狩場山〜榧ノ尾山〜熊沢山〜大菩薩峠(牛の寝通り:小菅の湯から赤沢登山口)


- GPS
- 14:11
- 距離
- 23.6km
- 登り
- 1,805m
- 下り
- 1,707m
コースタイム
- 山行
- 8:59
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 10:20
- 山行
- 3:07
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 3:19
天候 | 1日目:晴れ時々曇り 2日目:快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
下山後の赤沢登山口からの林道で「原始村 そば処 キャンプ場」の管理人さんに、小菅の湯まで乗せて頂きました。 本当にありがとうございました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
基本的に危険個所はありませんが、リボンなどが少ないために不明瞭な箇所が多数あります。 夏道を知らなかったので、地図やGPSなどでこまめに現在地を確認しながら進みましたが、狩場山の先で別の尾根を下り始め、登り返すことがありヒヤッとしました。 踏み跡無しの雪山(特にマイナールート)に入るには、装備と体力、ルートファインディングの技術が必要であることを改めて実感しました。 コースの状況は写真及びコメントをご参照下さい。 |
その他周辺情報 | 小菅の湯 http://kosugenoyu.jp/ ※介山荘で頂いた宿泊者用割引券で620円 ⇒ 470円 道の駅 こすげ http://kosuge-eki.jp/ 介山荘 http://kaizansou.jp/ カレーライスの食べ放題を目当てに行ったのですが・・・。(笑) 小屋主さんの温かい人柄と素敵な心配りで評判通りの小屋でした。 宿泊費も冬季でも大人7,500円(二食付き)で、眺望などの周辺環境も含めてコストパフォーマンスは抜群なのではないでしょうか。 原始村 そば処 キャンプ場 http://genshi-mura.com/ 赤沢登山口からの林道で管理人さんに拾って頂いたのがご縁で温泉後に立ち寄らせて頂きましたが、記憶にある限り最高に美味しい蕎麦でした。 しっかりとコシがあって喉越しも良く、冷水でキュッと締めた感じが温泉後の身体に気持ち良かったです。 それに、出汁が効いて少し甘みのある「そばつゆ」もボクの好みでした。 別に頼んだ天ぷらも400円とは思えないほど豪華で、また絶対に来たいと思いました。 併設のキャンプ場は「原始村」の名前の通り、竪穴式や横穴式など原始時代を感じさせる宿泊施設やバーベキュー設備やテントサイトなどもあり、家族で楽しめること間違いなし。 孫が大きくなったら、是非とも家族で泊まりに来たいですね。 元々は村営の施設だった?ようで、一時は休業していた時期もあったようですが、平成28年4月からは小菅精機株式会社さんが運営を引き継いでいます。 小菅精機株式会社 http://www.kosuge-seiki.co.jp/ 小菅村観光協会 http://kosugemura.com/ |
写真
感想
今年7回目の山行は小菅の湯から牛の寝通りを抜けて大菩薩峠まで行き、介山荘で一泊したらフルコンバ経由で赤沢登山口へ。
4月より勤務先が異動となり、しばらくはお泊り山行もお預けになりそうなので、何処かでのんびりしたいなーというのがきっかけでした。
他にも候補として酉谷山の避難小屋泊や、八ヶ岳まで足を延ばして高見石小屋泊なども考えていたのですが・・・。
自宅からのアクセスも良く、評判の良い山小屋でカレーの食べ放題(笑)、赤線を繋ぐなどなどの理由で今回のコースとなりました。
お世話になった介山荘は、評判通り小屋主さんの温かい人柄と素敵な心配りで、のんびり楽しく過ごすことが出来ました。
宿泊費も冬季でも大人7,500円(二食付き)で、眺望などの周辺環境も含めてコストパフォーマンスは抜群なのではないでしょうか。
普通であれば日帰りになってしまう大菩薩嶺ですが、小金沢連峰の縦走など、また機会を作って泊まりに行きたいと思います。
それから、今回は本当に反省の多い山行で・・・。
無事に帰って来られて本当に良かったというのが正直な感想です。
まず、冬靴と雪山用のゲイター、ワカンを車に残したのは失敗でした。
あれだけいつも「事前の情報入手と万全の装備で臨んで下さい」と「コース状況/
危険箇所等」欄に書いていたのに・・・。
踏み跡が無いのは覚悟していましたが、まさかあれほど積もっているとは想像していませんでした。
この数日の晴天で大分溶けているだろうと楽観視していたのですが・・・。
しかも、重く湿った雪では、チェーンスパイクなんて雪玉製造機になるだけで、まるで苦行のようでした。
更には榧ノ尾山を過ぎたあたりから、足は全く上がらないのに、息はすぐに上がり・・・。
チェーンスパイクを脱いでから少しは楽になりましたが、行動食と小休止だけで大休止をしなかったのも原因なのかもしれません。
エネルギーや塩分も考えながら補給していたつもりだったのですが・・・。
それと捲れ上がったパンツの裾から雪が入り込み、靴の中が濡れたことで凍傷になるかと思うくらい冷えたのも、休まなかった理由のひとつです。
とにかく動かしていないとヤバいかなと。
夏山用のゲイターは持っていたのに、面倒臭がって使わなかったら手遅れに・・・。
この感想を書きながらも、足の指先が少しピリピリしているのは軽い凍傷なのでしょうか。
しかも、コースタイムの2倍以上も掛かるような状況に、このまま行動不能になったらどうしようとか、段々と不安が募っていき・・・。
数日前に三頭山で起こった遭難事故のことが何度も思い出され、ニュース映像で見たヘリコプターに吊られて救助される光景が目に浮かびました。
半径1kmに人間は居なそうだし、携帯電話は圏外だし・・・。
途中からは、ビバークに適した場所まで探しながら歩いたりして。
あわよくば小金沢山まで足を延ばそうなんて思っていた自分が恥ずかしいです。
介山荘に到着後、小屋主さんに何処から入山したのかを聞かれ「小菅の湯です」と答えたら、「事前に知っていたら絶対に止めたのにー!」って言われました。(苦笑)
今回のデータはこちら。
出発時刻/高度: 05:34 / 736m
到着時刻/高度: 10:31 / 839m
合計時間: 28時間57分
合計距離: 23.59km
最高点の標高: 1974m
最低点の標高: 700m
累積標高(上り): 2216m
累積標高(下り): 2109m
それでも、終わってみれば良い思い出と経験になりました。
天候と眺望には比較的に恵まれ、素敵な御縁も頂いて・・・。
何と言っても素晴らしい御来光に立ち会うことが出来ました。
親不知ノ頭まで上がれば富士山と御来光が一緒に見られたみたいだけど、足が動きませんでした。(笑)
そんな訳で、当初は往復予定だった計画も早々に変更、下山は赤沢登山口を選択したのでした。
約1時間半の林道歩きも、お祭り林道に比べれば短いだろうと思っていましたが、靴擦れも酷かったこともあって、これがまた辛かった。(涙)
途中で「原始村 そば処 キャンプ場」の管理人さんに小菅の湯まで乗せて頂き、本当に助かりました。
おかげで2時間近くは短縮出来たと思います。
宇津木さん、本当にありがとうございました。
これで福生駅から草花丘陵〜長淵丘陵〜日の出山〜御岳山〜大岳山〜御前山〜三頭山〜大菩薩嶺まで赤線が繋がりました。
このレポートをアップしたらヤマレコのマップが更新されるのが楽しみです。
後は笹尾根の浅間峠〜西原峠を歩けば、高尾山から大菩薩嶺まで繋がることになりますし、残りはラスボス長沢背稜でしょうか。
いつかは雲取山から瑞牆山荘までも繋ぎたいし、まだまだ夢は膨らみますね。
これからも楽しんで歩きます。
中々厳しい長距離の山行(修行ですか?)だったみたいですね〜
でも出会われた山小屋のご主人やそば処の管理人さん(山菜の天ぷらとお蕎麦美味しそう)などいい出会いで楽しい思い出でになりますね
クラブ活動も忘れずに頑張りましたね〜お疲れ様でした!
andounouenさん、コメントありがとうございます!
半分は自業自得な面もあるんですけどねー。
何とか無事に乗り切れて良い経験になりました。
それに介山荘は予想以上の快適さですし、蕎麦も今までの人生で一番美味しかったですし、絶対にまた行きたいと思います!
それから、自分も林道やバス停などで登山者に声を掛けているんですよね。
駅やバス停まで距離があったり、待ち時間が長かったりするので。
時々、怪訝そうな顔をされる時もありますが・・・。
今回、リス君はあまり見つけられませんでしたが、引き続きクラブ活動も頑張りますので、宜しくお願い致しますー!
いや〜、レコ拝見するとなかなかスリリングな山行だったようですね。
でも、ご無事で何より
3月のこの豪雪?は想像を超えてたんだと思います。
何より、そういう経験を積んで”本物”になればいいのではないでしょうか。
私も年末の女峰山では指先が凍傷になるか、とか、このままビバークか、とかかすめました
それにしても介山荘、カレー食べ放題なんですか
お疲れ様でした
ShuMaeさん、こんばんは!
こめんとありがとうございます。
相変わらずの遅レスご容赦です。
確かにいつも安全圏ではレベルアップには繋がりませんものね。
無理はダメですが、ほんの少しの挑戦を積み重ねて経験値
この時期の介山荘は一人で営業しているので、あまりにも予約が多い場合には断っているみたいですよ。
十分日帰り出来る山ですが、山頂や稜線に泊まると日没や夜景、星空に御来光と楽しみも多いですものね。
サービスも良いので、是非とも泊まってみて下さい!
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