皇海山

- GPS
- 10:40
- 距離
- 25.6km
- 登り
- 2,068m
- 下り
- 2,077m
コースタイム
- 山行
- 10:06
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 10:33
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
写真
感想
破滅的なアクセスの悪さに加え、岩場や薮漕ぎを含むロングコースといった種々の困難性から、関東圏の百名山では珍しく静かな山歩きが可能だ。数年前までは皇海橋から皇海山へ直接アプローチするルートが存在し皇海山は有数のお手軽百名山であった。登山道の崩落により閉鎖してしまったことは巷のゆるふわハイカーたちにとっては大打撃だったろう。
さて、まずかじか荘のある登山口から一の鳥居までは3〜4キロほどの林道歩きで特筆する点はない。そのため、この区間を往路・復路を問わずナイトハイクで通過することが皇海山登山の肝となる。
一の鳥居から庚申山までが最も標高を稼ぐこととなる区間である。奇岩・怪岩入り乱れる中を登っていく。バリルート感があって楽しめた。昔滝沢馬琴の作品を読んでいたのだが、庚申山は南総里見八犬伝の舞台のようである。10年以上前の記憶を呼び起こそうとしたが、さすがに忘れてしまったものが大半だった。
鋸山までは12尾根を越えていく必要がある。皇海山までのルートでこの区間が最も危険かつ困難である。それ自体の難易度はともかくとして痩せ尾根や岩場・鎖場が続くため、風雨が厳しい日はできるだけ避けたい。
六林班峠の笹漕ぎは名物である。特に初夏から初秋にかけては笹の成長が著しいので、道がわからなくなったら立ち止まって地図を確認しなければならないが、この時期には笹刈りがなされていたので不快感はなかった。
雪、霜、凍結が部分的に見られたがチェンスパは使わなかった。晴れ予報だったので平日といえど人いるかなと思っていたが、登山中に出会ったのは二人だけだった。
全体としてはそこそこの満足感だが、百名山としては庚申山や鋸山も含めた評価だろう。皇海山だけではそこらの里山と変わりないように思える。
shunning










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