妙高山〜火打山



- GPS
- 32:00
- 距離
- 19.7km
- 登り
- 2,077m
- 下り
- 1,866m
コースタイム
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 2:15
- 合計
- 9:15
天候 | 晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
帰路:笹ヶ峰登山口からタクシーで妙高温泉へ。入浴後、妙高高原駅へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
妙高山9合目〜山頂直下の岩場はロープがあり、ステップが切ってあるので注意すれば問題なし。山頂から長助池分岐への下山路は急傾斜で要注意。大倉乗越への最後の急登もロープはあるが気を付けないと滑落の危険あり。火打山から笹ヶ峰への下山路は十二曲り手前あたりから急坂となるので足が疲れているので要注意。十二曲りは問題なし。 |
その他周辺情報 | 登山口の燕温泉には野天の黄金の湯と河原の湯があり、野趣に富んだ白濁湯が楽しめる。妙高高原駅近くの妙高温泉には日帰り入浴できる旅館がある。今回は高橋旅館にお世話になりました。広くてきれいな浴槽はややぬるめでゆっくり入れば疲れが取れる。主人の対応が素晴らしかった。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
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感想
北アルプスから眺めて以前から気になっていた妙高山に登ることが出来た。ヤマレコで皆さんの情報を基に計画を立てた。当初は火打⇒妙高を予定したが、高谷池ヒュッテの予約が取れなかったので、黒沢池ヒュッテに変更した結果、逆コースを行くことにした。前日は燕温泉で野天風呂2か所と宿の風呂を堪能して英気を養った。当日は6時シュパツを期して5時起床、宿の前のベンチで朝食を摂って出発した。歩き始めは舗装された林道、登山道に入ってからも赤倉温泉源泉小屋まで舗装されていた。おそらく登山道の地下に温泉を通しているのではないか。源泉からすぐに称名滝。光明滝に着く。ここから本格的な登山道となる。湯道分岐を過ぎるとしばらくは沢沿いに進む。この辺りで迷ったレコがあったので、注意深くルートを確認しながら進んだ。沢から離れると胸突き八丁の急登となる。40分で天狗堂に到着、小休止して出発。光善寺池、8合目風穴、9合目と進むと岩場となるが、しっかりしたステップが気ってあり、ロープが設置されているので、気を付ければ問題ない。岩場を登り詰めると妙高山。南峰に出る。標高2454mで妙高山の最高点である。周囲にはトウヤクリンドウが沢山咲いていた。蕾もあったのでしばらくは楽しめると思う。南峰から10分で北峰に着く。標高2445.8m、三角点と立派な山頂標識があった。ここで昼食としたかったが、日差しが強烈だったので、直下に日陰を求めてそこで昼食とした。休憩後、下山にかかったが、非常な急坂で木の根や岩を支えにして下る部分が多かった。ミヤマシャジンの群落や、時折、木の間越しに見える火打山や焼山の姿に癒されながら下った。長助池分岐からは外輪山の山腹をトラバースし、最後にロープが設置された急登を登り切ると大倉乗越に着いた。振り返れば妙高山の雄姿と下には長助池の湿原が美しい。小休止の後、黒沢池ヒュッテに向けて下り、25分で到着した。宿泊手続きをしたが、噂どおり横柄な態度で親切心はかけらも感じられない応対であった。取りあえずビールを飲んだが、あまり冷えておらず美味しくない。同行者は味がおかしいと言い出す始末。350ml缶2本飲んで止めてしまったが、寝る前に少し気分が悪くなったのはビールのせいではないか?初めての経験である。夕食も粗末なもので、人手がないから仕方ないだろうし、ゆっくり寝れるだけでもありがたいと思うべきなのだろう。建物は8角形で2階の中央に円形の広間があって、それを囲むように放射状に寝床が設えてあった。3階が中央が吹き抜けで、やはり放射状に寝るようになっていた。朝食はナンにブルーベリージャムとツナを挟んで食べるだけでコーヒーは飲み放題。夕食よりはまだましか?朝食後、高谷池ヒュッテを目指して出発、茶臼山へ登る途中から下に黒沢池湿原が、目を上方に転ずれば妙高山が望まれる素晴らしい景色が広がっていた。1時間20分で高谷池に到着、ヒュッテの外にザックを置いて良いか従業員の方に聞いたところ、ヘビが出るので建物の中に置くよう指示された。宿泊客ではないのに親切であった。高谷池ヒュッテにザックを預けてサブザックで火打山へむかった。高谷池はどことなく日本離れした風景であった。池を半周して少し登るとお花畑が広がっており、ハクサンコザクラが大きな群落を作っていた。イワイチョウの群落もあり、花は咲いていたが、もう終盤だった。天狗の庭は高谷池より更に絶景で、火打山を背景にして池塘が点在し、その周りにはワタスゲの群落が広がっていた。火打山が池塘に写り込む「逆さ火打」も観ることが出来た。天狗の庭から尾根伝いに火打山まで登山道が続いていた。1時間30分で火打山に着いたが、期待した北アルプスの眺望は得られなかった。南に妙高山、東に高妻山が望まれただけであった。写真撮影もそこそこに下山にかかり、天狗の庭で再び撮影して高谷池ヒュッテへ。高谷池ヒュッテはこの日から建て替え工事が始まって、ヘリコプターげ頻繁に飛来し、その都度、台風並みの強風が吹き荒れ、休憩どころではないので、10分ほど進んだところで昼食を摂った。その後は黒沢岳山腹の巻き道を通って富士見分岐へ出た。富士見分岐からしばらくはなだらかだが、大きな石がゴロゴロした部分が多かった。次第に傾斜が急になり、十二曲りの九十九折に突入するが、よく整備されていて歩きやすい道であった。黒沢を立派な橋で渉ると見事なブナの原生林の中の緩やかで木道主体の道を行くようになった。樹齢200年くらいの大きなブナも点在していた。黒沢橋から約50分で笹ヶ峰の登山口に下山した。同行者2名は妙高温泉に宿泊予定であり、その旅館で日帰り入浴もできるので、タクシーで妙高温泉に向かった。タクシーは黒沢橋付近で予約した。(ドコモは繋がった。)タクシー料金は5600円。妙高温泉の高橋旅館で入浴させて頂き、食堂でビールを飲んで、慌ただしく妙高高原駅へ向かったのであった。(笹ヶ峰発16時にバスがあるが、妙高高原駅着が16時50分で、電車は妙高高原発17時07分なので入浴する時間が無いので、タクシーとしたので、さっぱりした体で帰ることが出来た。)
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