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Yamareco

記録ID: 8903338
全員に公開
沢登り
奥秩父

【秩父】荒川 大砥沢遡行・バチ岩沢下降

2025年11月03日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:16
距離
8.4km
登り
1,069m
下り
1,061m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:17
休憩
1:00
合計
7:17
距離 8.4km 登り 1,069m 下り 1,061m
9:06
15
スタート地点
9:21
9:31
1
9:32
9:49
79
11:08
11:10
135
13:25
13:29
9
13:38
12
13:50
13:52
90
15:22
15:34
7
15:41
15:53
20
16:13
16:14
9
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
神庭交流広場の駐車場に駐車。無料、トイレ有。
コース状況/
危険箇所等
○大砥沢:2級下
 いきなり石灰岩ゴルジュで始まり、竜門の滝を経て、割合綺麗な渓相が二俣まで続く。水量の多い左俣に入ると、いくつかの登れる滝を経て清浄の滝に至るが、以遠は凡谷と思われる。右俣に入ると源流部まで登れる小滝が多くあるが、ゴーロ率も高く、渓相はいまいち。
※三峰神社の職員に、大砥沢から神社まで登ることは避けて欲しいと言われたため、大砥沢右俣左沢を登る場合は、途中で表参道等へ出ることを勧める。

○バチ岩沢:2級下
 下部に「夫婦滝」を含む連瀑があるが、直登できる滝ではないと思われる。その上流にも登れない10m強の滝があり、さらに上流は伏流ゴーロが続いていて、遡行価値は低い。下降ルートとしても、至近距離に登山道があり利用価値は低い。石灰岩の巨岩が多いのが印象的。
その他周辺情報 【地名】
・大砥沢、バチ岩沢の名称は、現地案内板及び全国地価マップに拠る。

【他の記録】
 大砥沢、バチ岩沢共に記録未見。大砥沢はアクセスは良く水量もある程度あるのに、何故か記録が見当たらない。
大砥沢は、いきなり石灰岩ゴルジュからはじまる
2025年11月03日 09:15撮影 by  SOG02, Sony
11/3 9:15
大砥沢は、いきなり石灰岩ゴルジュからはじまる
その石灰岩ゴルジュの3m滝が、難しい。たわしで頑張って藻を落とし、やっと登れた。
2025年11月03日 09:34撮影 by  SCV41, samsung
11/3 9:34
その石灰岩ゴルジュの3m滝が、難しい。たわしで頑張って藻を落とし、やっと登れた。
竜門の滝:大きい滝ではないが、滝つぼが広くて深くて水も綺麗で、良い感じ。直登不可だが、左から簡単に巻ける。
2025年11月03日 09:46撮影 by  SOG02, Sony
11/3 9:46
竜門の滝:大きい滝ではないが、滝つぼが広くて深くて水も綺麗で、良い感じ。直登不可だが、左から簡単に巻ける。
少しのゴーロを経て、立派な瀞が出てきた。一瞬泳ぎを覚悟したが、左から歩いて取り付けた。
2025年11月03日 09:59撮影 by  SOG02, Sony
11/3 9:59
少しのゴーロを経て、立派な瀞が出てきた。一瞬泳ぎを覚悟したが、左から歩いて取り付けた。
見たこともないほど太いワイヤーロープが落ちていた。昔のロープウェイのものか?
2025年11月03日 10:02撮影 by  SOG02, Sony
11/3 10:02
見たこともないほど太いワイヤーロープが落ちていた。昔のロープウェイのものか?
9m滝:この滝も滝つぼが綺麗。右の濡れた岩を登れるかもしれないが、左を巻くのが楽そうなので巻いたら、それほど楽でもなかった。
2025年11月03日 10:06撮影 by  SOG02, Sony
11/3 10:06
9m滝:この滝も滝つぼが綺麗。右の濡れた岩を登れるかもしれないが、左を巻くのが楽そうなので巻いたら、それほど楽でもなかった。
3mCS滝:胸まで浸かって冷たい…が、滝自体は難しくない
2025年11月03日 10:16撮影 by  SCV41, samsung
11/3 10:16
3mCS滝:胸まで浸かって冷たい…が、滝自体は難しくない
また綺麗な滝壺の滝だ。登るのは簡単。
2025年11月03日 10:27撮影 by  SCV41, samsung
11/3 10:27
また綺麗な滝壺の滝だ。登るのは簡単。
左俣に入っても、綺麗な釜と登れる滝の組み合わせが続いて、良い感じ。
2025年11月03日 10:46撮影 by  SOG02, Sony
11/3 10:46
左俣に入っても、綺麗な釜と登れる滝の組み合わせが続いて、良い感じ。
石灰岩の7mハング滝。右の湧水からバンドを伝って登る。
2025年11月03日 10:52撮影 by  SOG02, Sony
11/3 10:52
石灰岩の7mハング滝。右の湧水からバンドを伝って登る。
石灰岩ゴルジュの上段の2段6m滝:見た目以上に登りにくかった
2025年11月03日 10:55撮影 by  SOG02, Sony
11/3 10:55
石灰岩ゴルジュの上段の2段6m滝:見た目以上に登りにくかった
清浄の滝:この滝も大きくはないが、結構綺麗。左俣はこの先凡流と思われるので、
2025年11月03日 11:04撮影 by  SOG02, Sony
11/3 11:04
清浄の滝:この滝も大きくはないが、結構綺麗。左俣はこの先凡流と思われるので、
登山道から二俣に戻り、今度は右俣へ。10m滝は適度に登り応えがあり、良い滝だったが、この先しばらくゴーロ。
2025年11月03日 11:35撮影 by  SOG02, Sony
11/3 11:35
登山道から二俣に戻り、今度は右俣へ。10m滝は適度に登り応えがあり、良い滝だったが、この先しばらくゴーロ。
624m二又を左に入ると、登れる小滝が続いて、悪くない。
2025年11月03日 12:02撮影 by  SOG02, Sony
11/3 12:02
624m二又を左に入ると、登れる小滝が続いて、悪くない。
5m程度の登れる滝が結構あるが、ゴーロも結構あって、飽きてくる。
2025年11月03日 12:32撮影 by  SOG02, Sony
11/3 12:32
5m程度の登れる滝が結構あるが、ゴーロも結構あって、飽きてくる。
928mの直下で古い貯水槽のようなものが出てきて、殆ど水はなくなる。そのまま神社まで詰めようとしたら、神社から捨てられたと思われるゴミがかなり多く落ちていた。
2025年11月03日 12:54撮影 by  SOG02, Sony
11/3 12:54
928mの直下で古い貯水槽のようなものが出てきて、殆ど水はなくなる。そのまま神社まで詰めようとしたら、神社から捨てられたと思われるゴミがかなり多く落ちていた。
三峯神社の縁結びの木だが、右側の木が左側の木に被圧されて枯れており、こんな縁結びは嫌だ…
2025年11月03日 13:35撮影 by  SOG02, Sony
11/3 13:35
三峯神社の縁結びの木だが、右側の木が左側の木に被圧されて枯れており、こんな縁結びは嫌だ…
バチ岩沢に降りると、堰堤の穴から取水されていた。あまり見ないパターンの取水だ。
2025年11月03日 14:50撮影 by  SOG02, Sony
11/3 14:50
バチ岩沢に降りると、堰堤の穴から取水されていた。あまり見ないパターンの取水だ。
水はなく、石灰岩の巨岩がゴロゴロ
2025年11月03日 15:02撮影 by  SOG02, Sony
11/3 15:02
水はなく、石灰岩の巨岩がゴロゴロ
石灰岩地帯が終わると水が出てきて、15mの滝を左岸から巻き下った。
2025年11月03日 15:15撮影 by  SOG02, Sony
11/3 15:15
石灰岩地帯が終わると水が出てきて、15mの滝を左岸から巻き下った。
夫婦滝の上部、多段20m滝。ここから全部まとめて巻き下ったら、夫婦滝の下部は見逃してしまった。
2025年11月03日 15:25撮影 by  SOG02, Sony
11/3 15:25
夫婦滝の上部、多段20m滝。ここから全部まとめて巻き下ったら、夫婦滝の下部は見逃してしまった。
神庭半洞窟へ寄り道。垂れ下がっている蔦の紅葉が綺麗。「ハンガーを打つことは禁止」と案内板に書かれていたが、実際、ハンガーが打たれていた痕跡があった。確かに、ここがクライミングOKなら良いルーフのルートが引けたかもしれない。
2025年11月03日 15:50撮影 by  SOG02, Sony
11/3 15:50
神庭半洞窟へ寄り道。垂れ下がっている蔦の紅葉が綺麗。「ハンガーを打つことは禁止」と案内板に書かれていたが、実際、ハンガーが打たれていた痕跡があった。確かに、ここがクライミングOKなら良いルーフのルートが引けたかもしれない。
神庭半洞窟の奥には、割とちゃんとした洞窟状の部分もあり、コウモリもいた。
2025年11月03日 15:49撮影 by  SOG02, Sony
11/3 15:49
神庭半洞窟の奥には、割とちゃんとした洞窟状の部分もあり、コウモリもいた。
先程見逃した夫婦滝の下部。神庭鍾乳洞へ向かっていたら、丁度見やすい場所にたどり着いた。
2025年11月03日 15:56撮影 by  SOG02, Sony
11/3 15:56
先程見逃した夫婦滝の下部。神庭鍾乳洞へ向かっていたら、丁度見やすい場所にたどり着いた。
神庭鍾乳洞は思ったより立派で、小さい洞内滝もあった。
2025年11月03日 16:03撮影 by  SCV41, samsung
11/3 16:03
神庭鍾乳洞は思ったより立派で、小さい洞内滝もあった。
かなり風化してはいるが、二次生成物(鍾乳石)もあった。
2025年11月03日 16:11撮影 by  SOG02, Sony
11/3 16:11
かなり風化してはいるが、二次生成物(鍾乳石)もあった。
遡行図
2025年11月07日 18:56撮影
11/7 18:56
遡行図
撮影機器:

装備

備考 ・大砥沢の最初の滝はラバーソール+たわしがないと厳しい。他はどちらでも可。
・メインロープは不使用。お助け紐のみ使用。

感想

【訪渓の経緯】
 大砥沢は随分前から気になっていた沢だが、そんなには期待していなかったので、後回しになっていた。この3連休、高速の休日割がないので、最終日は一般道で帰れる秩父にしようと考え、ようやく訪渓。ついでにバチ岩沢も下る計画にした。

【感想】
 大砥沢は、特に下部が、予想以上に良い沢だった。深くて透明な水を湛える釜が美しい。そして、大体の滝は登れる。どうしてこんな、首都圏にあって、アクセスが良くて手頃な沢が、これまで全然登られてこなかったのだろうと、不思議である。関東の手頃な初級向けの沢として、結構お薦めの一本であり、バスでのアプローチも可能なので、マイカーのない学生などにはもってこいだと思う。
 バチ岩沢は、鍾乳洞見学ついでに夫婦滝だけ見れば十分な沢で、わざわざ行くような沢ではなかったが、予想通りである。それでも、調査することには価値があると思っている。
 神庭洞窟と神庭鍾乳洞は予想よりも立派で、プチ探検気分を味わえる良い所だと思う。ケイビングの対象としてはしょぼすぎるが、沢歩きのついでに、ヘッドライトとヘルメット持参で訪れるにはちょうど良いだろう。

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