焼肉竹の親父の山歩記 京都一周トレイル①伏見桃山駅~伏見稲荷駅

- GPS
- 03:46
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 251m
- 下り
- 245m
コースタイム
- 山行
- 3:22
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 3:41
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
写真
感想
初めての道、懐かしい道、そして二度と歩くことのない道。
前々から挑戦したかった京都一周トレイルだが、電車やバスの利用に不慣れだったため、なかなか踏み出せずにいた。ところが最近になってようやく便利なスマホ決済を覚え、公共交通機関を気軽に使えるようになったことで、意気揚々と歩き始めることができた。
その中で改めて感じたのは、交通機関の料金の安さだ。一駅百数十円で乗れるという事実が、これほどありがたいものだったとは。今回もその恩恵を受けながら、京都の街へ最初の一歩を踏み込んだ。
歩き始めてすぐ印象に残ったのは、赤門をくぐった途端に現れた伏見桃山城の圧巻の姿である。まるで時代劇の世界に入り込んだような錯覚に陥った。
次に、坂道を登ってたどり着いた大岩山。そこから京都の町並みを見下ろした瞬間、思わず息を飲んだ。さらに細い山道を下ると、傾いた廃寺のような荒れた寺や、時間の積み重ねを感じさせる鳥居が現れた。中でも、「京都の日本画家・堂本印象が寄進した珍しい石像彫刻」という説明文の示すとおり、日本離れしたエキゾチックさを放つ石像が、昼でも薄暗い空間の中で際立っていた。
そんな寂れた山道で、反対方向から何人もの外国人ハイカーとすれ違ったことにも驚かされた。
しばらく街中を歩き、伏見稲荷の山腹に近づくにつれ、再び外国人観光客の姿がぽつりぽつりと増えていく。そして千本鳥居に入ると、周囲はほとんど外国人ばかり。京都の人気の高さを改めて思い知る光景だった。
伏見稲荷駅近くのパーキングに戻ったとき、疲れよりも、移ろい続けた景色の連なりに満たされている自分に気づいた。頭の中が、今日見た色と形で喜びにあふれていた。
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鬼眞








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