恵那山(ウエストン公園BS〜朝市広場前BS)

- GPS
- 17:02
- 距離
- 31.9km
- 登り
- 2,656m
- 下り
- 2,631m
コースタイム
- 山行
- 7:10
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 8:19
- 山行
- 6:44
- 休憩
- 1:57
- 合計
- 8:41
| 天候 | [1日目]曇り→小雨 [2日目]曇り→晴れ→曇り(下界はや南アはピーカン) |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
バス
中津川駅前 07:00-07:23 恵那山ウェストン公園 北恵那バス川上線(恵那山W公園)¥590 (休日は08:12-08:35のみ) [帰]朝市広場前 14:03-14:30 切石 信南交通駒場線(切石経由)¥300 飯田駅まで徒歩1.7km 飯田駅 16:40-20:55 バスタ新宿 京王バス3730便¥5000 [以下没案] 長田屋 13:30-13:48 湯ったり〜な昼神 W5清内路線(阿智村役場)¥100 〜曽山入口 2.1km 徒歩30分 曽山入口 15:00-15:23 切石 信南交通駒場線(切石経由)¥300 飯田駅まで徒歩約2km30分もしくは上山バス停まで徒歩10分/16:06-16:18 飯田駅 飯田駅 16:40-20:55 バスタ新宿 (後便 17:40-21:55 バスタ新宿) ※終便 長田屋 16:55-17:18 役場入口 17:35-18:05 飯田駅前 昼神温泉郷で降りて足湯もあり 飯田駅前 18:40-22:25 バスタ新宿 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
[紅葉] 終わりかけ [前宮ルート] 道自体特段難路はナシ、急登も大したことはない ただし濡れていると滑りやすい木の根や石が多い [恵那山稜線上] とにかく泥濘が多い [恵那山〜富士見台] 泥濘は控えめになるが 笹による朝露がヤバい 確実に靴がぐしょ濡れになる [萬岳荘〜東山道] 超いい道、飛ばせる |
| その他周辺情報 | [中津川駅] 公園のあたりまで行くと恵那山どっしり見える トイレは駅or公園 公園のベンチは濡れてた… お土産ありのKIOSKが6時から その前にある待合室は5時で既に空いてる [萬岳荘] 恵那山と富士見台のバッジそれぞれ¥700 軽食あり、チャイ¥500美味しい 小屋番のおじちゃん超フレンドリーで話◎ [門前屋] 白蛇ちゃんが2匹いてかわいい そばうどん物販あり [昼神温泉] 尾張あさひ苑 日帰り入浴¥600 ヌルキシのアルカリ泉 飲泉可 穴場 昼神荘と迷ったがやってなかった 朝市広場前バス停近くに小規模直売所あり [飯田] 喜久水酒造(切石) 試飲可能、フレンドリー 三ツ輪 おたぐり(馬のもつ煮)100g300円 テイクアウトのみ 新京亭 駅チカ中華屋、中華そばが美味い 三河屋 蕎麦屋、リベンジしようと思ったが行けず |
写真
感想
晴れは八ヶ岳、南アルプス一帯、恵那山。富士山は雲隠れしてそうなので、その影響少なく紅葉の名所らしき恵那山としました。計画段階では南沢山まで足を伸ばすこととなってました。なおこのログは試しに低精度としております。
[1日目]
気温 14.5〜3.7℃
湿度 82〜92%
風 弱〜中・寒
消費水量 700ml
またまた突貫計画にて夜勤明けの夜行バスにて参りました。前回あんだけ恵那恵那行ってたので大分未練があったのでしょう。中津川駅到着時には見えなかった恵那山も、しばらくするとその堂々たる山容を見せつけ「カッケェ…」と一人ごちてました。なおこの時が恵那山のピークでした。
恵那山ウエストン公園は…公園? 少し行くと神社があるので、そちらでお参り&トイレ休憩。とても助かりましたが縁はイマイチなかったようです…。その後門はキーロックがかけてありますが、基本そのままで開くみたいです。ある程度車道を行くと右手に渡渉箇所があり、前情報通り橋が落ちてますが一応渡れます。渡ればようやく恵那山登山道の始まりですが、しばらくは緩い登りが続きます。もう一度渡渉ゾーンがあるのですが、そこは渡渉前が滑る岩でやや緊張します。渡ってしまえばあとはひたすら登り、急だったり緩やかだったりしつつ、1000m付近にもなれば中津川市街が望めるスポットがいくつか出てきます。この時点で展望ないって嘘じゃんとなりました。黒戸尾根の方が展望ないぞ!!
空八丁まではひたすら登りです。行者越のあたりだけ少し怪しかったりしますが特段難所もなく。それよりも見事な大枯桧を過ぎたあたりからどんどんガスが湧いてきて、薄いガスかと思えば濃くなり、仕舞いには水滴が風で運ばれてくるようになりました。これが精神的に非常に辛く、行者越のあたりから見事にペースダウン。空八丁から先は登りもダラダラしてくる上、ぬかるみやたまの下り等ありフラストレーションが溜まりにたまりましたね。偶然衛星図が見れたのですが、中部や北陸から次々と雲が湧いて飛ばされてくる…これはもう無理筋ですね。
2000m付近から泥濘がひどくなりイライラもMAX。猿田彦、伊邪那美、天照等名だたる神の社が出てきますが、一応手を合わせて拝むものの常に悪態ついてばかりでした。そして怒りが爆発しついに天照大神(とはいえ衣ですが)の社を通り過ぎる際「天照のくせに天も照らせねーのかよw雑魚が」とぼやいてしまうなんという罰当たり的発言! その後小屋に着くと…え、なんか晴れ始めた…? 小屋に荷物を置き整理し、日本酒「恵那山(はざま酒造)」を持ち山頂でダブル恵那山をパシャリ。展望台に登っても展望ないのは噂通りで少し笑いました。晴れ間は大分続いてたので、小屋裏の展望台も見ようと小屋に戻ると途端に強風でガスと小雨が飛び、急激に気温も下降し始めたのでこりゃたまらんと小屋内に退避しました。
なおこの後小屋から出ることはありませんでした。風凄いし…。小屋の作りが、二階がない割に創意が凝らされているため寒い中でも最低限は凌げて非常に有り難かったです。2段階の入口、床より一段高いすのこベッド、銀マット、…そして毛布。外気と窓一枚隔てているだけなのは少し残念ですが、これなら二人までは暖かく過ごせることでしょう。今回は独り占めなので毛布3枚重ねでおやすみなさい! …ところで、火を扱うときはちゃんと下の床に置いて少しだけ換気しようね!!!
[2日目]
気温 -1.3〜3.7(萬岳荘)〜18.6℃ (小屋内1.3℃)
湿度 93〜43%
風 寒・中〜弱
消費水量 1500ml
あぁ寒い…。17時には横になり19時近くに寝た気はしますが、起きたら3:03でした。小屋内も氷点下に近く、窓は結露でガチガチになり動きませんでした。天気もなんだか不穏です。とりあえず時間があった昨日のうちに本日の下山ルートと条件をいくつか決めまして、そのうちの一つが「起きた時点でガスガス、やる気✕なら戸沢に下り8:47のバスへ」でしたが、開く方の窓から外を見ると「満天の星空、思ったより準備早く終わりやる気△」だったため萬岳荘まで行くことに決定。ただ星空は寒すぎて観察・撮影する気にはなれませんでした。暗闇の中を黙々と進むうち、ガスも再び湧いてきて一気にやる気✕へ。ところが天狗ナギに差し掛かるあたりでガスと藪の間から南アのマジックアワー、そしてご来光のようなそうでないような中途半端な光景が。ガスさえなければ最高の展望だったのに…。ただ朝日に照らされるミニピークは、枯れかけの紅葉とも合わさり本当に美しかったです。
ただし時間は予定通り出発にも関わらず15分遅れ。道自体は岩により小刻みな歩行となりつつあるくらいでそこまで難路ではありませんが、速度は出ませんね。二つ目の条件は「萬岳荘到着時点で予定コースタイム通り、もしくは周辺にガスor雲があるとそこから下山」でした。薄雲がかかったり取れたりでいまいちはっきりしない天気に遅れるペースと、もうこのあたりで下山濃厚でした。なのでゆっくり行くことに決め…るとピーカンになるんですよね。千両山は最高でした。まさに「もうこれで終わってもいい、だからありったけを」でした。というか南アが最高すぎてワシのしっとの炎がファイアLv100…。あとレインウエア+ゲイターなのに笹薮の朝露がヒモと舌の部分から浸透しまくって靴&靴下の状態が最悪で、これ以上続行する気にもなれず萬岳荘で大幅休憩を取ることにしました。
まずやり手のフランス人兄弟(日本語話せる、冬のこのあたりに来たことがある)と小屋番のおっちゃんが話してましたが、どちらもフランクな山屋で好感度爆上げです。というか熊鈴つけてるのがこのフランス人兄弟だけってどうなっとんじゃい(他みんなヌッと現れるからビビる…)。せっかくなのでバッジだけでなくチャイもいただき体を温めます。この時点でも気温は5℃以下でしたが、さすがに雪山の格好(上5枚下3枚+バンツ)だと暑いので減らし、靴下も絞り…このまま4時間歩くの嫌だなぁと思いつつ履き直します。…長居しすぎました。しかし出立の頃にはガスもだいぶ出てきたので、やはり南沢山は切って正解だったようです。小屋番さんに冬もいいよと聞いたので、ラッセルしにくることにします。
下山路は入口だけわかりにくかったものの、これがまたすごく良い道です。古代東山道とありますが、とても歩きやすく、大菩薩〜小菅の牛の寝通りのような悠々とした道で足取りが弾みます。途中神社に行こうとして、何故か駐車場にあったそれを見過ごし400mも登ってきた若者二人組と遭遇しましたが、「ゴールのない無意味なことをしてきたのか…」と落胆してたので、どうせならこの先楽だし萬岳荘まで登ってみてはと言ったら嬉しそうに登っていきました。正直上には神坂山(おそらく求めていたのは神坂神社?)があるし、富士見台まで行って最高の展望を堪能してくれたら嬉しい限りですが…どうなったでしょう(軽装でしたがGPS持ち、400mを1:30で登り10:00なので萬岳荘周辺ならイケると判断しました)。私はその後もぶっ飛ばし、諸々堪能しつつ園原BC…は休館日だったので門前屋へ。蛇大好きなんです。中に白蛇2匹がご神体として飼育されてました。写真撮りたかったですが蛇にはストレスになるので仕方ないですね。せっかくなので白蛇うどん(もちもちしたきしめん、甘いつゆ)豆腐付き990円を頂きました。蛇のぬいぐるみも滅茶苦茶迷った末に買わずに降りてしまいました。日本酒は買うくせにね……。可愛かったなぁ110cmの白蛇ぬいぐるみ。
ここでも相当長居しすぎたので昼神温泉までダッシュです。しかしその最中もなかなかに見応えあり、正直自分は山より田舎旅の方が好きなのかもと思わされました。阿智神社奥宮は良き…。神坂神社行きたいお二人はこちらは寄ったのかな? ……とと、急がねばならない(14:03朝市広場を逃すと15:00曽山入口まで2km余分に歩く必要が出る)のに寄り道ばかり。急いで尾張あさひ苑に辿り着き入浴。宿泊者はそれなりにいるようでしたが、時間が時間なだけに独り占めでした。ヌルキシ系アルカリ泉で入浴感がとてもよく、飲泉も若干の臭みにトロミのある水でした。循環ですが源泉を用いており、塩素臭もなく39℃と程良い熱さでこれを600円なら絶品といえるでしょう。その後間に合ったバスにて切石へ移動、駅を取り酒蔵へ…来たはいいんですが、なんと1時間近く滞在してしまいました。茨城県行方市の人らも来ており、市で取れたじゃがいもを使い焼酎にしてもらう委託を考えているのだそう。ちなみにじゃがいも焼酎は既に製造されており、北海道清里のものより更にじゃが感強かったです(このあたりでは煮っころがし用じゃがいもを一級品、それ以外を規格外として扱いそのじゃがいもを使っているのだとか)。米もたかね錦というなかなかないものを使っており(県内で他は佐久の花と神渡のみ)、フルーティにも燻し銀にもなれるポテンシャルある米だと感じました。…いけない、お酒の話はこのくらいにして…飯田駅まで歩く間、常にピーカンの南アルプスオールスターを見せつけられる拷問を受け続けました。飯田は13年前にも来たことがありましたが、こんなに素晴らしいところだとは気付きませんでした。酒蔵に長居しすぎたため16:40のバスも詰まり始めましたが、なんとか馬のおたぐりを入手、人生2回目の新京亭で中華そばを啜りながら、なんだかんだ最後はよく〆られました。
恵那山は展望なくガッカリ山というのは誤りで、最短距離ピストンなんてしなければきっちり展望は見せてくれます。ですが…滑りやすい、泥濘地獄と、それに加え予報外れのガスで然るべきときに展望を見せない(超個人的怨恨)というケチがつき二度と来るかってなってしまいました。まぁ萬岳荘から先は上機嫌になり結局ホクホクで帰るんですけどね。あれ観光しにきたんだっけ?
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Barklay













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