麦草峠から蓼科山


- GPS
- 29:50
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 1,414m
- 下り
- 1,290m
コースタイム
- 山行
- 7:42
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 8:41
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
一部泥濘、岩多い |
写真
感想
関東に台風が接近する中を夜行バスで出発。夜の間に台風は過ぎて、午後から夜にかけては好天が広がると予想していたものの、早朝麦草峠に到着するもほかに人影はなく、風もまだ強く雲の中にいるような視界の悪さ。麦草ヒュッテの前で準備をして、とりあえず出発した。雨池までの道は木道も岩も滑りやすい。一度トレランの人とすれ違った以外は人と会わず、笹薮の中の道は時折音がして、鹿が走っていくのが見えた。人が通らないから近くまで来ていたのだろうか。
雨池の水位は低く面積もかなり小さかった。雨池から双子池の道は数年前に変更になっているらしい。また笹の多い山を越えていくと林道に合流して、比較的歩きやすい。このあたりから晴れ間が見えるようになった。
双子池は水位も多く、小さいものの雰囲気は良い。カラマツが色づき始めていた。ようやく人と出会う頻度が上がってきた。双子山は風が強く、山頂は雲の中で展望が良いというのも全く体験できず。晴れ間がのぞくまで待ちたかったが、風が強く冷えるので諦めて先を急いだ。
大河原峠は日帰りで蓼科山を目指す人が増えてくる時間帯なのか車も半分ほど埋まっており、天気も良くなってきていることから佐久方面の市街地が良く見えた。ただ蓼科山頂は雲の中。
蓼科山荘までの道は悪いというほどではないが展望もなくあまり楽しいとは言えない。ひたすら緩やかに上っていき、肩の部分に出てからもしばらく歩くと山荘。もう一息というところなので小休止をしていざ山頂へ。
岩がごろごろと歩きにくいのと、段差が大きいので滑ると怖い。しかし一直線に上るだけなので30分ほどひたすら歩を進めると山頂ヒュッテに到着。まだ遠くは雲がかかっていて見えないところも多かったが、ここで宿泊なのでひたすらのんびりと小屋版の人と話したり、登ってきた人と話したり、雲が晴れたら方位盤や神社まで歩いたりと過ごした。雲が晴れると浅間山や長野から群馬の山々は良く見え、筑波山まで見えたらしい。どれだか分からなかったけど。日の入り、星空も見られたし、さすが山頂で遮るものがない山小屋泊はすごい。
翌朝は南中央北アルプスまでよく見え、長野や群馬方面は雲海の下で見えなかったものの日の出も美しかった。
2日目の予定では北横岳から縞枯山を越えて麦草峠に抜けるつもりだったが、前日の疲労がかなり残っていたので無理はしないと決めて歩き始めた。天祥寺原に下る道が途中から沢に入るとずっと岩が転がっている涸れた沢を歩くことになり、全然ペースが上がらないし、足の裏が痛くなるしで辛かった。誰とも会わなかったので道を間違えたのだろうか。沢を横切るロープをまたいで竜源橋から天祥寺原への道に合流した。
またひたすらに笹原の中を歩き亀甲池に。亀甲池から北横岳の登りはなかなかの急斜面を折り返しで登っていく。登り始めのあたりが北八ヶ岳っぽい苔の森でキノコも多くて良かった。上に上がるにつれてきつかった。北横岳の山頂は風は強かったか展望が開けていて悪くない。
縞枯山を登るのは体力的にきつそうで、トラバースを経由すれば麦草峠まで行くのは問題なさそうではあったが、時間が13時半前に着いてしまいそうで、バスの時間までが長すぎる。今回は諦めてロープウェイで降りることにして、坪庭をゆっくりと廻った。
台風が過ぎるのを狙って山に行ったのは2回目で、富士山の時とは違って好転するのが早くて助かった。どっちも独立峰で台風過ぎた後も風の影響が残るのが長い。1日目は割と諦めていて森の中を歩くのをメインに、夜空と翌朝の展望が楽しめることを期待していたので大正解だった。蓼科山頂ヒュッテも非常に良い小屋だった。エスケープ含めてルートが多いのも北八ヶ岳の良いところで、無理をしないで歩けるのもよかった。今回途中であきらめてしまったので、また別のルートで歩きたい。
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