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記録ID: 1447010
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
道東・知床

【積雪期】知床連山日帰り縦走

2018年04月28日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
8
2〜3泊以上が適当
GPS
15:11
距離
49.4km
登り
2,850m
下り
2,863m
歩くペース
とても速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
13:19
休憩
1:52
合計
15:11
距離 49.4km 登り 2,867m 下り 2,863m
3:19
218
スタート地点
6:57
7:28
10
7:38
8:01
2
8:14
5
8:19
8:21
19
9:57
31
10:28
63
11:31
11:35
65
12:40
13:20
98
14:58
4
15:02
15
15:17
15:29
10
【概要】
知床自然センター → 知床峠 → 羅臼岳南西ルンゼ → 羅臼平 → 三ツ峰 → サシルイ岳 → オッカバケ岳 → 知円別岳 → 硫黄山 → 硫黄山登山口 → カムイワッカ → 知床自然センター
天候 晴れ&爆風
過去天気図(気象庁) 2018年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
○ 全体的にシャバシャバ雪。
○ コース上でトレースはなく、少し迷う箇所もありました。
○ 南西ルンゼ下部および上部、縦走ルートの一部でハイマツが出ており、ハードな藪こぎが必要でした。
○ 全体を通してピッケル&アイゼン。スノーシューは不要でした。
○ ピッケル1本のスタンダードなスタイルでも問題ないとは思いますが、私は急登箇所をサクサク攻められるようにピッケル2本のスタイルで行きました。
○ 縦走ルート途中のオッカバケ付近で猛烈な爆風に吹かれました。隠れる場所も岩影もなく、さらにはエスケープルートもないので、かなり難儀しましたが、爆風に耐えつつ進み続けて難を逃れることができました。
○ 標高が高い所では動物類の気配すらなかったですが、雪が薄くなる下界では頻繁にクマの足跡を見かけました。
出発は日の出前の3時でした。
ちょうど南西ルンゼに差し掛かったころに日が昇ってきました。
2018年04月28日 04:59撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
4/28 4:59
出発は日の出前の3時でした。
ちょうど南西ルンゼに差し掛かったころに日が昇ってきました。
南西ルンゼ下部より天頂山を望む。
2018年04月28日 05:37撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
4/28 5:37
南西ルンゼ下部より天頂山を望む。
南西ルンゼ途中から下を望む。
ルンゼ下部はかなりハイマツが出ているので、藪漕ぎが必至です。
2018年04月28日 06:25撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
4/28 6:25
南西ルンゼ途中から下を望む。
ルンゼ下部はかなりハイマツが出ているので、藪漕ぎが必至です。
同じくルンゼ頭頂部もハイマツがかなり出ていました。。。
2018年04月28日 07:30撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
4/28 7:30
同じくルンゼ頭頂部もハイマツがかなり出ていました。。。
羅臼岳山頂。
2018年04月28日 07:54撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8
4/28 7:54
羅臼岳山頂。
羅臼平から羅臼岳を望む。
2018年04月28日 08:36撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/28 8:36
羅臼平から羅臼岳を望む。
サシルイ岳付近。
いよいよ縦走路に入ります。
2018年04月28日 08:44撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
4/28 8:44
サシルイ岳付近。
いよいよ縦走路に入ります。
サシルイ付近から進行方向を望む。
遥か先に目的地の硫黄山が見えます。
2018年04月28日 09:11撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/28 9:11
サシルイ付近から進行方向を望む。
遥か先に目的地の硫黄山が見えます。
この時期にしては珍しくシュカブラが見られました。
2018年04月28日 09:17撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
4/28 9:17
この時期にしては珍しくシュカブラが見られました。
2018年04月28日 09:19撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 9:19
2018年04月28日 10:05撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/28 10:05
オッカバケ付近から硫黄山方向を望む。
このあたりから、地獄のような爆風に見舞われました。。。
2018年04月28日 10:05撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/28 10:05
オッカバケ付近から硫黄山方向を望む。
このあたりから、地獄のような爆風に見舞われました。。。
知円別付近の稜線。
2018年04月28日 11:36撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/28 11:36
知円別付近の稜線。
凍結した細尾根を緊張しながら進みます。
2018年04月28日 11:43撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/28 11:43
凍結した細尾根を緊張しながら進みます。
硫黄山を直登で攻略し、山頂踏破完了!!
2018年04月28日 12:58撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/28 12:58
硫黄山を直登で攻略し、山頂踏破完了!!
硫黄山山頂から羅臼岳方向を望む。
2018年04月28日 12:59撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/28 12:59
硫黄山山頂から羅臼岳方向を望む。
硫黄山山頂から知床岬方向を望む。
2018年04月28日 12:59撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/28 12:59
硫黄山山頂から知床岬方向を望む。
硫黄山の急斜面を下りる。
今回の山行中でここが一番緊張しました。
2018年04月28日 13:16撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/28 13:16
硫黄山の急斜面を下りる。
今回の山行中でここが一番緊張しました。
硫黄山の新噴火口あたりまで下りて来れば雪はほとんどなくなりました。
このあたりからクマの足跡をたくさん見かけました。
2018年04月28日 14:46撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/28 14:46
硫黄山の新噴火口あたりまで下りて来れば雪はほとんどなくなりました。
このあたりからクマの足跡をたくさん見かけました。
カムイワッカの長く孤独な林道をひたすら進んで、無事にゴールしました。
2018年04月28日 17:43撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
4/28 17:43
カムイワッカの長く孤独な林道をひたすら進んで、無事にゴールしました。
撮影機器:

感想

1.スタートは知床自然センターから。まだ暗い午前3時過ぎにスタートしました。気温はマイナスまで下がっていましたが、さほど寒さは感じませんでした。

2.スタートから10kmほどで南西ルンゼに差し掛かりました。ルンゼは概ねザラメ雪、ところどころカリカリ。さらにはところどころで地面が見えているというミックスコンディションでした。加えて、ルンゼ下部及び上部ではハイマツが出ていたので、藪漕ぎが必要でした。南西ルンゼの急登を進みつつ、藪漕ぎをしなければならないので、結構大変でした。。。

3.ルンゼ上部をクリアすれば、羅臼岳山頂まで一直線!ルンゼ上部から山頂を経て羅臼平へ抜けるまで、特段難しい箇所はありませんでした。

4.羅臼平から先の縦走ルートは少し登ります。夏道はジグを切っていますが、積雪期は直登で進めます。

5.サシルイまで上り詰めれば快適な稜線でした。雪質も申し分なく順調に進めました。

6.オッカバケ付近まで進んだところで、突如、猛烈な爆風に見舞われました。『爆風』を通り越して『地獄』でした。縦走ルートはエスケープルートがないので、進むか戻るかしか下山する方法はありません。いろいろと思案した結果、耐風姿勢をとりながら先に進むことにしました。

7.爆風を浴びながら知円別の凍結した細尾根を進むのは少し緊張しましたが、そこを抜けるころには風も収まってきて、まずは一安心…

8.風が止んできたので、硫黄山の山頂も踏むことにしました。気温が上がり雪が緩んでいた状態で直登をするのは、すごく苦しく危険でしたが、無事に硫黄山山頂を制覇して、無事に下りることができました。

9.硫黄山を下山していくと、新噴火口付近で雪はほとんどなくなりましたが、クマの足跡を頻繁に見るようになりました。

10.カムイワッカまで下りてから孤独な林道をひたすら進んで行きました。いつクマが現れてもおかしくない場所で、時々後ろを振り返りながら足早に帰ってきました。

かなりの強行軍で困難な山行でしたが、おおむね予定通りに進むことができました。

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