記録ID: 1584677
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ハイキング
十和田湖・八甲田
八甲田山 * 青森山水記（その壱） *
2018年09月14日(金) [日帰り]
青森県
ピアソラ
その他1人
体力度
2
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 05:34
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 711m
- 下り
- 699m
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日帰り
- 山行
- 4:36
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 5:32
距離 9.0km
登り 711m
下り 712m
15:50
酸ヶ湯温泉
○ CT（標準） ： 04時間35分
○ CT（実績） ： 04時間35分 （休憩含まず）
○ CT（実績） ： 04時間35分 （休憩含まず）
| 天候 | ○ 天気 ： 晴れ 時々 曇り。 ○ 風速 ： 弱め（稜線上で5m/s程度）。 ○ 気温 ： やや暑め（麓で22℃程度）。 ○ 視程 ： 短め。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス 自家用車
・つくばエクスプレス／20:30 つくば - 21:15 秋葉原 ・JR京浜東北線／21:29 秋葉原 - 21:33 東京 ・JRバス東北 ラ・フォーレ号／22:30 東京駅八重洲南口BS - 08:05 青森駅BT ・レンタカー／09:00 日本レンタカー青森駅前営業所 - 10:00 酸ヶ湯温泉旅館 ○ 復路 ※下山口にある酸ヶ湯温泉旅館に宿泊しました。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
○ 一部、火山性ガス（硫化水素）が発生している場所があるので、 風の無い日はその場所に停滞しないよう注意が必要です。 ○ その他、特に危険個所はありません。 |
| その他周辺情報 | (1) トイレ �� 酸ヶ湯温泉駐車場 �� 仙人岱避難小屋（今回のコースから180mほど逸れた場所にあり） �� 大岳避難小屋 (2) 登山ポスト 酸ヶ湯温泉旅館の入り口付近にあるとの情報あり（未確認）。 (3) 登山バッチ 酸ヶ湯温泉旅館で買いました。 (4) 温泉施設 憧れの「酸ヶ湯温泉旅館」に宿泊しました。ここは日帰り温泉もやっています。 硫黄の良い香りのする泉質の強い温泉です（目に入ると染みるくらい）。 名物のヒバ仙人風呂は混浴ですが、一浸の価値はありです！ ちなみに、売店で女性向けの湯浴み（1000円）も売っています。 ※営業時間 ： 7:00〜18:00（女性専用時間：8:00〜9:00） ※料金 ： 600円（混浴のみ又は男女別浴のみ）、1000円（全浴場） ※参考HP ： https://www.sukayu.jp/ |
写真
夜行バスで降り立ったのは上高地、、、ではなくて青森駅でした！その駅からほど近い、パチンコ屋のような品の無いビル（アウガと言うらしい）の地下には、、、
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9/14 8:00
夜行バスで降り立ったのは上高地、、、ではなくて青森駅でした！その駅からほど近い、パチンコ屋のような品の無いビル（アウガと言うらしい）の地下には、、、
なんとなんと、夢のような空間（海鮮市場）が広がってました。誰がこんなところに市場があると想像しましょう。
その一角にあるお店で海鮮丼を頂きました。値段は築地価格でしたが、さすがに美味しかったです。市場だけに早朝から営業しているので、夜行バスで青森を訪れる場合は特におすすめです。
3
9/14 8:07
その一角にあるお店で海鮮丼を頂きました。値段は築地価格でしたが、さすがに美味しかったです。市場だけに早朝から営業しているので、夜行バスで青森を訪れる場合は特におすすめです。
さて、腹ごしらえしたあとで、レンタカーで酸ヶ湯温泉にやってきました（青森駅から1時間程度）。（もう少しで食レポになるところでしたが）今回の登山はここからスタートです。
2
9/14 0:00
さて、腹ごしらえしたあとで、レンタカーで酸ヶ湯温泉にやってきました（青森駅から1時間程度）。（もう少しで食レポになるところでしたが）今回の登山はここからスタートです。
酸ヶ湯温泉の駐車場の隅に人目を惹くナナカマドの木がありました。いつ見てもこの赤い実は空に映えます。
そう、青空っ！予定を変えずに上高地へ行っていたら今頃大変な目にあっていたでしょう。なお、鳥居の奥に見えるのが、八甲田山の主峰の大岳（おおだけ：1585m）です。今回はあそこに登ります。
2
9/14 0:00
そう、青空っ！予定を変えずに上高地へ行っていたら今頃大変な目にあっていたでしょう。なお、鳥居の奥に見えるのが、八甲田山の主峰の大岳（おおだけ：1585m）です。今回はあそこに登ります。
登山口は酸ヶ湯温泉から国道を少し（200mくらい？）進んだ先にあります。
見通しの効かない明るい樹林帯をしばらく進むと、突然目の前が開けました。
何か！？と思ったら、この辺一帯は火山性ガス（硫化水素）が出ているらしく、木が立ち枯れているのです。実際のところガスの匂いはしませんでしたが、（匂いがしないからこそ）長居は禁物です。
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9/14 10:40
何か！？と思ったら、この辺一帯は火山性ガス（硫化水素）が出ているらしく、木が立ち枯れているのです。実際のところガスの匂いはしませんでしたが、（匂いがしないからこそ）長居は禁物です。
初夏に可愛らしい白い花を咲かせるマイズルソウ。夏の終わりには赤い実が成ります。
ところどころ硫黄の匂いがするこの沢沿いを登り、V字の鞍部を目指します。
仙人岱に着きましたっ！正面は小岳（こたけ：1478m）です。
山頂からは四周の大観を望むはずだったのですが、山頂部だけガスがまとわりついてちょっと残念なことに。。。
それでもたまに雲が切れる瞬間を狙ってシャッターを切ります。こちらは、なだらかな山容の田茂萢岳（たもやちだけ：1324m）と三角形の前嶽（まえだけ：1252m）。稜線の左に見える建物はロープウェイの山頂駅でしょうか。
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9/14 13:05
それでもたまに雲が切れる瞬間を狙ってシャッターを切ります。こちらは、なだらかな山容の田茂萢岳（たもやちだけ：1324m）と三角形の前嶽（まえだけ：1252m）。稜線の左に見える建物はロープウェイの山頂駅でしょうか。
山頂の北側には、噴火口のある井戸岳（いどだけ：1537m）とその奥の赤倉岳（あかくらだけ：1541m）が。
さらに東側には、（左から）雛岳（ひなだけ：1240m）、高田大岳（たかだおおだけ：1552m）、小岳（こたけ：1478m）が連なります。
1
9/14 13:16
さらに東側には、（左から）雛岳（ひなだけ：1240m）、高田大岳（たかだおおだけ：1552m）、小岳（こたけ：1478m）が連なります。
昼食後、下山の途に就きます。下に見えるのは大岳避難小屋です。
おおおおおっ！避難小屋の汚物（タンク）を回収していました。こんなに間近で見たのは初めてだったので、興奮しました。手際よくあっという間に飛び去って行きました。
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9/14 13:39
おおおおおっ！避難小屋の汚物（タンク）を回収していました。こんなに間近で見たのは初めてだったので、興奮しました。手際よくあっという間に飛び去って行きました。
井戸岳方面も周遊して下山するか迷いましたが、時間が遅いので今回は諦めました。
そうこうしているうちに、さっきのヘリコプターがまた次を回収しに戻ってきました。速っ！
避難小屋から下っていくと、深田久弥が「神の工（たくみ）を尽くした名園」と大絶賛した上毛無岱（かみけなしたい）が広がってました。
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9/14 14:24
避難小屋から下っていくと、深田久弥が「神の工（たくみ）を尽くした名園」と大絶賛した上毛無岱（かみけなしたい）が広がってました。
湿原の真ん中に木のステージがあって、周りを見渡せるようになってます。
草原は既に小麦色の草紅葉に。あと10日もすれば紅葉が見頃を迎える頃でしょう。
天と地が逆さになったようです。右奥のピークは田茂萢岳でしょうか。
樹林帯を30分ほど進むと、酸ヶ湯温泉の駐車場が見えてきました。
装備
| 個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図（地形図）
コンパス
笛
ヘッドランプ
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
カメラ
|
|---|
感想
本当は槍穂縦走の予定でしたが、秋雨前線が停滞して
北アルプス方面の天気予報が芳しくなかったため、
急遽、青森の山水を訪う三日間の旅に変更しました。
この三日間で、かつて深田久弥が「陸奥山水記」の中で紹介した
旅路の一部をトレースすることにし、初日は、酸ヶ湯温泉から
八甲田山の主峰、大岳（おおだけ：1585m）を巡りました。
今回は広大な八甲田山のほんの一部を歩いただけに過ぎませんが、
アオモリトドマツの森、噴気を上げる地獄湯の沢、高層湿原、爆裂火口、
大小様々なピーク群等、その標高の低さからは想像できないほど、
豊かな表情を持つ山で、終始飽くことなく充実した山歩きを楽しめました。
また、下山後は名湯、酸ヶ湯温泉で汗を流しました。
目に入ると染みて痛いほど強い泉質ですが、
既に、あの白濁した湯と硫黄の香りが恋しくてたまりません。
こんなに良い山と良い温泉が近くにある青森県の方々が羨ましいです。
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