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Yamareco

記録ID: 1399586
全員に公開
山滑走
東海

残雪期の夜叉ヶ池 #40

2018年03月11日(日) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 福井県 岐阜県
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:22
距離
17.9km
登り
1,604m
下り
1,599m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:34
休憩
0:49
合計
8:23
距離 17.9km 登り 1,605m 下り 1,608m
7:24
128
スタート地点
9:32
9:44
172
12:36
13:04
73
14:17
14:26
81
15:47
ゴール地点
天候 快晴のち曇り
過去天気図(気象庁) 2018年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
広野ダム 除雪終了地点
コース状況/
危険箇所等
危険箇所が多く一般向きではありません
公衆トイレのところから除雪されていません
2018年03月11日 07:30撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3/11 7:30
公衆トイレのところから除雪されていません
夜叉ヶ池登山道への道は6月上旬までお預けらしいです
2018年03月11日 07:32撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3/11 7:32
夜叉ヶ池登山道への道は6月上旬までお預けらしいです
いきなり土砂が
2018年03月11日 07:42撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3/11 7:42
いきなり土砂が
ところどころ雪が切れてます
2018年03月11日 08:10撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3/11 8:10
ところどころ雪が切れてます
その都度スキーを外して歩きます
2018年03月11日 08:15撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3/11 8:15
その都度スキーを外して歩きます
道幅が広いところもあります
2018年03月11日 08:57撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3/11 8:57
道幅が広いところもあります
また雪が切れ・・・
2018年03月11日 09:13撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3/11 9:13
また雪が切れ・・・
4.7km歩いて無雪期登山口に来ました
2018年03月11日 09:29撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3/11 9:29
4.7km歩いて無雪期登山口に来ました
おっとあれが登山道への橋・・・スキー背負ってアイゼン装着して臨みます
2018年03月11日 09:31撮影 by  DSC-HX90V, SONY
1
3/11 9:31
おっとあれが登山道への橋・・・スキー背負ってアイゼン装着して臨みます
地獄の急斜面を這い上がって尾根に取り付きました
2018年03月11日 11:44撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3/11 11:44
地獄の急斜面を這い上がって尾根に取り付きました
夜叉ヶ池方面
2018年03月11日 11:58撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3/11 11:58
夜叉ヶ池方面
尾根沿いは比較的緩やか
2018年03月11日 12:03撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3/11 12:03
尾根沿いは比較的緩やか
あのピークの左側に夜叉ヶ池
2018年03月11日 12:09撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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3/11 12:09
あのピークの左側に夜叉ヶ池
霧氷の残りがありました
2018年03月11日 12:27撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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霧氷の残りがありました
ピークを巻いてきました
2018年03月11日 12:33撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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3/11 12:33
ピークを巻いてきました
これが夜叉ヶ池
2018年03月11日 12:35撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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これが夜叉ヶ池
巻いたピーク
2018年03月11日 12:46撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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巻いたピーク
時々晴れ間も
2018年03月11日 12:46撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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3/11 12:46
時々晴れ間も
無雪期も含めて夜叉ヶ池は初めて
2018年03月11日 13:02撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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3/11 13:02
無雪期も含めて夜叉ヶ池は初めて
巻きは結構際どいです
2018年03月11日 13:09撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3/11 13:09
巻きは結構際どいです
帰りの尾根沿い
2018年03月11日 13:22撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3/11 13:22
帰りの尾根沿い
そして急斜面に向かいます
2018年03月11日 13:47撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3/11 13:47
そして急斜面に向かいます
おっとキノコ
2018年03月11日 13:51撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3/11 13:51
おっとキノコ
これは何かなぁ?
2018年03月11日 13:51撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3/11 13:51
これは何かなぁ?
斜度が強まります
2018年03月11日 13:53撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3/11 13:53
斜度が強まります
登っても下っても急
2018年03月11日 13:53撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3/11 13:53
登っても下っても急
見上げるような斜度
2018年03月11日 14:12撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3/11 14:12
見上げるような斜度
そしていよいよ沢に
2018年03月11日 14:15撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3/11 14:15
そしていよいよ沢に
核心部のトラバース
2018年03月11日 14:16撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3/11 14:16
核心部のトラバース
これを下るのが最も恐怖!失敗すれば沢に落ちて大怪我
2018年03月11日 14:21撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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3/11 14:21
これを下るのが最も恐怖!失敗すれば沢に落ちて大怪我
やっぱり往路で使った右に向かうのが良さそう
2018年03月11日 14:22撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3/11 14:22
やっぱり往路で使った右に向かうのが良さそう
もう少し雪が減らないと
2018年03月11日 14:25撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3/11 14:25
もう少し雪が減らないと
帰りの林道
2018年03月11日 14:36撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3/11 14:36
帰りの林道
雪切れでスキーを外し、そして大半漕ぎ歩き。
2018年03月11日 14:58撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3/11 14:58
雪切れでスキーを外し、そして大半漕ぎ歩き。
ダム湖に戻ってきました
2018年03月11日 15:35撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3/11 15:35
ダム湖に戻ってきました
ゴールは長かった・・・
2018年03月11日 15:43撮影 by  DSC-HX90V, SONY
3/11 15:43
ゴールは長かった・・・
撮影機器:

感想

前回は大雪でスタックして行けなかった広野ダムにまたやってきました。今回は問題なく、他にも登山者がおられます。
斜面の雪はだいぶなくなってきているので、夜叉ヶ池登山口への林道をシール歩行で進みます。土砂混じりの片斜面、水が流れていて雪が切れているところで手間がかかります。片斜面はスリップすればかなり危険です。
片道4.7kmを2時間少々歩いてようやく登山口です。が、そこには細い橋の先の雪の壁が・・・。ステップを切ってよじ登った跡がありましたが、その左側は落ちれば沢にフォールする危険なトラバース。これはちょっと・・・ということで、橋を渡る前にスキーを脱いで背負い、兼用履にはアイゼン装着して臨みました。滑り落ちることは絶対に許されない緊張感は西穂〜奥穂縦走路のようです。
左の死のトラバースは避けて、右の斜面に取り付きます。ここも結構な斜度ですが、シートラのままアイゼンを急斜面に軋ませ、ピックストックを突き刺して這い上がります。かなり時間がかかりましたが、ここをクリアすれば尾根沿いは比較的安心して歩けます。
夜叉ヶ池に向かうところにあるピークは夏道も巻いてますが、もちろん急斜面のトラバースになるので結構緊張します。雪はもちろん硬く、その上に霧氷の剥がれた雪が散らばってる状況です。それを何とかクリアして、しばらく広々とした雪原を歩くとようやく夜叉ヶ池に到着です。
ちなみに無雪期の夜叉ヶ池に行ったことがないので(笑)、比較ができませんから感慨深さは浅いのでしょう。それでもこの奥地に来たこと自体が感慨深かったです。
ここで凍った夜叉ヶ池を眺めながらゆっくりカップ麺をいただきます。こういう贅沢もいいものです。さて風も強いことですしそろそろ帰りましょう。この硬い斜面を安全に滑って帰らなくてはなりません。スキーはシールを剥がすと、トラバースはかなり得意でシャーッと一気にクリアできます。ただ登りになっていると、エッジを効かせながらカニ歩きで登ることになるので結構ハードです。
ロング山行で喉が渇くのでしょっちゅう休憩しては水分補給します。といっても1L飲みませんでした。そして帰りは登山口から左側の尾根から帰ることにしました。地形図ではこちらの方が斜度が緩いのですが、それでも相当強く、どちらも似たようなものでした。なのでやはり右側のほうがいいかなと思います。
そして沢沿いのトラバースをクリアしたらスキーを脱いで地獄の雪壁クライムダウンで橋に着地します。これは本当に心臓に悪く、雪壁のステップとピックストックの食い込みを頼りにそろそろと降りました。スキーやストックを沢に落としたらそれを拾うのも相当困難だと思います。
さて後は林道スキー・・・ですが斜度があまりなく、大半を漕いで歩きます。3〜4回雪が切れたところでスキーを脱ぎました。また片斜面のところはカニ歩きで登っていくことになります。
冬の夜叉ヶ池というのは神秘的でレアなものだと思いますが、いかんせん難易度とリスクが高いと思います。十分な体力と雪山技術、そして確保技術を備えて挑戦していただければと思います。

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