無名峰南稜冬壁はじめのソロクライミング

- GPS
- 09:27
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 2,124m
- 下り
- 2,128m
コースタイム
- 山行
- 8:19
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 9:23
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
草つきは凍ってアイスアックスで登攀できる状態 |
| その他周辺情報 | 農大の農産物など見ていくと良い |
写真
感想
昨日、ツッマと阿弥陀岳の御小屋尾根の往復をしたところ、雪はないがそこそこに標高の高いエリアは冷えて草付きも凍っているのを確認したので冬壁初めをすることにした。
横岳西壁の岩稜はだいぶ登ったが、まだ無名峰南稜は登っていなかったのでこの機会に登ってみることにした。
三叉峰ルンゼの途中から尾根に上がって登攀開始。ソロシステムでロープを出す。下部岩壁のトラバースや木登りはわりと悪かった。草付きにアックスはよく効くが、岩が動いたり、頼りの灌木が折れたりして気が抜けない。
下部岩壁を抜けてしばらく中間のなだらかな歩いていたら右足のアイゼンがないことに気づく。正確に言うとヒールパーツはストラップで靴に残っており、フロントブロックが消えている。
サイズ調整の時、サイズの大きい靴にマックスに伸ばして適当に付けたせいか、藪こぎでアイゼンがよく引っ掛かってたがあのせいか... ともあれ少し戻って見てみるも見つからず。遭難の文字も頭をよぎるが、今日のコンディションはかなりドライなので、そのまま片足アイゼンで進むことにする。
片足アイゼンのままわりと問題もなく最後の岩峰のチムニーへ。前情報だと出口のチョックストーンがかなり悪いらしい。入り口に残置がないのでアイスフックを草付きに打ってクライムオン。前半はホールドも大きくはっきりしていて快適なステミング。いったんテラスになり、その上がチョックストーン。
噂に聞いてたのよりは規模が小さく、チョックストーンはすぐそこ。ただ、噂のお助けヒモはチョックストーンにぐちゃぐちゃとからまっていて使えそうもない。チムニーの奥にエイリアンとヘキセントリックをねじ込んで離陸すると、意外にもチョックストーンにハンドジャムがバチ効きして簡単に乗り越せてしまった。もっとも本格的な冬に氷漬けになっていたら難儀するだろう。
あとは稜線をダルダル歩いて地蔵尾根から下山。中山尾根などと同様に難しい感じがするがそれよりはアルパインっぽいアクを感じられるルート。中山尾根のほうが岩質も良いので一般的にはそちらのほうがおすすめだけれど、静かな登攀をするにはよい。中間部の藪こぎが大変なのでやはりあまりシーズン始めに行くところではないだろう。
山小屋サン












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