神奈中バスの路線廃止前に行っておこうシリーズです。陣馬→高尾の縦走は既に多くの情報や動画があるので、参考になりそうなテーマから扱います。

○バス廃止について

神奈中バスはJR藤野駅から発着の路線を全廃する予定です。そのうち「野08」系は風景を楽しみながら陣馬登山口、及び、今回利用した和田第二尾根登山口に行けるバスです。鎌沢入口バス停からは「桜のプロムナード」を経て生籐山や三国山というコースも取れるようです。こちらのページが詳しいです。

【奥多摩】桜と富士山の絶景を眺めながら生藤山〜陣馬山の笹尾根を歩く！
https://www.tozan-diary.com/entry/okutama-shotosan-jinbasan-sasaone

乗り合いタクシーが運行されるので全く行けなくなる訳ではないですが、

乗合タクシーの実証運行に係る説明会資料
https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/022/430/setumeikai_siryo.pdf

乗ってる人が多いのに廃止とは運転手不足ですかね。バス廃止により良く整備されている登山道が行きづらさもあり利用者減→寂れてしまうとしたら悲しいです。

陣馬登山口なら藤野駅から歩けるだろうと言われれば確かですが、バス停4つ分ですし、アスファルトの道路を歩く事なら自宅近所で毎日やってるので、私は早く登山道を歩きたいです。

西東京バスで陣馬高原下バス停まで行く手もありますが、和田バス停から行ける和田第二尾根コースは藤野観光協会の「陣馬山ハイキングマップ」によれば「陣馬山域のなかでは広葉樹林が一番多く、季節ごとの木々の変化が楽しいコース」との事です。
https://info-fujino.com/hiking/224.html

これが乗合タクシーになってしまうのか…とはいえ、2026年3月末で一足先に廃止の2路線(「八07」「湖29」)には含まれないから、2027年3月末までは乗れそうですかね?

参照：令和7年6月退出等意向申出【神奈川中央交通株式会社】の協議結果の記述
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/gd6/cnt/f7143/

私とて廃止されると聞いて慌てて来たクチで何ですが、惜しいバスは廃止しないで、と言いたいです。

○高尾駅攻略情報

JRは2026年春に値上げ予定なので高尾山方面に京王線で行く利点が増すと思われます。高尾駅は北口バス乗り場の1番乗り場から「美32」陣馬高原下行き、2番乗り場から「高01」小仏行きが出ている他に、コンビニがある。

京王線で高尾駅に行った場合、高尾駅の北口から出場するにはJRの駅構内を通り抜けないといけない。そこで京王線の駅構内から、JR線連絡口の、北口出口専用と上に表示されている所の「北口通り抜け」と表示されている黄色の自動改札を通り、さらに、京王線からのお客さま出口と表示されている自動改札を通るとJRの通行料不要で北口に出れる。

高尾駅の北口改札を抜けると駅舎内に「Ichigendo」という喫茶店があるが開店前。

○ファミマは登山に超便利

駅から北に少し歩き甲州街道に交わる所の、向かって左がファミマ、右はセブンイレブンがある。私が訪れた朝6時半時点ではセブンは弁当が残り少なく、ファミマの方が充実していた。さらにファミマは店の外に「お客さま専用ベンチ」なる物がある。(セブンは店外で食べるのは厳しそう)　

レジで弁当を温めてもらい、弁当の空き容器は捨てられますかと店員さんに聞いた所、こちらに捨てられますとコーヒーサーバーの下のゴミ入れを案内して貰った。やった、これで登山前に温かい弁当をベンチに座って食べられゴミも捨てられる。もちろんパンやおにぎり、菓子など山中での弁当や行動食も入手可能。ただし沸騰ジャーポットの温度設定は90℃だったので、カップ麺を買って箸を貰いその場で湯を注いで、とするには温度が低い。(ヒマなら勝手に温度設定を98℃にして注いで設定を戻す手もあるが顰蹙だろう)

○和田バス停

水飲み場に自販機に水洗トイレもあり登山口に近いバス停としては便利。「ゆずの里ふじのカフェ」は土日祝の11〜16時に営業する模様。下山してバス待ちには良いかも。関連情報
http://yufujino.web.fc2.com/
https://www.facebook.com/100054475389228/?locale=ja_JP
https://www.townnews.co.jp/0303/2019/04/18/477875.html

○和田第二尾根登山道

良く整備されている＆登り易いです。これもバス廃止で登山者が減るのだろうか、と思うと寂しい。

○陣馬山→高尾山縦走

ヤマレコ利用者が陣馬→景信→高尾が日帰り縦走できないって恥ずかしい気もするが、貧足に加えて日が短いので、茶屋で名物料理を食べるとかバーナーで調理は無しの Stoveless でひたすら歩く。ペースが落ち日が暮れたらどこにエスケープするか、と気掛かりで。一応、考えてはいるが、行ったことの無いルートからエスケープを試み道迷い遭難とかしたら裏目だし。

実際はガレ場等がほとんど無く歩き易い道で好天にも恵まれ私にしては早いペースで歩けた。しかし平らな何でもない道で足が引っかかりでもしたのか勢い良く転倒。五体投地風の受け身(全身で衝撃を分担しダメージを軽減する熟練の技)をして周囲の登山者さん達に心配していただき、笑って誤魔化す。痛みが消えるまで数分、座って休息してから登山再開。

それにしても陣馬山→高尾山は人が多い。中国語が飛び交い、ツアーで来てますね。見た目では判らず、しかも発音良く「今日は」などと挨拶されるので少しびっくり。若い海外旅行者の東京見物の一環かな？　まぁ、今の時期は富士登山は無理でしょうが。

小仏峠は、展望台を経て小仏→城山、とした方が楽しかったかな。しかし先に進む。

前から感じていたけれど、そもそも高尾山って紅葉なんかしないよね。数本の紅葉が紅葉しただけで「高尾山紅葉見頃！」と声高に宣伝するのは地元の観光関係者とかケーブルカーとかリフトの運営者。

2025年6月30日に閉店となった、もみじ台にあった細田屋さん。もはや何も無く「跡地」ですらなくなっていました。金欠で実は一度も利用しなかったけど。

○高尾山の2号路は手強い

高尾山頂まで来れば後は下山するだけで消化試合みたいな物と思っていたが、当初は10月中に来る予定だったので、稲荷山コースは再開してない頃に登山計画を立てていて、テキトーに未経験の2号路を下る予定を見直しするの面倒なのでそのままにしてて。それで降りたら、予想外に下山がし難い。ガレ場の連続で夕方で樹林帯なので薄暗く目の悪い私だとビクビクしながら慎重に降りる。

「高尾山口」のと標識かあったので従ったらルート外れ警告が。あれぇ? と思いつつ疲れて登り返すのが嫌で「遭難はしないだろ」とそのまま進む。琵琶滝に来た。という事は6号路か! あれ、登り専用では…あぁ、琵琶滝⇆登山口は下山可能か。6号路は来た事があるし2号路よりは歩き易い。

結論：陣馬山から縦走し疲れた足で2号路を降りるのは辛い(個人的感想)。高尾山全ルート制覇目的なら別の日にしよう。

○新宿駅の松屋

次回の参考に新宿駅周辺で早朝営業の牛丼屋を下見。松屋しか無い。行き方は、JRの東南改札→東に進む→階段を降りて更に東→新宿武蔵野通りという「どっちなのか」とツッコミたくなる名前の通りに松屋の新宿南口店がある。定食は大盛・特盛無料。
https://pkg.navitime.co.jp/matsuyafoods/spot/detail?code=0000000164

しかし、そこから京王線に乗るにはJRまで戻って西に進むのだが、面倒だな…乗り換えついでにパッと寄れれば便利だが、これでは有用性が微妙。JRの始発で新宿に来て、乗り換え都合で京王線に乗るまで時間がある、といった場合なら。

○山手線が遅延

体調不良者の救助で遅れ、ホームは「やっと運転再開か。さぁ乗るぞ！」な乗客で溢れ、新宿では「キツい」位でしたが、駅ごとに乗る乗客が増し加わり潰されそうな混み具合で、降りる人のためにいったん出たら乗れず。数本、やり過ごして引き返し、中央各停で秋葉原にエスケープしました。中央快速も大幅に遅れてるので乗り替えたら詰むというオマケ付き。

とはいえ翌日は京王線が沿線火災で半日、運休したのと比べれば、その日の内に帰れただけマシか。

○整形外科受診

コケて右手小指がジクジクと痛いので翌日に病院へ。打撲との事で湿布を出された。通院は不要との事。

私が「登山はもう無理」になるのは、足腰の衰えよりも視力の一層の低下、になるのでは。登れる内に登っておくか。あと、軍手は止めてホムセンの革手にしよう。

○なぜかボヤキ

前々日に準備を始め前日は早く寝て当日は午前3時に起きて3時半に家を出て私鉄より始発の早いJRの駅まで歩いて乗り換えを6回して登山口に7:50着、では行くまでが億劫。都内住まいでも京王線沿線ではないので高尾山の方面に行くだけで疲れる＆交通費も割にかかる。さりとて前日泊すると出費が。割に手軽じゃないんだよね。

○食料計画

弁当を作ると安上がりだが、それだと2時半起きになり厳しい。朝食を定食屋で食べるのも時刻が早すぎる。そこで高尾駅の少し北に24時間営業のコンビニがある事を調べ、京王線からJRに乗り換えの待ち時間40分を利用し朝食と昼の弁当を調達。後は適当に持参の行動食で済ます事にした。

○次は？

大垂水のバス停は「八07」と「湖29」系しか無いので、2026年3月末で廃止確定。南高尾セブンサミッツのショートカットが出来るのは来年3月末まで。しかもここは代替の乗合タクシーも無し。乗合タクシーは神奈川県の相模原市がやってる事業なので。この辺りは東京都八王子市。