針ノ木岳


- GPS
- 09:21
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,590m
- 下り
- 1,590m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
いつものように有料道路を使わずの移動、名古屋経由で行くより100kmほど遠回りになるけど日本海側経由530kmのドライブで登山口の扇沢駐車場へ。到着したのは2時半、無料駐車場も結構空いてたので一安心、4時半まで仮眠して準備をして予定より少し早めの5時半に出発します。登山口はゲート左側にあり、ここから舗装道を縫うように登山道を進みます。残雪の登山道は道が読みづらく、コースアウトからGPSを見ながら復帰、ブッシュ越え時々踏み抜きを繰り返しながらようやく大沢小屋が見えるところまで来ました。そこでお会いした方に「夏道で?川沿いで歩いて来れたのに」と教えてもらいました。小屋を過ぎて左に川沿いの道が見えますが、2組が右岸を歩いていました。帰りはあの道で帰ろう!と思いながら進めているとその右岸側の斜面でブロック雪崩が発生しました。川沿いを歩いていた人の100mぐらい先だったのですが、ちょっと恐怖を感じました。夏道から河原へ降りていよいよ雪渓歩きが始まります。腐った雪面をざくざくとアイゼンを着けずに上っていきます。少し急になったりもするのですが、踏み跡があったのでそれを踏んで上っていけました。標高がどんどん高くなるにつれ息があがるようになりました。久々の2500m越えなのもあって息が上がってなかなか前に進めません。谷の分岐でアイゼンをつけて休憩、ここから傾斜がぐっと立ち上がるのでした。蓮華岳へ向かうBCのカップルさんとほぼ同じペースで上っていきます。30歩ぐらい進んでは休憩を繰り返し、やっとこさ針ノ木峠に到着。そしてここでやっと向こう側の景色が見えるのでした。槍穂高に高瀬ダム、いい景色です。ここまで結構時間がかかったのもあって体力が落ちたのを実感、頂上は見えてるけどここからも遠かった。一部溶けているざれた登山道とこんもりとした雪を登る所、そしてピッケルに持ちかえずにそのまま行ってしまったトラバース、この雪質なら落ちても体が回らない限りは止まりそうに思いましたがそれでもちょっと怖いトラバースでした。相変らず息が上がった状態で、中断も頭の中に浮かびましたが最後の急な壁状の所を上るとあとは50mほど、そしてやっと山頂に到着しました。まずは三角点のある奥へ。するとここまできてやっと見れる景色、黒部湖と剱岳、立山の絶景が見れます。スバリ岳から爺ヶ岳への稜線そしてその先へ続く鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳までも綺麗に見えます。隣の蓮華岳、遠くは槍、穂高、高瀬ダムを囲む山々と360度の大パノラマに癒されました。ほんと来てよかったな〜って。三角点の近くで剱岳を見ながらランチ休憩、しばらく山頂には自分だけだったのでなんとも良い時間を過ごせました。食べ終わってさあ下ろうと思った頃にさっき谷の分岐でお話した方が上ってこられました。この絶景をバックに写真を数枚撮っていただき、マヤクボ沢のルートと最後の右岸沿いの道について教えてもらいました。さあ下山です。急な壁状のところを過ぎたところでお話した女性から「あれを越えたら山頂までどのくらいですか?」と聞かれて少しお話をしました。針ノ木雪渓のラストが全然前に進まなかったのと止めようか思ったことなど聞いてると、良かった同じやな〜って思ったのでした。帰りは踏み跡見ながらマヤクボ沢を下りました。時々大きく踏み抜くこともありましたが問題なく谷の分岐点へ、ゆっくり下っていきました。朝のブロック雪崩以外にも結構落石とかもあったりで右斜面の様子を見ながら慎重に下っていきました。右岸のスキートレースを辿りながら最後は橋を渡って林道にでます。先へ進めると朝通過した分岐点に戻ってきました。あとは舗装路とそれを縫うように作られた登山道を下ればゴールなのですが、最後のところで登山道に入らずそのまま舗装路を下ってしまいました。ゲートのところで係の人にここは歩いてはいけませんと注意を受けました。以後気をつけます。扇沢ではたくさんの外国人観光客がいました。最近はどこに行ってもそうですね。トイレを済ませて無料駐車場へ戻りました。当初は蓮華岳とセットで2日間で予定していましたが、針ノ木岳だけで充分満足!楽しい山行でした。蓮華岳はまた次回のお楽しみということで(^^)
日帰りだったんですね
大沢小屋への夏道は長いし分かりづらいですよね。右岸の道を知ったら夏道には行く気も起きませんが、雪崩があるとは知りませんでした。気を付けないとですね。
針ノ木へのトラバースも怖いですよね
お天気よくて何よりでした。次回蓮華岳とセットで行かれるときは、ご一緒したいものです
BBCさん、こんにちは
大沢小屋までの迷いっぷりには参りました(笑)次回からは雪崩&落石を気にしながら右岸で行こうかと…でも無雪期に一度歩いてみたいとも思いました
自分が行ったときは11月末で、真白い雪がたっぷりありました。
なのでテント場は使えず、小屋の裏(雪渓側)の隙間に張ってました。
雪質は良かったので、稜線もトラバースもそれなりに歩けてましたが、お察しの通り稜線は痩せていて雪庇を踏み抜いてしまいました。すぐ足が着いたので助かりましたが、怖いけどトラバースするしかないですね〜。
BBCさん、こんばんは
稜線もトラバースも怖い怖い…でもここはトラバースなんですね。
実は針ノ木雪渓のラスト50mぐらいの所も急で、
先行者の踏み跡もところどころ浅くてちょっと怖かったです。
キックステップで上っていきますがたまにザラメで足が取られたりで、
でも振り返ると怖いのでただ歩数を数えてながら前向いて
歩いて耐えました(笑)
トラバースが怖いのも前よりは少しマシになったかもしれませんが
やっぱり慎重に慎重に歩くのでたっぷり時間がかかってしまいます。
来年、上松Aの前岳周辺でどうなるかですが、ここも含めてまた
BBCさんと一緒に歩くのを楽しみにしています
針ノ木の前壁のところでお話しさせていただいた者です♪ あと少しと聞いて、あの壁を登る気持ちが湧きました。ありがとうございました!
お互いに上のトラバースをチョイスしてしまった分、人並み以上にスリリングな針ノ木になりましたね 笑
またどこかでお会いできましたらお声かけさせて下さい。お疲れさまでした!
おつかれさまです!
レコを拝見してまして、あの時声をかけてくださった方だなって
思ってました。コメントありがとうございます(^^)
あと30mと言いましたがもっとありましたよね
自分もあの場所で同じ状態だったのでなんか、
みんな一緒なんだな〜ってちょっとほっとしましたよ
ほっとした反動と気さくに声をかけてもらった
うれしさからついついトラバースが怖かったとかなんとか…
少ししゃべり過ぎの関西人でした(笑)
でももう少しお話したかったかな
プロフも拝見しましたが、百高山やってるんですね
自分は200、300名山をベースに歩きつつ、
日本中のその季節ごとに歩きたいと思った山を気ままに歩いていますので、
またどこかでお会いできるといいですね☆
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