記録ID: 8901734
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無雪期ピークハント/縦走
飯豊山
雲海広がる蒜場山 山頂はもう冬 飯豊連峰の展望台も飯豊見えず(新潟県新発田市、阿賀町)
2025年11月04日(火) [日帰り]

体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 04:37
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 1,286m
- 下り
- 1,284m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 4:12
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 5:04
距離 10.8km
登り 1,286m
下り 1,284m
7:11
2分
加治川治水ダム
12:15
加治川治水ダム
| 天候 | 晴れ 飯豊連峰の前には雲が立ちはだかって見えず |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場は「加治川治水ダム公園」の看板付近に12〜13台。さらに道を奥に進んだ車止めのゲート前に10台ほど。この車止めゲート付近には水洗のきれいなトイレあり。また沢が滝になって落ちているので水も取れます(そのまま飲用できるかは不明)。携帯の電波は山奥過ぎてまったく入りません。 なお加治川治水ダムへ至る道は冬季通行止めになります。例年11月下旬から5月下旬までは通れません。その場合は車止めから加治川治水ダムまで5.4kmもしくは7.4kmの徒歩となります。 新潟県 新発田地域振興局地域整備部 https://www.pref.niigata.lg.jp/site/shibata-seibi/1356917635838.html 公共交通機関の場合、新発田駅から登山口最寄りの赤谷までバスが出ていますが、通学に特化したダイヤのため非常に使いづらいです(赤谷行きはお昼からしかない)。また赤谷から加治川治水ダムまでは11kmあり、登山に使うには現実的ではありません。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
ダムの上を通って対岸に渡るとすぐに登山口。いきなり急登で始まり、その後は樹林帯の中の急登と緩い上りを繰り返しながら岩岳まで登ります。途中の痩せ尾根の上から目指す蒜場山を望むことができますが、あまりに遠くに見えるので初めてのときは絶望します。岩岳までの道は明瞭で歩きやすく、危険な場所、道迷いしそうな場所はありません。 登山口から標高を600m上げると岩岳。ここが蒜場山山頂までのほぼ中間点。岩岳からはいったん標高を50mほど下げます。この鞍部にはみごとなブナ林が広がっており、南側の斜面には水場もあるようなので(確認したことはありませんが)、幕営地に最適なんだそうです。最低鞍部からは蒜場山につづく尾根に乗り、烏帽子岩へと進みます。この烏帽子岩は抜群の展望スポットとなっております。烏帽子岩から先は登山道が崩落して片側が切れ落ちた場所がいくつか出てきます。ですがお助けロープや鎖が設置されていたり、道が新しく付け替えられて通りやすくなっています。烏帽子岩と兎戻しの岩場の間にある崩落箇所がいちばん際どい感じです。兎戻しの岩場は足場が若干少なくてやや難しいかもしれません。灌木の根を掴んだりクサリを利用して上り下りします。尾根道をひたすら上り山伏峰を通過すると蒜場山はもう目の前。山伏峰から少し下り上り返せばゴールです。山頂からは360度の展望。目の前に大日岳が大きく、北股岳や朳差岳、二王子岳、新発田や新潟の街、日本海に佐渡。西の遠方には磐梯山、吾妻連峰が見えます。条件の良い日には越後三山や燧ヶ岳も望むことができます。飯豊本山は大日岳に隠されて残念ながら見えません。 下山は来た道を戻ります。全体的に歩きやすく、要所は整備もされています。ですがそこそこテクニカルな場所もあり、二王子岳を登った登山者がもう一段ステップアップするのに最適な山と思います。 なお残雪期にはこの蒜場山から烏帽子山(マイナー12名山)、キンカ穴峰などを経由して大日岳まで縦走することができるそうですが、相当な手練れの登山者限定コースのようです。 |
| その他周辺情報 | 下山後の温泉は 百花の里 城山温泉 https://www.shiroyama-onsen.com/ あやめの湯 https://www.city.shibata.lg.jp/shisetsu/kanko/kanko/1005071.html 聖籠観音の湯 ざぶ〜ん ホテルざぶ〜ん https://www.zaboon.co.jp/ |
写真
ダムの上を歩いてさあ行きましょう。平日でマイナーな山なので(新潟県内ではそこそこ有名ですが)、たぶん誰とも会わないだろうなあ。「人が少ない山にはなるべく行かないでくれ」と家族には言われてるんですが、ごめんよ〜
1時間少々登って途中の小ピーク岩岳。ここが蒜場山山頂までのほぼ中間地点。上りは前日までの雨が残ってて少々歩きづらかったです。これは帰り道手を焼きそうだ
ここから蒜場山へとつづく尾根に乗ります
ここから蒜場山へとつづく尾根に乗ります
阿賀町方面の雲海はまだ出てます。それにしても陽が陰ると寒いです。使い捨てカイロ持ってきましたが前回あまり効かなかったからなあ。「ゆるキャン」の山中湖キャンプで大垣千明が持ってきてた強力なものを使わないといけないのかもしれませんねえ。「マグマ」って書かれてるのを買えばいいのかな!?
青空にブナの黄色い葉が映えます
岩岳〜登山口の下りは前日までの雨が残っていてだいぶ滑りやすかったです。7、8回は尻餅ついたんじゃないかしら!?ペース落として慎重に下るしかありませんでした。
岩岳〜登山口の下りは前日までの雨が残っていてだいぶ滑りやすかったです。7、8回は尻餅ついたんじゃないかしら!?ペース落として慎重に下るしかありませんでした。
加治川治水ダムの駐車場から眺める真っ白い三角形のピーク。あれはおそらく飯豊連峰の北股岳でしょう(違ったらごめんなさい)。もう完全に冬山ですやん。ここからだとヒマラヤの登山番組で見かけるベースキャンプからの7000m8000m峰のような風格
感想
この日は粟ヶ岳と祝瓶山とで迷ってましたが、「あっ、そういえば今年まだ蒜場山に登ってないな」と思い急遽家から比較的近い新発田市の蒜場山(ひるばやま1363m甲信越百名山新潟百名山)へ行ってみました。
飯豊連峰前衛峰であり展望台としても知られるこの山ですが山頂と飯豊連峰の間には雲が立ちはだかってほとんど見えず。そして前日までの雨、山頂付近は積雪もあり何度も尻餅ついてだいぶ難儀しました。
ですが烏帽子岩付近の紅葉はまさに最盛期。そして雲海も見事なものでした。帰りに温泉入ってサウナも楽しめましたし、良い休日でしたよ。次回こそは粟ヶ岳か祝瓶山へ。1000m超えた山に積雪あるようなら標高低めな光兎山や五頭山も考えてます。
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きらきらうえつ









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