今年最後の御嶽山…静かな山旅


- GPS
- 07:23
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 1,106m
- 下り
- 1,112m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
田の原天然公園:http://www.ontake.jp/special/tanohara |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは登山口 特に危険箇所はないが、二ノ池から八丁ダルミへ向かう途中のガレ場のトラバースは落石に注意したい。 |
写真
感想
今年の無雪期の御嶽山はもう無理かなと思っていたが、暖かい日が続き天気も良さそうなので山行決定。
国道19号から県道20号・256号で王滝口田の原へ向かう。256号御岳湖手前で道路工事のため迂回路へ誘導されるがたいした時間ロスはなかったと思う。田の原の手前で道路上に野ウサギ発見。ヘッドライトに照らされたまま時々止まりながら道路を数十メートル跳びはねて進み、やがて暗い森に消えていった。先日の瑞牆山へのアプローチでは道路上にキツネ発見。夜のドライブは野生動物に会えるのも楽しみだ。
5:10 田の原駐車場到着 広い駐車場に3台が先着していた。今日の晴天を約束するような満天の星を見ているうちに辺りが薄明るくなってきた。
5:55 王滝登山口から入山。田の原天然公園の中を車が通れるほど広い平坦な道がまっすぐ御嶽山に向かって延びている。右手にある大黒天に安全祈願をして進む。しばらく行くと枕木を並べたような階段状の登りになり大江権現に到着。この辺りから登山道らしい狭い道になり、登りもやや急になる。登りはじめて20分ほどで後方の山から朝日が昇ってきた。ダケカンバの樹林帯を抜け振り返るとまだ陽が射していない駐車場が眼下に見える。しだいに溶岩がむき出しの登りになり森林限界になる。
6:38 金剛童子通過 展望が開けハイマツと溶岩の中を登る。
6:55 八合目石室到着 小休止 時折、風に乗って硫黄の臭いが漂ってくる。さらに15分ほど登ると富士見石に着くが富士山は目視できなかった。辺り一面に拡がるハイマツの緑と晴天に映える周囲の山々、好天に恵まれ絶景を楽しみながら登れる幸せで疲労感はない。
7:40 九合目上の中央不動尊通過 頂上山荘が大きく見えてくる。
7:57 王滝頂上到着 2936mの山頂とは思えない広く立派な頂上奥社の境内で小休止。他の登山者は誰もいない。ここから王滝奥の院への往復のあと剣ヶ峰に登る予定だったが、目の前の剣ヶ峰の姿をみて予定変更。剣ヶ峰を目指す。八丁ダルミの鞍部から右手に中ア・八ツ・南ア、左手に音を立てて噴気を吐き出す地獄谷斜面を見ながら進むとすぐにまごころの塔が建つ御神火斎場着く。
8:28 剣ヶ峰頂上到着 ここにも誰も居らず、暫し頂上の絶景を独り占めする贅沢な時間を過ごした。目の前に拡がる御嶽山頂部の向こうに乗鞍、遠く穂高連峰・槍ヶ岳・笠ヶ岳、中央アルプス・南アルプス・八ヶ岳の山々も見える。
9:00 社務所の左手奥から岩場を下り一ノ池の外輪尾根から二ノ池を目指す。岩場の尾根道が続くが梯子や鎖場もなく難なく通過できる。
9:50 急勾配を少し下ると二ノ池が見え、ほどなく池の畔に着く。下界では見ることのできない景色を写真に納め小休止。
10:05 二の池を半周し、福仙菩薩を通ってガレ場のトラバースルートを落石に注意しながら八丁ダルミへ向かう。
10:30 八丁ダルミ到着。剣ヶ峰に向かう登山者の姿がチラホラ見えた。
10:35 再び王滝頂上に戻り今朝行く予定だった奥の院へ向け出発。ほとんど起伏の無い道を進む。
10:58 奥の院到着 社のすぐ裏手にある地獄谷展望台から高度感タップリの地獄谷を覗き込む。ここからは噴気をあげる地獄谷の上にそびえる剣ヶ峰の雄姿を見ることができる。
11:30 三度王滝頂上に戻り昼食。この頃から剣ヶ峰山頂付近にガスがかかり風も吹き出した。が、日射しがあるのでフリースを着込んでOK。この日もダウンはずっとザックの中だった。と、今回はストーブ携行なので熱い卵スープと食後の熱いコーヒーをいただき至福の時を過ごせた。
12:08 下山開始 登りながら振り返ってみた景色を眺めながらのんびり下山。
13:17 田の原駐車場に無事下山
天候にも恵まれ静かな山歩きができ幸せな一日だった。
めでたしめでたし。
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