茶臼岳・朝日岳【三本槍岳は撤退】

- GPS
- 03:24
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 620m
- 下り
- 619m
コースタイム
- 山行
- 3:12
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 3:24
| 天候 | 雨。ガスガス。 風は稜線で5〜10m程度。 風だけならまだしも…横殴りの雨を稜線歩きで喰らって、やる気喪失。 【天気予報、大きく外れる】 予報1、てんくらAランク。 予報2、昼まで曇、雨は昼近くから。 実際には夜明け前、車中泊の段階から断続的に降っていた。 【撤退】朝日の肩で三本槍岳へ進むのを諦めて撤退を決めた。 雨で岩がしっかり濡れていて滑りやすい。 視界不良、おまけに雨、難易度はさらに上がる。 硫黄山系の岩山、時折滑落の危機も。 ヤバさを感じ始めていた。 寒さに強いと自負するも、これでは低体温症で死にかねない、と判断。 朝日岳→茶臼岳へ。茶臼岳山頂の温度計は4℃を示す。 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
滑落したら助からないような箇所はそれなりにある。お気軽に登れる百名山だと評価されているようだが、実際はそんなことはないと思った。 短時間で終えられるから初心者向けとするのはやめた方がいい。 |
| その他周辺情報 | 鹿の湯。 |
写真
感想
・終業後、そのまま東北道で
連休の週末で、短時間で登れそうな名山を。
これまで手を付けずに取っておいた那須岳をここで回収しようと。
計画はせっかくだから、茶臼・朝日・三本槍の三座を。
終業後、帰宅せず東北道でそのまま前夜着。
ガスガスの濃霧の中で到着するも結構車が居て驚く。
・天気予報、はずれ過ぎ
ここまで天気予報がはずれるのもの珍しい。
雨は朝方は降らないというから早朝からスタートする予定だった。
ところが開始予定の4時半でまだ降っていた。
止んだ隙に出るも、すぐに雨が降り始まってしまう。
雲を抜けて雲海を見下ろす場面があったが、そんなのは一瞬だった。
みるみる雲中、ガスガスの中。
・朝日の肩、風に加えて雨で KO
暗いうちに出発したため、最初に三本槍岳に向かうことにした。
雨で岩が濡れている、難易度は上がっている。
岩場が滑りそうで怖くなる場面があった。
朝日の肩という鞍部で強風と雨が混ざって命の危機を感じた。
三本槍岳はまだ遠い、下山しようと決めた。
・撤退、さっさと下山
折角だから朝日岳山頂には立った。
そこからは急いで下山した。
天気は小康状態、助かった。
反対にこれからの登山者と大勢で食わすことになってうんざりした。
今回も熊鈴代わりにヴェルディのオペラを垂れ流した。
道ゆく登山者が笑おうが、訝しがろうが、どうでもよかった。
イルトロヴァトーレとラトラヴィアータだ。
「素敵な曲ですね」と皮肉めいた言葉をかける人もいた。
「人避けと熊避けを兼ねた音楽なんです」とは言わなかった。
・下山時、登山者で賑わう
これからの人たちとこれでもか!というほど出会った。
オペラ垂れ流しでも、挨拶はした。
彼らがどこまで行き、下るのかは知らないが、こちらは撤退をしたわけで。
楽しそうにやってくるが、こちらの心中は穏やかでない。
早く下山しないと雨に打たれたら低体温症になりかねないぞ、とは思っても口にしなかった。
登山は自己責任で。
・鹿の湯で、生き返る
下山したが、手が凍傷気味で軽く麻痺していた。
それを癒してくれたのが鹿の湯。
控えめに言って最高の湯だった。
時間湯というのか、草津では大滝乃湯に似た合わせ湯が良かった。
41から44℃ではぬるく、46℃がちょうどよかった。
48℃にも何回か入ったが、流石に熱かった。
すっかり凍傷から回復した。
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