ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1179450
全員に公開
山滑走
白山

白山 孤独に地獄谷とヒルバオ雪渓滑降

2017年06月24日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 石川県 岐阜県
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
11:03
距離
21.7km
登り
2,437m
下り
2,418m
歩くペース
とても速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:53
休憩
1:10
合計
11:03
距離 21.7km 登り 2,439m 下り 2,433m
4:12
10
スタート地点
4:22
4:24
49
5:13
5:14
58
6:50
6
7:09
7:15
32
7:47
19
8:06
8:07
4
8:44
8:57
10
9:07
9:23
74
地獄谷
10:37
10:51
22
11:13
11:14
16
11:30
16
11:46
11:47
2
11:49
11:59
32
ヒルバオ雪渓
12:31
12:33
4
12:55
22
13:29
19
13:48
13:50
36
14:26
14:27
39
15:06
9
15:15
ゴール地点
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
別当出合、朝4時で下の奥の駐車場のみガラガラでそれ以外はほぼ満車
薄明るくなってきた別当出合
2017年06月24日 04:21撮影 by  DSC-HX90V, SONY
6/24 4:21
薄明るくなってきた別当出合
今日は気分を変えて観光新道から行きます
2017年06月24日 04:24撮影 by  DSC-HX90V, SONY
6/24 4:24
今日は気分を変えて観光新道から行きます
別山
2017年06月24日 04:47撮影 by  DSC-HX90V, SONY
6/24 4:47
別山
山スキーヤー泣かせですが、今日は横シートラなので大丈夫。
2017年06月24日 05:32撮影 by  DSC-HX90V, SONY
1
6/24 5:32
山スキーヤー泣かせですが、今日は横シートラなので大丈夫。
新たな道標?が
2017年06月24日 05:42撮影 by  DSC-HX90V, SONY
1
6/24 5:42
新たな道標?が
雪が出てくるとテンション上がります
2017年06月24日 06:00撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2
6/24 6:00
雪が出てくるとテンション上がります
殿ヶ池避難小屋で初休憩、そこそこに出発。
2017年06月24日 06:15撮影 by  DSC-HX90V, SONY
6/24 6:15
殿ヶ池避難小屋で初休憩、そこそこに出発。
こちらは甚之助避難小屋
2017年06月24日 06:16撮影 by  DSC-HX90V, SONY
6/24 6:16
こちらは甚之助避難小屋
これからですね
2017年06月24日 06:17撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2
6/24 6:17
これからですね
某nさんにプレゼントしたい(笑)
2017年06月24日 06:19撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2
6/24 6:19
某nさんにプレゼントしたい(笑)
キヌガサソウ
2017年06月24日 06:19撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2
6/24 6:19
キヌガサソウ
雪が硬いと厳しいですが今朝は大丈夫
2017年06月24日 06:34撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2
6/24 6:34
雪が硬いと厳しいですが今朝は大丈夫
シナノキンバイ
2017年06月24日 06:35撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2
6/24 6:35
シナノキンバイ
ステップは残ってました
2017年06月24日 06:46撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2
6/24 6:46
ステップは残ってました
下山される方とすれ違います
2017年06月24日 06:49撮影 by  DSC-HX90V, SONY
6/24 6:49
下山される方とすれ違います
弥陀ヶ原に来ました。雪が減りましたね。
2017年06月24日 06:50撮影 by  DSC-HX90V, SONY
1
6/24 6:50
弥陀ヶ原に来ました。雪が減りましたね。
一応滑れることは滑れそうです(笑)
2017年06月24日 06:51撮影 by  DSC-HX90V, SONY
1
6/24 6:51
一応滑れることは滑れそうです(笑)
室堂もすっかり雪が減って・・・
2017年06月24日 07:10撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3
6/24 7:10
室堂もすっかり雪が減って・・・
帰りのことを考えながら御前峰に向かいます
2017年06月24日 07:16撮影 by  DSC-HX90V, SONY
6/24 7:16
帰りのことを考えながら御前峰に向かいます
この道標見てテンション上がる人は誰?(笑)
2017年06月24日 07:17撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2
6/24 7:17
この道標見てテンション上がる人は誰?(笑)
振り返れば室堂
2017年06月24日 07:31撮影 by  DSC-HX90V, SONY
6/24 7:31
振り返れば室堂
あと少し
2017年06月24日 07:31撮影 by  DSC-HX90V, SONY
6/24 7:31
あと少し
ガスも晴れてラッキー
2017年06月24日 07:46撮影 by  DSC-HX90V, SONY
1
6/24 7:46
ガスも晴れてラッキー
今日も横シートラで来ました
2017年06月24日 07:47撮影 by  DSC-HX90V, SONY
6
6/24 7:47
今日も横シートラで来ました
まだ大汝峰山頂から滑れそう
2017年06月24日 07:47撮影 by  DSC-HX90V, SONY
1
6/24 7:47
まだ大汝峰山頂から滑れそう
帰りの滑るルートを気にしてます(笑)
2017年06月24日 07:51撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4
6/24 7:51
帰りの滑るルートを気にしてます(笑)
紺谷ヶ池はいい色でした
2017年06月24日 07:55撮影 by  DSC-HX90V, SONY
8
6/24 7:55
紺谷ヶ池はいい色でした
御前峰から下るルートの雪は消えいつも通りに歩けました
2017年06月24日 08:00撮影 by  DSC-HX90V, SONY
6/24 8:00
御前峰から下るルートの雪は消えいつも通りに歩けました
翠ヶ池
2017年06月24日 08:03撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2
6/24 8:03
翠ヶ池
皿ヶ池も顔を覗かせてます
2017年06月24日 08:04撮影 by  DSC-HX90V, SONY
1
6/24 8:04
皿ヶ池も顔を覗かせてます
油ヶ池
2017年06月24日 08:04撮影 by  DSC-HX90V, SONY
1
6/24 8:04
油ヶ池
大汝峰の巻道はまだ雪
2017年06月24日 08:11撮影 by  DSC-HX90V, SONY
6/24 8:11
大汝峰の巻道はまだ雪
七倉山が見えてきます
2017年06月24日 08:20撮影 by  DSC-HX90V, SONY
6/24 8:20
七倉山が見えてきます
巻き終わり
2017年06月24日 08:32撮影 by  DSC-HX90V, SONY
6/24 8:32
巻き終わり
地獄谷のビュースポット
先週黒部五郎岳から見た時と同じように雪はたっぷり
2017年06月24日 08:40撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3
6/24 8:40
地獄谷のビュースポット
先週黒部五郎岳から見た時と同じように雪はたっぷり
御手水鉢
2017年06月24日 08:40撮影 by  DSC-HX90V, SONY
1
6/24 8:40
御手水鉢
幸い雪も割れてなくて急斜面をゲット
2017年06月24日 08:58撮影 by  DSC-HX90V, SONY
6
6/24 8:58
幸い雪も割れてなくて急斜面をゲット
隣の谷筋に移動します
2017年06月24日 09:02撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3
6/24 9:02
隣の谷筋に移動します
ここから地獄谷の底を目指します
2017年06月24日 09:02撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3
6/24 9:02
ここから地獄谷の底を目指します
落石多し
2017年06月24日 09:03撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2
6/24 9:03
落石多し
ボロボロです
2017年06月24日 09:04撮影 by  DSC-HX90V, SONY
6/24 9:04
ボロボロです
木が根っこごと落ちてました
2017年06月24日 09:05撮影 by  DSC-HX90V, SONY
6/24 9:05
木が根っこごと落ちてました
前回の宿泊地あたり(笑)
2017年06月24日 09:05撮影 by  DSC-HX90V, SONY
6/24 9:05
前回の宿泊地あたり(笑)
振り向けば落石とシュプール
2017年06月24日 09:05撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2
6/24 9:05
振り向けば落石とシュプール
沢の音がゴーゴーすると思ったらやっぱり・・・
2017年06月24日 09:07撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4
6/24 9:07
沢の音がゴーゴーすると思ったらやっぱり・・・
突破するかどうか悩みましたが、水量が多く雪が崩落して転落する危険を冒すほど地獄谷にこだわってないのでここまでとします。
2017年06月24日 09:07撮影 by  DSC-HX90V, SONY
11
6/24 9:07
突破するかどうか悩みましたが、水量が多く雪が崩落して転落する危険を冒すほど地獄谷にこだわってないのでここまでとします。
無毛の火の御子峰
2017年06月24日 09:11撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4
6/24 9:11
無毛の火の御子峰
ピナクル群
2017年06月24日 09:11撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5
6/24 9:11
ピナクル群
さーて大汝峰まで標高差700mの登り返しです
2017年06月24日 09:25撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5
6/24 9:25
さーて大汝峰まで標高差700mの登り返しです
あまく暑くなくて助かりました
2017年06月24日 09:31撮影 by  DSC-HX90V, SONY
1
6/24 9:31
あまく暑くなくて助かりました
御手水鉢のある谷に移動します
2017年06月24日 09:54撮影 by  DSC-HX90V, SONY
1
6/24 9:54
御手水鉢のある谷に移動します
去年の5月の時より落石は少ない感じ
2017年06月24日 10:10撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2
6/24 10:10
去年の5月の時より落石は少ない感じ
変態のシュプール(笑)
2017年06月24日 10:32撮影 by  DSC-HX90V, SONY
9
6/24 10:32
変態のシュプール(笑)
まだまだ行けそうです(笑)
2017年06月24日 10:32撮影 by  DSC-HX90V, SONY
6/24 10:32
まだまだ行けそうです(笑)
多いところで3m以上残ってます
2017年06月24日 10:33撮影 by  DSC-HX90V, SONY
6/24 10:33
多いところで3m以上残ってます
無事に地獄から這い上がりました
2017年06月24日 10:49撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3
6/24 10:49
無事に地獄から這い上がりました
七倉山
2017年06月24日 10:59撮影 by  DSC-HX90V, SONY
1
6/24 10:59
七倉山
雪渓を歩くトレラン風の方・・・この装備でスリップしたらやばそう
2017年06月24日 10:59撮影 by  DSC-HX90V, SONY
1
6/24 10:59
雪渓を歩くトレラン風の方・・・この装備でスリップしたらやばそう
最後の大汝峰の登り
2017年06月24日 11:27撮影 by  DSC-HX90V, SONY
6/24 11:27
最後の大汝峰の登り
また来ました大汝峰
2017年06月24日 11:29撮影 by  DSC-HX90V, SONY
6/24 11:29
また来ました大汝峰
windnaoさんと遭遇!私の間抜けシールを撮影中(笑)
2017年06月24日 11:42撮影 by  DSC-HX90V, SONY
9
6/24 11:42
windnaoさんと遭遇!私の間抜けシールを撮影中(笑)
時間があるので大汝峰からヒルバオ雪渓を少し滑ります
2017年06月24日 11:47撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2
6/24 11:47
時間があるので大汝峰からヒルバオ雪渓を少し滑ります
急斜面が終わったところで滑走終了、登り返します。
2017年06月24日 11:51撮影 by  DSC-HX90V, SONY
1
6/24 11:51
急斜面が終わったところで滑走終了、登り返します。
縦溝があるとシール歩行で滑りやすいんです・・・
2017年06月24日 11:58撮影 by  DSC-HX90V, SONY
6/24 11:58
縦溝があるとシール歩行で滑りやすいんです・・・
大汝峰の中腹まで登って
2017年06月24日 12:24撮影 by  DSC-HX90V, SONY
6/24 12:24
大汝峰の中腹まで登って
滑りました
2017年06月24日 12:36撮影 by  DSC-HX90V, SONY
6/24 12:36
滑りました
少し歩いて最後はこれです
2017年06月24日 13:08撮影 by  DSC-HX90V, SONY
6/24 13:08
少し歩いて最後はこれです
やっぱりスキーは最高です!
2017年06月24日 13:11撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2
6/24 13:11
やっぱりスキーは最高です!
賑わう室堂はスルー
2017年06月24日 13:11撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2
6/24 13:11
賑わう室堂はスルー
ライブカメラのところで笹薮の突破が少しありました・・・
2017年06月24日 13:25撮影 by  DSC-HX90V, SONY
6/24 13:25
ライブカメラのところで笹薮の突破が少しありました・・・
絵になる弥陀ヶ原
2017年06月24日 13:26撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3
6/24 13:26
絵になる弥陀ヶ原
帰りも観光新道
2017年06月24日 13:29撮影 by  DSC-HX90V, SONY
6/24 13:29
帰りも観光新道
雪があれば足スキー
2017年06月24日 13:37撮影 by  DSC-HX90V, SONY
6/24 13:37
雪があれば足スキー
ハクサンチドリかな?
2017年06月24日 14:23撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2
6/24 14:23
ハクサンチドリかな?
分岐
2017年06月24日 14:26撮影 by  DSC-HX90V, SONY
6/24 14:26
分岐
吊り橋が見えてきました
2017年06月24日 15:03撮影 by  DSC-HX90V, SONY
6/24 15:03
吊り橋が見えてきました
やっと別当出合、ゴールです。
2017年06月24日 15:04撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2
6/24 15:04
やっと別当出合、ゴールです。
撮影機器:

感想

世間はもうすぐ7月、白山の山開きも来週だと言うのに山スキー担いで地獄谷とヒルバオ雪渓を滑ってきました。
日曜日は雨なので泊まれないから空いてるかな〜と思ったらなんのその、朝の4時で下の駐車場は手前のところまで満車と大盛況でした。道路沿いの路肩のところがまだ空いてたので戻ってそっちにしましたが、距離はあります。たくさん歩きたい方は道路沿いの駐車地、標高差稼ぎたい方は下の駐車場ですね(笑)
さて周りを見回してももうスキー板の存在を見つけることはできません。往生際が悪い山スキーヤーとか、引き際を知らない山スキーヤーとか形容詞は色々ありますが、自称変態山スキーヤーなので致し方ないでしょう。
さて今日は珍しく観光新道を使ってみることにしました。横シートラの効果がどれほどか確認するためと、少しでも距離を短くしたかったからです。結果的に横シートラは観光新道でも問題なく歩けました。肩こりましたけど(笑)

今日はスキー板の他にシールとクトーも入れてるので、アイゼンも含めると8kg以上あります。重い荷物を持ってても前を歩く登山者を順に抜いて行きます。そのまま殿ヶ池避難小屋まで休憩なしで歩きました。トイレを済ませて補給したらまた歩き出します。
次は室堂で休憩です。もう雪もかなり減ってます。山頂もガスってましたが、風の流れでガスが晴れそうだったので先に山頂に行くことにしました。山頂ではピコシェルターにくるまってた方と少し会話。彼も4月に2回、白山に山スキーに来られたそうですれ違っていた可能性はあります。
自撮りも土下座もなく先を急ぎます。大汝峰は巻いて、御手水鉢が見えてきたらもう地獄谷のドロップポイントです。意外と近く感じました。(絶対的には遠いと思いますが・・・)
さーてようやく板を下ろし、兼用履に履き替えてスキー滑降します。ドロップポイントはもともと中途半端な雪庇があり切れ落ちているところもあり、この時期は雪が切れたり穴が待ち受けてたりしますのでどこから行こうかと探したらすぐそこが急斜面で雪もつながってて楽しそうだったので早速ドロップインしました。
急斜面の滑降は集中力と筋力があり、それから一瞬で大きくターンする自信があればとても楽しいものになります。一般的にはプロのように撮影目的ではないので安全を優先した滑りになるのですが、筋力を最大限使いながらこの急斜面をコントロールして滑っている〜という瞬間はとても刺激的です。
とはいえそんな瞬間は数10秒もなく、あっという間に終わります。この数10秒のために10時間以上スキーを担いで歩いてる不可思議な人です(笑)
地獄谷は結構長く、滑りそのものは結構楽しめます。縦溝もない訳ではないですし、落石もたくさんありますがあまり気になりません。GPSでこまめに地形図を確認し、ルートミスがないように滑ります。そしていよいよ地獄谷の底に近づいたところで沢の音がゴーゴーと聞こえてきました。おっとこれは・・・近づいてみるとやはり雪が割れて下の沢の水流が確認できます。斜面途中にとどまって、沢に下りて渡渉してでも進むかどうかしばし悩みましたが、この先の雪の厚みが沢の水でだいぶ薄くなっていることを考えるといつ転落してもおかしくない、ということで今日はここまでとしました。本当は火の御子峰の真下まで行きたかったのですが、危険を冒してまで行くところではないので、若干の未練を残しつつもシールを貼り登り返します。
今日も中間部分をくり抜いた「間抜けシール」を貼ります。面積が狭いのでスキーソールの水分はキッチンタオルでしっかり拭き取ってから貼って粘着力を確保します。本物のシールに比べるとツルッと滑るシーンは多いですが、この時期まあ実用にはなるレベルです。

無事に御手水鉢にまで登り返し、また登山靴に履き替えて横シートラで登ります。さすがに行動時間も長く荷物も重いのでそれほどペースは上がりませんが、大汝峰にまで這い上がります。
まだ時間もあるのでヒルバオ雪渓を少し滑ることにしました。すると「こんにちは〜」という声がして誰かと思えばwindnaoさんでした。今日は計画の砂防新道から観光新道に変更してたり、なかなか遭遇が難しかったと思いますが運がよかったです。しばし変態談義、いや雪山トークで盛り上がり、windnaoさんは山頂に、私はヒルバオ雪渓に向かいます。
大汝直下はなかなかの急斜面ですがこちらもとても楽しいです。パウダーなら昇天するかも〜という感じです。しかしこの時期のザラメも、ブレーキもかからず縦溝も浅めで結構快適です。中腹からは斜度が緩むのでそこまでとし、またまた間抜けシールで登り返します。それにしてもスキー担いでないとザックが軽いこと(笑)
登り返しは斜度が急でところどころ氷化しており、ピックストックを両方とも刺しながら耐えた場面もありました。そのままもう少し大汝峰に向かって登り、そのまま雪をつないでトラバースして巻道の分岐点に滑り込みました。このトラバース途中で、シールだと滑り落ちそうだったのでスキー装着したままシールを剥がしました。これは間抜けシールだったのでくり抜いた中をピックストックで引っ掛けて剥がし、シールはそのまま首に掛けて滑ったのですが、こういうメリットがあったのかと発見した次第です(笑)

そこからまた登山靴に履き替え、横シートラでお花めぐりコースを歩き、再び雪が出てきたところで本日最後の滑降に切り替えるためにまた兼用履に履き替えました。この履き替え作業は時間がかかりますがちょうど休憩できていいので、ちゃんと座布団出して座ってするようにしています。
ここは滑ると弥陀ヶ原の登山道に合流するのに少し藪漕ぎがあることは分かってましたが、なぜかトレースもあったのでそのままガンガン滑って行きました。何度やってもやっぱりスキー滑降は最高です。
藪漕ぎは幸い笹薮だったので植生を荒らすことなくクリアできてよかったです。(笹も同じ植物なのに、扱いが惨めですね・・・)
帰りは砂防新道にしようかなと思いましたが、十二曲がりも滑れそうにないので下山も観光新道にしました。帰りは山屋さんっぽくない方も多く見受けられましたが、これも有名な山ゆえんなのでしょう。こういう方にアイゼンやピッケルが必要と言っても、その意味合いすら理解してもらえるものではないので、運が悪くなることないよう期待するしかないでしょう。
下山も横シートラで快調です。頭上でスキー板が藪に引っかかって往生することはありません。下山時のほうが「スキーですか〜」とよく声をかけてもらえます。結局誰一人としてスキーの人を見かけることがありませんでした。

さて本日で今シーズンの山スキー61日目、このまま可能な限り山スキーを続けてたらそのうち初雪が降って来シーズン突入になったりして?!ってな冗談を考えながら、雪がある限りはスキー持って行こうという決意を強くした山行でした。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:933人

コメント

火の御子峰
momochannさん、おはようございます。
相変わらずの変態ぶりに頭が下がります。
火の御子峰マニアということで、
http://www.e-net.or.jp/user/tan/foot%20step/hakusan_mino/hinomiko_83.html
こんなホームページもありますが、この仙人谷経由のルートなら火の御子峰上の2004m地点までmomochannさんの情熱で這い上がれるのではないでしょうか?
もう少し雪がないとだめなので、来シーズンの残雪期待ちですかね…
いえ、地獄谷っていう言葉の響きが変態さん的に大好きならいいのですが…
2017/6/26 8:06
Re: 火の御子峰
shinmonさんこんばんは!
実は4/28に地獄尾根を滑った時、この仙人谷の底がどうなっているか偵察したのですが、火の御子峰に這い上がる尾根の末端の谷はこの時期ですでに雪が切れてました
なのでちょっとこのルートはもう少し早い時期に2泊3日くらいで狙わないといけないようです・・・
今年は月刊百四丈滝の発行がありましたのでそちらを優先する都合で時間が取れませんでしたが、来年はぜひ狙って見たいと思います
やっぱり火の御子峰のピークにどこまで接近できるか?がテーマですね〜もしよろしければ同行いかがでしょうか?!
2017/6/26 20:00
Re[2]: 火の御子峰
レスありがとうございます。
今年の積雪量でも4月末がだめだったとするとー
4月初旬もしくは中頃に2泊3日…
勤め人としてはかなり厳しい話です
2000-2400mあたりでテン泊…
そもそも実力が伴ってません
が、非常に興味がそそられる山行ですよね!!
2017/6/26 20:36
Re[3]: 火の御子峰
この記録にあるように、仙人谷の芯よりも中宮道寄りにトラバース的に滑ると、どこかで谷が埋まっているはずですから、狙えないことはないと思います・・・。
初日に市ノ瀬から仙人谷まで滑って、雪の状態で午後からアタックするか翌朝にアタックして、二日目に帰還することも可能かなとは思います

笈ヶ岳から撮った写真を見てると案外火の御子峰の尾根の北側から登る方が簡単な気がします。まだ時間があるので来年が楽しみです!
2017/6/26 21:19
お見かけしました
momochannさん、おはようございます

朝、4時過ぎに準備に取り掛かるとスキーとピンクのヘルを背負った方が通り過ぎて行きました
もちろん、一瞬でドMなmomochannさんって判りました
いゃ〜スゴイっすぅ
あの荷を背負って観光、しかも早い!!!!
さすがの体力&脚力ですね  驚きましたよ

その上...大汝ではお仲間と合ったようで
僕もnaoさんとは室堂付近で久々に再会しましたよ
「最近の登山で会ったかも?」でも判るように多くのヤマレコユーザーさんが白山に来られてたようですね
2017/6/26 8:49
Re: お見かけしました
toshiさんこんばんは!
ピンクヘルメットを被っていたのではなく背負っていたところまでチェックされてましたか〜悪いことはできませんね
実際のところ体力と脚力には限度があるので、重心移動を利用していかに楽に歩くかというところが大きいと思います。宇宙人が音もなく平行移動するような感覚が掴めるとベストですね(笑)
確かに白山大盛況で〜でももう一人くらい山スキー背負った人がいてもおかしくないような?確率からしますと・・・
2017/6/26 20:08
遭遇したのが奇跡に思ってきましたよ〜
momochannさん、おはようございます。
普通に大汝に登ってもお会いできない斜面におられたんですものね!
本当に奇跡のように感じてきましたよ。
なぜ雪の斜面を直登しなければいけない気持ちになったのか???
呼ばれていたとしたら恐ろしくなってきます

「シールはそのまま首に掛けて滑った」なんと!
太ももに巻いたり、首に巻いたり、、、、。やっぱりおかしい。
「変●さん」って気を使って●にしてたんですが、、、公言されてる変態さんだったのですね。お見逸れしました。。。。

帰りも観光新道でしたか!
自転車デポ地でまた追いつかれたんですから本当凄いお方です。
2017/6/26 13:11
Re: 遭遇したのが奇跡に思ってきましたよ〜
windnaoさんこんばんは!
大汝で雪の斜面を登ってくる人がいるのを見かけて「あれ?なんで夏道じゃなくてこんなところを登ってくる変わった人がいるんかな?」と思いました
これはきっと強力な磁石のS極とM極が引き合って・・・あ、S極とN極でしたね(笑)

ちなみにシールを首に掛けて滑った姿は数人の方に目撃されました(笑)
きっと見たこともないような尋常じゃない姿に昨晩は悪夢でうなされていたのではないかと思います

帰りは黒ボコ岩までスキーも使いましたので、その分で挽回できたのかと〜
予想以上に変態度が高いと思われたかも知れませんが、事実です(笑)
2017/6/26 20:15
プレゼント
私がサンカヨウの花びら一枚ならmomochannさんはピンクのハクサンコザクラで変態丸腰山スキーヤーと言う新たなスタイルを是非(笑
それにしてもまだスキーとは凄いです。
7月も雪残ってそうなので板収めはまだまだ先ですね!
2017/6/26 23:57
Re: プレゼント
nakkiさんおはようございます!
やっぱり私にはピンクの花が似合いますね
ハクサンコザクラの花びら一枚だとかなり小さいですが、私の小さいモノには十分間に合います!
こんどぜひ丸腰変態コラボやりましょう(笑)
ところで私の辞書の「板収め」のページは破られてなくなってました
それでも市ノ瀬から別当出合のシャトルバスにスキー持って乗るのは気が引けます・・・もしかしたら前代未聞の事件だったりして(笑)
2017/6/27 7:15
3日間スキーヤーには会いませんでしたよ
momochanさん、こんにちは

取立山以来でお久しぶりです。
ひと月前は↓砂防(m)、↑観光(t)ですれ違いでした。

今回、6人グループで2泊3日白山にいましたが、
さすがにスキーヤーにはお会いしませんでしたよ。
momochanさんとは時間差ニアミスだったようです。

大汝の急な方の斜面を滑降されたんですね。スキーヤーの方は選ぶ斜面の角度が違います。先月、奥の方のヒルバオ雪渓上部をトラバースして下りましたが、なかなかの大パノラマで感動しました。今回、翠ヶ池のふちまで下りたかったのですが、時間が許せずかないませんでした。

この日、エコーライン下りましたが、こちらもなかなかの大雪面でした。落石等はほとんど無かったですね。下の工事現場のあたりまで下ればけっこうな距離になるんじゃないでしょうか。でもその下は多分不動滝ですよね。別山の油坂も長い雪面でした。スキーだったら一瞬でしょうか。

今年は残雪が多いので、まだまだスキーが楽しめそうですね。なんせ、コツブリ山のミニゲレンデを滑られるくらいですから、雪面さえあればどこでもOK?
2017/7/1 6:01
Re: 3日間スキーヤーには会いませんでしたよ
tomさんおはようございます!
ご無沙汰しております〜
土曜日なのに自宅にいる不思議な朝を迎えています
3日間とも山スキーヤーと遭遇せずでしたか・・・だんだん私の変態度も際立ってきました
今年は結構残雪が長く残ってますよね〜さすがにこの梅雨の雨でかなり減るのではと思いますが、10mでも残っていれば繰り返し滑って距離を稼ぐなんてこともできますし(笑)、まだ悪あがきしようと思っています
2017/7/1 6:51
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

キャンプ等、その他 北陸 [2日]
砂防新道〜トンビ岩コース〜お池めぐり
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
5/5
積雪期ピークハント/縦走 白山 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら