払沢の滝〜浅間嶺


- GPS
- --:--
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 729m
- 下り
- 727m
コースタイム
天候 | はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
アイゼンを使ったり使わなかったり。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
食器
地図(地形図)
ヘッドランプ
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
|
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感想
払沢の滝12年ぶりに完全氷結、というニュースをききつけて、ついでにスノーハイクもできそうな浅間嶺とのセットプランを立ててみました。
払沢の滝駐車場には平日朝にも関わらず、すでに何組もの先行者がいます。
軽装の人は、滝だけ観光する予定なのかもしれません。人気のほどがうかがえ、期待が高まります。
滝へ続くウッドチップの道はほとんど雪もなく、時折凍った霜が滑る程度でした。
滝より手前で飛び込んできたのは「氷のオブジェ」。人工的に水を吹き付けて、氷の芸術品に仕上げたものです。人工的とはいえなかなかに美しく、多くの方が写真撮影をしていました。
さらに進むとあずまやの先に、滝が見えてきます。落差もあり、普通に滝としても見応えがあるとは思いますが、流れの途中で白い氷の塊が映し出すモノクロの世界は、ため息が出るほど冷たく美しい世界でした。
よく見ると氷の後ろで水が流れていて、完全氷結とまではいかなかったようです。
足元に気をつけながら滝壺の見えるあたりまでのぼると、滝壺は白く厚い氷で覆われていました。ここもまた、冬ならではの景色。
動かずにいると日陰で寒いので、すぐに駐車場まで戻ります。
そして、身支度を整えていざ浅間嶺へ。
駐車場から車道を登るとすぐに、山道へ入る分岐の標識がありました。
階段でツルツルだったので、軽アイゼンをつけました。ザクザクとした足裏の感触を楽しみながら進むと民家があり、その先ですぐ車道にぶつかります。
車道は雪も溶けていて、青空の下つづらおれながら登ります。
再び山道への分岐となりますが、ここは南面でアイゼンなしで登ります。段々と高度が上がるような感じがして、気分も盛り上がりました。
公衆トイレとあずまやのある分岐まで登り振り返ると、山の間から都会のビル群が遠くに見えました。
車道を横切り、再びアイゼンをつけて山道をのぼります。このあたりから少し雪が増えてきたようです。
浅間神社の小さな鳥居が見えたら、時坂峠の分岐でここからは少し長めの車道歩きです。
積雪、凍結してあったり、溶けて完全に路面が見えていたり、ところにより路面状況が変わっていきますが、なだらかな林道は歩きやすいです。ただ、景色はほとんどないのでちょっと退屈。
しばらくもくもくと歩いていくと、左手に峠の茶屋が見えてきます。茶屋の前からの眺めはよく、奥多摩の山々が目の前に広がります。
茶屋の先の分岐を入ると、甲州古道の標識と古い家屋がありました。甲州への交通路だったことがうかがえます。
このあたりから山は深くなっていき、なだらかに登る山道の雪も積もっていきます。
木々の隙間からチラチラと奥多摩の山並みが見える中、雪を踏みしめて登っていると自然に鼻歌がこぼれます。
そして樹林帯を抜けると、真っ白な雪のトレースが青空に向かってのびる、とてもまぶしい景色!
ついうれしくなって、少し駆け足になってしまいました。犬はよろこび〜♪ではありませんが、気分が高まる犬の気持ちがよくわかります。
そして到着したのは浅間尾根休憩所で、すでに3組が休憩中でした。
さらに浅間嶺展望台まで一気に登ります。
なんという素晴らしい景色!!快晴の青の向こうには白く輝く富士山が見えました。
そして振り返ると、反対は大岳山から御前山の美しき稜線をパノラマで見ることができます。
冬晴れのすばらしい山登りができたことに感謝せずにはいられませんでした。
風が吹くと冷えますが、日当たりがいいのでここでランチタイムにカフェオレと、タマゴサンドをいただきます。
どこをみても景色がよくて、お昼ごはんもおいしくて言うことなしでした。
大きな音がして振り返ると、赤いヘリコプターが山の間を旋回していくのが見えました。
救助だったりしなければいいけど、と思いながらその姿を見送り、一段落ついたところで下山開始。
展望台から尾根伝いに松生山方面へと下ります。
この雪の尾根が一番の楽しい山歩きで、青空の下、灌木の影が雪の上にこぼれる絵画のような世界を下ります。
雪の上を歩く感触は非日常体験で、休日のこういうひとときが気持ちを解き放ってくれるのだなと実感できます。
帰りはピストンで、下りだからこそアイゼン装着で足元をかためます。
不思議にも、行きにはあんなに長く感じた林道歩きがあっというまでした。
途中で民家の庭先の畑を荒らす猿の群れを発見し、立ち止まりカメラを向けると見事カメラ目線。芸も達者なお猿さんです。
無事駐車場へ到着すると、まだまだ滝見のお客さんがたくさんいました。もちろん駐車場は満車状態。
滝見とセットで楽しいスノーハイク、これからの冬の風物詩にしたいと思いました!
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