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Yamareco

記録ID: 8974752
全員に公開
ハイキング
房総・三浦

里見八犬伝めぐり~相模國編・其の壱(三浦矢取之入江探訪ノ章・谷津ノ巻)

2025年11月22日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
08:59
距離
11.9km
登り
225m
下り
263m
歩くペース
ゆっくり
2.22.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:35
休憩
2:26
合計
9:01
距離 11.9km 登り 232m 下り 276m
9:07
4
氷取沢バス停
9:11
9:12
63
氷取沢神社
10:15
10:45
58
能見堂緑地(能見台車庫前広場)
11:43
11:59
4
12:03
12:09
31
12:40
13:00
34
13:34
13:56
26
14:22
15:13
175
18:08
八景島駅
横浜から鎌倉までを結ぶ六国峠ハイキングコースの一部(能見堂緑地ハイキングコース)と称名寺市民の森の散策路を利用して保土ヶ谷道、金澤道・東浦賀道などの古道をめぐるコース設定です。
天候 晴れのち曇多し
過去天気図(気象庁) 2025年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
起点:氷取沢バス停(JR根岸線磯子駅からバス[293系統]で約15分)
終点:金沢シーサイドライン 八景島駅(JR根岸線 新杉田駅に接続)
コース状況/
危険箇所等
■氷取沢バス停~能見堂跡~六国峠入口(ハイキングコース入口)
「六国峠ハイキングコース」の一部(能見台緑地ハイキングコース)として整備されていますので危険な個所はありません。
ただし、当日は氷取沢バス停から六国峠ハイキングコースへつながる接続道(氷取沢ゴルフ練習場脇の階段を登る道)が倒木伐採らしき作業中で通行できなかったため、バリルートを使って六国峠ハイキングコースへ上がりました。このバリルートはロープ場もあり、少し注意が必要です。
■六国峠入口(ハイキングコース入口)~金沢山~称名寺~八景島(海の公園)
「称名寺市民の森」として整備されたハイキングコースと、その前後の一般道の町歩きですので、危険な個所はありません。
ただし、金沢山(八角堂広場)から称名寺(観音広場)へ下る観音通りは、かなり急な階段ですので、こちらも少し注意してください。
JR根岸線磯子駅からこじんまりとした可愛い路線バスで、久しぶりの氷取沢バス停に到着。
2025年11月22日 09:08撮影 by  iPhone 15, Apple
1
11/22 9:08
JR根岸線磯子駅からこじんまりとした可愛い路線バスで、久しぶりの氷取沢バス停に到着。
バス停から笹下釜利谷道路(通称ササ釜)をちょっと歩くと、氷取沢神社です。
2025年11月22日 09:11撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 9:11
バス停から笹下釜利谷道路(通称ササ釜)をちょっと歩くと、氷取沢神社です。
朱の橋を渡り、イチョウの黄葉を踏みしめながら静かな境内へ
2025年11月22日 09:11撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 9:11
朱の橋を渡り、イチョウの黄葉を踏みしめながら静かな境内へ
凛々しい狛犬さんにご挨拶して、黄葉に包まれた社殿で今日の安全をしっかりとお願いしていきます。
2025年11月22日 09:12撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 9:12
凛々しい狛犬さんにご挨拶して、黄葉に包まれた社殿で今日の安全をしっかりとお願いしていきます。
ササ釜に戻って、二本松トンネルの手前でゴルフ練習場へ上る階段を登ります。ゴルフ練習場駐車場脇から六国峠ハイキングコースに入れるはず!
2025年11月22日 09:17撮影 by  iPhone 15, Apple
11/22 9:17
ササ釜に戻って、二本松トンネルの手前でゴルフ練習場へ上る階段を登ります。ゴルフ練習場駐車場脇から六国峠ハイキングコースに入れるはず!
あれ〜?伐採された大量の木の枝で階段入口が埋まってる!(><)作業中のお兄さんに訊くと、伐採作業中でしばらく通れないそうです(しばらくっていつまでーー!)
2025年11月22日 09:22撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 9:22
あれ〜?伐採された大量の木の枝で階段入口が埋まってる!(><)作業中のお兄さんに訊くと、伐採作業中でしばらく通れないそうです(しばらくっていつまでーー!)
絶望するウサさんをなだめながら(^^;)いったん「氷取沢市民の森」ハイキングコースに入り、「釜利谷市民の森」を通る六国峠ハイキングコースへの迂回路を探します。
2025年11月22日 09:26撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 9:26
絶望するウサさんをなだめながら(^^;)いったん「氷取沢市民の森」ハイキングコースに入り、「釜利谷市民の森」を通る六国峠ハイキングコースへの迂回路を探します。
正規ルートで氷取沢市民の森から釜利谷市民の森へ迂回するコースがよくわからなかったので、ヤマレコの「みんなの足跡」を参考にバリルートで突破!今回のウサトレで一番の難所でした(笑)
2025年11月22日 09:46撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 9:46
正規ルートで氷取沢市民の森から釜利谷市民の森へ迂回するコースがよくわからなかったので、ヤマレコの「みんなの足跡」を参考にバリルートで突破!今回のウサトレで一番の難所でした(笑)
穏やかな六国峠ハイキングコースに無事接続♪
2025年11月22日 09:50撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 9:50
穏やかな六国峠ハイキングコースに無事接続♪
少し歩くと市民の森入口バス停へ下る分岐。ありゃま、ササ釜に戻ってこっちから登ってきたほうが簡単だったかしら・・・
2025年11月22日 09:51撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 9:51
少し歩くと市民の森入口バス停へ下る分岐。ありゃま、ササ釜に戻ってこっちから登ってきたほうが簡単だったかしら・・・
ま、いいではないですか〜予定よりも山登りっぽい気分も味わえたんだし〜と白い野菊(ヨメナかな?)が慰めてくれました♪
2025年11月22日 09:52撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 9:52
ま、いいではないですか〜予定よりも山登りっぽい気分も味わえたんだし〜と白い野菊(ヨメナかな?)が慰めてくれました♪
能見堂跡への分岐です。さっきの階段を登っていれば左側から来たはずです。とりあえずここで計画したルートに合流しました。
2025年11月22日 09:55撮影 by  iPhone 15, Apple
11/22 9:55
能見堂跡への分岐です。さっきの階段を登っていれば左側から来たはずです。とりあえずここで計画したルートに合流しました。
ここからの六国峠ハイキングコースは「能見堂緑地ハイキングコース」としても案内が出ています。だいぶ紅葉も進んできていますね、
2025年11月22日 10:11撮影 by  iPhone 15, Apple
1
11/22 10:11
ここからの六国峠ハイキングコースは「能見堂緑地ハイキングコース」としても案内が出ています。だいぶ紅葉も進んできていますね、
分岐から10分ほど歩くと横浜横須賀道路の能見堂トンネルの上あたり。ちょっと横道がありましたので入ってみます。
2025年11月22日 10:14撮影 by  iPhone 15, Apple
1
11/22 10:14
分岐から10分ほど歩くと横浜横須賀道路の能見堂トンネルの上あたり。ちょっと横道がありましたので入ってみます。
能見台緑地の広場でした〜ちょうどいいので、一息つきます。
2025年11月22日 10:15撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 10:15
能見台緑地の広場でした〜ちょうどいいので、一息つきます。
野外卓も整備されているので、磯子駅前でゲットしたサンドイッチを広げて、のんびりとブランチタイム♪
2025年11月22日 10:17撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 10:17
野外卓も整備されているので、磯子駅前でゲットしたサンドイッチを広げて、のんびりとブランチタイム♪
見上げれば・・・絶対狙っているな、こいつら(><)11年前の記念すべき第1回ウサトレ(一泊二日の2日目)で油壷マリンパークでマグロバーガーを奪われた悪夢がよみがえる〜
2025年11月22日 10:40撮影 by  ILCE-6000, SONY
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11/22 10:40
見上げれば・・・絶対狙っているな、こいつら(><)11年前の記念すべき第1回ウサトレ(一泊二日の2日目)で油壷マリンパークでマグロバーガーを奪われた悪夢がよみがえる〜
今回は特に襲われることもなく、無事にブランチ完了〜能見堂跡に向けて元気にウサトレ再開です。
2025年11月22日 10:47撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 10:47
今回は特に襲われることもなく、無事にブランチ完了〜能見堂跡に向けて元気にウサトレ再開です。
このコースはすぐ脇にもう住宅地が迫っている箇所も多いのすが、コースを歩いているとそんなことを忘れてしまうくらい自然豊かです。
2025年11月22日 10:58撮影 by  ILCE-6000, SONY
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11/22 10:58
このコースはすぐ脇にもう住宅地が迫っている箇所も多いのすが、コースを歩いているとそんなことを忘れてしまうくらい自然豊かです。
尾根の東側に展望が少し開け、横浜市金沢区の町並みや横須賀港のガントリークレーン、その向こうに房総半島は見えています。
2025年11月22日 11:02撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 11:02
尾根の東側に展望が少し開け、横浜市金沢区の町並みや横須賀港のガントリークレーン、その向こうに房総半島は見えています。
今回のウサトレのテーマは八犬伝ゆかりの「矢取之入江」探し。その「矢取」からは房総の鋸山が見えるという。で、山座同定アプリで確認してみると、直接見えてはいないけど、右手の木立の向こう側に「鋸山」の文字が!
2025年11月22日 11:02撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 11:02
今回のウサトレのテーマは八犬伝ゆかりの「矢取之入江」探し。その「矢取」からは房総の鋸山が見えるという。で、山座同定アプリで確認してみると、直接見えてはいないけど、右手の木立の向こう側に「鋸山」の文字が!
木立の様子なんて時代や季節によって変わるから、このあたりから鋸山は十分に見えた可能性がありますね。標識はほとんど読めませんが、ちょっとコースを外れて下ります。
2025年11月22日 11:08撮影 by  iPhone 15, Apple
11/22 11:08
木立の様子なんて時代や季節によって変わるから、このあたりから鋸山は十分に見えた可能性がありますね。標識はほとんど読めませんが、ちょっとコースを外れて下ります。
「矢取」の比定地はウサクマが把握しているだけでも5か所ほど。この地が比定地と目される要因が、 こちらの谷津関ケ谷不動尊に代表される「谷津」という地名です。
2025年11月22日 11:11撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 11:11
「矢取」の比定地はウサクマが把握しているだけでも5か所ほど。この地が比定地と目される要因が、 こちらの谷津関ケ谷不動尊に代表される「谷津」という地名です。
サザンカ満開の境内は、ピンとした空気に満たされていました。
2025年11月22日 11:15撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 11:15
サザンカ満開の境内は、ピンとした空気に満たされていました。
後着のお姉さんがウサクマのツーショを撮ってくださいました〜感謝♪
2025年11月22日 11:22撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 11:22
後着のお姉さんがウサクマのツーショを撮ってくださいました〜感謝♪
境内から不動池に下る階段。ここから鋸山が見えればベストなのですが、方角的にはかなり右手になるようですね。
2025年11月22日 11:23撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 11:23
境内から不動池に下る階段。ここから鋸山が見えればベストなのですが、方角的にはかなり右手になるようですね。
長い階段を下って不動池で一息つきます。お天気もいいのでお子様やおじいちゃん、おばあちゃんも一緒のご家族連れが池の周りで楽しんでいました。
2025年11月22日 11:31撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 11:31
長い階段を下って不動池で一息つきます。お天気もいいのでお子様やおじいちゃん、おばあちゃんも一緒のご家族連れが池の周りで楽しんでいました。
こちらでは淡い紫が上品なノコンギクが秋風に揺れていました。
2025年11月22日 11:40撮影 by  ILCE-6000, SONY
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11/22 11:40
こちらでは淡い紫が上品なノコンギクが秋風に揺れていました。
お不動様経由でかなり下ったので、コース復帰するのは、それなりに登り返さなくては〜
2025年11月22日 11:42撮影 by  iPhone 15, Apple
11/22 11:42
お不動様経由でかなり下ったので、コース復帰するのは、それなりに登り返さなくては〜
登り切ってコース復帰したところが能見堂跡の入口。江戸期に書かれた「能見堂縁起」によれば、能見堂は平安時代の摂政藤原道長が建てた草庵だったという伝説もあるそうな。
2025年11月22日 11:45撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 11:45
登り切ってコース復帰したところが能見堂跡の入口。江戸期に書かれた「能見堂縁起」によれば、能見堂は平安時代の摂政藤原道長が建てた草庵だったという伝説もあるそうな。
享和三年(1803年)に江戸の庶民百数十人によって建てられたという「金沢八景根元地」の石碑(右)。今は江戸期からの残っている史跡はこの碑だけだそうです。
2025年11月22日 11:49撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 11:49
享和三年(1803年)に江戸の庶民百数十人によって建てられたという「金沢八景根元地」の石碑(右)。今は江戸期からの残っている史跡はこの碑だけだそうです。
江戸時代の地誌『江戸名所図会』の「金沢能見堂」の項に載せられた「金沢勝概一覧之図」の図を見ると、この金沢辺りの沖合いには鋸山がはっきりと描かれています。ここから見えるかな?
2025年11月22日 11:51撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 11:51
江戸時代の地誌『江戸名所図会』の「金沢能見堂」の項に載せられた「金沢勝概一覧之図」の図を見ると、この金沢辺りの沖合いには鋸山がはっきりと描かれています。ここから見えるかな?
能見堂跡の平場には見事に色づいたモミジ。思わずウサさんが前に立って「お写真撮って〜」そしたら足元は「ひっつきむし」でいっぱいに〜(^^;
2025年11月22日 11:55撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 11:55
能見堂跡の平場には見事に色づいたモミジ。思わずウサさんが前に立って「お写真撮って〜」そしたら足元は「ひっつきむし」でいっぱいに〜(^^;
能見堂跡のいくつかの広場からは樹木など遮られ、残念ながら鋸山は見えませんでしたが、落ち葉フカフカの山道を歩くのも楽しいです。
2025年11月22日 12:07撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 12:07
能見堂跡のいくつかの広場からは樹木など遮られ、残念ながら鋸山は見えませんでしたが、落ち葉フカフカの山道を歩くのも楽しいです。
この辺りの道は東海道の保土ヶ谷宿と浦賀を結ぶ浦賀道や鎌倉・江ノ島へ通じる観光ルートの一部で、人馬が通りやすいように造られた切通しが今も遺っています。古道の雰囲気満点ですね。
2025年11月22日 12:17撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 12:17
この辺りの道は東海道の保土ヶ谷宿と浦賀を結ぶ浦賀道や鎌倉・江ノ島へ通じる観光ルートの一部で、人馬が通りやすいように造られた切通しが今も遺っています。古道の雰囲気満点ですね。
路傍の岩が風雨で浸食されて、まるで柱状節理のミニチュア。ジオラマで作った妙義山みたい〜♪
2025年11月22日 12:19撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 12:19
路傍の岩が風雨で浸食されて、まるで柱状節理のミニチュア。ジオラマで作った妙義山みたい〜♪
古道の向こうに現実の世界が扉を開けています。
2025年11月22日 12:23撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 12:23
古道の向こうに現実の世界が扉を開けています。
現代横浜に帰ってきました。六国峠入口(ハイキングコース入口)で「6」ポーズのくまです。
2025年11月22日 12:28撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 12:28
現代横浜に帰ってきました。六国峠入口(ハイキングコース入口)で「6」ポーズのくまです。
六国峠入口から金澤道・東浦賀道を少し歩き、今も献花が絶えない谷津庚申塔に手を合わせます。向かって左から天明九年(1789年)の青面金剛文字塔、貞亨四年(1687年)の青面金剛立像塔、享保十年(1725年)の青面金剛立像塔となります。
2025年11月22日 12:30撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 12:30
六国峠入口から金澤道・東浦賀道を少し歩き、今も献花が絶えない谷津庚申塔に手を合わせます。向かって左から天明九年(1789年)の青面金剛文字塔、貞亨四年(1687年)の青面金剛立像塔、享保十年(1725年)の青面金剛立像塔となります。
谷津庚申塔から100mほどのところにあった谷津道標は、今は少し離れた谷津染井公園入口に移設されていました。「右 能見堂 保土ヶ谷道」右側に「此方江戸」と刻まれていました。
2025年11月22日 12:31撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 12:31
谷津庚申塔から100mほどのところにあった谷津道標は、今は少し離れた谷津染井公園入口に移設されていました。「右 能見堂 保土ヶ谷道」右側に「此方江戸」と刻まれていました。
聳えるような崖を右手に見ながら住宅地を少し歩くと谷津浅間神社。崖に貼り付くような急な石段を登っていきます。
2025年11月22日 12:40撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 12:40
聳えるような崖を右手に見ながら住宅地を少し歩くと谷津浅間神社。崖に貼り付くような急な石段を登っていきます。
かなりの段数!ここは元々は白井岬という入江に突き出した「岬」で、その先端が塗桶山。その山頂に浅間神社があったようです。今は木立で見通し効きませんが、ココからも十分に鋸山は見えたと思われます。
2025年11月22日 12:44撮影 by  iPhone 15, Apple
11/22 12:44
かなりの段数!ここは元々は白井岬という入江に突き出した「岬」で、その先端が塗桶山。その山頂に浅間神社があったようです。今は木立で見通し効きませんが、ココからも十分に鋸山は見えたと思われます。
谷津浅間神社にお詣りします。当社は、寛仁年中(1017-1020年)藤原道長当地来遊の折、能見堂より正面の入江の上に見える松森を塗桶の形に似ているので塗桶山と名づけて浅間大神を勧請、江戸期には谷津村の鎮守社だったそうです。
2025年11月22日 12:46撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 12:46
谷津浅間神社にお詣りします。当社は、寛仁年中(1017-1020年)藤原道長当地来遊の折、能見堂より正面の入江の上に見える松森を塗桶の形に似ているので塗桶山と名づけて浅間大神を勧請、江戸期には谷津村の鎮守社だったそうです。
社殿裏に「裏参道」がありました。裏参道からそのまま尾根伝いに能見堂跡まで行けるようですが、今日は静かな竹林を抜けて、素直に裏参道を下ります。
2025年11月22日 12:55撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 12:55
社殿裏に「裏参道」がありました。裏参道からそのまま尾根伝いに能見堂跡まで行けるようですが、今日は静かな竹林を抜けて、素直に裏参道を下ります。
谷津二の橋で谷津川を渡ります。谷津川は平潟湾に注ぐ感潮河川(汽水域)のため海水魚も生息するようで、くまは今日、この川を優雅に泳ぐクロダイを見ました。
2025年11月22日 13:05撮影 by  iPhone 15, Apple
11/22 13:05
谷津二の橋で谷津川を渡ります。谷津川は平潟湾に注ぐ感潮河川(汽水域)のため海水魚も生息するようで、くまは今日、この川を優雅に泳ぐクロダイを見ました。
横須賀街道に出て谷津二の橋交差点から東を見ると、これから向かう金沢山(標高76m)がこんもりと色づいて見えています。
2025年11月22日 13:07撮影 by  iPhone 15, Apple
11/22 13:07
横須賀街道に出て谷津二の橋交差点から東を見ると、これから向かう金沢山(標高76m)がこんもりと色づいて見えています。
金沢山は国指定史跡である称名寺の裏山にあたり、称名寺市民の森として整備されています。当市民の森はウサトレでは2回目ですが、今回はこの階段を登ってインします。
2025年11月22日 13:16撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 13:16
金沢山は国指定史跡である称名寺の裏山にあたり、称名寺市民の森として整備されています。当市民の森はウサトレでは2回目ですが、今回はこの階段を登ってインします。
階段を登り切ると左手に狭い小径。ここがA14ポイントで、一番西側の入口です。
2025年11月22日 13:18撮影 by  iPhone 15, Apple
11/22 13:18
階段を登り切ると左手に狭い小径。ここがA14ポイントで、一番西側の入口です。
A14を過ぎるとすぐに「台の広場」がありますが、まだ入ったばかりなので、そのまま通過します。
2025年11月22日 13:21撮影 by  iPhone 15, Apple
11/22 13:21
A14を過ぎるとすぐに「台の広場」がありますが、まだ入ったばかりなので、そのまま通過します。
後は勝手知ったる散策路。A11から「行田の通り」で細かく九十九折りしながら山頂を目指します。
2025年11月22日 13:29撮影 by  iPhone 15, Apple
11/22 13:29
後は勝手知ったる散策路。A11から「行田の通り」で細かく九十九折りしながら山頂を目指します。
「台の広場」から10分ほどで金沢三山の一座、「八角堂広場」のある金沢山山頂に到着です。
2025年11月22日 13:33撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 13:33
「台の広場」から10分ほどで金沢三山の一座、「八角堂広場」のある金沢山山頂に到着です。
八角堂広場からは、野島、横須賀、観音崎の後ろに房総半島がはっきりと見えますね〜あ、あれは・・・
2025年11月22日 13:34撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 13:34
八角堂広場からは、野島、横須賀、観音崎の後ろに房総半島がはっきりと見えますね〜あ、あれは・・・
ちょっとちょっと、ド正面にめいっぱいドッシリと構えているのは、見まごう事なき「鋸山」では?
2025年11月22日 13:34撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 13:34
ちょっとちょっと、ド正面にめいっぱいドッシリと構えているのは、見まごう事なき「鋸山」では?
山座同定アプリでも間違いないですね。なんか感激〜谷津の地でも標高を上げれば、こんなにしっかりと鋸山が見えるんだな〜
2025年11月22日 13:35撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 13:35
山座同定アプリでも間違いないですね。なんか感激〜谷津の地でも標高を上げれば、こんなにしっかりと鋸山が見えるんだな〜
鋸山をしみじみ眺めながら食べるお稲荷さんは、また格別♪
2025年11月22日 13:40撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 13:40
鋸山をしみじみ眺めながら食べるお稲荷さんは、また格別♪
前回称名寺市民の森を歩いたときは、「金沢三山縦走」ということで稲荷山、日向山をぐるっと巡るルートをとりましたが、今回は直接称名寺へ下山します。
2025年11月22日 13:55撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 13:55
前回称名寺市民の森を歩いたときは、「金沢三山縦走」ということで稲荷山、日向山をぐるっと巡るルートをとりましたが、今回は直接称名寺へ下山します。
八角堂広場から観音広場経由で称名寺へ下る「観音通り」はこの階段。名前のやさしさとは裏腹に、かなりの急階段です。
2025年11月22日 13:56撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 13:56
八角堂広場から観音広場経由で称名寺へ下る「観音通り」はこの階段。名前のやさしさとは裏腹に、かなりの急階段です。
観音広場(広場というほどの広さはない)には柔和な雰囲気の観音様と仏様がいらっしゃいました。
2025年11月22日 14:02撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 14:02
観音広場(広場というほどの広さはない)には柔和な雰囲気の観音様と仏様がいらっしゃいました。
その直下にはたくさんの石仏群。西国三十三所・坂東三十三所・秩父三十四所を模した霊場で、参拝者は一度に百観音巡礼を体験できるようになっているそうです。
2025年11月22日 14:07撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 14:07
その直下にはたくさんの石仏群。西国三十三所・坂東三十三所・秩父三十四所を模した霊場で、参拝者は一度に百観音巡礼を体験できるようになっているそうです。
しずかな石段を一段ずつ、ゆっくりと下りていくと〜
2025年11月22日 14:10撮影 by  iPhone 15, Apple
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しずかな石段を一段ずつ、ゆっくりと下りていくと〜
朱色の橋が映える浄土式庭園が美しい、北条実時が建立した金沢北条氏の菩提寺・金沢山称名寺です。
2025年11月22日 14:11撮影 by  iPhone 15, Apple
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朱色の橋が映える浄土式庭園が美しい、北条実時が建立した金沢北条氏の菩提寺・金沢山称名寺です。
金堂にお参りします。称名寺の金堂は、天和元年(1681年)に改築されたもの。本堂を「金堂」と呼ぶのは、平安初期以前に伽藍を整備した大寺院であることが多く、鎌倉期に創建された寺院で本堂を「金堂」と呼ぶケースは少ないそうです。
2025年11月22日 14:13撮影 by  iPhone 15, Apple
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金堂にお参りします。称名寺の金堂は、天和元年(1681年)に改築されたもの。本堂を「金堂」と呼ぶのは、平安初期以前に伽藍を整備した大寺院であることが多く、鎌倉期に創建された寺院で本堂を「金堂」と呼ぶケースは少ないそうです。
平橋から阿宇ヶ池を見下ろすと、橋の朱色が映った水面をバックにアオサギくん、かっけーーな♪
2025年11月22日 14:19撮影 by  ILCE-6000, SONY
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平橋から阿宇ヶ池を見下ろすと、橋の朱色が映った水面をバックにアオサギくん、かっけーーな♪
反り橋を渡った先の大イチョウの下でウサさんをパシャリ♪
2025年11月22日 14:25撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 14:25
反り橋を渡った先の大イチョウの下でウサさんをパシャリ♪
反対に反り橋の上のくまをウサさんが撮ってくれました。
2025年11月22日 14:29撮影 by  iPhone 15, Apple
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反対に反り橋の上のくまをウサさんが撮ってくれました。
阿宇ヶ池も背景に含めて、黄葉ウサさんももう1枚。
2025年11月22日 14:35撮影 by  iPhone 15, Apple
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阿宇ヶ池も背景に含めて、黄葉ウサさんももう1枚。
平橋を渡り返す途中に見下ろすと、アオサギくん、バタバタ騒がしいカモちゃんたちをガン無視して佇む御姿が、なんかと尊い。
2025年11月22日 14:38撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 14:38
平橋を渡り返す途中に見下ろすと、アオサギくん、バタバタ騒がしいカモちゃんたちをガン無視して佇む御姿が、なんかと尊い。
庫裏へ赴くと、とても素敵な御朱印をいただくことができました。
2025年11月22日 14:43撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 14:43
庫裏へ赴くと、とても素敵な御朱印をいただくことができました。
また、庫裏で金沢文庫の優待券もいただいたので、金沢八景の浮世絵タイルが掲げられたトンネルをくぐって神奈川県立金沢文庫へ。こちらの浮世絵は「洲崎晴嵐」ですね。
2025年11月22日 14:48撮影 by  iPhone 15, Apple
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また、庫裏で金沢文庫の優待券もいただいたので、金沢八景の浮世絵タイルが掲げられたトンネルをくぐって神奈川県立金沢文庫へ。こちらの浮世絵は「洲崎晴嵐」ですね。
金沢文庫創設750年記念の特別展が開催されていましたので、しっかりと拝見しました。こういうところを見学すると、ついつい時間を忘れて長居してしまいがちなウサクマです。
2025年11月22日 14:49撮影 by  iPhone 15, Apple
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金沢文庫創設750年記念の特別展が開催されていましたので、しっかりと拝見しました。こういうところを見学すると、ついつい時間を忘れて長居してしまいがちなウサクマです。
筋骨隆々でマッチョな仁王様に見送られて、称名寺を後にしました。惣門 → 仁王門 → 阿字ヶ池(反橋・平橋) → 金堂へと一直線に伸びる構造は、鎌倉末期に整備された伽藍配置の特徴(伽藍中軸線)だとか。
2025年11月22日 15:14撮影 by  iPhone 15, Apple
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筋骨隆々でマッチョな仁王様に見送られて、称名寺を後にしました。惣門 → 仁王門 → 阿字ヶ池(反橋・平橋) → 金堂へと一直線に伸びる構造は、鎌倉末期に整備された伽藍配置の特徴(伽藍中軸線)だとか。
称名寺は谷津(ここでいう「谷津」は丘陵に囲まれた細長い谷底低地を指す)の谷底に立地して、谷を貫く形で自然地形を活かした直線的な「古い参道」が遺っています。そこをしばし歩いてから、海へ足を向けます。
2025年11月22日 15:26撮影 by  iPhone 15, Apple
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称名寺は谷津(ここでいう「谷津」は丘陵に囲まれた細長い谷底低地を指す)の谷底に立地して、谷を貫く形で自然地形を活かした直線的な「古い参道」が遺っています。そこをしばし歩いてから、海へ足を向けます。
昔はもうここは海だったんだろうな〜海の公園に到着しました。スポーツ関係のいろんなアクティビティを楽しむ方々が公園に出入りしています。
2025年11月22日 15:27撮影 by  iPhone 15, Apple
11/22 15:27
昔はもうここは海だったんだろうな〜海の公園に到着しました。スポーツ関係のいろんなアクティビティを楽しむ方々が公園に出入りしています。
海だ〜〜〜ちょっと雲が出てきたけど、ここから房総の山々は見えるかな?
2025年11月22日 15:31撮影 by  iPhone 15, Apple
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海だ〜〜〜ちょっと雲が出てきたけど、ここから房総の山々は見えるかな?
惜しい!正面に構える夏島界隈の臨海工場集団がなかった時代には、きっと見えたに違いない〜
2025年11月22日 15:36撮影 by  iPhone 15, Apple
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惜しい!正面に構える夏島界隈の臨海工場集団がなかった時代には、きっと見えたに違いない〜
まあ里見八犬伝の舞台の時代には、ここは海の底だろうから「矢取之入江」探訪からは外れていると思いますけど、でも矢取の入江に砂浜があったら、こんな空と海が広がっていたかも。
2025年11月22日 15:39撮影 by  iPhone 15, Apple
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まあ里見八犬伝の舞台の時代には、ここは海の底だろうから「矢取之入江」探訪からは外れていると思いますけど、でも矢取の入江に砂浜があったら、こんな空と海が広がっていたかも。
お散歩したらしいワンコの足跡が波打ち際で潮騒を聞いていました。
2025年11月22日 15:41撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 15:41
お散歩したらしいワンコの足跡が波打ち際で潮騒を聞いていました。
さてウサクマはうもの公園の砂浜を歩ききって磯釣りエリアへ。あれ、ウサさんがなんか見つけたらしい。
2025年11月22日 15:49撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 15:49
さてウサクマはうもの公園の砂浜を歩ききって磯釣りエリアへ。あれ、ウサさんがなんか見つけたらしい。
あ、雲の隙間から西日がこぼれて、天使の階段が降りてきていますね〜
2025年11月22日 15:54撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 15:54
あ、雲の隙間から西日がこぼれて、天使の階段が降りてきていますね〜
せっかくなので、超久しぶりに八景島シーパラダイス内に突入します♪
2025年11月22日 15:56撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 15:56
せっかくなので、超久しぶりに八景島シーパラダイス内に突入します♪
きらめくメリーゴーランドを横目に西浜へ踏み入れれば、遊園地の喧騒が嘘のような落ち着いた雰囲気の公園です。
2025年11月22日 16:02撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 16:02
きらめくメリーゴーランドを横目に西浜へ踏み入れれば、遊園地の喧騒が嘘のような落ち着いた雰囲気の公園です。
あのジェットコースター、昔ウサクマも乗りました〜けっこう怖いんですよ、あれ。その下をくぐって八景島の先端に出てみます。
2025年11月22日 16:09撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 16:09
あのジェットコースター、昔ウサクマも乗りました〜けっこう怖いんですよ、あれ。その下をくぐって八景島の先端に出てみます。
ここも超惜しい。目指す鋸山はあの巨大なクレーンの向こう側ですね〜
2025年11月22日 16:23撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 16:23
ここも超惜しい。目指す鋸山はあの巨大なクレーンの向こう側ですね〜
クレーンの間を拡大してみると、かろうじて見えるのは鋸山のお隣に聳える御殿山ですね。でも、ここまで攻めたからウサクマ大満足です♪
2025年11月22日 16:23撮影 by  iPhone 15, Apple
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クレーンの間を拡大してみると、かろうじて見えるのは鋸山のお隣に聳える御殿山ですね。でも、ここまで攻めたからウサクマ大満足です♪
八景島シーパラダイス園内は、まだ4時半なのにもう薄暮迫る雰囲気。せっかくだからイルミネーションも楽しんでいきましょう。
2025年11月22日 16:34撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 16:34
八景島シーパラダイス園内は、まだ4時半なのにもう薄暮迫る雰囲気。せっかくだからイルミネーションも楽しんでいきましょう。
福満園さんのテイクアウトコーナーで、出来立ての四川エビピタバーガーと広東エビピタバーガーを頬張り、音楽と光の織り成すイリュージョン的なイルミネーションを堪能!
2025年11月22日 17:27撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 17:27
福満園さんのテイクアウトコーナーで、出来立ての四川エビピタバーガーと広東エビピタバーガーを頬張り、音楽と光の織り成すイリュージョン的なイルミネーションを堪能!
6時前とは思えないこの暗さ、まだ冬至まで1か月もあるのに〜でも今日は盛り沢山で楽しめたので、そろそろ引き上げますか〜
2025年11月22日 17:55撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 17:55
6時前とは思えないこの暗さ、まだ冬至まで1か月もあるのに〜でも今日は盛り沢山で楽しめたので、そろそろ引き上げますか〜
さよなら八景島シーパラダイス。園内から八景島駅までのルートはよくわからなかったので、人の流れに乗っていきやんす〜無事に八景島駅に着けて良かった♪
2025年11月22日 18:03撮影 by  iPhone 15, Apple
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11/22 18:03
さよなら八景島シーパラダイス。園内から八景島駅までのルートはよくわからなかったので、人の流れに乗っていきやんす〜無事に八景島駅に着けて良かった♪
近世の金沢周辺の地図に今回歩いたルートを重ねてみました。やっぱり能見堂も谷津浅間神社も八角堂(金沢山)も、みんな海に向かう断崖に面したようですね。ここが「矢取之入江」の可能性ありじゃないかな〜
2014年04月26日 14:47撮影 by  Canon PowerShot SX100 IS, Canon
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近世の金沢周辺の地図に今回歩いたルートを重ねてみました。やっぱり能見堂も谷津浅間神社も八角堂(金沢山)も、みんな海に向かう断崖に面したようですね。ここが「矢取之入江」の可能性ありじゃないかな〜

装備

個人装備
Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 レジャーシート 地図(地形図) コンパス 予備電池 GPS ファーストエイドキット 日焼け止め 時計 タオル ストック カメラ

感想




南総里見八犬伝ゆかりの地めぐりウサトレも、安房国を飛び出して、坂東(関東)一円にその守備範囲(攻略範囲)を拡大してきたウサクマですが、なんとお膝元の相模國が手付かず。ようやく相模國篇が始動します。

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里見八犬伝の物語の始まり、結城合戦を落ち延びた「里見義実」が、三浦なる「矢取の入江」に辿り着く。
入江に続く青海原、その対岸には鋸山。その鋸山に渦巻きのぼる雲の中に、義実は忽然と現れた白龍を見る。南に飛び去る白龍を吉祥と考えた義実は、安房に渡り、里見家の再興を決意した。
--------

そんな「矢取の入江」とは、どこなのか?
対岸の鋸山が正面に見える入江であること。そして「ヤトリ」という地名。

そんな曖昧なキーワードから、里見義実が安房に向かう決意をした「矢取の入江」の比定地は諸説紛々、百家争鳴。現在の三浦半島の各所に比定候補が林立しています。

その中から、今回はまず、ウサクマのアジトの最もお膝元「谷津説」を元に、周辺をトレッキングしてみます。

そもそも「谷津説」とは、「矢取」という音から連想できそうな地名候補の1つとして挙げられた横浜市金沢区の谷津町を指します。
そして、江戸時代の地誌『江戸名所図会』の「金沢能見堂」の項に載せられた「金沢勝概一覧之図」の図を見ると、この金沢辺りの沖合いには、鋸山がはっきりと描かれているのです。

能見堂ならウサトレでも歩いたことがあるので、かなり勝手が分かっています。その主道は、かつて「保土ヶ谷道(金沢道)」と呼ばれていた「六国峠ハイキングコース」。そして、能見堂跡と「谷津」を象徴する「谷津関ヶ谷不動尊」を調査。

その跡、海方面に向かって伸びる森や山に登り、最後は海辺を歩くルートを設定して、ウサトレ開始です。

横浜市民の森の1つ「氷取沢市民の森」の最寄りバス停である氷取沢バス停から歩き出し、まずは氷取沢神社で安全祈願。
境内が真っ黄色のイチョウの絨毯で、キラキラ輝いていました♪

ところが、早々にここで想定外案件勃発。氷取沢からの「六国峠ハイキングコース」入口は倒木復旧とおぼしき伐採作業中で、今は入れない(時間がかかる)とのこと。整備してくださって大変ありがたいのですが、どうしよお~~ 絶望気味なウサさん。しかし、そこはウサトレ。コンパクトに薮や滑りやすい急騰、ロープなんかもあるバリルートを「結構楽しんで」突破すると、なんとかハイキングコースに乗れました~

さっそく能見堂緑地で、ひとやすみ。
森の中で食べる、山ごぱんはいつもながらおいしいですニャ~

六国峠ハイキングコースはとても整備が行き届いた歩きやすいハイキングコースです。そして、途中の見晴らしのいい尾根から、房総方面が見渡せたました~でも、鋸山は・・・惜しいっ! でも、ここでは木に隠れて見えないけど、谷津の地で鋸山が見える可能性が大というか、場所によっては確実に見えるんじゃねーの!って気分昂揚気味なウサクマです。

しかし、「谷津関ヶ谷不動尊」からの景色はどうかな?
木々が周りに生い茂っていて、一部だけ開けているけど、鋸山方面は見えなさそう。うーーん、残念!

では、コースに戻って能見堂跡に。江戸時代には金沢道へ入り、山道を辿って能見堂に出た旅人が、突然眼下に開けた江戸湾から房総の山々まで一望できるこの景色に息をのんだとか。江戸名所図会「擲筆松」にも、絶壁に切れ落ちて海に面している、能見堂を見ることができます。

「金沢勝概一覧之図」には、能見堂からの鋸山が描かれているけど、現在の能見堂跡は、木々に囲まれて周りの展望はあまりありませんね。いやいや、
言い換えれば周囲は住宅地なので、周囲を画す木々がなければハイキングコースらしい雰囲気は失われてしまいそう、眺望と雰囲気を天秤にかけるのもね~この辺りは江戸時代には浦賀道や鎌倉・江の島へ通じる観光ルートの一部で、いまも残された切り通しが古道の雰囲気を感じさせてくれましたので、それでヨシ!としました。

ハイキングコース終点(六国峠入口)から聳え立つ崖を右手に見ながら急な階段を登っていくと、谷津浅間神社でした。
ここは昔の地形では入江に突き出した「白井岬」というところらしい。
入江キターーーー!

現状は木々に囲まれて見通しが効かないけど、山座同定アプリで見たところ、ここからも鋸山は見えたと思われます。八犬伝の時代では、このあたりが谷津の入江だった可能性もアリ!ですかね~

谷津浅間神社から京急金沢文庫駅北側の踏切を越えると、色づいたこんもりとした山が見えてきました。ここは「称名寺市民の森」。そして、金沢三山のひとつ金沢山。眺望を期待して登ってみます。

整備された市民の森を登っていくと、突然視界がひらけました。
金沢山山頂(標高76m)にある八角堂広場からは、野島、横須賀、観音崎の後ろに房総半島がはっきりと見える。そして正面には・・・鋸山!

山座同定アプリで調べてみても間違いないですね。「谷津説」やっぱりこれは結構アリ、なのかもしれません。

金沢山を観音通りで下っていくと、朱色の橋が映える浄土式庭園が美しい、北条実時が建立した称名寺。金沢北条氏の菩提寺です。真っ黄色に色づいたイチョウが、キラキラ輝いて美しい~

称名寺は、八犬伝の元ネタになる、永享の乱の舞台になっています。

永享の乱で敗北を認めた足利持氏は相模國六浦荘金沢郷称名寺で剃髪し、京の将軍・足利義教に対し恭順の意を示しました。でも義教はこれを許さず、幕府に恭順の意を表しでここ称名寺で出家します。
出家した足利持氏は、この地でこの風景を見て穏やかな時間を過ごせたのかな?
その後、持氏の身柄は鎌倉の永安寺に移され、自刃することに。

史実では悲しい歴史の出来事があったのですね。

ちなみに里見八犬伝の物語では、プロローグ的に
「持氏親子は報国寺に追いこまれて切腹された」となっていて、
ここから結城氏や里見義実の父との話へと、物語が始まっていくんですよね。

直接物語には出てこないけど、称名寺も里見八犬伝のゆかりの地と言えますね。
ゆっくりお詣りして手を合わせ、素敵な御朱印もいただきました。

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