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Yamareco

記録ID: 920983
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大雪山

大雪縦走〜旭岳から富良野・原始ケ原へ

2016年07月09日(土) 〜 2016年07月13日(水)
 - 拍手
peaks100 その他1人
GPS
104:00
距離
73.8km
登り
4,622m
下り
5,130m

コースタイム

1日目
山行
5:30
休憩
0:00
合計
5:30
12:00
330
旭岳登山口(遊歩道入口)
17:30
白雲岳避難小屋テン場
2日目
山行
0:00
休憩
0:00
合計
0:00
6:20
0
白雲岳避難小屋テン場
6:20
停滞⇒泊
3日目
山行
7:50
休憩
0:05
合計
7:55
6:20
100
白雲岳避難小屋テン場
8:00
360
忠別岳
14:00
14:05
10
トムラウシ山頂
14:15
トムラウシ南沼テン場
4日目
山行
9:20
休憩
0:30
合計
9:50
6:35
325
トムラウシ南沼テン場
12:00
12:30
235
双子沼テン場
16:25
美瑛避難小屋テン場
5日目
山行
9:20
休憩
0:25
合計
9:45
6:00
120
美瑛避難小屋テン場
8:00
8:15
255
十勝岳
12:30
25
富良野分岐
12:55
13:05
160
富良野岳山頂
15:45
原始が原登山口(ニングルの森)
天候 9日晴れ、10日雷雨、11日曇り&雨、12日晴れのち曇り(ガス)13日曇り(ガス)
過去天気図(気象庁) 2016年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 飛行機
成田〜新千歳(JET STSR)
新千歳〜旭川(電車)
旭川〜旭岳(路線バス)
原始が原〜富良野(タクシー)
(その後はレンタカーで宗谷・利尻・礼文・天売とまわり、千歳で乗り捨て)
コース状況/
危険箇所等
昨年ほぼ同日程でしたが、昨年より明らかに雪が多く残っていました。が、アイゼンが必要な個所は皆無でした。
ヒサゴ沼あたりで雪渓にルートが消えました。GPS,もしくは地図アプリのある人は問題ないですが、ルーファイ及び地図読みの力がないと、ガスの中では道迷いしそうでした。

オプタテシケも入山時の情報では下りは怖いからやめた人がいるということでしたが、1日停滞した日の雨などで大分融雪したのか、我々が登った12日は雪渓登りはほんの一部、アイゼン無用でした。双子池も美瑛避難小屋も昨年より水は取りやすく豊富でした。
トイレは南沼、美瑛避難小屋の携帯トイレブースどちらもOPENでした。

富良野から原始が原は昨年も使ったので様子はわかっていましたが、昨年より整備がされている感じで、赤布・黄布が多数とりつけられ、先行者の踏み跡も真新しかったので、霧が深かったですが割合安心して下りました。
が、最初のザレは相変わらずです。そこに今年はコマクサがたくさん咲いていて、避けるのに大変でした。
原始が原の湿原で今年も熊の糞を発見しましたが、下山口からタクシーにのって2分、車道をどかどか走っていくヒグマのおおきな後ろ姿に遭遇。
降りてからでよかった。

そしてこれが目的のお花が本当に素晴らしかった。大きさも量も半端ないです。
山中が花衣をまとっているような光景は初めて見ました。トムラウシも美瑛も富良野岳もそれはそれは本当に素晴らしかったです。大雪を歩けることに今年も心から感動しました。
その他周辺情報 メロンが不作とかで、富良野ではおいしいメロンに出会えませんでした。
温泉は今年は富良野ラテールにて。980円と少々お高いですが、9時まで入場できてバスタオル、ハンドタオルも貸してくれます。露天がとってもよかったです。
昨年は層雲峡からロープウェイを使ったので、今年は旭岳下からスタート
2016年07月09日 13:12撮影 by  iPhone 6, Apple
7/9 13:12
昨年は層雲峡からロープウェイを使ったので、今年は旭岳下からスタート
聞いていたとおり残雪が多いきがする。花も4年前ピストンしたときより少ない???不安がよぎる・・
2016年07月09日 14:40撮影 by  iPhone 6, Apple
7/9 14:40
聞いていたとおり残雪が多いきがする。花も4年前ピストンしたときより少ない???不安がよぎる・・
歩く場所がなくて難儀する
2016年07月09日 14:40撮影 by  iPhone 6, Apple
7/9 14:40
歩く場所がなくて難儀する
中岳から稜線にでると、エゾタカネスミレの大群生!
2016年07月09日 16:19撮影 by  iPhone 6, Apple
7/9 16:19
中岳から稜線にでると、エゾタカネスミレの大群生!
白雲岳につくまでも昨年は一度もみなかった雪渓をだいぶわたる。テン場も半分雪だったので、泥沼よりはと雪上に設営。翌10日は雨とわかっていたので一日停滞。ひたすら耐える。雷も鳴り響く。11日起きてみると快晴!
2016年07月11日 05:08撮影 by  iPhone 6, Apple
7/11 5:08
白雲岳につくまでも昨年は一度もみなかった雪渓をだいぶわたる。テン場も半分雪だったので、泥沼よりはと雪上に設営。翌10日は雨とわかっていたので一日停滞。ひたすら耐える。雷も鳴り響く。11日起きてみると快晴!
昨年は一度もみず、あるとは知らなかったコマクサが、今年は最盛期でおどろき。朝露に濡れる風情のなんと可憐なこと。群落もあるけれど歩くルートにポコポコあるので踏まないように細心の注意をはらう。
2016年07月11日 06:23撮影 by  iPhone 6, Apple
7/11 6:23
昨年は一度もみず、あるとは知らなかったコマクサが、今年は最盛期でおどろき。朝露に濡れる風情のなんと可憐なこと。群落もあるけれど歩くルートにポコポコあるので踏まないように細心の注意をはらう。
昨年も歓声をあげた高根ケ原のホソバウルップソウの群落。今年もあえたね。この後雨になり、霧雨に濡れながらトムラウシ山頂をへて南沼テン場へ。
2016年07月11日 10:51撮影 by  iPhone 6, Apple
7/11 10:51
昨年も歓声をあげた高根ケ原のホソバウルップソウの群落。今年もあえたね。この後雨になり、霧雨に濡れながらトムラウシ山頂をへて南沼テン場へ。
トムラウシの朝。昨年は暴風雨かつ氷点下で恐ろしい1日半をすごしたが、ことしは爽やかな目覚め。
2016年07月12日 05:21撮影 by  iPhone 6, Apple
7/12 5:21
トムラウシの朝。昨年は暴風雨かつ氷点下で恐ろしい1日半をすごしたが、ことしは爽やかな目覚め。
トムラウシに登る朝日。さあ今日も楽しみだ。なんたってこの山旅随一のハイライト区間。
2016年07月12日 06:16撮影 by  iPhone 6, Apple
7/12 6:16
トムラウシに登る朝日。さあ今日も楽しみだ。なんたってこの山旅随一のハイライト区間。
三川台はほんとに天国そのもの。誰もいないこんな素晴らしい景観を独り占めなんて究極の贅沢だ。生きていて健康でここにこられて本当に幸せです。
2016年07月12日 07:35撮影 by  iPhone 6, Apple
1
7/12 7:35
三川台はほんとに天国そのもの。誰もいないこんな素晴らしい景観を独り占めなんて究極の贅沢だ。生きていて健康でここにこられて本当に幸せです。
振り返るトム。南からみると双耳峰。北からみると王冠のようなのに。
2016年07月12日 09:47撮影 by  iPhone 6, Apple
7/12 9:47
振り返るトム。南からみると双耳峰。北からみると王冠のようなのに。
じつは一番好きかもしれないイワヒゲ。かわいくてかわいくて。
2016年07月12日 11:11撮影 by  iPhone 6, Apple
7/12 11:11
じつは一番好きかもしれないイワヒゲ。かわいくてかわいくて。
またきたよ、オプタテシケ。今年も登らせてくださいね。
2016年07月12日 11:14撮影 by  iPhone 6, Apple
1
7/12 11:14
またきたよ、オプタテシケ。今年も登らせてくださいね。
雪渓も大丈夫そうだ。
2016年07月12日 11:45撮影 by  iPhone 6, Apple
7/12 11:45
雪渓も大丈夫そうだ。
振り返るコスマヌプリや釣鐘山。このパートはほんとに急登のアップダウンがこれでもかと続く。
2016年07月13日 07:05撮影 by  iPhone 6, Apple
7/13 7:05
振り返るコスマヌプリや釣鐘山。このパートはほんとに急登のアップダウンがこれでもかと続く。
どこもかしこもお花で覆われている。チングルマとエゾツガザクラ、エゾハクサンイチゲとエゾコザクラというカップリングが定番らしい。午後からはガスに包まれ、景色が見えなくなってもくもくとあるいたら、いつの間にか美瑛富士避難小屋についてしまった。
2016年07月13日 07:54撮影 by  iPhone 6, Apple
7/13 7:54
どこもかしこもお花で覆われている。チングルマとエゾツガザクラ、エゾハクサンイチゲとエゾコザクラというカップリングが定番らしい。午後からはガスに包まれ、景色が見えなくなってもくもくとあるいたら、いつの間にか美瑛富士避難小屋についてしまった。
13日、鋸岳へむかう。美瑛富士をすぎるとガラリと景観がかわって火山性の荒々しさ。
2016年07月13日 08:25撮影 by  iPhone 6, Apple
7/13 8:25
13日、鋸岳へむかう。美瑛富士をすぎるとガラリと景観がかわって火山性の荒々しさ。
これはこれで好きな風景。かっこいいなあ。
2016年07月13日 10:05撮影 by  iPhone 6, Apple
7/13 10:05
これはこれで好きな風景。かっこいいなあ。
富良野岳から今年も原始ヶ原に向かって最後のひとがんばり。ところが今年はザレの急斜面にコマクサが。これに触れないよう、ラクを当てないよう、相当集中しました。
2016年07月13日 12:54撮影 by  iPhone 6, Apple
7/13 12:54
富良野岳から今年も原始ヶ原に向かって最後のひとがんばり。ところが今年はザレの急斜面にコマクサが。これに触れないよう、ラクを当てないよう、相当集中しました。
昨年よりたくさん赤布や黄色テープが枝にまかれ、だいぶ整備された感があって安心でした。とはいえ、藪漕ぎ、雪渓でルートはたびたび消えるのは同様。霧がこかったのでクマさんとの遭遇に気を使い、ずっと笛を鳴らしながらの下山。昨年は真っ青な空をバックの富良野岳もことしは半分。
2016年07月13日 14:24撮影 by  iPhone 6, Apple
1
7/13 14:24
昨年よりたくさん赤布や黄色テープが枝にまかれ、だいぶ整備された感があって安心でした。とはいえ、藪漕ぎ、雪渓でルートはたびたび消えるのは同様。霧がこかったのでクマさんとの遭遇に気を使い、ずっと笛を鳴らしながらの下山。昨年は真っ青な空をバックの富良野岳もことしは半分。
やっととびでた広い湿原にはワタスゲが静かにゆれていました。
2016年07月13日 14:24撮影 by  iPhone 6, Apple
1
7/13 14:24
やっととびでた広い湿原にはワタスゲが静かにゆれていました。
そして今年もクマさんの落とし物。
ことしのはやや硬め。便秘気味?笑
2016年07月13日 14:26撮影 by  iPhone 6, Apple
7/13 14:26
そして今年もクマさんの落とし物。
ことしのはやや硬め。便秘気味?笑
原始ヶ原の分岐からニングルの森登山口まで、途中の沢はとてもきれいでしばしのんびり。今年も無事けがもせず、実質3泊4日の大雪山系から富良野への縦走を完走しました。大雪の自然に素晴らしい経験をさせてもらい、心から感謝でした。
2016年07月13日 14:45撮影 by  iPhone 6, Apple
1
7/13 14:45
原始ヶ原の分岐からニングルの森登山口まで、途中の沢はとてもきれいでしばしのんびり。今年も無事けがもせず、実質3泊4日の大雪山系から富良野への縦走を完走しました。大雪の自然に素晴らしい経験をさせてもらい、心から感謝でした。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ パタゴニアナノエア インナー用ダウンジャケット 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え ザック ザックカバー サブザック 行動食(レーション) 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ハイドレーション ガス 食器 ライター 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 携帯 時計 タオル ストック ナイフ ポール テント テントマット シェラフ シュラフカバー 濾過機 ビタミン剤等サプリ ゴアテックス靴下
共同装備
飲料水消毒用塩素 食料 BCAA コッヘル バーナーヘッド カートリッジ(1個)
備考 今年はレーションをすべてタンパク質(大豆、大豆ミートジャーキー、小魚、貝柱、ナッツ)にしたせいか大変調子がよかった。まったく辛くなく絶好調だった。靴はファイブテンのキャンプフォーを採用したが軽くて歩きやすくて大正解。昨年の重いロックアルパインとは登りが違う。パートナー推薦のBCAAもものすごい威力を発揮したと思われる。効きます。
ザックは今年もZPack。水2ℓいれてもそれぞれ10キロ以下で歩きました。

感想

昨年層雲峡からでしたが、今年は朝9:30旭川駅発のバスで旭岳ロープウェイ乗り場に到着したのが11時。カートリッジや当日の行動食を買い、トイレを済ませ、支度をして小川脇の遊歩道から入山。途中、4年前同時期のピストン時よりはるかに多い残雪にびっくりしながら中岳温泉を経て白雲岳避難所まで。お花は8割というところでしょうか。チングルマやツガザクラ、そして普段あまりみないナナカマドの白い花が真っ盛りで意外にもとてもきれいでした。

トムラウシから先の三川台からオプタテシケまでは最高に美しい天国です。今年もそこにいけたことに心から感謝。トムラウシもそうですが、どの山肌もどの稜線もすべてお花に覆い尽くされて、息をのむ美しさでした。

今年はお天気はあまり芳しくなかったですが、昨年イマヒトツだったお花を見る!という目的は大満足のうちに達成できて、来た甲斐がありました♪
ちなみに我々のスタイルは、基本的にスタートからゴールまで休まず歩き続けるので、途中のタイム記録はほとんどありません。すみません。

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