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Yamareco

記録ID: 8865853
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沢登り
甲信越

【巻機】皆沢川 水無沢遡行・滝入沢ドウホン沢下降

2025年10月25日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:28
距離
6.7km
登り
1,180m
下り
1,180m
歩くペース
標準
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:11
休憩
0:15
合計
8:26
距離 6.7km 登り 1,180m 下り 1,180m
12:31
12:36
3
12:39
12:44
8
12:52
12:54
3
12:57
171
15:48
19
16:07
16:10
4
16:31
ゴール地点
天候 概ね曇り
過去天気図(気象庁) 2025年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
登山口の駐車場に駐車
コース状況/
危険箇所等
○皆沢川 水無沢:2級上
 その名の通り水量は少ない。下部はゴーロが続くが、中間部で顕著なゴルジュがあり、登り甲斐のある滝もあるが、全体的に藪っぽく見栄えはしない。上部にも連瀑があるが、ぬめりが強く、快適な登攀は望めない。

○皆沢川 滝入沢ドウホン沢:1級上
 滝入沢下部はナメ滝が多くあるが、今回は登山道を下ったため詳細未確認。登山道が離れる地点より上流は、藪っぽい渓相でぬめりが強く、遡行・下降は薦められない。1箇所連瀑帯があり、下降の場合は巻くことになるが、遡行であれば登攀を楽しめるかもしれない。
その他周辺情報 【地名】
 資料により多少の違いはあるが、以下の文献を参考に、232m右岸支流が「深堀沢」、263m右岸支流が「大倉沢」、今回遡行した336m左俣が「水無沢」、右俣が「滝入沢」、滝入沢の827m左沢が「ドウホン沢」、右沢が本谷でその1092m左が「東ノ沢」、右が「西ノ沢」であると整理した。
 岳人に掲載されている高桑信一氏による遡行図には、他にも滝入沢の支流として「曲がり沢」(443m右岸)、「小ドヨ沢」(535m右岸?)、「麻畑沢」(547m左岸)、「クイラ沢」(666m左岸)、「曲がり沢」(742m左岸)の記載があるが、なぜか曲がり沢が2本もある。同一流域に同じ枝沢名があるだろうか…

※参考文献
・土砂災害警戒区域箇所図(新潟県土木部砂防課,2018)
https://www.pref.niigata.lg.jp/uploaded/attachment/303726.pdf
・岳人437号(1983-11)浦和浪漫山岳会による滝入沢右俣西ノ沢の遡行記録
・越後の山旅 下巻(藤島玄,1979)

【他の記録】
 滝入沢の記録は多いが、水無沢の記録は少ない。
○水無沢
・2023年9月 杉並労山 東山&新潟峡彩 TG 概略のみ
https://www.instagram.com/p/CxvFaTmyBXd/
https://www.instagram.com/p/Cypmh_ppkDJ/

○滝入沢
・1983年7月 浦和浪漫山岳会 右俣西ノ沢遡行 岳人437号(1983-11)遡行図有
・1993年10月 わらじの仲間 ドウホン沢遡行 わらじ年報17 遡行図有
・2006年10月 トマの風 ドウホン沢[左俣]遡行 遡行図有
https://tomanokaze.dojin.com/Kiroku/2006/20061014_Mina.pdf
・2009年10月 mt-samほか2名 ドウホン沢遡行
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-48580.html
https://bunano-sawatabi.com/2009/10/kinjo_minasawagawa/
・2014年10月 slowwalkerほか3名 ドウホン沢遡行
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-524264.html
・2024年7月 Rikaほか2名 ドウホン沢遡行・右俣西ノ沢下降
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7004764.html

【謝辞】
 資料を提供いただいた中澤慧氏に感謝する。
水無沢下部で、渓相がマシな箇所。ほとんどはぼさぼさしたゴーロである・・・
2025年10月25日 08:33撮影 by  SOG02, Sony
10/25 8:33
水無沢下部で、渓相がマシな箇所。ほとんどはぼさぼさしたゴーロである・・・
ゴルジュが始まった
2025年10月25日 09:04撮影 by  SOG02, Sony
10/25 9:04
ゴルジュが始まった
ゴルジュ内の核心滝である9mCS滝。水流の右を登攀したが、左からも巻ける。
2025年10月25日 09:08撮影 by  SOG02, Sony
10/25 9:08
ゴルジュ内の核心滝である9mCS滝。水流の右を登攀したが、左からも巻ける。
このゴルジュはそれなりに登れる滝が続く。
2025年10月25日 09:27撮影 by  SOG02, Sony
10/25 9:27
このゴルジュはそれなりに登れる滝が続く。
2025年10月25日 09:34撮影 by  SOG02, Sony
10/25 9:34
2025年10月25日 09:42撮影 by  SOG02, Sony
10/25 9:42
2025年10月25日 09:53撮影 by  SOG02, Sony
10/25 9:53
この辺りで下部のゴルジュは終了
2025年10月25日 10:01撮影 by  SOG02, Sony
10/25 10:01
この辺りで下部のゴルジュは終了
伏流となっている905m二又で左に入ると、水流が復活して、草まみれのゴルジュになる。見栄えがしない。
2025年10月25日 11:17撮影 by  SOG02, Sony
10/25 11:17
伏流となっている905m二又で左に入ると、水流が復活して、草まみれのゴルジュになる。見栄えがしない。
25m樋状多段滝。左から巻き気味に登るが、泥臭い感じの登攀。
2025年10月25日 11:20撮影 by  SOG02, Sony
10/25 11:20
25m樋状多段滝。左から巻き気味に登るが、泥臭い感じの登攀。
ドウホン沢はぬめりが強くて見栄えのする滝もなく、良い所がほとんどなかった。鮮やかな毛虫(リンゴドクガ)が数少ない慰み。
2025年10月25日 14:31撮影 by  SCV41, samsung
10/25 14:31
ドウホン沢はぬめりが強くて見栄えのする滝もなく、良い所がほとんどなかった。鮮やかな毛虫(リンゴドクガ)が数少ない慰み。
滝入沢右俣を合わせると、多少は見栄えのする滝も出てきた。
2025年10月25日 15:08撮影 by  SOG02, Sony
10/25 15:08
滝入沢右俣を合わせると、多少は見栄えのする滝も出てきた。
2条7mCS滝を巻き下れば、登山道はすぐそこだった。ここまでのろくでもない渓相とぬめりでモチベーションが尽きたので、ここからは登山道で下山。
2025年10月25日 15:38撮影 by  SOG02, Sony
10/25 15:38
2条7mCS滝を巻き下れば、登山道はすぐそこだった。ここまでのろくでもない渓相とぬめりでモチベーションが尽きたので、ここからは登山道で下山。
滝入沢の大滝。いつか、今回すっ飛ばしたこの区間を遡行しに来るかもしれない。
2025年10月25日 16:10撮影 by  SOG02, Sony
10/25 16:10
滝入沢の大滝。いつか、今回すっ飛ばしたこの区間を遡行しに来るかもしれない。
遡行図
2025年10月31日 19:10撮影
10/31 19:10
遡行図
撮影機器:

装備

備考 ・ラバーソールで非常に良くぬめった。今回と同じコンディションであれば、フェルトソールの方が良さそう。
・ロープ不使用。お助け紐のみ使用。

感想

○訪渓の経緯
 最近は毎週末のように天気がすぐれず、モチベーションは上がらない。アプローチが楽で、そんなに難しくもなさそう、かつ記録の少ない皆沢川流域へ。

○感想
 ともかくぼさっぽくて、ぬめりが強い沢だった。水無沢はそこそこ立派なゴルジュがあるものの、それ以外の渓相が良くないし、滝入沢は何も良いところがなかった。わざわざ南魚沼まで行ったのに、こんなクソ沢にあたるとは、残念である。
 過去の記録ではそこそこ高評価なので、豪雪翌年の沢が荒れたタイミングで行ったのが間違いだったのだろう。ここへ行くなら、豪雨の後、ヌメりやボサが流されたタイミングが良いのではないかと思う。

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