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Yamareco

記録ID: 1139640
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

加加森山、光岳 〜 池口岳登山口から 〜

2017年05月14日(日) 〜 2017年05月15日(月)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 静岡県
 - 拍手
体力度
8
2〜3泊以上が適当
GPS
35:03
距離
29.1km
登り
2,658m
下り
2,661m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
14:15
休憩
0:36
合計
14:51
距離 14.8km 登り 2,075m 下り 604m
5:13
159
7:52
52
8:44
8:52
23
9:15
9:16
138
11:34
11:42
58
12:40
122
14:42
14:59
80
16:19
16:20
184
19:24
19:25
39
2日目
山行
9:47
休憩
0:07
合計
9:54
距離 14.3km 登り 584m 下り 2,051m
6:16
27
6:43
128
8:51
8:52
63
9:55
9:56
80
11:16
59
12:15
12:16
89
13:45
13:46
21
14:07
14:09
31
14:40
14:41
89
※一時間につき5〜10分程度は休憩しています。
※スタート時の荷物は23kgほど。
天候 5/14:晴れ(雲多め) 5/15:くもり時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
◇登山口近くの駐車スペースに自家用車を駐車。
・3カ所のスペースに4〜5台程駐車可能です。
・スタート時も下山時も自分の車の外に駐車している車なし。
コース状況/
危険箇所等
【池口岳登山口⇔ジャンクション(加加森山・光岳方面と池口岳・中ノ尾根山方面への分岐点)】
◆概ね、土のクッションが効いた、とても歩きやすい道です。よく整備されています。
◆一定間隔でプレートが設置されています。
◆ジャンクション手前でお助けロープとして虎ロープがかけられた岩場を二ヶ所通過します。
▼標高2100m以上で残雪がありました。一週間もすれば溶けきりそうです。登りでは滑り止めなしで、下りでは下のロープのかかった岩を通過するまでチェーンスパイクを着用しました。
【ジャンクション⇔池口岳・加加森山のコル】
◆赤リボンやピンクテープ、水色テープの目印がたまにあります。
※この区間に限らず、標高2400m付近まで。
◆加加森山に向かう場合、ジャンクションから急坂を少し下ると、谷筋を歩く区間が少しありますが、谷底に向かうのではなく、尾根筋を左手(北側)に見て、尾根に付かず離れず、下っていきます。傾斜が緩むと、尾根筋の南側をトラバースしながら進み、やがて尾根に乗り上げます。尾根に乗ってしばらくは痩せ尾根なので少し注意が必要です。
▼積雪区間は全体の2割程度。ジャンクションから加加森山方面への下りに残雪多し。チェーンスパイクを装着して歩行しました。
▼融雪と前日の雨のせいで、雪上に踏み跡は全く見当たりませんでした。
※この区間に限らず、全区間通じて。
【池口岳・加加森山のコル⇔加加森山】
◆加加森山に向かう(加加森山に登る)場合は、尾根筋を歩くことを意識して、高い方へ高い方へと向かえば加加森山の山頂に辿り着けます。
◆加加森山から下る場合は、まず加加森山からの正しい下降方向をコンパス又はGPSで確かめた方が無難です。加加森山山頂付近は、少しのっぺりとした地形で、しかも樹林帯で展望が利かないため、方向感覚が狂う恐れがあります。
◆加加森山から下る場合、2312mの標高点から一度尾根の中央部を外れて、西に向かってから再び南下するようにピンクテープなどの目印が付けられています(夏道が付けられている?)が、ここも要注意です。南下せずにそのまま西方に直進してしまうと、主尾根から外れた北西に延びる支尾根に乗ってしまいます。視界不良時は注意が必要です。自分も少し誤った北西尾根に引き込まれかけました。
▼この区間全体では、6割程度雪上を歩行。標高2300m以上ではほぼ一面に残雪がありました。常時脛丈程度沈み込む状態で、300歩に一歩程度は膝から腰丈ほどまで派手に踏み抜くような状態でした。
【加加森山⇔2381m峰(諸河内ノ頭?)】
◆尾根筋を歩くことを意識すれば、地形的にはそれほどは難しくはありません。
▼積雪区間は4割程度。
【2381m峰(諸河内ノ頭?)⇔光岳】
◆2381m峰から光岳山頂から北西に延びている尾根に完全に乗るまでの区間は、読みにくい地形の上、視界も木々で遮られ、かなり神経を使いました。特に、(2381m峰と光岳の)コル付近から光岳への登り返しは、地形的にかなり難しいと思います。
◆2381m峰から光岳手前のコルへの下りは、かなり藪っぽく、木の枝葉が邪魔になります。
▼2381m峰の南東斜面の一部と標高2450〜2500m付近の尾根筋を除いて、ほぼ一面積雪あり。くるぶしから脛丈程度は常時沈み込む状態で、派手な踏み抜きは300歩に一歩程度。
▼2381mと光岳のコルから、光岳山頂から北西に延びている尾根に登りつめる斜面に傾斜が少し急なところがあり、安心感を持って歩行するには刃丈のあるアイゼンの装着が望ましい状況でした。グズグズの雪でスリップしやすく、チェーンスパイクのまま登ってしまい、かなり後悔しました。ステップを切りながら、ゆっくり登る羽目に。
【光岳⇔光小屋】
▼積雪のため、ルートが分からず、往路でも復路でも、道迷いしてしまいました。往路ではヘッデン歩行のため、復路ではガスのため、視界が限られていたことが最大の要因ですが…。トラック・データを一目見ると分かると思いますが、情けないほど迷っています。GPSを見ながら進もうにも木の枝に邪魔され直進できず難儀しました。
その他周辺情報 ☆遠山温泉かぐらの湯で入浴。
・大人620円。
池口岳登山口からスタート。
およそ一年ぶり。
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池口岳登山口からスタート。
およそ一年ぶり。
(池口岳までの)現在地を示すプレートが設置されていた。
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(池口岳までの)現在地を示すプレートが設置されていた。
タチツボスミレがあちこちで咲いていた。
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タチツボスミレがあちこちで咲いていた。
歩きやすい道を登っていく。
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歩きやすい道を登っていく。
瑞々しいバイケイソウ。
瑞々しいバイケイソウ。
伊那山地の奥には中央アルプスが、手前に下栗の里が見えている。
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伊那山地の奥には中央アルプスが、手前に下栗の里が見えている。
中央アルプスを拡大。
南駒ヶ岳、空木岳、千畳敷カールが確認できる。
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中央アルプスを拡大。
南駒ヶ岳、空木岳、千畳敷カールが確認できる。
黒薙まで登ってきた。
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黒薙まで登ってきた。
池口岳を拡大。
熊伏山方面。
青崩峠もはっきり分かる。
池口岳など南アルプス南西端の山を登る場合、浜松からは、青崩峠の少し東側にある兵越峠を越えてくる。
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熊伏山方面。
青崩峠もはっきり分かる。
池口岳など南アルプス南西端の山を登る場合、浜松からは、青崩峠の少し東側にある兵越峠を越えてくる。
休憩ついでに展望を楽しんだ後、先に進む。
休憩ついでに展望を楽しんだ後、先に進む。
バイカオウレンかな?
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バイカオウレンかな?
兎岳、聖岳、上河内岳の三山揃い踏み。
少し木の枝が邪魔をしている。
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兎岳、聖岳、上河内岳の三山揃い踏み。
少し木の枝が邪魔をしている。
奥茶臼山方面。
ザラ薙から池口岳を望む。
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ザラ薙から池口岳を望む。
今回も、ザラ薙を覗き込んでみた。
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今回も、ザラ薙を覗き込んでみた。
南アルプスらしい苔むした樹林帯。
雪解けが遅くなったせいなのか、心なしか、苔にまだ元気がないように見える。
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南アルプスらしい苔むした樹林帯。
雪解けが遅くなったせいなのか、心なしか、苔にまだ元気がないように見える。
標高が2100mを超えると登山道に残雪が現れ始めた。
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標高が2100mを超えると登山道に残雪が現れ始めた。
春らしい風景だ。
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春らしい風景だ。
一つ目の虎ロープが架けられた岩場を通過。
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一つ目の虎ロープが架けられた岩場を通過。
急登が続く。
二つ目の虎ロープがかかった岩場の手前は、雪が融け残っていた。
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二つ目の虎ロープがかかった岩場の手前は、雪が融け残っていた。
ジャンクションに到着。
重い荷物をせおっていることもあり、少し時間がかかってはいるが、想定の範囲内。
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ジャンクションに到着。
重い荷物をせおっていることもあり、少し時間がかかってはいるが、想定の範囲内。
これから歩く尾根を見ながら、少し休憩。
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これから歩く尾根を見ながら、少し休憩。
光石もバッチリ見えた。
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光石もバッチリ見えた。
兎岳と聖岳を拡大。
聖兎のコルの奥に赤石岳も見えている。
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兎岳と聖岳を拡大。
聖兎のコルの奥に赤石岳も見えている。
ジャンクションからは急斜面を下っていく。
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ジャンクションからは急斜面を下っていく。
ここでチェーンスパイクを装着。
ここでチェーンスパイクを装着。
途中に水場の標識がありましたが、この標識の下はまだ雪に覆われていた。
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途中に水場の標識がありましたが、この標識の下はまだ雪に覆われていた。
痩せ尾根を歩く。
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痩せ尾根を歩く。
痩せ尾根を渡り終えると、気持の良い草原が広がっていた。
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痩せ尾根を渡り終えると、気持の良い草原が広がっていた。
草原の縁から、加加森山を眺める。
ここから眺める山容は、海坊主のよう。
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草原の縁から、加加森山を眺める。
ここから眺める山容は、海坊主のよう。
奥茶臼山方面。
春らしい淡い風景が心に沁みる。
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奥茶臼山方面。
春らしい淡い風景が心に沁みる。
加加森山への登り返しに入ると、一面が雪に覆われてしまった。
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加加森山への登り返しに入ると、一面が雪に覆われてしまった。
雪がどんどん深くなっていく。
脛丈以上沈み込むようになり、スローダウン。
踏み抜き地獄というほどではないが、300歩に一歩程度膝丈以上派手に踏み抜き、脱出に手間取り、疲労も蓄積。
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雪がどんどん深くなっていく。
脛丈以上沈み込むようになり、スローダウン。
踏み抜き地獄というほどではないが、300歩に一歩程度膝丈以上派手に踏み抜き、脱出に手間取り、疲労も蓄積。
加加森山の山頂に寄り道した。
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加加森山の山頂に寄り道した。
加加森山山頂付近は、平坦気味ののっぺりとした地形で、少し細い木が密生している。
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加加森山山頂付近は、平坦気味ののっぺりとした地形で、少し細い木が密生している。
山の端に陽が沈む直前。
2381m峰から先は、読みにくい地形と雪の斜面に神経を使い、蓄積した疲労も加わって、写真を撮る余裕もなくなっていた。
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山の端に陽が沈む直前。
2381m峰から先は、読みにくい地形と雪の斜面に神経を使い、蓄積した疲労も加わって、写真を撮る余裕もなくなっていた。
完全に暗くなる前に何とか光岳の山頂まで辿り着けた。
ここからは、お気楽ハイクかと思いきや…。
真っ暗闇の藪の中を、迷いに迷ってしまった。
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完全に暗くなる前に何とか光岳の山頂まで辿り着けた。
ここからは、お気楽ハイクかと思いきや…。
真っ暗闇の藪の中を、迷いに迷ってしまった。
★二日目スタート★
光小屋は貸し切りでした。
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★二日目スタート★
光小屋は貸し切りでした。
ガスの中を光岳山頂を目指し登っていく。
前日迷いに迷った踏み跡は当てにならないと無視して歩くことにしたら、またもや道迷いしてしまった。
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ガスの中を光岳山頂を目指し登っていく。
前日迷いに迷った踏み跡は当てにならないと無視して歩くことにしたら、またもや道迷いしてしまった。
光岳山頂まで戻ってきた。
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光岳山頂まで戻ってきた。
往路でつけた踏み跡を辿れるので、帰路では、だいぶ楽ができた。
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往路でつけた踏み跡を辿れるので、帰路では、だいぶ楽ができた。
少し痩せた尾根筋の道は、雪が完全に融けていた。
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少し痩せた尾根筋の道は、雪が完全に融けていた。
手前のコルでアイゼンからチェーンスパイクに換装し、2381m峰へと登り返す。
この斜面はこのルートでは最も藪っぽく、大きいザックがやたらと木の枝葉に引っかかり、苦戦。
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手前のコルでアイゼンからチェーンスパイクに換装し、2381m峰へと登り返す。
この斜面はこのルートでは最も藪っぽく、大きいザックがやたらと木の枝葉に引っかかり、苦戦。
バイカオウレン
ジャンクションまで戻ってきた。
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ジャンクションまで戻ってきた。
黒薙まで下ってきて、池口岳方面を振り返る。
3
黒薙まで下ってきて、池口岳方面を振り返る。
往路ではほとんど花開いていなかった、コミヤマカタバミが花を開き始めていた。
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往路ではほとんど花開いていなかった、コミヤマカタバミが花を開き始めていた。
コミヤマカタバミを拡大。
ハート形の三葉がキュート。
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コミヤマカタバミを拡大。
ハート形の三葉がキュート。
綺麗な色をしたタチツボスミレをパチリ。
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綺麗な色をしたタチツボスミレをパチリ。
登山口が見えてきた。
山行を無事に終えた達成感のせいか、単なる光の加減のせいかは分からないが、新緑が一層輝いて見えた。
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登山口が見えてきた。
山行を無事に終えた達成感のせいか、単なる光の加減のせいかは分からないが、新緑が一層輝いて見えた。

感想

未踏区間を踏破すべく、池口岳登山口から光岳を目指しました。

久しぶりの本格的な山行ということで、コースタイムオーバーは覚悟してました。
13時間程度かかっても、日没までに光小屋に到着できれば、いいかな〜、なんて考えていました。

そんな想定は、甘かった。激甘だった。
初日は想定を大幅に超えた時間がかかってしまいました。
誤算の原因は、残雪の影響を軽く見過ぎていたこと。
重い荷物を背負っての、緩んだ雪の上の歩行は、まるで砂浜を歩き続けているかのよう。地味に、徐々に体力が消耗していきました。
そして、踏み抜きにも悩まされました。
派手な踏み抜きは数百歩に一歩という程度で、踏み抜き地獄とまでは言えない状況でしたが、距離を歩いたので、踏み抜いた回数は数知れず。
さらに、残雪で踏み跡が覆われていたことで、正しいルートの見極めが難しく、精神的にも消耗させられました。

色々と反省点が多い山行となりましたが、今後の糧にはなりそうです。

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コメント

コメント遅くなりましたが
usofuyuさんこんにちは

池口岳へは前に一度登られていて過去レコを参考にさせてもらいました。、今度は重荷を背負って光岳まで池口岳登山口から行くのはさぞかし大変だったことが伝わります。今年は光岳からの下山でその長さを実感してますのでなおさら、身にしみますね。暗闇の中、光小屋が見つかってよかったです。同じような景色なので視界がない時は探すのに一苦労ですが泊まっていい小屋だったのではないでしょうか。また気をつけて山歩きしてください。
2017/5/19 16:22
Re: コメント遅くなりましたが
sarai22さん、こんばんは。

池口岳登山口から光岳までは、ホント遠かったです。距離もあり、アップダウンも繰り返すため累積標高もありますしね。
sarai22さんは、さらにバス停まで林道&舗装路歩きしたんですよね。真似できないです。

光岳から光小屋までは、地形から現在地を特定するのは、かなり難しいですね。周りの景色が見えていれば、また違ったのでしょうが…。
光小屋は、とても綺麗で、過ごしやすい小屋でした。ゆっくりしたかったです。
2017/5/19 19:13
プロフィール画像
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