記録ID: 1797145
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ハイキング
霊仙・伊吹・藤原
【近江鈴鹿】男鬼山・向山・イワス・比婆之山・高取
2019年04月17日(水) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 09:09
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 903m
- 下り
- 897m
コースタイム
天候 | くもり時々晴れ のち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
※注 意 踏み跡のないルートや危険個所が含まれています。同様に歩く場合は地形図・コンパス・GPSなどでルートファインディングを要します。慣れない方や初心者は熟練者との同伴必須です。 【落合集落〜男鬼集落】 約2キロの車道歩きで危険個所なし。途中沢沿いの道が崩れているので車は通行止めになっている。仏生寺からなら車で男鬼集落まで入る事が可能。 【男鬼集落〜男鬼山】 男鬼集落から分岐まで約1キロ車道を歩き武奈方面へ曲がる。さらに約400m歩いてヘアピンカーブ手前から山道へ。尾根に乗ったら西方向を目指せば男鬼山頂。途中車道を横断する地点あり。 【男鬼山〜向山】 山頂から西方向へ下り林道に出る。さらに西へ進み尾根に乗ったら北方向へ進む。向山手前の鞍部へ出るには、尾根なりに進まず途中から北(左)へ下ること。 【向山〜イワス】 向山から往路を戻り、適当な尾根を南に下って男鬼峠に出ました。倒木が多く道はありません。途中「東」「西」を刻んだ石柱があります。舗装路が男鬼峠までつながっているので、そちらの方が遠回りですが安全確実に歩けます。 男鬼峠からイワスは尾根伝いを登って行く。途中から植林の急斜面に変わり、登り切った所が分岐地点。向かって左が比婆之山で右がイワス。右の尾根の途中から南に外れて下ると堰堤があるので、その上を歩いて少し登った所がイワスの最高点。石灰石の採掘鉱山跡地になっている。 【イワス〜比婆之山】 分岐地点まで戻り、左(東方向)の尾根を行く。途中鉄塔がある展望地あり。比婆之山から広い尾根を北へ500m程下ると比婆神社がある。 【比婆之山〜高取〜落合集落】 比婆之山の端から東へ尾根芯を進む。倒木が多く歩きにくい個所あり。673m独標から先は尾根が広く、下りに使うと進行方向の判断が難しいので注意。 尾根終端近くから急斜面を下れば落合集落ですが、地形図の破線ルートは廃道で踏み跡すらありませんでした。今回歩いた落合集落手前の急斜面のトラバースや下降は滑落の危険を伴うのでお薦めできません。尾根終端にある540mピークから北の尾根を下った方が安全だと思われますが未確認です。 【ヤマビル注意】 この日駐車場に戻って初めて気が付きましたが、スパッツの表と裏にヤマビルが付いていました。この日は比較的気温が高めで、後半雨が降ってきました。おそらく落合集落直前の急斜面の下降で取付いたと思われますが、今畑から霊仙山ルートを含め、このエリアを歩く方は十分ご注意下さい。 |
写真
感想
ご訪問ありがとうございます。
近江鈴鹿マイナーエリアの山々を周回してきました。
当初予定では比婆神社の駐車場まで車で登り、そこから男鬼山・向山・イワス・比婆之山を周回する予定でしたが、落合集落から男鬼へ向かう道が通行止めだった為、歩いて向かう事になりました。(西の仏生寺からなら男鬼まで車で入れるのは知っていましたが…)
ハイキング後、比婆神社から男鬼へ下って同じ車道を帰るのは何だかつまらなく思えたので、それなら!と、男鬼集落の南に連なる尾根を歩いてみる事にしました。
歩いた方が居るのはレコで知っていましたが予習はなし。地形図で見ると落合集落付近の下降が一番の懸念材料です。当初尾根終端から比較的斜度が緩い北側の支尾根を下ろうと思っていましたが、入谷から落合へ続く破線路が描かれていたので、確認を兼ねて歩いてみることにしました。
実際に歩いてみると危惧していたとおり道はなく、滑落しそうな急斜面を恐る恐る下って何とか帰還できました。もし次に歩く機会があったら、この同じルートを下るのは止めておきます。
廃村「落合」と「男鬼:おおり」
今回山歩きの一環で廃村を訪ねることになりました。鈴鹿山脈の近江側にはこうした廃村が多くあります。まずこんな山奥に集落があること自体驚かされますが、残された集落でかつての生活の名残を実際に見たとき、哀れさを感じたのはもちろんですが、この不便な場所で生活を営んでいた人々の強さに尊敬の念を抱いたのも事実です。
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コメント
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こんばんは teppanさん
これまたすご〜くマイナーなところを歩かれましたね。男鬼、最近調べているとできてきた地名でした。こんなところがあるんだと思ったら貴方のレポででした。
怖そうなところです。私には無理。このレポで満足してますよ。
それにしてもよくいろんなんところを知ってますね。廃村めぐりは参考になります。この前、落合の村を通ったので写真が新鮮に感じました。
こんにちはsireotokoさん
男鬼山は西内氏のガイドブックで50名山のひとつ、いつか歩こうと思っていた山です。今回は展望が良いイワスを加えた周回でした。どうせならと、他のピークハントも欲張ったせいで結構な距離になってしまいました
怖いところは落合集落手前の下りのみで、他は全く危険はありません。イワスは特に展望が素晴らしいので、気が向いたら一度登ってみて下さい。
思いましたよ!
テッパン家の皆さん、こんにちは。
これまたsireotokoさんの仰る通り超マイナ〜ですね。
テッパン家らしい山歩きです
写真を拝見する限り、今も人が住んでいるように感じましたが、廃村なんですね。
つい最近まで人がいらっしゃたのかな?
昔は鉱山などで栄えた廃村が近江鈴鹿には多いですね。
男鬼集落は初めて知りました。
廃村には浪漫を感じつつ、かつての人々の営みを思うと、さぞかしご苦労なさったことでしょうと感慨深いです。
そのような人々の暮らしが、今につながっているのですね
それにしても、ヒルうじゃうじゃ天国岳とは難易度マックスです。
奴らの季節が始まってしまったようです
こんにちはtotokさん
近江鈴鹿のマイナー山シリーズ第1弾?です
鈴鹿の滋賀県側にはこうした廃村が多くある様ですが、村との関わりが深かった里山を歩いてみるのも、浪漫を感じられて良いものですね。
比婆之山は山腹に立派な神社があり、二次林の尾根が雰囲気良く、展望の良いイワスとセットで歩くのもお勧めです。奥まっていて麓からでは見ることのできない霊仙山の全貌が間近で見られるのが素晴らしいです。ヒルの出ない秋か冬に歩くのが良さそうですね。
タイツ&スパッツのダニ対策仕様でしたのでヒル被害はありませんでしたが、この時期ならまだ大丈夫だと油断していました。ヒルの巣を歩く時は一層気を引き締めましょう
テッパンさん、こんばんは。
赤本で、へんてこな名前があるなぁ〜と、男鬼山を知りました。
男鬼に少年自然の家があったとは...どんな自然体験するのか...
やっぱりヒルとの格闘??ヒョえーーー
やはり、この界隈にアプローチとなると、テッパンさんの愛車クラス
じゃないと厳しいですよね?冒険心満載のレコ、とても読み甲斐がありました
廃村。なんか、ほかりっ放しで生活感そのままで村を後にされる方が
なんか多い感じですが...再開発まで廃村はずっと時間が止まった
ままなんでしょうかね?
こんにちはkaruさん
”男鬼山” 西内氏のガイドブックでその名を初めて知り、強烈な印象を受けました。
このあたりの山から眺める霊仙山はとにかく雄大で神々しく感じます。
まだ村で生活が営まれていた頃、山仕事で登ったこの付近から、きっと霊仙の雄大な姿を眺めていたに違いありません。歩いていて、ふとそう思いました。
残っていた少年自然の家はログハウス風でした。写真にあるのは、かつて利用した小学生の記念碑みたいなものです。宿泊は空き家になった民家を使ったりした様です。お釣りがくる様なトイレですし、車のアクセスも悪い事から、15年以上前に廃止になったみたいです。
男鬼のアプローチは西の仏生寺からもできます。すれ違いは困難ですが、まず車は来ないので、karuさん家のNEWCar
もう蛭が出ましたか。多賀町博物館が集めた資料では昔、集落近くでは蛭など見なかったらしいです。この辺りも集落から人が居なくなり野生動物(特に鹿)が増えてから蛭も増えたらしいです。もうこれからの季節、塩水を持って歩かねばなりません。出来れば長靴(登山靴では噛まれましたが長靴は塩水を塗りやすく被害に遭っていません)が良いかも。
京都の住人が言うのもなんですが、霊仙ばかり歩かずにこの辺りも歩いてほしいものです。久し振りに嬉しい記録を読ませて頂き有り難うございました。でも熊も棲んでいるらしい山域なので蛭対策だけでなくそちらの注意も必要ですね。
こんにちはyjinさん、コメントありがとうございます。
この季節ならまだ大丈夫だろうと思っていましたら、なんと!ヒル様がスパッツに…
被害はなかったのは幸いでしたが、一体どこで付いたのか分かりません。たぶん落合集落直前の下りのどこかだと思われます。(昨年奥美濃の山でお腹を噛まれました
おっしゃるとおり、長靴は確かに良さそうですね。出ると知っていて突入する機会はなかなかないですが、可能性があるところは検討してみます。
この付近の山はすぐ近くに霊仙の雄大な姿を眺められるのが素晴らしいです。もっと多くの方に歩いていただきたいですね、熊も頭に入れておきます。m(_ _)m
0〜2人ぐらいしか登らんと言う、超が付くマイナーな山を歩いて来たんだ。
まさか、teppanさんご夫婦が来られるなんて、想像もしてませんでした。
男鬼山の”東西石柱”も見つけて来ましたね。アッパレですよ
比婆神社もお参りして、寅が設置した比婆之山の山名板も見つけてくれたんだ。これもアッパレ!!
イワスのボタンブチ
向山(武奈山)は米原市番場の清龍の滝から登ったことがあるけど、ヤマレコ始める前ですね。番場の友人に誘われて登ったんです。写真もなければ当時の記録も残ってないんよ。残念です。
高取山から、あの急斜面を下りて落合へ下山されたんだ
これも立派なもんですよ。
寅がさ高校時代のころ、落合も男鬼も武奈も人は少なかったけど、まだ住んでおられましたね。(今から50年前になるんだ
大周回コース、お疲れ様でした!
こんにちは寅さん
寅さんのレコを穴があくまで見てから行きました
超マイナーな山域ですが、寅さんは毎年イワスに登られてるんですね〜 今年は一足お先に行ってまいりました。比婆之山で寅さんのあの山名板を見つけた時は超嬉しかったです
向山の鉄塔からは米原の街が良く見えました、寅さんのお家も見えていたのかな?
お天気がイマイチだったのがちょっと残念でしたが、寅さんのレコにあったとおり、イワスのボタンブチからの180度展望はサイコーでした
清龍の滝からも登ってみたいです。武奈集落の様子も一度この目で確かめておきたいですね。
teppanさん 今晩は。
めったにお目にかからない山ばかりですね。わずかにイワスに関して、
以前袴腰と同じような採掘の山という事を聞いたような記憶がある程度で
何処にあるのかさえ知らない山ばかりです。
マイナールートを歩いていつも感じる事ですが、山仕事の作業道跡や
巡視路のおかげで、こうしていろんな山やルートを歩くことができる。
それが里に直結した鈴鹿の良さでもあるんでしょうね。
こんばんはonetotaniさん
"里に直結した鈴鹿の良さ"
おっしゃるとおりだと思います。人との関わりが深い里山でありながら、決して野趣を失っていない、それが鈴鹿の良さですね。近江側は特にそうだと思います。
歩くにあたりいろいろ調べていましたら、この山域を城跡を絡めて積極的に情報発信しているグループの存在を知りました。とても興味深く、一層近江鈴鹿が気になってきました。
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