あとは耳を澄ませて野生動物の気配を探りつつ速足で下山、駆け足でバス停まで…行こうとするもさすがに18:28には間に合わず。いうて到着が18:41なので、タイムロス48分を計算に入れると……ぐやじい…。
計画段階から2日目は嫌な感じがしましたが、いやはや見た目以上にしんどかったです。1日目も両神縦走と同じぐらいのはずなのにずっと時間かかりました。しんどかったはしんどかったですが、ずっと温めていた計画なだけに達成感もひとしお。バッジと鈴正宗が入手できなかったのは心残りですが、帰りは夜行バスでなんと滋賀の田舎から横浜まで3500円で帰還できました。あとは寝不足だけだぁ…。
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