記録ID: 933174
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
槍・穂高・乗鞍
憧れの槍ヶ岳
2016年08月03日(水) 〜
2016年08月06日(土)
長野県
岐阜県
子連れ登山
tomo-nao
体力度
5
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 19:36
- 距離
- 50.0km
- 登り
- 1,270m
- 下り
- 1,907m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 4:33
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 6:12
距離 21.0km
登り 450m
下り 134m
6:23
22分
上高地バスターミナル
6:45
43分
小梨平キャンプ場
7:28
7:48
48分
明神館
8:36
9:15
55分
徳澤園
10:10
10:50
65分
横尾山荘
11:55
40分
一の俣
12:35
槍沢ロッジ
2日目
- 山行
- 4:33
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 4:51
距離 2.7km
登り 237m
下り 41m
6:24
6:40
42分
ババ平キャンプ場
7:22
7:24
70分
大曲
8:34
103分
天狗原分岐
10:17
58分
坊主岩屋下分岐
11:15
ヒュッテ大槍
3日目
- 山行
- 8:56
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 10:39
距離 12.7km
登り 541m
下り 1,629m
5:02
58分
ヒュッテ大槍
6:00
3分
槍ヶ岳分岐
6:03
6:28
0分
槍ヶ岳山荘
6:28
26分
槍ヶ岳肩分岐
6:54
7:14
26分
槍ヶ岳山頂
7:40
8:27
31分
槍ヶ岳山荘
8:58
8:59
31分
殺生分岐
9:30
9:37
115分
播隆窟
11:32
11:35
246分
大曲
15:41
徳澤園
4日目
- 山行
- 2:13
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 3:05
距離 13.5km
登り 63m
下り 121m
8:28
52分
徳澤園
9:20
9:42
11分
明神館
9:53
10:23
70分
穂高神社
11:33
上高地バスターミナル
| 天候 | 1〜3日目：晴れのち雨、4日目：晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2016年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
JR新大阪駅「さわやか信州号」（23:09発）→上高地バスターミナル（05:30着） 【復】 上高地バスターミナル「さわやか信州号」（14:20発）→JR京都駅（19:34着） |
| コース状況／ 危険箇所等 |
特に危険を感じるようなことはありませんでした。 （穂先は天候や体調等、その日の条件にもよるのでしょうが） コースはよく整備されています。 |
| その他周辺情報 | １泊目：槍沢ロッジ（予約なし） ２泊目：ヒュッテ大槍（予約あり） ３泊目：徳澤園（予約あり） |
| 予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
バスターミナル到着は5:30なので、前夜に新大阪駅でお弁当を購入。
まずはこれでエネルギーを満たして、出発します。
まずはこれでエネルギーを満たして、出発します。
早朝の上高地バスターミナル。
ここで登山届を出すことができます。
（私は事前にネットで提出しておきました）
ここで登山届を出すことができます。
（私は事前にネットで提出しておきました）
案内板に貼ってある付箋には、最近の遭難事故が起こった箇所やその状況が書かれています。気持ちを引き締めないと。
広々とした場所で、たくさん人がいました。
今日は横尾山荘で早めの昼ごはんにします。
今日は横尾山荘で早めの昼ごはんにします。
ナデシコの仲間かな…？と思い、ネットで調べてみたら槍沢ロッジのスタッフブログに「センジュガンピ」とありました。
槍沢ロッジ到着。今夜はここに泊まります。バスターミナルからは6時間の行程でした。
この左手に水道があり、水を汲むことができました。
8/3 15:27
槍沢ロッジ到着。今夜はここに泊まります。
バスターミナルからは6時間の行程でした。
この左手に水道があり、水を汲むことができました。
バスターミナルからは6時間の行程でした。
この左手に水道があり、水を汲むことができました。
ここは少人数の場合、予約がいりません。
宿泊カードに記入して料金を支払います。
宿泊カードに記入して料金を支払います。
談話室。
消灯は20時30分ですが、部屋が暗くなった記憶はありません。
気付けば朝でした…。
消灯は20時30分ですが、部屋が暗くなった記憶はありません。
気付けば朝でした…。
本当は槍沢ロッジからも槍の先端が見えるらしいのですが…分かりませんでした。
ババ平キャンプ場に出ました。
ここから山頂手前まで、トイレがありません。
ここから山頂手前まで、トイレがありません。
そして目の前はこの景色。
（本当はパノラマで撮りたかったんですが…）
（本当はパノラマで撮りたかったんですが…）
サラシナショウマなのかな？トラノオなのかな？
いまだによく分かりません。
いまだによく分かりません。
今年は雪解けが早かったそうで、大曲付近の道沿いにはこのくらいでした。
天気予報では3000m地点の気温は10℃前後だったため、実はこの日の服装は冬仕様…で、暑かった〜。
天狗原分岐から。ここからどんどん高度を上げていくことになります。
坊主岩屋下の分岐。
ここから大多数の皆さんが進む道から離れ、ヒュッテ大槍へ向かいます。
ここから大多数の皆さんが進む道から離れ、ヒュッテ大槍へ向かいます。
これからどうするかはおいといて、とりあえずランチタイムに。ここではカレーライスを注文。
さて…これからどうするか。…結局、行けるかどうかも怪しいし、行っても何も見えないということで、今日の山頂アタックは延期することに。
このあと、同室のご夫婦が山頂に向かったものの「ガスがどんどん上がってきた〜」と引き返してこられました。
8/4 14:04
さて…これからどうするか。
…結局、行けるかどうかも怪しいし、行っても何も見えないということで、今日の山頂アタックは延期することに。
このあと、同室のご夫婦が山頂に向かったものの「ガスがどんどん上がってきた〜」と引き返してこられました。
…結局、行けるかどうかも怪しいし、行っても何も見えないということで、今日の山頂アタックは延期することに。
このあと、同室のご夫婦が山頂に向かったものの「ガスがどんどん上がってきた〜」と引き返してこられました。
可愛い花がたくさん咲いていました。
これはイワツメクサというそうです。
これはイワツメクサというそうです。
可愛い鳥が現れました。
本当はライチョウに会いたかったんだけど…。
本当はライチョウに会いたかったんだけど…。
小屋の周りをぐるっと歩くことにしました。
表銀座のほうを見ているはず…。
表銀座のほうを見ているはず…。
チングルマの綿毛がたくさん。
秋には赤くなることを今回初めて知りました。
見てみたいなぁ。
秋には赤くなることを今回初めて知りました。
見てみたいなぁ。
後ろで「北穂！」と歓声があがったので撮ってみました。
（まだよく分かっていません）
（まだよく分かっていません）
ちょうど居合わせた方に北鎌尾根を教えてもらいました。
う〜ん、すごい。
う〜ん、すごい。
北鎌尾根から槍ヶ岳への稜線。私は一生歩くことはないでしょうけど…。
夕食は17時から（この日は2回制で、宿に着いた順で決められたようです）。噂のグラスワインが本当についていました。
写真には写っていませんが、テーブルごとにパスタもあります。
2
8/4 17:01
夕食は17時から（この日は2回制で、宿に着いた順で決められたようです）。
噂のグラスワインが本当についていました。
写真には写っていませんが、テーブルごとにパスタもあります。
噂のグラスワインが本当についていました。
写真には写っていませんが、テーブルごとにパスタもあります。
ヒュッテからは、東鎌尾根の終わり1キロくらいを歩くことになります。
ヒュッテ大槍のお弁当。
おいなりさんを1個お腹に入れて、いざ出発！
おいなりさんを1個お腹に入れて、いざ出発！
近くにいた人の話では、これが小槍だそう。
絶対あの上では踊れないと思う…。
絶対あの上では踊れないと思う…。
三角点。
「亡失」扱いだそうですが…。
（ちなみに、触るとぐらぐらしています）
「亡失」扱いだそうですが…。
（ちなみに、触るとぐらぐらしています）
当初、大喰岳・中岳を縦走できないかと思ったりもしていましたが…実際槍ヶ岳まで歩いてみると、私の体力では無謀な考えでした。
…と、ここで少し残った花に目が留まりました。
これはひょっとして…チングルマ!?
（4年前の木曽駒以来、ずっと見たかった花なんです）
これはひょっとして…チングルマ!?
（4年前の木曽駒以来、ずっと見たかった花なんです）
播隆窟の案内板。
「槍ヶ岳開山」、まだ全部読んでないけど、冒頭の岩ですね。
「槍ヶ岳開山」、まだ全部読んでないけど、冒頭の岩ですね。
大曲まで戻りました。
もうずいぶんへばっていたので、ここで長めの休憩。
もうずいぶんへばっていたので、ここで長めの休憩。
奮発して個室にして良かった♪
でも、相部屋でもなかなか豪華な夕食がいただけます。
でも、相部屋でもなかなか豪華な夕食がいただけます。
キャンプ場には色とりどりのテントが張られていました。
こんなところでキャンプできるなんていいなぁ。
こんなところでキャンプできるなんていいなぁ。
翌日の朝食。こちらは息子用。「小学生」向けに、可愛らしくしてくださっています。
高さ調節のため、椅子にも座布団が2枚も用意されていました。
2
8/6 6:57
翌日の朝食。こちらは息子用。
「小学生」向けに、可愛らしくしてくださっています。
高さ調節のため、椅子にも座布団が2枚も用意されていました。
「小学生」向けに、可愛らしくしてくださっています。
高さ調節のため、椅子にも座布団が2枚も用意されていました。
チェックアウト後、みちくさ食堂でコーヒーを。
（本当はラウンジでも飲めるんですが）
槍ヶ岳クッキーがついてきました。
（本当はラウンジでも飲めるんですが）
槍ヶ岳クッキーがついてきました。
この先で望遠鏡をのぞかせてもらったら、奥穂高山頂に人影が見えました。いいなぁ。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ(2)
Tシャツ(2)
ソフトシェル(1)
ズボン(2)
靴下(2)
グローブ(2)
レインウェア
帽子
靴
ザック
地図（地形図）
計画書
ヘッドランプ
予備電池（充電器＆モバイルバッテリー）
GPS
筆記用具
鎮痛剤（頭痛が出るかもしれないので）
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
テーピング用テープ
メガネ
山小屋用スリッパ
|
|---|---|
| 共同装備 |
サブザック
行動食(ドライフルーツ
チョコ＆ナッツ
柿の種
ぶどう糖
飴
するめ
干し梅
クリフバー
スポーツようかん
エネルギー補給用のゼリーやジェル
バー状のケーキなど大量)
飲料（山専ボトル１本
ナルゲンボトル各１本）
ファーストエイドキット
食べる酸素（タブレット）
アミノバイタル（粉末清涼飲料）14本
|
| 備考 | ※最終日の着替えは徳澤園へ。チェックイン前も預かってもらうことができます。 【持って行って良かったもの】 ・使い捨てコンタクトレンズ（１day） ※普段は２weekですが、山小屋では手入れも大変そうなので使い捨てにしました。 ・ジッパー付ゴミ袋 ※着替えの仕分けと別に、何枚か持っていきました。ゴミをコンパクトにまとめられるので重宝しました。ちなみに一番始末に困ったゴミは、山小屋で作ってもらうお弁当のプラスチックパック。潰れないようにしてくださっているので仕方ないですが、あまり小さくたためないのでかさばりました。 ・粉末清涼飲料 ※普段の日帰り山行ではペットボトルで済ませていますが、今回は長丁場なので粉末のものを持参しました。ゴミが少なくなって良かったです。 ・テーピング用テープ ※ひざ痛が心配だったので、テープを持参。知識もないので、カット済みのものを持っていきました。その効果かどうかは分かりませんが、３日目の下りでも膝は全然平気でした。 ・大量の100円玉 ※基本トイレはチップ制なので、普段御朱印めぐり用に集めている100円玉財布を持っていきました。 【持っていかなくても良かったもの】 ・山小屋用スリッパ ※どの小屋もスリッパがたくさん用意してあり、荷物になった割に使いませんでした。「さわやか信州号」車内も薄手のスリッパがあり、特に必要ありませんでした。 【その他（覚書もかねて）】 ・水は槍沢ロッジ、天狗原分岐を過ぎたあとの水場、ヒュッテ大槍で補充しました。 ・カメラやナビの充電について、槍沢ロッジでは有料（30分100円）でお願いできるようです。ヒュッテ大槍と徳澤園は宿泊室での充電が可能でした。 |
感想
長男の小学校最後の夏休み。
親子でどこか大きい山へ…と考え、思いついたのは憧れの槍ヶ岳でした。
これまでにない長い行程＆穂先の岩場にやや不安も感じながら、2人で話し合って計画を立てました。
今回のコースはガイドブックなどで通常2泊3日のコースとして紹介されていますが、もともと私は超がつくくらいのインドア派。
運動神経にも体力にも自信がない上、上高地からの帰りの便に制限があったので、焦って下山しなくてもいいように3泊4日ののんびりプランにしました（実際には、それでも私には限界に近かったと思います）。
それが功を奏し、2日目の空模様を見て山頂アタックを3日目朝に延期、晴天の山頂に立つことができました。
ひたすら歩いて、食べて、寝た4日間。
最近少し難しくなってきた息子ともいろんな話ができ、とても幸せな山行になりました。
山行中は至る所でパトロールの方を見かけました。
また、登山道を整備してくださる方々や山小屋を支えるスタッフの皆さん、そして関西から信州までの長距離を安全に輸送してくださる運転手さん、本当に多くの人に支えられているのだと感じました。
この場を借りて、ありがとうございます。
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技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
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