辺見尾根~両神山~日向大谷

- GPS
- 08:18
- 距離
- 19.8km
- 登り
- 2,610m
- 下り
- 2,278m
コースタイム
- 山行
- 7:46
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 8:10
| 過去天気図(気象庁) | 2025年12月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
写真
感想
【はじめに】
・この山行記録として残っている、距離や累積の登り下り、そして体力度の表示よりも実際は過酷です。
・他者の記録や、私自身のらくルートでの想定よりも数値が低くなっている(バグ)というのもあるが、それだけの理由ではない。
・鋸型のアップダウンの繰り返し、急登での落ち葉ガレザレ、倒木落ち枝藪漕ぎ、不明瞭なルート、危険な道などが合わさって、体感的には体力度は8に近い7という感じです。
・あまり居ないとは思いますが、このルートを歩かれる方は事前の準備を入念にされたほうがいいです。後述しますが体力ゴリ押しではどうにもならないことがある尾根です。
【アクセス】
・行き
三峰口駅から小鹿野町営バスで薬師の湯BS(7:48~8:06)
帰り
日向大谷口BSから小鹿野町営バスで薬師の湯乗り継ぎで西武秩父駅(17:15~19:04)
【辺見尾根】
個人的に印象的だった3箇所を挙げる。
①739m地点を過ぎてからの急登。
・ズルズルの足場。
・四つん這いになったり、土を蹴って自分で足場を作ることもあった。
・掴んだ枝や岩が脆いこともよくあった。
②三合落より先のヤセ尾根。
・四阿屋山から三合落までは①を除けば一般的なバリ尾根だが、ここを過ぎるとどんどん道が険しくなってくる。
・岩場+鋭い細尾根+藪漕ぎで、危ないし痛いしで大変。
③1284mあたりから(だったかな?)の岩場越え。
・体力ではどうにもならないところがここ。
・辺見尾根の本領はここだろうと思った。
・攻略ルートが不明で危険な小ピークが何度も出てきた。
・登るのも大変だが、それ以上に降りるルートを探すのが大変。そもそも巻いた方が良かったりして、「やり直し」に何度か難儀した。
・両神山が近づくにつれ、こうした岩場越えも少なくなる。
【両神山~日向大谷口BS】
・両神神社から先、進行注意箇所には緑ロープが張られていて、その優しさに感動した。
・両神山周辺は薄く雪が敷かれている。
・日向大谷へ向かう北面は1400mあたりまで薄く積雪。滑らないように少し気を使う。
・清滝小屋から少し降ったところの水場は出ている。500mlを1分かけて溜める勢いで出ている。
【その他】
・私は山行計画を決める際には、まず地形図で目立つ尾根を見つける→ヤマレコの足跡機能で誰かしら歩いていればらくルート作成→距離や累積標高を適度に調整する→特別な道具や技術が必要なのかを先行者の記録で見る→不必要なら山行決定。という感じで決めるのだが、今回はそれがうまくハマらなかった事例になった。
・事前に道を知ってしまうと面白くないので、先行者の記録は軽く見るだけにしている。
・結果的には予定通りの山行をして予定通りのバスに乗れたが、上述③での時間のかかり具体によってエスケープすること途中まで本気で決めていた。両神山までこんなのがずっと続いたら帰りのバスの時刻に間に合わなくなる、と。やがて普通のバリ尾根に戻ったので予定通りに行動できた。
・こんなにもルーファイ(とやり直し)を必要とする尾根歩きは初めてで良い経験になった。
・こんな山域を颯爽と駆け抜ける行者ならば天狗と呼ばれても納得。
追記
・この時期だけかもしれないが、落ち葉でとにかく滑る。
・普段は滑っても転ぶことはないのだが、この山行では3回ほど手をついた。
・チェンスパ付けると機動力が落ちるから悩みどころ。
・色んな姿勢になるせいで、胸ポケットに入れていた開けたばかりのコーラ700mlを谷底に落としてしまった。
・ゴミになって申し訳ないし、貴重な水分がなくなって軽く絶望した。エスケープ理由の一つになっていた。
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