墓場尻川〜旧中山道ウォーキング


- GPS
- --:--
- 距離
- 24.0km
- 登り
- 878m
- 下り
- 860m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
夏場はヒルが多いので、シーズン終盤の紅葉狙いに取っておいた墓場尻川。今回は電車利用で横川駅を基点にし、ついでに旧街道ウォーキングも観光気分で楽しんでしまおうという魂胆。
森村誠一「人間の証明」にも登場した霧積ダム先の泉橋から入渓。この橋の先の右側には3〜4台駐車できるスペースあり。堰堤から沢に降りると、すぐにナメ床が始まる。下流部で野生のイノシシ3頭に遭遇。3m多条の滝は左から高巻き。巨大な湯ノ沢第2ダムを左から越えると6mナメ滝、ここは左から巻いた。8m大CSはゴルジュの淵になっており、左岸を高巻き。この時期は濡れたくないので高巻いてばかりだが、暑い時期に積極的にジャブジャブしたら楽しそうだ。
滝のショーケースのような三股を左に入る。ナメ滝を越えるとほどなく3段m滝、ここが一番シンドかった。右のルンゼを上がるが、かなり急峻で上部は切り立っており、詰めるほど下降ポイントがない。立ち木伝いに落口の真上まで戻って、立ち木を支点に2ピッチの懸垂下降。落口すぐ上のルンゼを降りた。
紅葉が見事な雌滝、雄滝はそれぞれ右岸、左岸を高巻き。雄滝の落口からは紅葉が美しい。石積み堰堤を越えると沢はやや荒れ気味に。左岸に護岸の丸太組が見えたので上がってみたらそこは林道だった。そのまま沢を詰めても大差はなさそう。
ほとんど人の歩いた形跡がない林道を辿り、熊野神社へ降りる道との分岐へ。旧中山道はゆるやかな山路でトレランに良さそう。今回は沢装備の重さと疲労と靴ズレの痛みもあって、ほとんど走れずウィーキングペースとなった。旧中山道は歴史のゆかりあるポイントが多いので、古の旅人に思いを馳せながらのんびり歩くのも一興だろう。
途中、「一つ屋跡/ここには老婆がいて旅人を苦しめたと言われている」なる看板あり。その直後にロッジの廃墟みたいなものがあり、近づいてみたら中から野生のシカが飛び出して来て、腰を抜かしかけた。
往路に眼前に立ち塞がっていた刎(はね)石山から麓に降り、坂本宿を歩く。町の人たちは皆、すれ違いざまに「こんにちは」と気持ちよく挨拶してくれる。横川駅で釜めしでも、と画策していたが、列車の時間の関係で食べ損ねた。
最近、沢登りオンリーでなく、人と山を繋ぐゾーンである「里」「麓」歩きも楽しくなってきた。
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