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Yamareco

記録ID: 1311998
全員に公開
ハイキング
丹沢

最初と最後が肝だった@エビラ沢右岸径路-風巻ノ頭-袖平山-エビラ沢橋北側尾根

2017年11月12日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:11
距離
10.2km
登り
1,374m
下り
1,362m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:53
休憩
1:19
合計
9:12
距離 10.2km 登り 1,389m 下り 1,365m
7:24
49
スタート地点
8:13
8:16
57
風巻ノ頭北尾根分岐
9:13
9:15
56
P810
10:11
10:29
97
12:06
13:00
114
14:54
8
社宮司沢橋分岐
15:02
15:03
12
P722
15:15
17
横浜市の標柱のある小ピーク
15:32
15:33
25
社宮司沢下降点
15:58
38
エビラ沢園地への尾根
16:36
ゴール地点
休憩は風巻ノ頭の東屋で10分ほど取り、袖平山のベンチでは昼食のために長く休んでいます。その他にも二度ほど倒木等に腰掛けて休みました。
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2017年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
エビラ沢園地駐車スペース(3台駐車可能)
コース状況/
危険箇所等
 エビラ沢右岸径は事実上の廃道のようで、のっけから大変難儀します。滝壺の側のロープは沢登りの装備がないと先で途切れるので進めなくなります。左側の踏み跡もすぐに道が崩れて消えていますが、掴むもののない斜面を無理してよじ登って越えないといけません。そしてその先には急斜面の沢を横切る岩場のトラバースがあり、崩れかけた梯子を登りますが、何とかそれを抜けても、まだザレが流れ落ちて崩れたトラバース区間も出てきます。これらを越えて下のエビラ沢の平坦な区間に出るともう安全です。
 風巻ノ頭北尾根はかなり先まで以前使われていた杣道がはっきり残っていて、大変な勾配ながら、ずっとつづら折れして登れますので、意外と楽でした。ただしマーキングはほとんどありません。P810からは細尾根が多くなりますが、危険箇所はほとんどなく、逆にピンクリボンが多く巻かれていました。道迷いするとしたら、沢からP810までの杣道に取り付く地点だけです。
 東海自然歩道区間は全く問題なし。ただし、風巻ノ頭まで出ても袖平山まではまだ2.2kmある上に、高低差も350mほどありますから、実はなかなか疲れる区間です。途中名無しの小ピークもあります。
 袖平山北西尾根はベンチのあるところから山頂に登ってから右前に進みます。踏み跡はありますから問題ありませんで、ここもピンクリボンがたっぷりあってかなり下まで問題なく下れます。途中幅が少し広くなった尾根の区間で踏み跡が松の落ち葉まみれで見えなくなりますが、基本的に真っ直ぐ進めばまたリボンが現われます。今の時期は落ち葉まみれになって足首まで潜ってしまうところもあり、その下に岩が隠れていることもあるので、要注意です。
 いよいよ沢に下るところに分岐があり、道標に神ノ川・社宮司沢となって尾根を登る道があり、そちらに進んで地形図を見て最も等高線が穏やかになったところを進みましたが、社宮司沢に下る直前は急勾配になっている上、先で渡渉後に登って尾根で林道に出られるかなと思っていたら、そちらも壁のような斜面でとても無理でした。沢を下るのはもちろん無理でしょう。
 手前の小ピークから西側に下るとエビラ沢園地のすぐ脇に出られますので、一旦登り返してそちらにトラバースして進むと、尾根の先は法面でした。国土地理院の地図には壁面のマークがありませんでしたので、普通に駐車スペース脇の小さな沢に下ってくるのかなと思っていましたが、実際はそちら側は崖みたいになっていて下れません。結局法面の切れ目を難儀して下りますが、下には土砂崩れ防止用の金網の柵が張られていて、法面と柵の間の蔦ジャングルを左に進んで、柵の切れ目で林道に下りることができましたが、とてもお勧めできるルートではないです。ただし、道標があると言うことは、社宮司沢橋に進めるルートがあるはずで、これをしっかり確かめてみたいです。(※ 2週間後に社宮司沢橋から登るルートを確認しておきました!)
水曜日に登る予定が、まさかの雨で果たせなかったエビラ沢からの袖平山周回コースを改めて歩いておこうと、4日後の12日にまた神ノ川に向かいました。天気予報では終日晴れマーク。ただし、前回も外れたので、話半分程度に期待して朝5時半に家を出て、宮ヶ瀬経由で青根に向かいます。厚木では大山がくっきり見えましたので、天気は問題なさそうです。
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水曜日に登る予定が、まさかの雨で果たせなかったエビラ沢からの袖平山周回コースを改めて歩いておこうと、4日後の12日にまた神ノ川に向かいました。天気予報では終日晴れマーク。ただし、前回も外れたので、話半分程度に期待して朝5時半に家を出て、宮ヶ瀬経由で青根に向かいます。厚木では大山がくっきり見えましたので、天気は問題なさそうです。
エビラ沢園地には7時25分頃到着。さっさと支度を済ませて滝の方に向かいますが、駐車場は3台くらいのキャパシティがあります。入口にははっきり「袖平山」と書かれた道標があります。
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エビラ沢園地には7時25分頃到着。さっさと支度を済ませて滝の方に向かいますが、駐車場は3台くらいのキャパシティがあります。入口にははっきり「袖平山」と書かれた道標があります。
滝壺に下って左側に沢の分流があり、そこにトラロープが吊ってあります。滝壺に下る手前の左斜面には踏み跡がありますが、すぐ上で表面の土が流れ落ちて岩がむき出しになった1.5m程の斜面があり、ロープ側から登るのが良さそうでした。
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滝壺に下って左側に沢の分流があり、そこにトラロープが吊ってあります。滝壺に下る手前の左斜面には踏み跡がありますが、すぐ上で表面の土が流れ落ちて岩がむき出しになった1.5m程の斜面があり、ロープ側から登るのが良さそうでした。
これがそのトラロープ。高さは10m程ですが、足を掛ける岩は濡れていますから当然滑りやすいです。
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これがそのトラロープ。高さは10m程ですが、足を掛ける岩は濡れていますから当然滑りやすいです。
前回は半分くらい登って雨が落ちてきたのに気付いて戻りましたが、今回はもちろん最後まで登ると、あれれ? この倒木のところでロープは終わり。何かを握って登りたくても、そんなものはない濡れ岩ですし、トレッキングシューズではとてもここを這い上がれませんから、諦めて下って戻りました。途中胸のカメラのレンズキャップがロープに引っ掛かって沢に流されちゃいました…。
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前回は半分くらい登って雨が落ちてきたのに気付いて戻りましたが、今回はもちろん最後まで登ると、あれれ? この倒木のところでロープは終わり。何かを握って登りたくても、そんなものはない濡れ岩ですし、トレッキングシューズではとてもここを這い上がれませんから、諦めて下って戻りました。途中胸のカメラのレンズキャップがロープに引っ掛かって沢に流されちゃいました…。
改めて左の踏み跡から登らざるを得なくなりましたが、この地点で、土の厚味がなくなって岩が切り立ったようになっていて、悪いことに掴むものがないので、岩に手を掛けると、それが亀裂からはがれるようなもので難儀しました。何とか乗り越えるとこんなトラバースになっていますが、問題はこの先でした。
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改めて左の踏み跡から登らざるを得なくなりましたが、この地点で、土の厚味がなくなって岩が切り立ったようになっていて、悪いことに掴むものがないので、岩に手を掛けると、それが亀裂からはがれるようなもので難儀しました。何とか乗り越えるとこんなトラバースになっていますが、問題はこの先でした。
先ほどの分流の沢が見えますが、ここをトラバースして右の崩れかけた梯子に進まないといけません。水の流れ落ちているところはもちろん下と同じ濡れた岩場ですから、滑りやすいのは当然です。とにかく慎重にかすかな足の置き場を確かめながら何とかクリアします。
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先ほどの分流の沢が見えますが、ここをトラバースして右の崩れかけた梯子に進まないといけません。水の流れ落ちているところはもちろん下と同じ濡れた岩場ですから、滑りやすいのは当然です。とにかく慎重にかすかな足の置き場を確かめながら何とかクリアします。
梯子は思ったよりもガッチリしていました。横にロープがあるのも頼もしかったです。
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梯子は思ったよりもガッチリしていました。横にロープがあるのも頼もしかったです。
梯子を登っても急斜面ですが、細かくつづら折れしながら登って行きます。画像は上から見たエビラ沢の滝。まるで水道の蛇口から思いっ切り水を出したみたいですね。
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梯子を登っても急斜面ですが、細かくつづら折れしながら登って行きます。画像は上から見たエビラ沢の滝。まるで水道の蛇口から思いっ切り水を出したみたいですね。
すぐに折り返して左向きになりますが、先ほどの分流の沢が見えますね。
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すぐに折り返して左向きになりますが、先ほどの分流の沢が見えますね。
何度か切り替えした後、尾根の上を進みます。勾配はキツいですが、危険なほどのものではないです。
何度か切り替えした後、尾根の上を進みます。勾配はキツいですが、危険なほどのものではないです。
しかし、ちょっとするとまたトラバースするように尾根から逸れます。そしてこんな土砂崩れの区間を横切りますが、鉄パイプが埋め込まれている通り、かつてはここに桟道が掛かっていたのでしょう。
しかし、ちょっとするとまたトラバースするように尾根から逸れます。そしてこんな土砂崩れの区間を横切りますが、鉄パイプが埋め込まれている通り、かつてはここに桟道が掛かっていたのでしょう。
しかし、この斜面はザレ砂ですから大変脆くて滑りやすいため危険です。水流で掘られた溝には画像のように落ち葉が深く積もっていて、これまた滑りやすさを助長しています。
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しかし、この斜面はザレ砂ですから大変脆くて滑りやすいため危険です。水流で掘られた溝には画像のように落ち葉が深く積もっていて、これまた滑りやすさを助長しています。
この程度の崩れは「へ」でもなくなっちゃいますが、もちろん慎重に進まないといけません。
この程度の崩れは「へ」でもなくなっちゃいますが、もちろん慎重に進まないといけません。
道は杉の落ち葉がたっぷりなフカフカなところになります。踏み跡ははっきりしているので、迷う心配はありません。
道は杉の落ち葉がたっぷりなフカフカなところになります。踏み跡ははっきりしているので、迷う心配はありません。
脇を見るとエビラ沢の上流が見えてきました。あそこにこの後下っていく訳です。
脇を見るとエビラ沢の上流が見えてきました。あそこにこの後下っていく訳です。
道はまっすぐ緩やかに下って行くと、エビラ沢の平坦なところに出ます。この辺りで左に折れると袖平山北西尾根方面の道になります。
道はまっすぐ緩やかに下って行くと、エビラ沢の平坦なところに出ます。この辺りで左に折れると袖平山北西尾根方面の道になります。
適当なところを渡渉して右側の土手のようになったところに進みます。
適当なところを渡渉して右側の土手のようになったところに進みます。
土手の道は後ろにはないのですが、『西丹沢登山詳細図』ではUターンするようにして右側の尾根の尻から登るように記されています。しかし、そちらには道は見られず、左側直進方向にこのようにはっきりした道がありました。
土手の道は後ろにはないのですが、『西丹沢登山詳細図』ではUターンするようにして右側の尾根の尻から登るように記されています。しかし、そちらには道は見られず、左側直進方向にこのようにはっきりした道がありました。
真っ直ぐ進むと道がなくなったと思いきや、右の斜面に丸太が横たえられたところがあり、そちらに向かうと、これは路肩を補強している丸太で、しっかりした杣道だと分かりました。
真っ直ぐ進むと道がなくなったと思いきや、右の斜面に丸太が横たえられたところがあり、そちらに向かうと、これは路肩を補強している丸太で、しっかりした杣道だと分かりました。
ご覧のようにV字に何度も折り返すようにして徐々に高度を上げて行きます。前半は折り返すまでの間隔が結構長いですが、上の方では次第に短くなっています。
ご覧のようにV字に何度も折り返すようにして徐々に高度を上げて行きます。前半は折り返すまでの間隔が結構長いですが、上の方では次第に短くなっています。
途中こんな小さな葉が。彼らも段々と色付いてきたみたいです。ただし、この辺は杉の植林地帯ですから、紅葉は楽しめません。
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途中こんな小さな葉が。彼らも段々と色付いてきたみたいです。ただし、この辺は杉の植林地帯ですから、紅葉は楽しめません。
雑然として見えますが、ここも普通に径路ができていますので、まず道迷いはないです。とにかくP810までは急斜面ながら、はっきりしたつづら折れの道に助けられて難なく登れます。『詳細図』のルートではなくこちらが間違いなく正しいルートだと思います。
雑然として見えますが、ここも普通に径路ができていますので、まず道迷いはないです。とにかくP810までは急斜面ながら、はっきりしたつづら折れの道に助けられて難なく登れます。『詳細図』のルートではなくこちらが間違いなく正しいルートだと思います。
途中見かけた松の木。ストレートな杉林の中に、一本だけこんな風に立っていて違和感たっぷりでした(^∇^)v
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途中見かけた松の木。ストレートな杉林の中に、一本だけこんな風に立っていて違和感たっぷりでした(^∇^)v
尾根が細くなってもきっちり短い間隔のつづら折れの道があります。
尾根が細くなってもきっちり短い間隔のつづら折れの道があります。
そしてP810に至るところでピークを巻いて尾根に合流しますが、せっかくだからここを右に折れて頂上まで往復しておきます。
そしてP810に至るところでピークを巻いて尾根に合流しますが、せっかくだからここを右に折れて頂上まで往復しておきます。
これがP810の頂上。別段何もありません。
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これがP810の頂上。別段何もありません。
ルートに戻って少し下ると鞍部になります。今までなかった大きい石が転がっています。
ルートに戻って少し下ると鞍部になります。今までなかった大きい石が転がっています。
登りに転じますが、細尾根がしばらく続きます。砂利っぽい表面になっています。
登りに転じますが、細尾根がしばらく続きます。砂利っぽい表面になっています。
その後はまた大きな石や岩が転がったところになりました。天気はいつの間にかもう曇りがちになってきました。天気予報は当てになりませんね。
その後はまた大きな石や岩が転がったところになりました。天気はいつの間にかもう曇りがちになってきました。天気予報は当てになりませんね。
P810からはピンクリボンがたくさん見られるようになりました。考えてみると、P810から下はマーキングはほとんどありませんでしたね。下りで使う場合は、沢に降り立ってから迷いそうです。
P810からはピンクリボンがたくさん見られるようになりました。考えてみると、P810から下はマーキングはほとんどありませんでしたね。下りで使う場合は、沢に降り立ってから迷いそうです。
上の方でこんな囲いのところがありましたが、比較的最近紐が張り巡らされたような感じです。何を意味しているのかは全く分かりません。
上の方でこんな囲いのところがありましたが、比較的最近紐が張り巡らされたような感じです。何を意味しているのかは全く分かりません。
木漏れ日が見えてきました。ちょっとは雲が薄まったようです。
木漏れ日が見えてきました。ちょっとは雲が薄まったようです。
風巻ノ頭のピークが近付くと、右側に土嚢階段が見えてきました。あちらは神ノ川ヒュッテの先から始まる東海自然歩道の風巻尾根ですね。
風巻ノ頭のピークが近付くと、右側に土嚢階段が見えてきました。あちらは神ノ川ヒュッテの先から始まる東海自然歩道の風巻尾根ですね。
山頂の道標があるところに直接出ましたが、そこからわずかに下ったところにベンチと東屋がありました。ここで一休みしておきます。
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山頂の道標があるところに直接出ましたが、そこからわずかに下ったところにベンチと東屋がありました。ここで一休みしておきます。
風巻尾根の説明板。確かに900mの高低差は大変ですが、丹沢では1000mくらいの高低差のルートはごろごろしてますね。勾配の厳しさだけなら、矢駄尾根の方が厳しそうです。
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風巻尾根の説明板。確かに900mの高低差は大変ですが、丹沢では1000mくらいの高低差のルートはごろごろしてますね。勾配の厳しさだけなら、矢駄尾根の方が厳しそうです。
せっかくだから記念撮影。卓上三脚にコンデジを付けるところで、うっかり手が滑ってカメラを落としてしまいましたが、底の角がわずかに欠けただけで無事に動いてくれて助かりました。
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せっかくだから記念撮影。卓上三脚にコンデジを付けるところで、うっかり手が滑ってカメラを落としてしまいましたが、底の角がわずかに欠けただけで無事に動いてくれて助かりました。
風巻ノ頭は1077mで、この先の袖平山はまだ2.2km・高低差350mもありますので、ここで一旦しっかり下ってしまうと、なお後が大変だなと思いながら歩いていました。
風巻ノ頭は1077mで、この先の袖平山はまだ2.2km・高低差350mもありますので、ここで一旦しっかり下ってしまうと、なお後が大変だなと思いながら歩いていました。
鞍部は細尾根になっていますが、この先合計3つの小ピークがあります。
鞍部は細尾根になっていますが、この先合計3つの小ピークがあります。
この尾根道の紅葉はもう終盤になっていますね。ブナ等の黄葉はもう皆落ちてしまいました。
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この尾根道の紅葉はもう終盤になっていますね。ブナ等の黄葉はもう皆落ちてしまいました。
一つ目の小ピークからの下りは鎖場になっています。岩に砂や枯葉が乗ったところは滑るので、鎖があるのは助かりますね。
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一つ目の小ピークからの下りは鎖場になっています。岩に砂や枯葉が乗ったところは滑るので、鎖があるのは助かりますね。
次の小ピークにはこのザレたヤセ尾根の先を登るのかと思いきや、これを避けて右にトラバースするようになっていました。
次の小ピークにはこのザレたヤセ尾根の先を登るのかと思いきや、これを避けて右にトラバースするようになっていました。
そして尾根の肩をパスして横から合流します。
そして尾根の肩をパスして横から合流します。
しかし、登りはしっかりありまして、この長い土嚢階段を登ることになります。
しかし、登りはしっかりありまして、この長い土嚢階段を登ることになります。
袖平山まではまだ1.4km。と言うことは、風巻の頭からたったの800mしか歩いていないことになります。もう軽く1kmは超えていると思っていました。
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袖平山まではまだ1.4km。と言うことは、風巻の頭からたったの800mしか歩いていないことになります。もう軽く1kmは超えていると思っていました。
2つ目の小ピークに到達。1135mになります。先の方に袖平山が見えてきました。まだまだしばらく先ですね。
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2つ目の小ピークに到達。1135mになります。先の方に袖平山が見えてきました。まだまだしばらく先ですね。
尾根は広くないですが、こうして岩や木で覆われたところはしっかり巻き道ができていますので、危険なところはありません。
尾根は広くないですが、こうして岩や木で覆われたところはしっかり巻き道ができていますので、危険なところはありません。
袖平山に向かう尾根道。先の方で左にカーブするようにして、袖平山の南側から繋がります。
袖平山に向かう尾根道。先の方で左にカーブするようにして、袖平山の南側から繋がります。
ここで残り0.8kmとなっていますが、0.8kmって、近いようで遠いですね。特に登りでは。
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ここで残り0.8kmとなっていますが、0.8kmって、近いようで遠いですね。特に登りでは。
3つ目の小ピークである1289m地点からは蛭ヶ岳方面が木々の間からしっかり見えました。もうヤマビルに悩まされることはないですから、そろそろ東丹沢方面も歩いておきたいです。
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3つ目の小ピークである1289m地点からは蛭ヶ岳方面が木々の間からしっかり見えました。もうヤマビルに悩まされることはないですから、そろそろ東丹沢方面も歩いておきたいです。
すっかり枯れた木々の中にマムシ草の実が赤々と生っていました。
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すっかり枯れた木々の中にマムシ草の実が赤々と生っていました。
土嚢階段が始まりました。ここからキツい最後の登り区間がしばらく続きそうです。
土嚢階段が始まりました。ここからキツい最後の登り区間がしばらく続きそうです。
と思ったら一旦勾配が緩みます。偽ピークみたいになっていました。
と思ったら一旦勾配が緩みます。偽ピークみたいになっていました。
そして地滑り地点が見えてきました。かなりドッサリと流れ落ちた跡です。
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そして地滑り地点が見えてきました。かなりドッサリと流れ落ちた跡です。
また土嚢階段が始まり、直ぐに組立階段になりました。ここの脇に地滑りポイントがはっきり見られるので「キケン」となっているところの奥までは行かずに脇から確認してみました。
また土嚢階段が始まり、直ぐに組立階段になりました。ここの脇に地滑りポイントがはっきり見られるので「キケン」となっているところの奥までは行かずに脇から確認してみました。
上の方からごっそりそぎ落とされていますね。迫力満点です。
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上の方からごっそりそぎ落とされていますね。迫力満点です。
西側に目をやると左の檜洞丸から大室山まではっきり見えました。しかし、雲が空を覆っているために、あまりスッキリした山の姿には見えませんね。
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西側に目をやると左の檜洞丸から大室山まではっきり見えました。しかし、雲が空を覆っているために、あまりスッキリした山の姿には見えませんね。
最後の土嚢階段になります。ここが結構長いんです。
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最後の土嚢階段になります。ここが結構長いんです。
もう山頂は目と鼻の先まできました。崩落現場の上の方になります。
もう山頂は目と鼻の先まできました。崩落現場の上の方になります。
改めて西を向くと、今歩いてきた風巻ノ頭からの尾根道がはっきり見えます。風巻ノ頭の後ろは大室山で、左端は熊笹ノ峰と大笄になります。真ん中より左側の一番奥の霞んだ山は菰釣山でしょう。
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改めて西を向くと、今歩いてきた風巻ノ頭からの尾根道がはっきり見えます。風巻ノ頭の後ろは大室山で、左端は熊笹ノ峰と大笄になります。真ん中より左側の一番奥の霞んだ山は菰釣山でしょう。
この松の木の向こう側が袖平山の山頂です。
この松の木の向こう側が袖平山の山頂です。
山頂の道標に到着しました。ここに来たのは去年の夏以来です。あの時は雨でしたから、記念写真だけ撮ってさっさと戻りましたっけ。
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山頂の道標に到着しました。ここに来たのは去年の夏以来です。あの時は雨でしたから、記念写真だけ撮ってさっさと戻りましたっけ。
ここにはベンチが二つあって、先にご夫婦のハイカーさんがいらして昼食中でした。時間は12時20分頃なので、こちらもここで「出前山頂」タイムにしました。昼食中に3人組ハイカーさんらが裏の本当の山頂のところに登って行きました。ひょっとしたら同じ袖平山北西尾根方面に向かうのかな。
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ここにはベンチが二つあって、先にご夫婦のハイカーさんがいらして昼食中でした。時間は12時20分頃なので、こちらもここで「出前山頂」タイムにしました。昼食中に3人組ハイカーさんらが裏の本当の山頂のところに登って行きました。ひょっとしたら同じ袖平山北西尾根方面に向かうのかな。
ベンチの正面には蛭ヶ岳方面が何にも遮られることなく見えます。左が蛭ヶ岳、ミカゲ沢ノ頭と臼ヶ岳を挟んで、右に檜洞丸が見えます。檜洞丸の左の奥の尖ったピークは同角ノ頭ですね。
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ベンチの正面には蛭ヶ岳方面が何にも遮られることなく見えます。左が蛭ヶ岳、ミカゲ沢ノ頭と臼ヶ岳を挟んで、右に檜洞丸が見えます。檜洞丸の左の奥の尖ったピークは同角ノ頭ですね。
昼食を取ってから、裏の真の山頂地点に移動します。向こうに山頂のポールが立っています。袖平山北尾根も北西尾根も向こうから始まります。東海自然歩道がちょっと脇に逸れている訳です。
昼食を取ってから、裏の真の山頂地点に移動します。向こうに山頂のポールが立っています。袖平山北尾根も北西尾根も向こうから始まります。東海自然歩道がちょっと脇に逸れている訳です。
山頂には先ほどの3人組ハイカーさんらが談笑していました。これから風巻尾根を下るそうです。
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山頂には先ほどの3人組ハイカーさんらが談笑していました。これから風巻尾根を下るそうです。
せっかくだから記念写真を撮って頂いて、この後ろ側から尾根道を下ることにします。
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せっかくだから記念写真を撮って頂いて、この後ろ側から尾根道を下ることにします。
しっかりと道標が備えられていた名残。さすがにエビラ沢の崩落地点を何とかしないと、正式な登山道としては成り立たないでしょうね。
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しっかりと道標が備えられていた名残。さすがにエビラ沢の崩落地点を何とかしないと、正式な登山道としては成り立たないでしょうね。
袖平山北西尾根はマーキングがしっかりしていて道迷いはまず心配なさそうでした。ただ、あまり利用されていないせいか、今の時期は落ち葉が深く積もり、勾配のキツい斜面では滑りやすくなっていました。
袖平山北西尾根はマーキングがしっかりしていて道迷いはまず心配なさそうでした。ただ、あまり利用されていないせいか、今の時期は落ち葉が深く積もり、勾配のキツい斜面では滑りやすくなっていました。
こうしたちょっと荒れたところもありますが、基本的に落ち葉だらけの軟らかい土質の道でした。
こうしたちょっと荒れたところもありますが、基本的に落ち葉だらけの軟らかい土質の道でした。
この勾配のキツいところにはロープが張られていて助かりました。この先で一旦ロープがなくなっていて、ちぎれたところがありますが、さらに先ではまたロープがありました。
この勾配のキツいところにはロープが張られていて助かりました。この先で一旦ロープがなくなっていて、ちぎれたところがありますが、さらに先ではまたロープがありました。
下り一辺倒ではなくてこんな小ピークに至ります。
下り一辺倒ではなくてこんな小ピークに至ります。
途中見かけたこの日唯一の花。リンドウももうそろそろおしまいでしょうね。
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途中見かけたこの日唯一の花。リンドウももうそろそろおしまいでしょうね。
尾根の中心から少し逸れて岩の多いところを進みます。先ほど歩いてきた風巻ノ頭北尾根が見えますね。
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尾根の中心から少し逸れて岩の多いところを進みます。先ほど歩いてきた風巻ノ頭北尾根が見えますね。
踏み跡はフカフカな松の落ち葉で良く見えませんが、マーキングがしっかりしているので大丈夫です。
踏み跡はフカフカな松の落ち葉で良く見えませんが、マーキングがしっかりしているので大丈夫です。
こんな赤い実を付けた草もありました。ソヨゴと言うやつでしょうか。
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こんな赤い実を付けた草もありました。ソヨゴと言うやつでしょうか。
こちらの尾根にも崩落地がありました。尾根が細くなっているので、何とかここで木々が根付いてガッチリ土を掴み込んでもらいたいものです。
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こちらの尾根にも崩落地がありました。尾根が細くなっているので、何とかここで木々が根付いてガッチリ土を掴み込んでもらいたいものです。
P1141に到着。およそ1/3くらいの地点です。ちなみに今回持って行ったフィルムカメラは、ミノルタSR-T101で、1966年製のTTL開放測光一眼レフカメラでした。交換レンズは28mmと135mmを持って行って、どちらもしっかり使えました。
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P1141に到着。およそ1/3くらいの地点です。ちなみに今回持って行ったフィルムカメラは、ミノルタSR-T101で、1966年製のTTL開放測光一眼レフカメラでした。交換レンズは28mmと135mmを持って行って、どちらもしっかり使えました。
この尾根道は水源の森林標柱がたくさんあり、これを目印に下るのも良いかと思います。白い柱がなくても、頭の赤い杭がありますので、少なくとも社宮司沢方面分岐までは参考になりますね。
この尾根道は水源の森林標柱がたくさんあり、これを目印に下るのも良いかと思います。白い柱がなくても、頭の赤い杭がありますので、少なくとも社宮司沢方面分岐までは参考になりますね。
最近根っこからめくれてしまった木。まだ葉が付いていますが、驚いたことに根っこに挟まった岩までそのまま浮いてしまってます。
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最近根っこからめくれてしまった木。まだ葉が付いていますが、驚いたことに根っこに挟まった岩までそのまま浮いてしまってます。
途中尾根が先の方で急になる箇所で右に巻き道ができていました。道の端が丸太で押さえられているので、かつて使われていた作業径路であるのが分かります。
途中尾根が先の方で急になる箇所で右に巻き道ができていました。道の端が丸太で押さえられているので、かつて使われていた作業径路であるのが分かります。
そのまま急な斜面になりますが、ここも丸太のつづら折れ道が残っていたので、楽に下れました。
そのまま急な斜面になりますが、ここも丸太のつづら折れ道が残っていたので、楽に下れました。
その先では細尾根になっていましたが、危険な感じではありません。
その先では細尾根になっていましたが、危険な感じではありません。
ここのコブも右から巻くようにして下っています。リボンは見かけなくなりましたが、道が明瞭なので間違えることはないでしょう。
ここのコブも右から巻くようにして下っています。リボンは見かけなくなりましたが、道が明瞭なので間違えることはないでしょう。
同じように尾根の突起を避けて左に逸れる巻き道。歩きやすくできています。
同じように尾根の突起を避けて左に逸れる巻き道。歩きやすくできています。
元の尾根道に戻って少しすると道は一旦左に折れるように下りますが、有り難いことに、この辺で時折見られる赤ペンキのマーキングに「←」があって、道を誤らずに済みます。
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元の尾根道に戻って少しすると道は一旦左に折れるように下りますが、有り難いことに、この辺で時折見られる赤ペンキのマーキングに「←」があって、道を誤らずに済みます。
そしてまたヤセ尾根の上を抜けて行きます。
そしてまたヤセ尾根の上を抜けて行きます。
鞍部に至りますが、ここに尾根を真っ直ぐ登る道と、左に逸れてトラバースして下る道に分かれます。尾根側は社宮司沢方面の道標がありますので、往路と異なるところから下るべく、ここを直進します。
鞍部に至りますが、ここに尾根を真っ直ぐ登る道と、左に逸れてトラバースして下る道に分かれます。尾根側は社宮司沢方面の道標がありますので、往路と異なるところから下るべく、ここを直進します。
社宮司沢方面の道は「みんなの足跡」では表れないので、地図から等高線の間隔の広い尾根を選んで進むことになります。先のピークを直進し北上して、もう一つの小ピークから社宮司沢に下るのが図の上では一番安全そうです。
社宮司沢方面の道は「みんなの足跡」では表れないので、地図から等高線の間隔の広い尾根を選んで進むことになります。先のピークを直進し北上して、もう一つの小ピークから社宮司沢に下るのが図の上では一番安全そうです。
まずはすぐにP722に到着。山頂はちょっとした広場になっていました。そのまま直進して下ります。
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まずはすぐにP722に到着。山頂はちょっとした広場になっていました。そのまま直進して下ります。
下りは平均的な勾配の道で、難しいことは全くありません。途中こんなヘンテコな木を発見。これだけ右に枝葉を向けています。
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下りは平均的な勾配の道で、難しいことは全くありません。途中こんなヘンテコな木を発見。これだけ右に枝葉を向けています。
そしてもう一つの小ピークに出ました。横浜市のマークの入った石柱が打ち込んでありました。ここをちょっと右斜めに下ります。
そしてもう一つの小ピークに出ました。横浜市のマークの入った石柱が打ち込んでありました。ここをちょっと右斜めに下ります。
等高線ではそう厳しくない感じに見えましたが、結構な厳しい下りになりまして、やはり土が軟らかいので、時折足が流れることがありました。こちらの方は杉ばかりではなく自然林もあって、紅葉がまだ楽しめます。
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等高線ではそう厳しくない感じに見えましたが、結構な厳しい下りになりまして、やはり土が軟らかいので、時折足が流れることがありました。こちらの方は杉ばかりではなく自然林もあって、紅葉がまだ楽しめます。
尾根の先まで行くと、社宮司沢が見えてきました。、左下の木々の合間から見える岩のところが沢ですが、ここからですと崖みたいなところを下ることになります。少し右に逸れて前に出てみると、対岸の尾根が見えますが、まるで壁みたいになっていてとてもそちらには行けそうにないです。社宮司沢を下ると言う選択肢は装備からしてとても無理なので、ここは一旦横浜市マークの小ピーク方面に戻ります。
尾根の先まで行くと、社宮司沢が見えてきました。、左下の木々の合間から見える岩のところが沢ですが、ここからですと崖みたいなところを下ることになります。少し右に逸れて前に出てみると、対岸の尾根が見えますが、まるで壁みたいになっていてとてもそちらには行けそうにないです。社宮司沢を下ると言う選択肢は装備からしてとても無理なので、ここは一旦横浜市マークの小ピーク方面に戻ります。
小ピークからは西側に下るとエビラ沢園地のすぐ手前に出られる尾根になっています。国土地理院の地図表記では、その辺りには岸壁マークがないので、普通にちょっとした斜面を下れるものと思いました。小ピークまでは200mほどありますから、適当なところで横からトラバースしてそちらの尾根に向かいます。
小ピークからは西側に下るとエビラ沢園地のすぐ手前に出られる尾根になっています。国土地理院の地図表記では、その辺りには岸壁マークがないので、普通にちょっとした斜面を下れるものと思いました。小ピークまでは200mほどありますから、適当なところで横からトラバースしてそちらの尾根に向かいます。
一つ中間の尾根を横切り、いよいよ目指す尾根に至ります。ここも元々林業の杣道だったようで、路肩が丸太で補強された径路ができていますね。
一つ中間の尾根を横切り、いよいよ目指す尾根に至ります。ここも元々林業の杣道だったようで、路肩が丸太で補強された径路ができていますね。
難なく下って行くと、先に神ノ川キャンプ場内のマス釣りエリアが見えてきました。ゴールはあとわずかです。
難なく下って行くと、先に神ノ川キャンプ場内のマス釣りエリアが見えてきました。ゴールはあとわずかです。
そう思っていたのも束の間、尾根の最終地点は思いもかけない20m程の法面の上。ここからはスパッと切れ落ちているので、どうにもなりません。少し戻って左のエビラ沢の方に下れるところはないかと思って歩いてきましたが、そっちも切り立った急斜面でここに出るしかなかったです。もうここを何とかして下るしかないので、法面の切れ目を探して右に進みます。
そう思っていたのも束の間、尾根の最終地点は思いもかけない20m程の法面の上。ここからはスパッと切れ落ちているので、どうにもなりません。少し戻って左のエビラ沢の方に下れるところはないかと思って歩いてきましたが、そっちも切り立った急斜面でここに出るしかなかったです。もうここを何とかして下るしかないので、法面の切れ目を探して右に進みます。
すると直ぐに法面が切れたところがありました。土ですから木の根や枝があるので、何とかなるかなと思いましたが、やはり法面と同じ傾斜の「壁」ですから、それはもう大変です。
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すると直ぐに法面が切れたところがありました。土ですから木の根や枝があるので、何とかなるかなと思いましたが、やはり法面と同じ傾斜の「壁」ですから、それはもう大変です。
下に舗装路が見えますが、いくら土とは言えやはりこの勾配はヤバいです。何とか足を掛けて下って行きますと、踏ん張り切れずに滑り落ちて尻を着きましたが、そのまま両足+尻+手で押さえて下りました。ただ、最後が真っ直ぐな状態で足掛かりも全くないところになるので、右に見えた低い方の法面に移動してそちらから下るようにしました。
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下に舗装路が見えますが、いくら土とは言えやはりこの勾配はヤバいです。何とか足を掛けて下って行きますと、踏ん張り切れずに滑り落ちて尻を着きましたが、そのまま両足+尻+手で押さえて下りました。ただ、最後が真っ直ぐな状態で足掛かりも全くないところになるので、右に見えた低い方の法面に移動してそちらから下るようにしました。
法面のマスの段差に尻を乗せて、足をぶら下げても下側のコンクリには全く届きませんが、壁には土が積もっていて、そこには足が乗ります。そこを滑らせて、尻を前に出してゆっくり下ると、安全に足が下に着きます。そうして下までたどり着きましたが、問題は前を遮る土砂崩れ防止用の金網の柵。これのために舗装路には下りることができません。まるで監獄の中に閉じ込められたような状態です。
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法面のマスの段差に尻を乗せて、足をぶら下げても下側のコンクリには全く届きませんが、壁には土が積もっていて、そこには足が乗ります。そこを滑らせて、尻を前に出してゆっくり下ると、安全に足が下に着きます。そうして下までたどり着きましたが、問題は前を遮る土砂崩れ防止用の金網の柵。これのために舗装路には下りることができません。まるで監獄の中に閉じ込められたような状態です。
この柵はどこまでも続くことはないでしょうが、左右どちらが先に途切れるかと言うと、もうここはエビラ沢園地のすぐ右側になりますから、ここを左に進めばほどなく柵が切れるとふんで、とにかくこの蔦ジャングルを何とか抜けることにしました。と言うより、ここを抜けざるを得ない情況です。
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この柵はどこまでも続くことはないでしょうが、左右どちらが先に途切れるかと言うと、もうここはエビラ沢園地のすぐ右側になりますから、ここを左に進めばほどなく柵が切れるとふんで、とにかくこの蔦ジャングルを何とか抜けることにしました。と言うより、ここを抜けざるを得ない情況です。
えらく難儀しましたが、なんとか蔦ジャングルを抜けて柵の切れ目に出ました。ここでもまだ3mくらいの高さはありますが、先ほど習得した技(笑)で、この法面を安全に下ることができました。
えらく難儀しましたが、なんとか蔦ジャングルを抜けて柵の切れ目に出ました。ここでもまだ3mくらいの高さはありますが、先ほど習得した技(笑)で、この法面を安全に下ることができました。
この上の紅葉のところが尾根の最終地点。国土地理院の地図には岸壁マークはなかったんですけどねぇ。ちなみに『詳細図』では法面のマークが入ってました。そっちを注視しておくべきでした。
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この上の紅葉のところが尾根の最終地点。国土地理院の地図には岸壁マークはなかったんですけどねぇ。ちなみに『詳細図』では法面のマークが入ってました。そっちを注視しておくべきでした。
これが下ってきた柵の切れ目。あんな道でも何とか下れてしまうもんですねぇ。でも二度と御免です。尾根道を下る方がエビラ沢の危険なトラバース区間を使わないで済むのですが、皆この尾根を使わないのはちゃんとした理由がある訳で、それは単純に「通れないから」でした(;´д`)。
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これが下ってきた柵の切れ目。あんな道でも何とか下れてしまうもんですねぇ。でも二度と御免です。尾根道を下る方がエビラ沢の危険なトラバース区間を使わないで済むのですが、皆この尾根を使わないのはちゃんとした理由がある訳で、それは単純に「通れないから」でした(;´д`)。
ひーひー言いながらやっと戻ったのが午後4時半頃。朝準備していた時にやってきた隣のニッサン・キックスさんはまだ戻ってきていませんが、エビラ沢の方では会いませんで、どうも逆周りで袖平山を周回されたようです。
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ひーひー言いながらやっと戻ったのが午後4時半頃。朝準備していた時にやってきた隣のニッサン・キックスさんはまだ戻ってきていませんが、エビラ沢の方では会いませんで、どうも逆周りで袖平山を周回されたようです。
これが今回歩いたコースMAP。後日社宮司沢の方から尾根道を通り、どの辺で袖平山北西尾根方面の分岐に出られるのかチェックしてみたいです。何はともあれ、今回の難路も無事抜け切ることができて、楽しさとヒヤヒヤドキドキが同居したような山行になりました!
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これが今回歩いたコースMAP。後日社宮司沢の方から尾根道を通り、どの辺で袖平山北西尾根方面の分岐に出られるのかチェックしてみたいです。何はともあれ、今回の難路も無事抜け切ることができて、楽しさとヒヤヒヤドキドキが同居したような山行になりました!

感想

 エビラ沢右岸径路は入口からして大変危険でした。ロープのある滝の左側の分流は、上まで進むと途中でロープが終わっていて、フェルト底の靴でないととても登れませんでした。仕方なく踏み跡の方を進みますが、すぐ上で道がなくなっていて、掴むもののないところを強引によじ登って向こう側に出ないといけません。それを何とか越えても今度はかなりの角度で落ちている分流の沢をトラバースしなければならず、かなり危険度を伴いました。その後も土砂が流れ落ちたトラバース区間があり、先の分岐になる平坦な沢のところに出るまでが肝でした。
 天気は早い時間こそ晴れていましたが、その頃は鬱蒼とした森の中。風巻ノ頭からはもう雲が日を遮っていて、陽射しは時折雲間から出てくる程度でした。ただ、風巻ノ頭から袖平山までは結構遠い上に高低差もあって体が火照るので、ちょっと寒いくらいで丁度良かったです。遠景は丹沢の山々ならしっかり見えたので、これも良しとしましょう。
 帰路は袖平山北西尾根を使いましたが、後半で往路と同じになったらつまらないので、社宮司沢方面の分岐を進みました。最後の沢に下るところが急斜面で、沢の対岸側の尾根に取り付ければ良いなと思ってたものの、見ると斜面が壁みたいな切り立ち様で、もちろん沢もとても下れないでしょうから、諦めて小ピーク方面に戻り、途中からトラバースして2つ尾根を横切ってエビラ沢園地近くに下れる尾根を使って下山しました。ただし、ここも最後が問題で、尾根の尻が20mほどの法面の上に出てしまい、手間ではエビラ沢側は大変急な崖で下れず、仕方なしに左に進んですぐにあった法面の切れ目の斜面を下りましたが、そこももちろん法面と同じ勾配ですから、ほぼ壁。ただ、土があれば根っこや枝があるために何とか下れましたが、下には土砂崩れ防止用の柵が張られていて、林道には出られず、檻の中に閉じ込められることになります。ただし、もうエビラ沢園地はすぐ左にあるので、柵の切れ目はそっちが近いと確信して、この金網の柵と法面の間の溝を左側に進みました。とにかく蔦がもじゃもじゃでえらい大変でしたが、やれば何とかなるもので、気合で抜け切ることができました。まぁ、尾根で下れるなら本来一番良いのですが、ここを誰も使わないのはやはり「無理だから」なんですねぇ。

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